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【cinema】『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』(2回目)

2011-11-20 04:38:00 | cinema
'11.11.12 【2回目】『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』
@TOHOシネマズ六本木ヒルズ




2回目。どうしても、もう一度見たくて、お友達のtomocoさんを誘って行ってきたー! 既に3部作(前章第一幕第二幕)のかなり暑苦しい記事を書いたので、今回は気づいたことのみ書こうと思う。まぁ、それでも長文になると思うけど(笑)

*ネタバレありです! そして暑苦しいです(o´ェ`o)ゞ

とりあえず、これだけは言っておきたい! やっぱり主演2人ラミン・カリムルーとシエラ・ボーゲスの演技は素晴しかった! これはやっぱりお祭りなのであって、これこそが「オペラ座の怪人」の決定版であるとは思わないけど、自分史上最高の「オペラ座の怪人」であったことは間違いない。

今回は初のプレミア・スクリーンでの鑑賞。サイドテーブル付きのリクライニング・シートで、ワンドリンク付き。スパークリング・ワインを飲みながらセレブ気分。前回鑑賞が大きめのスカラ座だったので、画面や音の大きさの迫力はやや足りない気はしたけれど、音そのものは良かったと思う。カーテンコールでのサラ・ブライトマンの歌は今回の方が良かったし(笑)

【間違っていたこと】
お墓でのクリスティーヌのWishing You Were Somehow Here Againの後にリハーサルだと思っていたけど逆だった!

これ何で間違えてたんだろう(笑) でも、あのWishing You Were Somehow Here Againのシエラがあまりに素晴しくて立ち向かう決意が感じられたので・・・ ←言い訳(笑) イヤ、個人的に「I can’t」って走り去ったクリスティーヌが、普通にリハーサルに参加しているのが、なんとなくしっくりきていなかったので・・・。お墓のシーンで逃げないと決めたからだね!と勝手に思い込んでいたのだけど、違うとなるとラウル辺りに説得されたのか?と脳内補完が必要になってくるね・・・。って、別にいいけど(笑)

【気づいたこと】
冒頭のアール・カーペンターの「Gentlemen!」がカッコイイ!

このセリフの直後にあのOverture この一連の流れがすごく良くて、冒頭からゾクゾクきた! さすがWEファントム経験者。ちゃんと見せ方を心得ている。

セルゲイ・ポルーニンはやっぱりスゴイ!

前回は知らずに見たので、スゴイと感動しつつボーッと見ちゃったけど、今回はバッチリ観た! カッコイイ! 特に冒頭のスレイブ・マスターはホントカッコイイ! キレの良さ、ジャンプの高さ、回転の早さと美しさ、そして佇まい。とにかく全てが完璧に美しい。

Phantom Of The Operaでクリスティーヌの声が、ファントムによって引き上げられていることに改めて納得!

イヤ、もちろん四季版で見た時も漠然と分かっていたんだけど、今回のこの映像で本当に納得。ラミンの「Sing!」がホントにスゴイ! その前にmy power over you grow stronger yetと歌っている上での「Sing!」の煽りなんだよね・・・ 上手く言えないけど。ただ、歌えって言ってるんじゃなくて、クリスティーヌの歌声や歌唱をStrongerにしているというか、彼女の潜在能力を引き出している。ラミンとシエラの呼吸がピッタリなので、本当に今初めてクリスティーヌの最高音が引き出された瞬間に立ち会っている気分になる。これはスゴイ! 芸術家なら奇跡の瞬間だと思う。前回の記事にも書いたけど、シエラがこの後、自分にこんな声が出るなんて信じられないという表情をしているのが、まさにそういうことなんだと思う。

Music Of The Nightのファントムの手の動きで、クリスティーヌが誘導されているのがよく分かった!

これも同じく四季で見た時も漠然と分かってたんだけど、上手く言えないけど振り付けみたいというか・・・。もちろん、ここでこの動きって決まっているとは思うんだけど、そういう段取り的なことは全く感じられずに、ファントムがクリスティーヌを操ってる感じがすごく伝わってくる。ラミンの手の動きが本当に美しくて、その動きに緩急があるので、改めて、クリスティーヌをこっちに向かせたいんだなとか、彼女の官能というか、自分の声に恍惚となった気持ちを、さらに引き上げたいんだなというようなことが、もう本当にしっくりきた。そしてそれは、その手の動きに応えるシエラの反応が完璧だったからこそでもある。完全に誘導されてて、そのこと自体に喜びを感じている。その2人の芸術家の世界にウットリ・・・。それはファントム & クリスティーヌだけではなくて、ラミン & シエラの芸術でもあるんだなと思ったり・・・。

Stranger Than You Dream Itで、ラミンは一瞬手をはずして顔を見せている!

どうやらこれはラミン独自のものらしい。激しく怒った後、切々と自分の哀しい生い立ちを、多分初めて人に話した。しかも、愛しているクリスティーヌに分かって欲しくて、手を外したら怯えられちゃって・・・(涙) でも、だからこそクリスティーヌが優しくそっとマスクを返すシーンが、まるで絵画のように美しいんだと思う。まぁ、これはラミンとシエラが美しいってことも、かなりプラス要素であると思うけど・・・

Phantom Of The OperaとWandering Childのラミンの顔左半分がカッコイイ!

