'10.07.23 『神様ヘルプ!』(試写会)@ポニーキャニオン
yaplogで当選! いつもありがとうございます。今回は、特典付き試写会ということで、1人での参加。ポニーキャニオン1Fのスペースに椅子を並べて、プロジェクターでの鑑賞。『レス・ポール』の時と同じだけど、座席数は今回の方が多い。後ろの席しか空いてなかったけど、前の人が全くかぶらない席を発見! よく見えた。
*ネタバレありです! 辛口かもです…
「25年前、理科教師が次々生徒や同僚教師を襲うという、陰惨な事件が起きた佐藤学園。今では廃校になったその校舎を、お化け屋敷にしようという企画が持ち上がり…」という話で、劇団アーバンフォレストの舞台「Tower of Sugar」を映画化したもの。うーん。これは… 見る前に予備知識をある程度入れておいた方がいいかも。せめて舞台劇の映画化であることは、知っておいた方がいいと思う。
大変申し訳ないのだけど、劇団アーバンフォレストについては知らなかった。劇団名は聞いたことがある気もするのだけど… 最近は行っていないけど、ミュージカルの舞台を見るのは好き。お芝居の方も、頻度はミュージカル作品に比べるとぐっと減るけれど、嫌いではない。お笑いやコメディーも好だけど、個人的には割と正統派なモノが好きで、アングラとまではいかなくても、ちょっと不思議なというか、個性的と呼ばれる変わった登場人物達が入り混じって、訳の分からない世界を展開するような作品は、舞台劇だけでなく、映画でも、小説でもあまり好きではない。劇団アーバンフォレストのお芝居を見たことがないので、あくまでもこの作品に限って言えば、あまり好みのタイプではなかった… 好みの問題なので、作品自体がダメと言っているわけではないです! あと、個人的には、たまにテレビで舞台の録画版を見たりすると、どうにも大芝居で苦手と感じるタイプなので… そもそも向いてないのに見ちゃっているので、レビューを書くのはかえって失礼かも。スミマセン・・・
何度も書きますが、劇団アーバンフォレストの他のお芝居を見たことがないので、この作品の感じが劇団の持ち味なのだとすれば、ファンの方にはとっても楽しいと思う。佐藤学園がホントの学校として現れるわけだし… ただ、この路線が若干苦手な身としては、キャラが立ち過ぎの登場人物達についていけず… 特に、企画担当者の上司の男性のキャラが… でも、これもそういう路線の舞台なのだと思えば、面白いキャラなんだと思う。ただ、それを知らないとダメな人はいるかも…
うーん。そもそもは廃校を舞台とした、サスペンス・ホラーだと思って見に行ったので、始めのうちは楽しかった。頭から血を流しながら、廃校を捜査する2人の刑事。単純でたたきあげ気取りの先輩と、先輩を鼻であしらう冷めた後輩の会話がコミカルに展開する。迷彩パンツの謎の"イマドキ"の若者。制服姿の男女の高校生モデルを連れて来る撮影隊。企画会社の女性とその先輩社員が、ホラープランナー(って何?(笑))のアツオを訪ねてやって来る。この導入部から、何だかみんな大芝居で、説明的だなと思ったけど、元が舞台なら納得。でも、キャラが立ち過ぎて、どうにも入り込めない… 特に、高校生カップルの女の子の彼氏への絡み方が、何だか古いなと思っていたら、これは伏線だった(笑) この導入部のドタバタ感も舞台だと思えば、つかみとしてはありなのかと… 刑事の掛け合いは、先輩刑事役の役者さんの間合が上手いので、適度にウザくて、適度に面白かった。
話の展開としては当然25年前の事件の謎へ迫っていく。理科教師の佐藤隆は、突然鋭利な刃物を持って校内を徘徊。夏期講習に来ていた生徒や教師を次々と殺害し逃走。いまだに行方が分かっていないという事件。この謎解きがホラーというかオカルトというか… 事件の発端となるのは戦前(だったかな? その辺り(笑)) 西条という男が無念の死をとげたことにあるんだけど… うーん。こういう感じって何なんだろう? チラシには「驚愕のアミューズメント・サスペンス・スリラー」となっているけど、最終的にはコメディーなんだと思う。そう思って見るとよくできているかも。
