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【cinema】『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』(3回目)

2011-11-24 03:28:56 | cinema
'11.11.20 【3回目】『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』
@品川プリンスシネマ


3回目行っちゃうかもー とかつぶやいてたら、rose_chocolatさんから時間が合えば一緒に行きましょうとお誘いが。もちろん行きます! ということで行ってきたー★



*ネタバレありです! 相変わらず暑苦しいです(o´ェ`o)ゞ

今回は、品川プリンスシネマのシアターZEROでの鑑賞。元IMAXシアターだったところ。以前、『チャーリーとチョコレート工場』を見に来たことを思い出した。スカラ座ほど大きくはないけど、大きめ。スクリーンが大きくて、後方の席からは見下ろす形になるのかな・・・。前から4列目だったので、今までで一番近かったからスゴイ迫力だった。音も良かったと思う。

今回も2回目記事と同じように、気づいたことを中心に、暑苦しく書いていこうかと思う(笑)

マエストロはノートPCを見ながら指揮をしていた!
本公演では舞台と客席の間にあるオーケストラピット。今回はステージの上、空中に浮いているような配置になっている。指揮者は完全に舞台に背中を向けているし、そもそも上だし、どうやって役者の演技に合わせるんだろうと思っていたら、ノートPCが置いてあって、ステージが映ってた(笑)

クリスティーヌのヅラが自然でいい!
クリスティーヌはウェーブのかかった長い髪で、真ん中でわけて額から耳までを両サイドに上げる髪型をしている。たまに真ん中からサイドの部分が盛り上がり過ぎて、まるで髷か何かのようになってしまってるヅラがあったりするので・・・ イヤ、以前何かの記事でWE & BWオリジナル・クリスティーヌのサラ・ブライトマンが、初演時にラファエル前派の絵画の女性をイメージしてクリスティーヌのデザインを考えたと語っていたので、シエラの絵画のような美しさはまさにピッタリだと思ったので書いておく(笑)

Angel Of Musicでメグは泣いてる?
ちょっとあまり確信が持てないのだけど、以前から最後クリスティーヌと二重唱になるところで、メグの目の下スゴイ汗だなと気になっていた。今回、クリスティーヌが履き替えたトウシューズを衣装係の人に渡した後、目の下をぬぐってるシーンがあって、他はそんなに汗だくではないのに、目の下だけぬれていたので、もしかしたら泣いていたのかなと思ったのだけど・・・ 友達の成功を喜びつつ、クリスティーヌの様子を心配するシーンなので、泣いてもおかしくはないけど、特別泣く必要はないシーンなので、気のせいかな(笑)

The Phantom Of The Operaのシーンでラミンちょっと巻き舌!
WEファントムでもあったラミン。当時の彼のファントムを何度もご覧になってるブロガーさんたちによると、この曲のラミンの歌唱はすごくROCK調なのだとか。もともと、この曲自体がROCK調なので、それもそうかとも思うのだけど。ラミン仕様と呼ばれるstronger↑yetと、上げる歌唱は今回していないし、その他の部分もROCK調ではない。それが聴けなかったのがちょっと残念だったのだけど、strongerのところちょっと巻き舌だった。それがちょっとうれしかっただけ

Music Of The Night でシエラは涙を流していた!
何で気づかなかったんだろう・・・ ちょっと悔しい(笑) シエラ涙流してた最初の方・・・ 直前のPOTOでファントムに煽られて自分の最高音が引き出された感動と、ファントムの声の美しさと、それによってもたらされる官能、その全てに感動した涙なんだと思う。改めてスゴイ!

Why Have You Brought Us? でのヘイドリー・ラウルの表情にイラッ(笑)
All I Ask Of Youの手前、屋上に逃げてきたクリスティーヌとラウル。何故こんな所に?と訊ねるラウルに、ファントムを恐れながらも、彼の声の美しさを語ってしまうクリスティーヌ。それを受けて What you heard was a dream and nothing more と歌った後の「だろ?」みたいな表情がちょっとムカツク(笑) イヤ、ラウルはこの時点ではファントムのことなんて信じてないし、オペラ座のパトロンにはなったけど、音楽そんなに詳しくない設定だからこの演技は正解なのだけど(笑)

Noteのラミンの声はやっぱり若い!
他の部分では時々感じるくらいで、そんなにも思わなかったけど、支配人たちへの手紙を読むシーンではやっぱり声が若いなと思った。だから何?って気もしますが(笑)

Wandering Childがすごく(・∀・)イイ!! そしてカッコイイ!
前の記事にも暑苦しく書いたけど、ここのラミン・ファントムの顔左半分ホントにキレイに仕上げてる! 羽根の帽子も素敵。実はファントムかなりおしゃれさん。衣装もデザインしたマリア・ビヨルソンがファントムを誰よりも気取った男にするために、おしゃれさんにしたっていう記事を読んだことがある。かなり高いところ(指揮者前)からクリスティーヌを見おろしているから、ラミンの大きくて少しタレ気味の目と、長いまつげがホントに素敵

wanderingはさまようという意味で、クリスティーヌが迷っていることを歌っているのだ思うけれど、Wandering Jewでさまよえるユダヤ人という意味があって、これはキリストを磔刑にし侮辱した罪で、永久にさまようことになったユダヤ人のこと。なので、自分の愛を受け入れず侮辱したというファントムの厭味(?)も入っているのかな・・・ PONRでも映画版で某大御所の方が誤訳して物議をかもしたPassion-play(キリスト受難劇)とか、割とキリスト教の要素があるみたいなので・・・ まぁ、この辺りのことは英語もキリスト教も得意ではないのでこの辺で(笑)

