還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

術後4日目--9/18(土)-2

2010年11月25日 | 入院(一般病棟~退院)
夕食の時間です。点滴などすべて取れたので、ごはんの写真を撮ってみました。

今日のメニューは
豚肉キャベツ味噌炒め
酢醤油和え
すまし汁

この夕食も完食、術後初めて三食平らげられました♪
食べられるようになったらなったで、昨日までどうして食べられなかったのか不思議です。
それだけ回復してきたってことですよね。しかも三食しっかりお腹に入るわけですから、栄養が全身に回りますので、さらに回復に拍車がかかります。まさに正のスパイラルと言えます。
結局入院中全期間にわたって「病人食」というものには出会いませんでした。
まあ、うれしいことではありますがちょっと意外でした。
お粥ぐらいは出るのかなと、思ってたんですけどね。心臓血管外科のHPにはそう書いてあったんですが・・・・
多少トラブった(気胸と咳)せいで術後の睡眠はかなり不足しているのですが、それでも回復していくものなのですね。自分の体ながらとても有り難い。まだまだ若いのでしょうか。
確かに心臓血管外科病棟の患者さんは大半私より年長です。

夕食後に出た薬は有名な? ワーファリンとアーチスト錠でした。
その後まもなく細羽先生がお越しになり、炎症反応の収まりが遅いので抗生剤の点滴をすることになったという説明がありました。
これが点滴薬です。

裏側に貼られたシールにはバンコマイシンと書かれています。
これを朝夕各1回を全5回処方されることになりました。
なんと、バンコマイシンなんですね。一時は最強の抗生物質と謳われたバンコマイシンです。
これが効かなければ、効く抗生物質はないかもしれない・・・・
でも、熱は下がる傾向が見えたので心配はしていませんでした。

そして点滴が終われば、

このように保護されます。点滴が終了すると留置針に血液が逆流して固まるのを防止するため、抗凝固剤のヘパリンを注入して継続して針が使えるようにします。
なるほどねぇ~~

点滴終了後、輸液ポンプのふたが開いたまま看護師さんが引き揚げたので、ポンプをいろいろ眺めてみました。どんなメカニズムで送液しているのか興味があったので探ろうとしましたが、よくわかりませんでした。点滴が終わると液切れでエラーとなり、エラー信号を無線でナースステーションに飛ばしています。ピコピコ鳴ったらすぐ飛んできてくれます。

昨夜は横隔膜が暴れて? 咳が出て眠れませんでした。二晩続けて同じことの繰り返しはごめんなので、どうすれば眠れるか試行錯誤しました。その結果右側を向けば、横隔膜が比較的大人しくなることがわかりました。しかし、胸骨に左右非対称の力を加えてずれたりしないかという心配がありましたが、とにかくゆっくり横を向いて体を休ませれば大丈夫かな。
そしてゆっくりと深呼吸を繰り返せば、没有問題(中国語でノープロブレム)です。
この作戦は成功し、比較的よく眠れました。


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