気ままに

大船での気ままな生活日誌

朝の上野公園 蓮の花と・・・

2008-07-27 10:32:54 | Weblog
先日、大船フラワーセンターの見事な蓮の花をみてから、どうしても不忍池の蓮の花が観たくなりました。で、昨日の土曜日、7時前に家を出ました。朝の上野公園なんて、考えてみれば生まれてはじめてかもしれません(笑)。いつも混み合っている姿しか印象にないこの公園も、到着した8時頃では、閑散としていて、散歩人と自由人(笑)ぐらいしか見当たりませんでした。

上野の森美術館辺りを歩いているとき、ふと、千羽鶴が飾られた親子像に目がとまりました。近づいてみると、その石碑には、”時忘れじの塔”と刻まれていました。塔の最上部にはシチズンの時計がありましたので、その会社の記念碑かなと思って裏の由来記をみて、あっと思いました、その碑だったのかと。

初代の林屋三平さんの奥さん、海老名香葉子さんがつくられた、大正12年の関東大震災と昭和20年の東京大空襲の悲しい歴史を忘れないようにという碑だったのです。以前、テレビで紹介されていたことを思い出しました。香葉子さん一家はこの辺りに住んでいて、子供だった彼女だけは、大空襲のときは疎開していて助かりましたが、ご両親はじめ家族の方々は亡くなられてしまいました。香葉子さんの、そんな悲しい思い出が、ぼけっとして上野公園を歩いている(ボクのような;汗)人たちに警鐘をならすため、この碑をつくらせたのです。

今頃気づいて、ドーモスイマセン(と頭をかく)、ヨシコサーンじゃない香葉子さあーん。本当に三平さんは面白かったですね。”こうやったら笑って下さいね”(おでこにゲンコツをかざす)”本当に身体だけは大事にして下さいね””もう大変なんすから”



そして、不忍池へ。7月初め、東博の”フランスが夢見た日本”を観にきたときには、蕾のひとつもなかったのに、この日は、この広い不忍池のあちこちに、うるわしいピンク色の蓮の花が咲いているではありませんか。不忍池の蓮の花、こんなにたくさん咲いている光景を観るのは生まれてはじめてかもしれません。桜でいえば、吉野山の桜でしょうね。一目千本、スケールの大きさはさすがです。来て良かった。早起きは三文の得どす。

。。。。。

弁天堂方面のカメラを向ける。写真では蓮の花は少ないようにみえるが、葉にかくれて咲いているもの多い。弁天堂近くの蓮池の方がよりたくさん咲いていた。

”カメラマン”がパチリ。

仲良く4輪。


蓮花3態。人間でいえば。上から、娘盛り、女盛り、おばたりあん(ドーモスイマセン、もう大変なんすから)







そして、ボクはとても満足して、9時半開場の、”巨匠対決”の東博に向かったのでした。

連日、すごい暑さですね、”本当にもう、身体だけは大事にして下さいね”。
コメント
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