還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

心臓弁膜症の新聞記事

2012年11月07日 | 日記
11月6日付け朝刊に心臓弁膜症の記事が掲載されました。
狭心症や心筋梗塞など治療に緊急を要する心疾患は新聞やテレビでよく取り上げられますが、弁膜症の記事を新聞で読むのは珍しいです。ここまで大きく紙面を割いた記事は初めて見ました。

弁置換(機械弁、生体弁)、弁形成の治療法の解説に加え、最近始まった大動脈弁におけるカテーテル治療の解説もありました。
経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)という、大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療についてはあまり知らなかったので興味深かったです。この治療法はまだ保険の対象にはなってなくて一部医療機関において先進医療として実施されているようです。

また手術の件数が2000年には1万件だったのが、2010年には1万9千件に急増していると書かれていて、これには驚きました。

記事の導入部に
滋賀県に住む会社員男性(60)とあって、精密検査から手術、退院を経て社会復帰までの経過が書かれているのですが、この会社員とは私のことです。
9月の終わりに新聞社からブログメッセージを通じて取材申込があり、日時や場所を調整した結果10月中旬の終業後、駅のカフェで1時間あまり取材を受けました。

記者さんは東京からお越しになっていたので、東京版にしか載らない?
もしそうなら掲載された記事を送ってもらわねばと・・・・お聞きしたところ、記事は北海道から九州まで全国に一斉に載りますとのこと、後日11月6日の朝刊に載せると連絡いただきました。

取材中、こんな話を聞きました。
心臓手術で最も多いのは冠動脈バイパス手術だが、件数としては減る傾向にある。
ステント留置術の適用が増えてきているのがその理由だそうです。
ところが弁膜症手術は最近急増しているので、バイパス手術の件数との差があまりなくなってきているそうです。