'10.07.30 『特攻野郎Aチーム』(試写会)@一ツ橋ホール
yaplogで当選! いつもありがとうございます。ホントはこの前に『ソルト』ジャパンプレミアに行ってるんだけど、諸事情によりこちらを先に書くことにする。
*ネタバレありです!
「レンジャー部隊のハンニバル大佐は、途中で偶然出会った元レンジャーBAとともに、一人で敵地に向かった仲間のフェイスを救う。敵地から脱出するため、精神病院に入院中のマードックを退院させ、ヘリで脱出を図る。無事生還した彼ら4人は、チームを組み特殊任務を次々とこなしていくが…」という話で、これはもうあらすじのまま(笑) ストーリーとかそういうことは関係なく、アクションを楽しむ映画。そういう意味では、やり過ぎな部分も含めておもしろかった。
元は1983年1月23日から1987年3月8日まで、4シーズンに分けて、全98話が制作されたアメリカのテレビドラマ。日本でも放送された人気シリーズ。同行のYuweeの弟さんは大好きでよく見ていたみたいだけど、ウチの弟は「ナイトライダー」派だったので…(笑) 個人的には全く覚えがなかったので、新作映画の感覚で見てしまったのだけど、テレビシリーズを見ていた人は懐かしいかも。思い入れがあると、逆に違うと感じてしまったりするのかな? でも、wikiで調べたところによると、キャラ設定は変わっていないみたいだけど…
ハンニバルことジョン・スミス大佐は変装の名人で、ミッションの計画、指揮は天才的。葉巻がトレードマーク。テレビシリーズでは『ティファニーで朝食を』のジョージ・ペパードが演じていた。今回演じるのはリーアム・ニーソン。フェイス(テレビシリーズではフェイスマン)ことテンプルトン・アーサー・ペック中尉は、その名のとおりイケメンで、交渉事の達人。テレビシリーズではダーク・ベネディクトが演じており、今回は『ハングオーバー』のブラッドリー・クーパー。マードックことH・M"ハウリング・マッド"マードック大尉は、自他ともに認める世界一の戦闘機パイロット。現在は精神病院に入院中。革のフライトジャケットがトレードマーク。ちなみにRh-AB型。日本版でのニックネームはクレイジー・モンキー(笑) テレビシリーズは『スタートレック』のドワイト・シュルツ。今回演じるのは『第9地区 』のシャルト・コプリー! そして、BAこと"B・A"ボスコ・アルバート・バラカス軍曹。メカに強く、怪力の持ち主、そして飛行機嫌い。こちらもRh-AB型。日本版でのニックネームはコング… テレビシリーズのミスターTも、今回演じたクイントン・"ランペイジ"・ジャクソンも俳優兼格闘家とのこと。
と、長々人物紹介を書いてしまったけど、この作品の魅力はこのキャラが立ちすぎたメンバーと、荒唐無稽なアクションシーンかと思うので。っていうか、それしかありません(笑) だってミッション自体も強力磁石で、コンテナごと持ち上げてみたりと、手際は鮮やかながらバカ(笑) なので、これは真面目に見る映画ではなく、バカ映画として見る映画なんだと思う。もちろん褒めてます! そういう意味ではおもしろかった。正直、個人的には、シャルト・コプリーを見に行ったみたいなところあるので、それだけでOK(笑)
Aチームは危険な任務を次々こなして鼻高々。レンジャー部隊の中でも一目置かれる存在。そんな中、あるミッションが持ち上がる。フセインが使っていた、偽札製造機がイラク国外へ持ち出されるという。非常に精巧なドル紙幣を作り出す機械なので、組織の手に渡る前に奪還したいというもの。これに名乗りを上げたのが、我らがAチームとフェイスの元カノであるソーサが率いる部隊。ハンニバルは親友である将軍に直訴するも却下。その後の将軍とCIAエージェントの密談を知ってか、知らずか強行突破! 無事、機械は回収するものの、奪われてしまった挙げ句、軍法会議にかけられて、不名誉除隊の上、逮捕されてしまう。絶体絶命のピンチをどう乗り切るのか? 果たして彼らの名誉は回復するのか? というのが、今後の展開で、上記メンバー達が入り乱れて話は進む。
