還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

術後9日目--9/23(木)

2010年12月13日 | 入院(一般病棟~退院)
今日は秋分の日、祝日です。
そして浅井先生解説によるビデオ見学日です♪
このようなものを見るのに適した言葉はなんなのか?
見学 見て学ぶわけだからこれで良いのではないだろうか。
鑑賞 一般的に芸術作品に触れることを言うのだが心臓の手術はアートだからこれでも良いのではないだろうか。

朝一番の検温 36.8℃ ←36℃台で安定してきました
体重 52.0kg ←もう十分
術後2~3日はむくんでむくんで手も握れないほどでした。
手術翌日の体重は56kgもあり、その時はしわ1つ無くつるつるの手首や手でしたが、水分が抜けてけっこう萎びてきました(笑)
体調はもうすっかり快復して、確かにいつ退院しても大丈夫な感じです。
ここ一両日の快復ぶりは劇的とも言えます。

行動範囲に制限が無くなったので、初めて売店に買い物に行きあんパンとロールケーキとカステーラを買いました。あんパンは大好物なので・・・・♪
記念? のレシート

後にも先にも買い物したのはこの1回だけになりました。

午後2時を過ぎたころ、廊下から浅井先生の声が聞こえます。来はった来はった・・・・
浅井先生は子供好きなのでしょう、同室の患者さんの見舞いに来られたお孫さんの相手をひとしきりなさってました。白衣は着ておられましたが、白衣の下は私服でした。
本当は先生は今日オフなのですね。
私のために時間を取っていただいてありがとうございます。

ビデオはカンファレンスルームにて見せていただきました。
カンファレンスルームはたくさんの液晶モニターや大きなスクリーンが設置されています。
手術後、妻と娘はこのカンファレンスルームで説明を聞いたそうです。

手術映像は大きなスクリーンに投影されることになりました。それに先立ってまず、術前の心エコーの説明がありました。

これがカラードップラーエコーの画像ですが、中央部に薄黄色で横に流れているジェットが見えます。これが僧帽弁の逆流です。薄黄色は激しい逆流を意味しています。
この逆流が心雑音の原因になっているわけです。

次に浅井先生に解説いただきながら僧帽弁形成の様子を見せていただきました。
画像(動画から切り取った静止画)については、記事「手術日--9月14日(火)-3」に掲載しています。

術後の心エコーの画像も映していただきましたが、逆流はもちろん無くなっていました。

一通り見せていただいた後質問の時間になり、いくつかお聞きしました。
そして、入院、手術体験をブログにする時に浅井先生の名前を出すことについて了解を求めました。答えはブログ記事の通りです。
このような体験記ブログは歓迎するし、他に手伝えることがあれば何でも申し出て欲しいと仰ってくださいました。

しかし、こうしてブログ書くために何度もDVDを見ているとその時気がつかなかったことなどがいくつか出て来ます。DVDが入っていた封筒には質問があればいつでも聞いてくださいと手紙が入っていましたが、なかなかメールできずにいます。

最後にYoutubeにアップされている、浅井先生の僧帽弁形成術の動画をご紹介します。
Techniques of mitral valve repair for papillary muscle rupture