役者さん達は個人的にはあまり知らなかった… 主演の加藤和樹くんは、今人気の若手俳優さんとのことだし、会場も98%くらい女性だった。好みのタイプではないけれど、イケメンだと思う。ちょっと神経質そうな感じが、大量殺人犯となってしまう感じに合ってると思う。ちなみにアツオとの2役。西条役の松田悟志は、狂気の演技はスゴイと思うけど、これは舞台芝居かなと… でも、たまたま見かけたBSの美容番組みたいのでも、同じような声と滑舌だったので、そういう人なのかも(笑) 先輩刑事役の佐藤二朗は、笑い要素担当なので、その辺りの間合いはよかったと思う。ウザい人だったのに、最後は重要な役っていうのも王道だけど、よかった。
終盤にかけて陰惨な事件が再現される。時々、コミカルな部分も交えて見せるのは上手いと思う。西条の無念の死も、いくらなんでもそれはやり過ぎだろうと思うし、その恨みが佐藤に25年前の悲劇を起こさせたというのも、企画会社の女性の意外な能力と、逆にビックリな解決方法も、荒唐無稽なのにきれいにおさまっているのはスゴイと思う。ただ、やっぱりこれは舞台で見る、もしくは舞台を映画で見るという感覚の方がいいのかなと思う。もちろん、映画として見ても楽しめる人はいると思う。前にも書いたとおり、個人的には舞台でも、あまりに荒唐無稽な部分で笑いを取る感じは好みではないので…
劇団アーバンフォレストのファンの方、小劇団系のお芝居が好きな方にはオススメ!
ちなみに特典というのは『神様ヘルプ』サポーターズということで、劇場公開版のエンドクレジットに名前が載るらしい! 好みとは違ったけど、応援してます!
壁一面ポスター!
『神様ヘルプ!』Official site
yaplogで当選! いつもありがとうございます。今回は、特典付き試写会ということで、1人での参加。ポニーキャニオン1Fのスペースに椅子を並べて、プロジェクターでの鑑賞。『レス・ポール』の時と同じだけど、座席数は今回の方が多い。後ろの席しか空いてなかったけど、前の人が全くかぶらない席を発見! よく見えた。
*ネタバレありです! 辛口かもです…
「25年前、理科教師が次々生徒や同僚教師を襲うという、陰惨な事件が起きた佐藤学園。今では廃校になったその校舎を、お化け屋敷にしようという企画が持ち上がり…」という話で、劇団アーバンフォレストの舞台「Tower of Sugar」を映画化したもの。うーん。これは… 見る前に予備知識をある程度入れておいた方がいいかも。せめて舞台劇の映画化であることは、知っておいた方がいいと思う。
大変申し訳ないのだけど、劇団アーバンフォレストについては知らなかった。劇団名は聞いたことがある気もするのだけど… 最近は行っていないけど、ミュージカルの舞台を見るのは好き。お芝居の方も、頻度はミュージカル作品に比べるとぐっと減るけれど、嫌いではない。お笑いやコメディーも好だけど、個人的には割と正統派なモノが好きで、アングラとまではいかなくても、ちょっと不思議なというか、個性的と呼ばれる変わった登場人物達が入り混じって、訳の分からない世界を展開するような作品は、舞台劇だけでなく、映画でも、小説でもあまり好きではない。劇団アーバンフォレストのお芝居を見たことがないので、あくまでもこの作品に限って言えば、あまり好みのタイプではなかった… 好みの問題なので、作品自体がダメと言っているわけではないです! あと、個人的には、たまにテレビで舞台の録画版を見たりすると、どうにも大芝居で苦手と感じるタイプなので… そもそも向いてないのに見ちゃっているので、レビューを書くのはかえって失礼かも。スミマセン・・・
