おはようございます。
鎌倉のつつじといえば、大町の安養院と笛田の仏行寺だろうか。安養院の大紫つつじはいつも遅いので、まず、仏行寺を訪ねた。ちょっと不便なところなので、なんと7年振りの訪問だった。モノレールの湘南深沢駅から20分ほど歩いて辿り着く。
笛田山仏行寺。”かまくら子ども風土記”によれば、梶原景時の長男、源太景季(宇治川の先陣争いで有名)が鎌倉を追われ、駿河で戦死したとき、妻の信夫が、この山で自害した。その後、毎夜のように、信夫の悲しみの泣き声がきこえてくるので、村人が霊を慰めるために、この寺を建てたという。山上には景季の片腕が埋められていると伝えられる、源太塚がある。
本堂の裏に庭園があり、裏山斜面にたくさんのつつじが植えられている。では、庭園に廻りましょう。
庭園のつつじ。上の方のつつじはまずまずの見頃。左斜面の大紫は咲き始め。手前はまだ咲いていないのか緑も多い。
それでは、山に登ってみましょう。登山口のやまつつじは見頃。
上から眺める庭園。
さらに上の山の大紫が見頃になると素晴らしい。でも、その頃は下のつつじが見頃過ぎ。
牡丹まで楽しませてもらった。
七年振りに訪ねた甲斐があった。すばらしいつつじ山でした。平家物語の宇治川の先陣争いを思い出したりもして。
歌川貞秀 宇治川先陣争図
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!