還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

退院時に受け取ったもの

2010年12月25日 | 入院(一般病棟~退院)
会計で支払いの時に、以下のものを手渡されました。

領収証
診療費のお知らせ
診療明細書
ヴォーリズ記念病院寺尾先生宛封筒
封筒に入っていたものは次の1~3です。
1.紹介状
2.2枚綴りの手術記録
3.心臓超音波レポート(術後9/17に実施)

退院療養計画書
これは、術後8日目(退院2日前)にいただきました。

ほかに手術前の説明時に受け取ったものは
手術・観血的処置等に関する説明書 ←手術説明書のこと
MRI検査報告書
CT検査報告書
心臓超音波レポート(術前9/10に実施)

以上です。

寺尾先生宛封筒に何が入っているのか興味津々でしたが、見るわけにはいきませんよね。
一週間ほど後にヴォーリズ記念病院に診察に行ったときに、コピーをいただきました。
診療明細書は10枚綴りで
区分、項目名、点数、回数が事細かく記入されています。
これをじっくり読めば、自分に対しどんな手術や処置、投薬、検査が加えられたかよくわかります。
手術中などは、ものすごい薬漬けです、はい。
しかし、安全に手術を行うためにはこれだけのことが必要なのか、と納得。
生食(生理食塩水のこと)だけでも4リットル使われています。これにいろいろ薬を入れて点滴するわけです。なるほど、体重が増えるはずですね。

手術前後の心臓超音波レポートの結果を比較すれば、何がどのようにどう改善したかよくわかります。専門用語、略語(イニシャル)満載ですが、ネットを駆使すれば次第に意味が理解できるようになります。
手術説明書には病名、合併症があればその病名、手術を選択する理由
その他の治療法と手術をしなかった場合の結果
手術の具体的方法
手術により起こりうる合併症とその頻度・危険性および緊急時の処置について
当診療科における成績
その他
このような内容で極めて具体的に書かれています。

手術説明については基本的に家族同伴です。同意を得るためももちろんですが、同じかそれ以上に手術に対する不安を取り除くために医師は説明をしてくれるのだと考えています。ですから疑問があれば先にメモ用紙などにまとめておき、その時に質問をするのがよいと思います。あれ聞こう、これ質問しようと思っているだけでは、説明を聞いているうちにどっかに飛んでいったり、雰囲気に飲まれてしまうってことも無いとは言えませんから。

もっともそこに到るまでに、最良と思える病院探しがすごく重要なことですよね。
幸い弁膜症は急激に悪化することはほとんど無い病気なので、じっくり腰据えて良い病院に出会っていただきたいと思います。

なお、手術を撮影したDVDは退院一週間後に郵送されてきました。
妻も興味津々で、届いた日の夕食後にはもう見てしまいました。
長女も帰省したときに見ましたが、10月半ばに退職して家に転がり込んできた二女は見たくないとのことで、見向きもしません。

さて、退院&帰宅したので、このカテゴリーの記事はこれで終わります。
次からは、「退院後の生活」編ですが、今まで日々起こったことを書き散らかしてきたので全然まとまっていないのですね。
それで、「退院後の生活」は少し後にして「各ステージでのまとめ」をしたいと思います。