まずはどうやって仲間を救出するかってことだけど、これはハンニバル大活躍なんだけど、ある人物も協力している。この人物が敵か味方かってとこも伏線なんだけど、もうネタバレも何も(笑) 将軍の車が爆発された時点で、オチは分かる。だから、これは作戦そのもののバカさ加減を楽しむべき。個人的には、得意の交渉術で、満喫しているフェイスの刑務所ライフを見せるシーンで、Sex Pistolsの"Anarchy in the UK"が流れたのと、マードック救出シーンの本物の戦車登場が好き。あと、大砲を打って戦車を飛ばすという発想がスゴイ! 実際可能なのかは別として、もうレンジャーとしての才能なのか、何なのか(笑)
舞台はメキシコ、イラク、ドイツ、アメリカとかなりグローバルですが、そんなに世界を股にかけた感がないのは何故だろう(笑) 多分、どこでもやってることが荒唐無稽で、どこが舞台でも変わらないからだな。でも、そこがいいところ! でも、フェイスが駅の混雑を利用して、ソーサに接近したりするようなスパイっぽい作戦もあったりする。1人1人の得意分野がきちんと生かされるようになってて、それぞれ見所も用意されている。その分、オチは甘いけど(笑) 最初はビシッと決めてたCIAのパトリック・ウィルソンが、だんだん情けない姿になっていくのも見所。この辺りも実はきちんと計算されている。
キャストがみんなはまってる! ハンニバル役がリーアム・ニーソンと聞いて意外な気がした。あんまりアクションの印象がなかったし、バカ映画の印象もなかったので。でも、さすが名優! そこはバカ映画を変に高尚にし過ぎることなく、バカ映画として見応えのあるものにしていた。もちろん褒めてます! フェイスのブラッドリー・クーパーは、これと『ハングオーバー』しか見ていないけど、どちらも似たような役どころ。女たらし具合はこちらの方が上かも。個人的にこのタイプは苦手だし、ブラッドリー・クーパー自体もそんなに好みではないけど、この役はピッタリ。そして、ハンニバルに代わって立てた計画に自信が持てないところなんかは、実は真面目な一面も見せてよかった気がする。
BAの自動車好きや飛行機嫌いは元々の設定みたいだけと、クイントン・"ランペイジ"・ジャクソンがモヒカン頭のあの巨体で、マードックに愛車を潰されて大泣きしたり、飛行機に乗るたび麻酔を打たれている姿はかわいらしい。刑務所にいる間に信仰に目覚め、暴力反対派になるところも笑えた(笑) CIAのパトリック・ウィルソンはこんな役でいいのか? と思うくらい、あんまりおいしくない役の気がするんだけど…(笑) でも、前半のかっこよさはさすが! そして、マードックのシャルト・コプリー! 『第9地区』で主役に大抜擢されての今作。『第9』では、ファンになるにまでには至らずだったけど、今回この映画を見たいと思ったのは、彼のマードックがプロペラにぶら下がって意味不明なことを叫んでいる映像を見たから。期待に違わぬバカっぷりを発揮。しかも飛行機の操縦はスゴ腕というギャップがカッコイイ(笑) 自信が持てずにいるフェイスを勇気づけるシーンも好き。
とにかく4人のバカっぷりとアクションが見事! あまり難しいことを考えず、スカッと楽しみたい人にはオススメ!
