気ままに

大船での気ままな生活日誌

浄妙寺の鎌足桜といろいろ

2021-04-19 18:27:26 | Weblog

こんばんわ。

浄妙寺に鎌足桜という珍しい里桜がある。この桜は、藤原鎌足が木更津の高倉寺に参拝したとき、地面にさした桜の杖が根付いて桜の木になったという伝説の桜で、木更津市の天然記念物である。2008年(平成20年)2月19日、鎌足の伝承が残る「鎌足桜」が、同じく鎌足の下記の鎌槍伝説が残されている浄妙寺に寄贈された。

最近つくられた牡丹苑の近くに二本の鎌足桜がある。いずれも、まだ、たくさんの花をつけていた。

うすいピンクのきれいな八重桜。

開花後、八分咲きほどになると、雌しべが中花に変化し二段咲きとなり、元花と中花とが一体となって、よりー層優雅 な花弁となるそうだ。 そのため、開花期間も長く楽しむことができる。

寺内の東の山に祠があり、地元の人は鎌足稲荷と呼んでいる。この近くに鎌埋地があり、鎌倉の由来となる次のような”鎌槍伝説”がある。648年(大化2年)、藤原鎌足が願い事があって,常陸の国の鹿島神宮に参拝することになった。その途中、相模の国の由比の里に泊まったところ、夢にひとりの白髪のお爺さんが現れた。わしはおまえに影のようにつき添って守ってやる。今、わしは不思議な力のある剣を授ける。これをこの地に埋めたならば、天下がよく治まるであろう、と言った。夢からさめると枕元に鎌槍が置いてあった。そこで鎌足は身を清め、東に行ってその鎌槍を埋めようとすると、一匹の白狐が現れ、浄妙寺の裏山に案内した。そこに鎌槍を埋め、お堂を建て、七日間こもり、御神楽をあげた。すると、御神楽を舞った男に”今、この地に不思議な剣が埋められた。これからこの地は五穀が実り、人民がが安楽になり、天下がよく治まるだろう、と神のお告げがあった。都に帰り、そのことを天皇に申し上げると、この神社の領地を下され、以後、鎌倉の郡を唱えよ、と申された。鎌倉の名はここからきたと言い伝えられている(かまくら子供風土記)

牡丹苑は見頃を逸したようだ。数株が花をつけている程度だった。

近くの白藤は満開!

つつじは見頃に。

久し振りに、浄妙寺境内の高台に佇む石窯ガーデンテラスへ。お茶だけでもOK。

英国庭園に面してテラス席がある。

ハーブティーを頂く。

庭園を巡る。テレビで知ったことだが、ここは英国人が管理しているが、英国に帰国中、コロナ騒動で帰れなくなり、日本にいる家族に指示して庭園管理をしたという。

藤棚

鎌足桜だけではなく、いろいろ楽しめる浄妙寺でした。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


今宵の月。明日はもう上弦の月!

コメント
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