おはようございます。
およそひと月振りに、春三月はじめ、東御苑に遊んだ。今回のお目当て椿寒桜については、つまみ食いしてすでに報告済みだが、今日は、失礼ながら”残り物”(には福がある)を順にご紹介いたしまする。
いつものように大手門から入城。
そして、新三の丸尚蔵館。工事柵も取り払われて、建物の全貌が現れる。この秋、開館。
二ノ丸雑木林へ入る。
殺風景な雑木林の中で、鶯神楽が小さな紅花をいっぱいつけていた。
目を下にやると、蕗の薹がいっぱい。お酒のつまみにいいね、と採るわけにはいかない。
春蘭も見つけた。
地味な花。世界らん展ではこれが春蘭かというきれいな花を見た。
もう、すみれ!今シーズン、初見は東御苑!
雑木林の向こうには諏訪の茶屋。
茶屋の入り口付近でアケボノアセビが咲いていた。
この近くで珍しい椿を見た。雄蕊の先が花びらみたいな。
都道府県の木のコーナーで今、咲いている木は?
大分県は豊後梅
長崎県は椿
スギは、高知県(やなせすぎ)と奈良県(すぎ)。ハクション!
さあ、後編のお目当て、梅林坂へ。
1月末でも結構咲いていた。そのときの紅梅はもう終わり。その代わり、その横の”思いのまま”が現在の主役に。
思いのままに、紅白の花を咲き分ける手品師。
お城の石垣と梅がここの見どころ。
丸の内ビル群を背景に梅林坂を登る。
そして、本丸へ。天守台。
昨日、記事にした椿寒桜付近にある石室。位置は、本丸御殿・大奥の脇に当たる。火災等のとき、大奥の調度品をここに避難させた。
椿寒桜を見て、沖縄寒緋桜の横を通り、その先の椿苑へ。
沖縄寒緋桜
椿苑
玉の浦(長崎名花)
光源氏
永楽
藪椿は花をいっぱいつけて。
では、本丸から二ノ丸へ下る。途中の金縷梅(マンサク)。りっぱな木だったが、嵐かなんかで主幹が折れ、でもがんばって今年も咲いた。
そして、角に山茱萸の満開の花。
三の丸に戻る。多くの観光客。半分以上が外国人だった。
素晴らしい春三月の東御苑だった。今度は山躑躅が咲く頃に。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!