エンドロールに出てきた年配の男性2人、もしかしてオリジナル・キャストかな? ハンニバルのジョージ・ペパードは故人なので、フェイスのダーク・ベネディクト、マードックのドワイト・シュルツ辺りかと…
『特攻野郎Aチーム』
yaplogで当選! いつもありがとうございます。ホントはこの前に『ソルト』ジャパンプレミアに行ってるんだけど、諸事情によりこちらを先に書くことにする。
*ネタバレありです!
「レンジャー部隊のハンニバル大佐は、途中で偶然出会った元レンジャーBAとともに、一人で敵地に向かった仲間のフェイスを救う。敵地から脱出するため、精神病院に入院中のマードックを退院させ、ヘリで脱出を図る。無事生還した彼ら4人は、チームを組み特殊任務を次々とこなしていくが…」という話で、これはもうあらすじのまま(笑) ストーリーとかそういうことは関係なく、アクションを楽しむ映画。そういう意味では、やり過ぎな部分も含めておもしろかった。
元は1983年1月23日から1987年3月8日まで、4シーズンに分けて、全98話が制作されたアメリカのテレビドラマ。日本でも放送された人気シリーズ。同行のYuweeの弟さんは大好きでよく見ていたみたいだけど、ウチの弟は「ナイトライダー」派だったので…(笑) 個人的には全く覚えがなかったので、新作映画の感覚で見てしまったのだけど、テレビシリーズを見ていた人は懐かしいかも。思い入れがあると、逆に違うと感じてしまったりするのかな? でも、wikiで調べたところによると、キャラ設定は変わっていないみたいだけど…
ハンニバルことジョン・スミス大佐は変装の名人で、ミッションの計画、指揮は天才的。葉巻がトレードマーク。テレビシリーズでは『ティファニーで朝食を』のジョージ・ペパードが演じていた。今回演じるのはリーアム・ニーソン。フェイス(テレビシリーズではフェイスマン)ことテンプルトン・アーサー・ペック中尉は、その名のとおりイケメンで、交渉事の達人。テレビシリーズではダーク・ベネディクトが演じており、今回は『ハングオーバー』のブラッドリー・クーパー。マードックことH・M"ハウリング・マッド"マードック大尉は、自他ともに認める世界一の戦闘機パイロット。現在は精神病院に入院中。革のフライトジャケットがトレードマーク。ちなみにRh-AB型。日本版でのニックネームはクレイジー・モンキー(笑) テレビシリーズは『スタートレック』のドワイト・シュルツ。今回演じるのは『第9地区 』のシャルト・コプリー! そして、BAこと"B・A"ボスコ・アルバート・バラカス軍曹。メカに強く、怪力の持ち主、そして飛行機嫌い。こちらもRh-AB型。日本版でのニックネームはコング… テレビシリーズのミスターTも、今回演じたクイントン・"ランペイジ"・ジャクソンも俳優兼格闘家とのこと。
と、長々人物紹介を書いてしまったけど、この作品の魅力はこのキャラが立ちすぎたメンバーと、荒唐無稽なアクションシーンかと思うので。っていうか、それしかありません(笑) だってミッション自体も強力磁石で、コンテナごと持ち上げてみたりと、手際は鮮やかながらバカ(笑) なので、これは真面目に見る映画ではなく、バカ映画として見る映画なんだと思う。もちろん褒めてます! そういう意味ではおもしろかった。正直、個人的には、シャルト・コプリーを見に行ったみたいなところあるので、それだけでOK(笑)
Aチームは危険な任務を次々こなして鼻高々。レンジャー部隊の中でも一目置かれる存在。そんな中、あるミッションが持ち上がる。フセインが使っていた、偽札製造機がイラク国外へ持ち出されるという。非常に精巧なドル紙幣を作り出す機械なので、組織の手に渡る前に奪還したいというもの。これに名乗りを上げたのが、我らがAチームとフェイスの元カノであるソーサが率いる部隊。ハンニバルは親友である将軍に直訴するも却下。その後の将軍とCIAエージェントの密談を知ってか、知らずか強行突破! 無事、機械は回収するものの、奪われてしまった挙げ句、軍法会議にかけられて、不名誉除隊の上、逮捕されてしまう。絶体絶命のピンチをどう乗り切るのか? 果たして彼らの名誉は回復するのか? というのが、今後の展開で、上記メンバー達が入り乱れて話は進む。
