'05.10.08 「美しき日本-大正昭和の旅展」鑑賞@江戸東京博物館
大正から昭和にかけて旅行ブームが起こったのだそう。当時の旅風景や観光誘致などを紹介する企画展。
大正元年に「布団」の田山花袋などが中心となりジャパン・ツーリスト・ビューローを設立。旅行ブームに火をつけた。ツーリスト・ビューローは国内外に向け観光誘致を展開。ポスターやガイドブックなどを製作していく。このポスターがまさにこの時代らしくアールデコで素敵。客船の内装写真や食器類なども展示されているけどこれもデコで素敵。ガイドブックも「日本の建築」「柔道」などテーマごとに小冊子になっていて、日本画タッチで描かれた表紙もとっても素敵。まさにBeautful Japanを表現している。
ツーリスト・ビューローの活動が効を奏し外国人観光客が大勢やって来た。チャップリンやヘレン・ケラーなどの著名人の写真も多い。富士屋ホテルや奈良ホテルの内装写真やパンフレット食器類などの展示が素敵。富士屋ホテルは大好きだし奈良ホテルは憧れ。
今回とっても良かったのが川瀬巴水の版画。これがとっても素敵。毎月(だったかな?)発行される旅雑誌に掲載された風景版画。これがホントに素晴らしい。版画といえば浮世絵を思い浮かべてしまうけど、北斎や広重の浮世絵を見た印象派の画家たちがその技法を取り入れて遠近法や光など表現した風景画を確立した。川瀬の作品にはその海外の画家たちの影響も感じられた。これまたちゃんとした知識じゃないので間違ってるかも・・・。あくまで印象。川瀬巴水という人はよく知らなかったけど、あの鏑木清方が依頼された仕事を「版画といえば川瀬巴水」と譲ったというくらいすごい人だったらしい。何と言うか色合いといい構図といい繊細で素晴らしい。今回の収穫はこの川瀬巴水の版画を見れたこと。
ある時期流行した俯瞰地図(?)も沢山展示されていて面白い。点数もかなりの充実ぶり。いい企画だった。着物姿で山道を歩く女性たちの姿にパワーを感じた(笑)
江戸東京博物館 HP
ほぼ日刊イトイ新聞-江戸が知りたい。東京ってなんだ?!

大正元年に「布団」の田山花袋などが中心となりジャパン・ツーリスト・ビューローを設立。旅行ブームに火をつけた。ツーリスト・ビューローは国内外に向け観光誘致を展開。ポスターやガイドブックなどを製作していく。このポスターがまさにこの時代らしくアールデコで素敵。客船の内装写真や食器類なども展示されているけどこれもデコで素敵。ガイドブックも「日本の建築」「柔道」などテーマごとに小冊子になっていて、日本画タッチで描かれた表紙もとっても素敵。まさにBeautful Japanを表現している。
ツーリスト・ビューローの活動が効を奏し外国人観光客が大勢やって来た。チャップリンやヘレン・ケラーなどの著名人の写真も多い。富士屋ホテルや奈良ホテルの内装写真やパンフレット食器類などの展示が素敵。富士屋ホテルは大好きだし奈良ホテルは憧れ。

ある時期流行した俯瞰地図(?)も沢山展示されていて面白い。点数もかなりの充実ぶり。いい企画だった。着物姿で山道を歩く女性たちの姿にパワーを感じた(笑)