何度も書きますが、劇団アーバンフォレストの他のお芝居を見たことがないので、この作品の感じが劇団の持ち味なのだとすれば、ファンの方にはとっても楽しいと思う。佐藤学園がホントの学校として現れるわけだし… ただ、この路線が若干苦手な身としては、キャラが立ち過ぎの登場人物達についていけず… 特に、企画担当者の上司の男性のキャラが… でも、これもそういう路線の舞台なのだと思えば、面白いキャラなんだと思う。ただ、それを知らないとダメな人はいるかも…
うーん。そもそもは廃校を舞台とした、サスペンス・ホラーだと思って見に行ったので、始めのうちは楽しかった。頭から血を流しながら、廃校を捜査する2人の刑事。単純でたたきあげ気取りの先輩と、先輩を鼻であしらう冷めた後輩の会話がコミカルに展開する。迷彩パンツの謎の"イマドキ"の若者。制服姿の男女の高校生モデルを連れて来る撮影隊。企画会社の女性とその先輩社員が、ホラープランナー(って何?(笑))のアツオを訪ねてやって来る。この導入部から、何だかみんな大芝居で、説明的だなと思ったけど、元が舞台なら納得。でも、キャラが立ち過ぎて、どうにも入り込めない… 特に、高校生カップルの女の子の彼氏への絡み方が、何だか古いなと思っていたら、これは伏線だった(笑) この導入部のドタバタ感も舞台だと思えば、つかみとしてはありなのかと… 刑事の掛け合いは、先輩刑事役の役者さんの間合が上手いので、適度にウザくて、適度に面白かった。
話の展開としては当然25年前の事件の謎へ迫っていく。理科教師の佐藤隆は、突然鋭利な刃物を持って校内を徘徊。夏期講習に来ていた生徒や教師を次々と殺害し逃走。いまだに行方が分かっていないという事件。この謎解きがホラーというかオカルトというか… 事件の発端となるのは戦前(だったかな? その辺り(笑)) 西条という男が無念の死をとげたことにあるんだけど… うーん。こういう感じって何なんだろう? チラシには「驚愕のアミューズメント・サスペンス・スリラー」となっているけど、最終的にはコメディーなんだと思う。そう思って見るとよくできているかも。
役者さん達は個人的にはあまり知らなかった… 主演の加藤和樹くんは、今人気の若手俳優さんとのことだし、会場も98%くらい女性だった。好みのタイプではないけれど、イケメンだと思う。ちょっと神経質そうな感じが、大量殺人犯となってしまう感じに合ってると思う。ちなみにアツオとの2役。西条役の松田悟志は、狂気の演技はスゴイと思うけど、これは舞台芝居かなと… でも、たまたま見かけたBSの美容番組みたいのでも、同じような声と滑舌だったので、そういう人なのかも(笑) 先輩刑事役の佐藤二朗は、笑い要素担当なので、その辺りの間合いはよかったと思う。ウザい人だったのに、最後は重要な役っていうのも王道だけど、よかった。
終盤にかけて陰惨な事件が再現される。時々、コミカルな部分も交えて見せるのは上手いと思う。西条の無念の死も、いくらなんでもそれはやり過ぎだろうと思うし、その恨みが佐藤に25年前の悲劇を起こさせたというのも、企画会社の女性の意外な能力と、逆にビックリな解決方法も、荒唐無稽なのにきれいにおさまっているのはスゴイと思う。ただ、やっぱりこれは舞台で見る、もしくは舞台を映画で見るという感覚の方がいいのかなと思う。もちろん、映画として見ても楽しめる人はいると思う。前にも書いたとおり、個人的には舞台でも、あまりに荒唐無稽な部分で笑いを取る感じは好みではないので…
劇団アーバンフォレストのファンの方、小劇団系のお芝居が好きな方にはオススメ!
ちなみに特典というのは『神様ヘルプ』サポーターズということで、劇場公開版のエンドクレジットに名前が載るらしい! 好みとは違ったけど、応援してます!
壁一面ポスター!
『神様ヘルプ!』Official site