まずはどうやって仲間を救出するかってことだけど、これはハンニバル大活躍なんだけど、ある人物も協力している。この人物が敵か味方かってとこも伏線なんだけど、もうネタバレも何も(笑) 将軍の車が爆発された時点で、オチは分かる。だから、これは作戦そのもののバカさ加減を楽しむべき。個人的には、得意の交渉術で、満喫しているフェイスの刑務所ライフを見せるシーンで、Sex Pistolsの"Anarchy in the UK"が流れたのと、マードック救出シーンの本物の戦車登場が好き。あと、大砲を打って戦車を飛ばすという発想がスゴイ! 実際可能なのかは別として、もうレンジャーとしての才能なのか、何なのか(笑)
舞台はメキシコ、イラク、ドイツ、アメリカとかなりグローバルですが、そんなに世界を股にかけた感がないのは何故だろう(笑) 多分、どこでもやってることが荒唐無稽で、どこが舞台でも変わらないからだな。でも、そこがいいところ! でも、フェイスが駅の混雑を利用して、ソーサに接近したりするようなスパイっぽい作戦もあったりする。1人1人の得意分野がきちんと生かされるようになってて、それぞれ見所も用意されている。その分、オチは甘いけど(笑) 最初はビシッと決めてたCIAのパトリック・ウィルソンが、だんだん情けない姿になっていくのも見所。この辺りも実はきちんと計算されている。
キャストがみんなはまってる! ハンニバル役がリーアム・ニーソンと聞いて意外な気がした。あんまりアクションの印象がなかったし、バカ映画の印象もなかったので。でも、さすが名優! そこはバカ映画を変に高尚にし過ぎることなく、バカ映画として見応えのあるものにしていた。もちろん褒めてます! フェイスのブラッドリー・クーパーは、これと『ハングオーバー』しか見ていないけど、どちらも似たような役どころ。女たらし具合はこちらの方が上かも。個人的にこのタイプは苦手だし、ブラッドリー・クーパー自体もそんなに好みではないけど、この役はピッタリ。そして、ハンニバルに代わって立てた計画に自信が持てないところなんかは、実は真面目な一面も見せてよかった気がする。
BAの自動車好きや飛行機嫌いは元々の設定みたいだけと、クイントン・"ランペイジ"・ジャクソンがモヒカン頭のあの巨体で、マードックに愛車を潰されて大泣きしたり、飛行機に乗るたび麻酔を打たれている姿はかわいらしい。刑務所にいる間に信仰に目覚め、暴力反対派になるところも笑えた(笑) CIAのパトリック・ウィルソンはこんな役でいいのか? と思うくらい、あんまりおいしくない役の気がするんだけど…(笑) でも、前半のかっこよさはさすが! そして、マードックのシャルト・コプリー! 『第9地区』で主役に大抜擢されての今作。『第9』では、ファンになるにまでには至らずだったけど、今回この映画を見たいと思ったのは、彼のマードックがプロペラにぶら下がって意味不明なことを叫んでいる映像を見たから。期待に違わぬバカっぷりを発揮。しかも飛行機の操縦はスゴ腕というギャップがカッコイイ(笑) 自信が持てずにいるフェイスを勇気づけるシーンも好き。
とにかく4人のバカっぷりとアクションが見事! あまり難しいことを考えず、スカッと楽しみたい人にはオススメ!
エンドロールに出てきた年配の男性2人、もしかしてオリジナル・キャストかな? ハンニバルのジョージ・ペパードは故人なので、フェイスのダーク・ベネディクト、マードックのドワイト・シュルツ辺りかと…
『特攻野郎Aチーム』