還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

退院-9/24(金)

2010年12月18日 | 入院(一般病棟~退院)
おはようございます。
術後十日目、入院して17日目です。
ついに?、とうとう?、やっと?、待ちに待った?(言い方はいろいろありますね)
退院の日です。

朝一番恒例の(これも最後)
検温 36.7℃
体重 51.9kg
51.9kgは入院中最低、いや成人してからの最低記録を大幅更新しました(苦笑)
体温も術後最低かな?
それにしても最後まできちんと管理するんですね。

起床は6時、昨夜より文字通り爆睡しました。もっとも看護師さんに起こされたわけですが、もう眠くて眠くて・・・・
(こんなに眠いのも初めて)
身も心もすっかりリラックスしたのでしょうね。
お茶を汲みに行ったデイルームで術前同室のMさんに出会い、ひとしきりおしゃべりしました。
Mさんは明日退院とのことで、お互い順調な快復を祝い合いました。
このMさんは年齢は1つ違い、2人ともまだまだ社会人バリバリでいろいろ話が合いました。
別れ際に退院時にお部屋に伺いますので、と申し上げて部屋に戻りました。
朝食です(これも最後ですね)。

ハニーロール、牛乳、いちごジャム、クリームスープ、オレンジ
でした。おいしかったです、はい。
というより17泊18日の入院期間中、食事に飽きて困ったということは一度もなかったです。
一日三食の合計カロリーは1900キロカロリーらしいのですが、運動などしない割には不足気味ではありました。もっともっと間食しても良かったのかもしれません。

朝の回診で、浅井チームご一同がお越しになり(私にとって最後の教授回診)、
今日退院ですね、おめでとうございます。
ブログに我々のこと、いろいろ書かれるそうだから・・・・
と、チームの先生、看護師さんに披露されました。
うう…、これ逆にプレッシャーだよ(^_^;)

9時過ぎに妻が来ました。着替えて荷物整理して・・・・
(そんなにテキパキとできる訳じゃなくて、ゆっくりした動作です)
会計の担当者を待ちました。
平服でもパジャマよりははるかに重いので大丈夫かなと思いましたが、いけそうです。
11年前の入院時は重くて重くて家に帰るなり、パジャマに着替えてしまったのです。

さて、しばらく待った後会計担当の方から請求書を受け取り、帰宅の最後の準備にかかりました。
荷物って結構増えてるものですね。とても2人の手では持ちきれません。
1階に降りて台車を借り病室まで戻り、荷物を積み込みました。
これでよしっと、あらら・・・・台車いっぱいになりましたよ。
ナースステーション前の個室にいた数日間は毎日、退院される方が台車を押していくのを見ていました。その時はあんなに元気になるのかと、驚きの目で見ていました。
平服に着替えるといったい誰が元入院患者なのかわからないくらいでした。
いいなあ、退院か~~と、羨ましがっていたわけですがこんどは羨ましがられる。
まあ、でも順番ですから。。。

そしてMさんに最後の挨拶をしようと思い部屋を訪れましたが、あいにく不在で挨拶できませんでした。
そのMさんの部屋を出て歩いているとナースステーション前で細羽先生に出会い、退院の挨拶をしました。
「豆パパさんはパーフェクトでした」
「ありがとうございます、お世話になりました」
「おだいじに」
ナースステーションで担当いただいた看護師さんを探してみましたが見当たりません。それでいらっしゃった看護師さん達に挨拶したところ
「ちょっとお待ち下さい、追加になった薬を預かってますので・・・・」
と奥から2袋の薬が。よく見ると、眠剤と痛み止めでした。
使用は必要に応じてとなっています。
台車を押して1階に下り会計に並び、支払いを済ませました。
滋賀医大ではクレジットカードが使えるので大金を持つ必要が無く、助かりました。
会計ではレシート以外にたくさんの書類をいただきました。