歌舞伎座の七月大歌舞伎、昼の部 ”義経千本桜”をワイフと一緒に観てきました。我々は歌舞伎鑑賞初心者クラスですが、そんな我々でもとても面白く観ることができました。”鳥居前””吉野山””川連法眼館”の三幕で、いずれもそれぞれの味わいがありますが、とくに三幕目が面白かったです。
源九郎狐演じる海老蔵の演技がすばらしいです。二幕までは義経の家来、佐藤忠信を演じていたのですが、実はこれは狐が化けていた姿だったのです。静御前(二、三幕は玉三郎、一幕は春猿)のもつ”初音”という名の鼓の皮が、自分の親狐の皮であり、初音が打ち鳴らされると、亡き親を慕って現われるのです。第三幕でその正体がばれ、白狐の姿の海老蔵の一挙手一投足が狐らしく(笑)、見事なのです。飛んだりはねたりの運動能力にも感心しましたし、狐から忠信、またその逆の早変わりにも驚きました。
そして、何よりも、ラストシーンの宙づり演技には堪能しました。花道横の席でしたので、ちょうど真上の海老蔵を観る恰好で最高でした。親を思う子狐の恩愛の深さに心を打たれた義経が、その鼓を子狐に与えたのですが、その鼓を抱え、喜びながら、古巣に戻るシーンなのです。花道(の上)から消え去ると、桜の花びらがたくさん舞い散ってきて(だいぶ拾いました;汗)、幕となります。
まだまだ、たくさん書きたいことがあるのですが、一部紹介にとどめます。そうそう、二幕目の背景、吉野の桜はすばらしかったです。そしてラストシーン、桜を背景に佇む美男美女、海老蔵と玉三郎は息を飲むうつくしさでした。それに、ボクが前回、目をつけた(汗)春猿のうつくしさもさらに磨きがかかっていました。
ますます歌舞伎が好きになりそうです。
。。。。。
花道の横の席
。。。
この春、吉野の桜をみてきました。義経千本桜に関連したところ。
義経隠れ塔:ここに身をかくしていた。
一目千本桜:二幕の背景
佐藤忠信花矢倉からみた吉野の桜:花矢倉は忠信が義経の身代わりとなり僧兵を追い払った古戦場。
。。。
源九郎狐、実は北海道旅行の途中で撮ったキタキツネ
源九郎狐演じる海老蔵の演技がすばらしいです。二幕までは義経の家来、佐藤忠信を演じていたのですが、実はこれは狐が化けていた姿だったのです。静御前(二、三幕は玉三郎、一幕は春猿)のもつ”初音”という名の鼓の皮が、自分の親狐の皮であり、初音が打ち鳴らされると、亡き親を慕って現われるのです。第三幕でその正体がばれ、白狐の姿の海老蔵の一挙手一投足が狐らしく(笑)、見事なのです。飛んだりはねたりの運動能力にも感心しましたし、狐から忠信、またその逆の早変わりにも驚きました。
そして、何よりも、ラストシーンの宙づり演技には堪能しました。花道横の席でしたので、ちょうど真上の海老蔵を観る恰好で最高でした。親を思う子狐の恩愛の深さに心を打たれた義経が、その鼓を子狐に与えたのですが、その鼓を抱え、喜びながら、古巣に戻るシーンなのです。花道(の上)から消え去ると、桜の花びらがたくさん舞い散ってきて(だいぶ拾いました;汗)、幕となります。
まだまだ、たくさん書きたいことがあるのですが、一部紹介にとどめます。そうそう、二幕目の背景、吉野の桜はすばらしかったです。そしてラストシーン、桜を背景に佇む美男美女、海老蔵と玉三郎は息を飲むうつくしさでした。それに、ボクが前回、目をつけた(汗)春猿のうつくしさもさらに磨きがかかっていました。
ますます歌舞伎が好きになりそうです。
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花道の横の席
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この春、吉野の桜をみてきました。義経千本桜に関連したところ。
義経隠れ塔:ここに身をかくしていた。
一目千本桜:二幕の背景
佐藤忠信花矢倉からみた吉野の桜:花矢倉は忠信が義経の身代わりとなり僧兵を追い払った古戦場。
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源九郎狐、実は北海道旅行の途中で撮ったキタキツネ