3月27日夜、シェフィールドからロンドン、セント・パンクラス(St.Pancras)駅(=キングス・クロス駅)に到着。
タクシーでカートライト・ガーデン(Cartwright Gardens)のユーロ・ホテル(EURO HOTEL)に。
申し訳ないくらいに、駅のすぐ近くだった。
フロントは東欧系の女性だけ。雇われ支配人のような人であることが後で分かった。
夜のダインニング・ルームにうっすらと明かりが落としてあった。
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部屋は半地下。イギリスの階数の数え方では何というのだろうか。
女房はやや不満そうだったが、ぼくはイギリスらしくて気にいった。朝になると、通りを歩く旅行客や通勤の人を見上げることができる。
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道路側から見ると下の写真のような感じになる。宿泊客がいることに配慮してか、「ペンキ 塗りたて」の紙が貼ってあった。本当は「塗りたて」ではなかったが。
イギリスの映画やテレビで、こんな部屋が出てくるたびに思い出すだろう。
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ベッド・ルームは、ダブル・ベッド、シングル・ベッド、スペア・ベッドが1つづつ。
マットレスの硬さも程よく、枕も1ベッドに2つづつ(ダブルベッドには4つも!)用意してある。
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部屋の隅にはデスクと、壁掛けテレビがある。
この頃のイギリスの気温は、BBCの天気予報では以下の通り。暖かくてダウン・ジャケットが邪魔になった。
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バス・ルームはこんな感じ。
バスタブはなく、シャワーだけだが、シャワー室から水が外に溢れることもなく、トイレの水もちゃんと流れた。
部屋の近くの階段の脇に共用(職員用?)トイレもあり、こっちもきれいに使える。
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翌朝。3月28日。
前夜到着したときは明かりを落としてあったダイニング・ルームで朝食。
イギリス式朝食は何の変哲もないが、悪くはない。とくにヨーロッパからの旅行客が多いので、それなりの物がそろっていた。
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卵の種類だけ伝えたら、卵料理しか持ってこなかった。“Full Set”と言わないと、焼きトマト、ソーセージ、ベーコン、豆などはついてこない。
アジア人だから差別されたのではなく、別の日に隣席のフランス人家族も同じ目に会っていた。卵料理しか食べない人もいるのだろう。
ダイニング・ルームの窓の眺め。
向かいの小さな公園が見える。毎朝、この公園の木でウグイスが鳴いていた。イギリス人には、あの「ホウホケキョ(法法華経)」は何と聞こえるのだろう。
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ユーロ・ホテルは3つ星。
宿泊料金は1泊朝食つきで、1人約1万円。お手ごろで、しかも駅に近いにもかかわらず、辺りは静かで落ち着いており、お勧めできる。
イギリスでは、ホテルのチップは不要と書いてある案内書もあるが、ベッド・メーキングに2ポンド(400円弱)を置いておいた。受け取っていた。
エディンバラのジュリーズ・インでは置いておいたが、手をつけてなかった。
下の2枚の写真は、3月27日に到着した、セント・パンクラス駅の構内。
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2014/5/2 記