豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

「民法(家族法)改正のポイントⅠ」

2025年01月31日 | 本と雑誌
 
 大村敦志・窪田充見編「「民法(家族法)改正のポイントⅠーー2018~2022年民法改正編」(有斐閣、2024年)を読んだ。 
 今年最初にして、しかも久しぶりの法律の専門書である。専門領域だからきちんと応対しなければならないのだが、ひとまず読んだことだけ書き込んでおく。

 本書は、近年の家族法領域における民法改正について解説する本であり、分担執筆の各筆者は基本的に今次の立法の経過と、改正内容の客観的な紹介が中心である。
 近時の改正のうちとくに関心のある実親子法および生殖医療関連法の箇所を中心に読んだ。ぼくは今次の実親子法改正の基本方向や改正の具体的な内容に賛同できない部分が少なくないので、本書の記述にも納得できない部分がある。
 ーーと書き始めてはみたが、やはり論文を書くべきだろう。
 
 以下では誤植(ではないかと思われる)箇所を指摘しておく。
 はしがきⅸページ、9行目 「法性」⇒「法制」(これは誤植)
 本文119ページ、6行目 「子C」⇒「C」(だろう)
  〃149ページ、下から9行目 「子と認知した者」⇒「子を認知した者」(ではないか)
  〃188ページ、6行目 「出産した子により生まれた子」⇒「出産した子」または「出産により生まれた子」(だろう。そうでないと意味不明だが)
 ※なぜか9行目と6行目が多い。96(苦労)が多い?

 2025年1月22日 記