数年前に出版した共著の教科書の第5刷の印税が、先日振り込まれた。僕自身は教科書に採用していないので申し訳ないのだが、ちょっとした小遣いをもらった気分である。
振り込まれた金額は1万7800円だった。1万7800円というと1780円の10倍である。
・・・ということで、1冊1790円の“国産名車コレクション”(アシェット・コレクションズ・ジャパン刊)を10冊買うことにした。
にわか“ミニカー・マニア”としては、ひとまず数を稼がなければならない。前にも書いたわが家の歴代マイカーと、懐かしいクルマ、ほしかったクルマを、サイズだの出来の良し悪しだのにかかわらず、並べてみたい。
ということで、ネットで知った“国産名車コレクション”という、隔週刊で毎号昭和の懐かしのクルマのミニカーが1台ついている雑誌のバックナンバーから、気に入ったミニカーの号を買うことにした。
確かに、こんな雑誌(というより箱に入ったミニカー)は、書店の店頭でみた記憶がある。しかし、つい最近までミニカーなんてものにまったく興味がなかったので、買おうなどと考えもしなかった。
どうやら“三丁目の夕日”あたりから昭和のクルマがブームだったらしく、創刊号は何と“スバル360”である。
マツダ360クーペだの、ホンダN360だの、いすずベレルだのといった懐かしいのがたくさんあったらしい。これはというのはほとんど版元品切れのようである。
惜しいことをした。
近所の書店で辛うじて残っていたバックナンバーから“ホンダ・シティ”を買ってきた。
1981年に生まれた長男がまだ赤ん坊の頃、これにするかスバル・レックスコンビにするかで迷った挙句、結局スバル・レックスにしたので、買わなかったクルマである。
当時、テレビで“ホンダ! ホンダ! ホンダ! ♪ ”という威勢のよいテーマソングとともに、オレンジ色のシティの周りを若者が踊り歩くCMが頻繁に流れていた。
* 写真は、“国産名車コレクション vol.63”についていたホンダ・シティのミニカー。
できればオレンジ色にしてほしかったのだが…。