先月「MAKIKYUのページ」では、能勢電鉄5100系の4両編成で活躍する車両に関して取り上げましたが、同系は4両編成以外に専ら山下以北の末端区間で活躍する2両編成も存在、先月MAKIKYUが能勢電鉄に乗車した際はこちらにも乗車機会がありました。
末端区間用の2両編成は単に編成が短いだけでなく、塗装も阪急電車と同一のマルーン一色塗装とは異なる過去に活躍した車両をイメージしたリバイバルカラーになっていますので、短編成ながらもインパクトのある車両となっており、現在2編成が活躍しています。
MAKIKYUが二方向に分岐する山下以北の末端区間に乗車した際は、山下~日生中央間の区間運転列車は4両編成が充当されており、2両編成は1本しか遭遇していませんが、乗車した編成は昭和末期~平成初期にかけて能勢電鉄が採用していたマルーンとクリーム色の2色塗装となっており、阪急電車そのものと言っても過言ではない外観の5100系にこの塗装も結構似合っていると感じたものでした。
この編成は先日取り上げた4両編成車とは異なり、行先表示はLED化されずに字幕のまま残存しており、これに加えてイラスト入りの特徴的なブラインドも4両編成車とは異なるデザインが用いられているのも大きな特徴です。
(5100系4両編成のイラスト入りブラインドも、先日取り上げた画像以外にもう1種類存在しています)
車内に足を踏み入れると、阪急時代と大差ない内装の4両編成とは異なり、木目の化粧板ながらも阪急電車とは色調の異なる装いに改装されているのが特徴で、寒色系内装に改装された3100系(元阪急3000系)程のインパクトはないものの、能勢電鉄の独自色が感じられる車両になっています。
末端区間用の先代車両(1500系)と同様に、車内は過去に活躍していた車両の写真などを展示したギャラリートレインになっており、輸送需要が比較的少ない末端区間用という事もあってか、つり革の半数程度が撤去されているのも大きな特徴となっています。
2両編成のリバイバル塗装編成は基本的には末端区間専用車という事もあり、その気になれば乗れない事はないもののやや乗り難い存在、ただわざわざ末端まで足を運んで乗車する価値のある車両と感じたもので、機会があればもう1本の2両編成にも是非乗車したいと感じたものでした。
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