右半分の特殊メイクもすごく作り込んであったけれど、左半分が本当に美しくメイクされていたと思う。ラミンの素顔はけっこう濃いのだけど、目の美しさが印象的。この映画でも目の演技には泣かされた。特に地下の、クリスティーヌ戻ってくる → 一瞬期待 → 指輪発見 → あぁ・・・ → いいんだよ・・・(注:筆者妄想) → Christine , I love you ゥヮ―。゚(PД`q*)゚。―ン とまぁ、そういうわけで(笑) マスクのない左半分はかなり重要! 今回、映像に残るということで、かなり意識したそうなので、ホント美しい。Phantom Of The Operaではボートを止める直前辺り。Wandering Childでは羽根付き帽子を被って颯爽と現れた瞬間! 思わずカッコイイと思ってしまった(笑) そして、あのwandering child・・・ だもの。そりゃ、ついて行っちゃうってば(笑) ファントムがエロいのはいいとして、イケメン方向でかっこよ過ぎるのはどうかなと思うけど、ラウル必要なくなっちゃうからね(笑) でも、これはこれであり! だってお祭りだから!

Point Of No Returnでクリスティーヌは最初からファントムだと気づいていた?

これについてはちょっと確信が持てないでいるのだけど、最初にファントムが歌い出した瞬間、シエラはビクッとした気がして、それはアミンタ(どういう役柄なのかは不明)がドン・フアンの登場に反応したのとは違うように思った。前回は、最初は気づいていないと思っていたけど、ある意味ファントム登場を待っていたわけだし、あれ程ファントムの声に魅了されているクリスティーヌが気づかないのも変な気もする。仮にそうだとして、アミンタとしての演技もしつつ、ファントムと自らの運命に立ち向かうクリスティーヌという姿には説得力がある。そして、アミンタという役に引っ張られて、ファントムを誘惑する。そのかけ引きがより官能的。ドン・ファンとアミンタ、ファントムとクリスティーヌ、そしてラミンとシエラ・・・ なんて贅沢! もう、ここホントに官能的で、ギリギリで、No Return! 2人完全に結ばれた。そして、これはやっぱり芸術家同士だからなんだと思う。上手く言えないけど・・・。ギリギリのところまで追い込まれないと見えない世界ってあるんじゃないかと思う。だからこそ美しいし・・・。本人にとっては辛くて苦しいけれど、悦びでもある。

Down Once Moreのラミンがすごすぎる!

ここスゴイよねホント・・・ まぁ、すでにPoint Of No Returnのラストlead me , save me from my solitudeを歌われた時点でウルウルしてるんだけど、ここの訴えかけがすごいわけです。既に歌ってないし最後の方・・・。で、Christine , why !?で涙腺決壊! 。゚(゚´ω`゚)゚。ピー

地下クリスティーヌがラウルと行ってしまう間、ずっとI love youと (号泣)

もう地下のラミンの演技の素晴しさ、シエラの素晴しさについては前回散々書いたのだけど、何度見てもクリスティーヌ戻るからのラミンの目の演技とChristine , I love youには泣かされっぱなし。そして、それに応えるシエラ・クリスティーヌのファントムの手にキス & say you’ll share with・・・にも。で、今回気づいたのは、クリスティーヌが去ってしまう間、ずっとI love youと言ってるってこと。映像の良いところは、役者たちの表情がしっかり見えること。舞台では最前列でもあんなに間近には見えない。でも、カット割している映画とは違って、舞台では映っていない所でもちゃんと演技してるんだよね。それが見れないのがちょっと歯がゆい気もするけれど、映像としては去り行くクリスティーヌの背中を切り替えなしで映すのが正解だと思う。

音とか映像はBD & DVDは編集されているので、生はこの上映のみ!

既に手元にUK AmazonからBDやDVDが届いている方々によると、やっぱり映画版とは違う映像が入っているらしい(映画版でパッサリーノはリンゴを落としているけど、BD版ではしっかりキャッチ!など・・・)ので、いわゆるLive(2011.10.2 ソワレ イギリス、ヨーロッパ圏、北米などで生中継)版は、映画館じゃないと見れないということ。舞台は生なので、いろいろ良かった部分、悪かった部分あると思う。完成度の高いBD版も楽しみ(既にUK Amazonで購入済)だけど、生を見れるのはやっぱり貴重! 見てよかった!

【おまけ】カーテンコールで登場したマイケル・クロフォードは感極まっていた!

残念ながら歌ってはくれなかったオリジナル・ファントムのマイケル・クロフォード。前回はそこはかとなく挙動不審な印象だった(笑) でもホントは、あまりに熱狂的な観客の反応に感極まっていたみたいで、目がウルウルしてて、唇も震えてた。その姿にこちらも感動 何となく、ラミンの歌唱がマイケル・クロフォードに似てると思うシーンがあったのは気のせいかな・・・。もちろん、声の質とか全然違うんだけど。

はぁ、WE版を何度も見てらっしゃる方々はやっぱりこれは別モノだとおっしゃっていて、それはすごく納得。WEでファントムだったラミンのエロさや狂気はすごかったみたいなので、それは本当に見たかった・・・。でも、見れないからねぇ ということで、現時点ではこのファントム & クリスティーヌに大満足!

また、明日(11/20)観に行くよ♪

『オペラ座の怪人』25周年記念公演 Official site


コメント
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