こんにちわ。
祇園祭・前祭2023のつづきでござりまする。
山鉾巡行(7月17日)
ツアー二日目は祇園祭のメインイベント、山鉾巡行の見学。このツアーでは1時間ほど、御池通り特設観覧席で見学したあと、新町通りの京町屋・吉田邸の二階からも山鉾巡行を眺めるという二本立て。ぼくもニ十年近くの祇園祭ファンだが、京町屋の二階からというのは初めての経験。とても楽しみにしていた。
御池通りの観覧席は予想していたように日陰ではなく、かんかん照り。この日は全国的な猛暑で、京都も最高37.5℃にもなった。こんなところに1時間もいたら熱中症、間違いなしと、観覧席のうしろの木陰(ここは無料)に移り、ここで見学することにした。トイレは近くのホテルを利用できるし特等席だ(笑)。
いよいよ山鉾巡行の始まり、はじまり。
観覧席は道の両側に。向こう側は日陰。こちら側はかんかん照り。
先頭は、「くじ取らず」として、毎年必ず先頭を行く長刀鉾。唯一、生稚児が乗る鉾で、巡行中は町名が変わる度に稚児舞が披露される。鉾頭は、疫病邪悪を祓う大長刀。
顔を白粉で塗った”生稚児”さんが3人見える。
観覧席を通り過ぎる長刀鉾、それにつづくのは山伏山。
そして、次々とつづく山鉾。ここでは、写真も説明も簡略にしている。前祭・後祭に分かれる前の年、2013年の山鉾巡行、全山鉾33基の写真を撮り、山鉾の由来等も載せた。興味のある方はここへどうぞ。
白楽天山 唐の詩人 白楽天が、道林禅師に仏法の大意を問うところを表している。唐冠を付けた人形が白楽天で、帽子をかぶった僧の人形が道林禅師。真松は山の中で一番高い。
芦刈山 山鉾最古の御神体衣装を保有し、普段は国立博物館に保存される。大和物語の「芦刈」を再現した山で、貧しさのあまり妻に去られ寂しく芦を刈る様子を表している。
函谷鉾 「くじ取らず」で、毎年全体では5番目、鉾では長刀に次いで2番目に行く鉾。孟嘗君という中国の人物がが函谷関で家来に鶏の鳴声をまねさせて関門を開かせ難を逃れたと言う故事に因んだ鉾。鉾頭の三日月と山は、夜中の山並みを表し、真木の上端には孟嘗君、その下に雌雄の鶏が祀られている。
郭巨山(かっきょやま)
四条傘鉾 子供棒振り踊りは国選択無形民族文化財に指定されている。15,16日会所前にて、一日4度「くじ改め」の所作と「棒振り踊り」が披露される。
木賊山(とくさやま)木賊とはシダ植物の名。御神体は子をさらわれた翁が一人木賊を狩る姿を表現している。
そして、今回、楽しみにしていた新町通りの吉田邸へ。(つづく)
(コメント欄は夏休みにさせていただきます。)