還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

10年後心房細動予測スコア

2018年03月16日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
国立循環器病研究センターHPに、「地域住民を対象とした10年後心房細動予測スコアの開発」という記事があります。

つまり、今から10年後の心房細動予測確率がわかるという・・ことですが、今後10年間に心房細動になる確率と言うことなのでしょう。。

これによると下記要因毎にスコアが割り振られていて、該当するポイントを加算し、その合計ポイントから、心房細動リスクがいくらかがわかるようになっています。

年齢  30~49歳     0点(男性)    -5点(女性)
    50~59歳     3点(男性)     0点(女性)
    60~69歳     7点(男性)     5点(女性)
    70~79歳     9点(男性)     9点(女性)

循環器リスク
 収縮期高血圧が140mmHg以上  2点
 BMIが25以上         2点
 心房細動以外の不整脈     4点
 虚血性心疾患         2点

生活習慣・血清脂質
 過剰飲酒:1日2合以上     2点
 現在喫煙           1点
 Non-HDL(130-189mg/dL)    -1点
心雑音または弁膜症       8点(30~49歳)
                6点(50~59歳)
                2点(60~69歳)
                0点(70~79歳)

各ポイントの合計がリスクスコアです。

そのリスクスコアと10年後の心房細動発症予測確率は以下の通り。
リスクスコア    0  1-2  3  4  5-7  8-9
発症予測確率(%)   0.8  1   2  3  4   7

リスクスコア   10-11  12  13  14-15  16以上
発症予測確率(%)  9   12  16   20   27

リスクスコアが13以上(確率16%)で「要注意」のようです。

ですが・・・年齢については、現在年齢なのか、10年後の年齢で見るのか、よくわかりません。

Non-HDLとはHDL以外のコレステロールのことで、総コレステロールからHDLを引いた値です。