佐賀の旅3日目(4月20日)のつづき。
わが嬉野市吉田に別れを告げて、13時16分上皿屋発の祐徳バスで鹿島に向かう。
出発時間は吉田焼窯元会館の受付嬢が教えてくれたので、時間まで窯元会館で過ごさせてもらった。
吉田の目抜き通りのバス停を出発すると、バスの車窓からは山間の緑の中に、時おり吉田の集落が現われては去って行った。30分くらい乗っただろうか、次第に街の風景になり、JR長崎線の肥前鹿島駅前バスターミナルに到着。
ここで同じ祐徳バスの祐徳神社行きに乗り換えて、祐徳稲荷神社に向かう。15分くらいだったかで到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/2c/7a23da9895a484ed81387314a30ea2f4.jpg)
参道の手前のバス駐車場で下車。運転手さんが、この道をまっすぐ進むと7、8分で参道です、と教えてくれた。
バス停に近い参道沿いの土産物店はほとんどシャッターが下りている。平日のせいか、コロナの影響だろうか。
この日も、日ざしが暑いくらいに感じられる晴天だった。今回の佐賀の旅は本当に天候に恵まれた。
山門をくぐると、ほどなく右手の小高い山の中腹に、旅のガイド本で見慣れた神社の赤く塗られた本殿が見える。ぼくは左足首に古傷を抱えているので、家内だけが上ってくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/4c/6f53be3559b733c492b18a2b61708b74.jpg)
またしても、「仁和寺の法師」である。「仁和寺の法師、年よるまで石清水を拝まざりければ、物憂く覚えて、ある時思い立ちて徒歩(かち)より詣でけり。かくてもあられけるよと・・・」法師は、他の人たちはなぜ山を登って行ったのだろうと訝しく思いつつも登らずに帰っきた、「すべてのことに先達はあらまほしきものなり」というのは(うろ覚え)、「徒然草」だったか。
しかし、下から眺めるだけでも、周囲の木々の緑がきれいで、初夏の空気を堪能した。
帰り道の参道右手の駐車場の向うには、彩り鮮やかなつつじが咲きほこっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/25/bac66b3ef99e37f52294352b13b91ff4.jpg)
帰りは、いったんJR肥前鹿島駅に戻って長崎本線の佐賀行きに乗り換えるか、ここで1時間以上待って(鹿島経由で)直接佐賀駅バスターミナルまで行く14時08分発の祐徳バスにするか迷ったが、直通のバスを選んだ。
バスは、ほぼ長崎本線と並行して走るので、車窓の風景はどちらも同じ。田園地帯のなかを走るが、その向こうには有明湾があるのだろう。途中で、長崎本線江北駅の踏切を渡った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/8f/2ad1afdfe1096196e30fa2e886d8d7f2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/d4/ab979e73a9b5483c5d0f4cb80e394209.jpg)
所要時間はバスは1時間30分以上かかったので、電車に乗り換えたほうがが早かったかも。料金はバスは1000円(鉄道は不詳)。1時間ほど走ったあたりから料金は1000円のままだった。政策運賃なのだろう。
4時前にようやく佐賀駅に到着。さすが県庁所在地で、にぎやかな町並みである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/48/cd66e1191fa334d5803a98297cb06c02.jpg)
きょうのホテルは朝食のみなので、食べ物、飲み物を買い込んでからチェックイン。予約しておいたのは駅前のコンフォートホテル佐賀、2人利用で1万円を切る宿泊代だったが、きれいな部屋で、無料サービスの朝食も美味しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/54/632e403244b920a434eb571e2ae36d0f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/eb/945d4348ef12cd2730e167674b097e8b.jpg)
明日は、いよいよ佐賀の旅の最終日。佐賀市内を廻って、夕方には佐賀空港から東京に戻る予定。
2023年4月25日 記