還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

しばらくは3世代の生活

2012年06月23日 | 日記
孫が誕生して12日目。
生まれた時より大きくなったような~?
身長も伸びたような気がするし、ずっしりと重さを感じるし、なにより泣き声が大きくなりました。
下の写真は生まれて30分後です。もっと経っていたように思っていましたが、そうではなかった・・・・

生まれたばかりの新生児って真っ赤なんです。赤ちゃんと呼ばれる所以ですね。
胎盤でのガス交換の効率は肺より悪いためそのままでは胎児は酸素不足になります。その酸素不足を補うため胎児は赤血球を増やしてそれに対応しているそうで、つまり生まれてくると、血の気が多い…のではなくてずばり血が多すぎる状態です。血が多いので赤く見える→赤ちゃんと言われるようになった・・・・
また狭い産道を捻りながら通ってくるので頭がいびつ、左右対称ではありません。
頭が上下に延びることは知っていましたが、こんなにいびつになるとはね。
翌日にはきれいな形に戻っていましたのでやれやれ・・・・
耳たぶもくっついています。

多すぎる血はどうなるのでしょうか?
このままでは酸素過多になります。
この余った赤血球は脾臓で破壊されるので、新生児黄疸が出ます。下の写真は生後2日めです。
確かに黄色い、でも実際はこれほどは黄色くなかったように思います。


生まれてから一度体重は減るんですよ。200g以上軽くなりましたが、退院までにほぼ回復。
これは今日(生後12日目)撮った沐浴、娘に背中を洗ってもらっています。慣れてきたのか、泣かなくなりました。


胎児が外界に出た瞬間、オギャーと泣いて呼吸が始まりますよね。それまで潰れていた肺が空気を取り入れ膨らんで、そして心臓の左右の心房をバイパスする卵円孔が閉じ、血液の肺循環が始まります。肺動脈と大動脈をつなぐ動脈管も閉じて、一人前の循環系が完成します。小さい体でそんなことをやっているのかと思うと、生命の不思議、凄さを感じます。