豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

“フィラデルフィア物語”

2009年09月03日 | 映画

 合宿2日目の8月31日(月)、夜。

 ゼミの学生たちは、ひそかに(といっても半公然と)飲み会をやっている。
 ぼくは、学生たちの酒の飲み方と騒ぎ方が嫌いなので、付き合わない。

 夕食後、9時過ぎに部屋に戻って、入浴後は、DVDを見る。

 持ってきたのは、ケーリー・グラント他“フィラデルフィア物語”、サム・ペキンパー監督“荒野のガンマン”、ヘンリー・フォンダ“牛泥棒”の3本。
 西部劇を見る気分にならなかったので、“フィラデルフィア物語”を見ることにした。

 解説の水野晴郎が「ソフィスティケイテッド・コメディ」と言うので、“ティファニーで朝食を”のようなお洒落なストーリーを期待していたのだが、見事に裏切られた。

 キャサリン・ヘップバーンをめぐって、ケーリー・グラントとジェームス・スチュアートが競い合うのだが、キャサリン・ヘップバーンにまったく魅力がないのである。

 エラの出た頬、きつい目つき、骨ばった体つき。性格も悪い。
 こんな女と離婚しておきながら、ヨリを戻そうというケーリー・グラントの気も知れなければ、こんな女に恋をするジェームス・スチュアートの気も知れない。
 台詞もあまり洒落ていない。
 30分で嫌になり、1時間でやめて寝ることにした。

 程よい“ナイト・キャップ”になったらしく、朝7時55分まで爆睡してしまった。
 朝食は8時から。
 常々、学生たちに「何時まで飲もうと勝手だが、朝食の時間にはちゃんと顔を出せ!」と言っている手前、自分が遅刻するわけにはいかない。
 きわどいところで間に合った。

 * 写真は、“フィラデルフィア物語”(1940年)、“水野晴郎のDVDで観る世界名作映画”(Keep)のケースカバー。

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