おはようございます。
名古屋場所が始まるとき、ぼくは今場所は途轍もなく面白い場所になるだろうと予想した。なにせ、横綱・大関はじめ三役陣勢揃いで、三関脇はそろって大関獲りがかかっている。加えて、朝乃山が上位陣総当たりの地位まで昇ってきている。さらに新入幕には”令和の怪物”、伯桜鵬(落合改め)が牙を磨いている。序盤戦終了時には、これらの力士が全勝か1敗までで、中盤戦を迎え、ただでさえ暑い名古屋は燃えるような熱気に包まれているはずであった。
ところが、なんとなんと。横綱・照ノ富士は怪我であっけなく土俵を去り、大関・霧島はドタキャン休場で4日目から再出場という有様。さらに、具合が悪いのは、期待の朝乃山が意外にもろく、早や2敗。そして令和の怪物の突進力に早や翳り。大関狙いの三関脇も全勝なしで、期待の若元春も2敗に後退。ぼくの優勝予想力士4強(照ノ富士、琴ノ若、朝乃山、伯桜鵬)も休場と2敗と低迷。名古屋場所はもう終わり!
でも、ちょっと待って。不甲斐ない上位陣に代わって、平幕3力士が5連勝で表舞台に名乗りを上げた。高安は安定した取り口で、若手の有望力士らを抑えている。もともと力のある元大関。今度こその雰囲気がある。そして、おどろきもものき錦の木(錦木)。横綱・大関・関脇のすべての力士に勝っての全勝である。重い腰がさらに重くなり、もう誰にも負けそうにもない勢いだ。そして新入幕三羽烏の一人、豪ノ山。豪栄道の弟子だが、これがまた強い。令和の怪物と今日(6日目)当たるが、ここを突破すれば、こわい存在。もう一人の三羽烏、湘南乃海も4勝1敗と好調だ。2敗ながら、昨日、朝乃山を破った北青鵬も油断ならない。
さて、中盤戦以降の(ぼくの)楽しみは何か。まずは朝乃山、すでに2敗、勝ってもあぶない相撲があったりで、まだ十分力を出し切っていない。ここから、上位陣との対戦が組まれる。一大関、三関脇二小結には5勝1敗でいきたい(ちょっときついかな:笑)。最終的には12勝3敗。十分優勝可能、もちろん三役昇進も。
高安は終盤、崩れるだろうから、二桁勝利でよしとしよう、と書いたが、チャンスはめったにない、一気に初優勝でいこう!(汗)錦木はどうか、今日の阿炎戦が鍵か。ここを落とすと次は琴ノ若と負け続け、秋の日(立秋も近いしね)はつるべ落とし(笑)。もし勝てば、一気に全勝街道まっしぐら。豪ノ山も今日が分岐点か。三関脇は、豊昇龍、大栄翔が1敗をキープしたが、またバタバタといきそう。10勝前後で、すんなり大関昇進はならないかも。若元春はまだ可能性はある。
と、以上、勝手なことを書いて、楽しんだが、新4強を選出しよう。優勝ラインは12勝と想定したので、現在2敗までの力士。全勝3力士で残すのは贔屓も入るが高安と錦木。1敗組からは大栄翔と豊昇龍、2敗組から若元春と琴ノ若と朝乃山をまず選出。さて、1,2敗組から誰を残そうか審議(笑)。結局、これもだいぶ贔屓が入るが(汗)、琴ノ若と朝乃山にしたい。3関脇ははずしたが、この悔しさを胸に秘め、トリプル新大関を目指してほしい。
本命:高安 対抗:朝乃山 穴:琴ノ若 大穴:錦木
さて、中盤戦終了時にこの4強がどう代わるか。楽しみたい。若手の伯桜鵬、豪ノ山、北青鵬らが勝ち進み、終盤戦新4強に入り、最終盤まで優勝に絡んでくれて、賜杯をかっさらってもらえば、途轍もなく面白い場所になるのだが。がんばって!
名古屋場所5日目
高安、平戸海を叩き込んで5連勝!
朝乃山、北青鵬に苦杯、2敗目。
琴ノ若、正代に完勝。3勝目。
錦木、若元春も食う。全勝!
豪ノ山、全勝!
豊昇龍、阿炎の変化にも対応。4勝目。
大栄翔も好調、4勝目。勢いに乗れば、新大関も。
霧島、翔猿に黒星。勝ち越せるか。
6日目も目が離せない。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!
古代メキシコの三横綱。5日目の昼間、行ってきました。