とにかく、ここのwandering childはホントにとろける!でも、ホントはその後の yearning for my guidanceの my が素晴しい! 上手く表現できないけど、ここでのメロディーは yearning↑ for↓ my↓ guidance↑ となっていて、ノンブレスだけど一度 my でためる感じになる。このmyの音の響きと、声の美しさと、ためが絶妙! 音の抜き方が素晴しくて、myの音の広がりがスゴイ! 専門知識がないから上手く表現できないのが悔しい・・・ このmyはスゴイなぁ。これはついて行っちゃうわ・・・(笑)

The Phantom Of The Opera 25th - Wandering Child/Bravo, Monsieur
※音だけだけど"my"を堪能して! かなり大音量なので注意!

The Point Of No Return でクリスティーヌは最初からファントムだと気づいていたのか?
これは前回の記事にファントムが歌い出した瞬間クリスティーヌは気づいたのではないかと書いたので、その検証。相変わらず確信が持てない。演出家や出演者はどういう解釈なんだろう・・・ いずれにしても、ここの駆け引きがホントに素晴しいので、どちらでもいいのだけど(笑) でも、個人的には気づいてるという解釈で見た方が、よりこの駆け引きのギリギリ感とかNo Returnな感じが際立つかなと思う。

今回は気づいているという見方をしたので、2人がガシッと手を繋ぐ大好きなシーンでホントに感動した。その後、クリスティーヌに右、左と腕を広げられて、最後にバーンと両腕を広げられるファントムの姿にグッときてしまった。上手く言えないんだけど・・・ 相手に自分の方を見て欲しい、自分の気持ちを受け入れて欲しいと思った時点で、主導権は握れないわけなんだけど、ファントムはその容姿ゆえに、脅したり怯えさることでしか人とコミュニケーションを取れない。クリスティーヌにしても彼の声や才能に魅了されていたとはいえ、やっぱり怯えていたわけだし・・・ でも、ここで2人が結ばれて、そして初めてクリスティーヌが主導的立場になった。このシーンでのファントムはものすごい悦びと官能を味わっているんだと思う。そう考えたら泣いてた 今回泣くの早かった(笑) でも、クリスティーヌ主導になったからこそ lead me , save me from my solitude なんだよねぇ・・・ ここでのラミンはmeとmyを強調して歌っている。ラウルの歌う歌詞と対比になっているので、そこを強調することで、ファントムの切なさがより伝わる。

Down Once More のラミンはホントにスゴイ!
前回暑苦しく書いたのだけど、このシーンの最後 Christine , why?!の絶叫がホントに切なくて胸がしめつけられる。ここと地下の Pity comes too late の後の turn aroundの部分を叫んで、クリスティーヌに背中を向けさせて、ベールをつけたのがすごく良かった。ミュージカルには普通に芝居をしていて急に歌い出すタイプと、全編歌のタイプとあるけど、この作品は後者。歌うよりもセリフで言う方がストレートに伝わりやすい場合もある。特にこのChristine , why?!の絶叫はホントいい! 既にBDやDVDが届いている方によると、かなり編集されているとのこと。もちろん映画版よりも素晴しい仕上がりになっているそうなのだけど、このChristine , why?!とturn around!は毎回やっているのかな? この回だけなら、これ残して欲しい! 最悪この絶叫だけでも・・・

The Final Lairはやっぱり素晴しい!(号泣)
もうホントに何度見ても号泣。ホントに嗚咽というくらいしゃくりあげて泣いてしまう・・・ 何度も何度も書いているけど、クリスティーヌ戻る → 一瞬期待 → 指輪発見 → 諦め → Christine , I love youは涙なくしては見れない!

で、今回はクリスティーヌのキスについて書きたいわけです! 最初のうちこそ、とうとう連れてこられてしまったことに怒ったり絶望したりしていたけれど、最終的にはもう自分以上に追い詰められているファントムを思って、どうしたら You are not alone であることを伝えられるだろうかということしか考えてなかったと思う。ラウルを助けるためでも、自分を助けるためでもなくて・・・ その前に Pitiful creature of darkness・・・ What kind of life have you known? God give me a courage to show you と歌っているから、これは既にクリスティーヌは天使というか、神からファントムを救うためにつかわされたというかね・・・ 人を本当に傷つけてしまうのも人間だけど、人を真の意味で救えるのも人間になんだよね・・・ そういう意味でファントムがクリスティーヌを愛したことは、彼にとって本当に素晴しい運命だったと思う。クリスティーヌを苦しめたし、自分も苦しんで、今まさにその痛みに身を切られる思いをしているけれど・・・

去り行くクリスティーヌは本当にファントムのことしか見ていない。階段の先にラウルが迎えに来ているけれど、この瞬間は視界には入っているけど、彼女の心にはラウルは存在していないと思う。最初の感想で続編「Love Never Dies」につなげたい意図があるように感じたと書いた。それは今でもそうなのだろうと思うけれど、今回の演出の方がクリスティーヌがファントムを愛していることがよりハッキリ伝わってくることは間違いない。もちろん、クリスティーヌのファントムへの愛は恋愛感情ではなくて、もっと深い人間愛とかいうものだけど・・・ 本公演を見たことなくて、この記念公演の映画版で初めて「オペラ座の怪人」を見る人もたくさんいるわけで、そういう人たちにとってはこの方が分かりやすいと思う。

ということで、またしても長々暑苦しく語ってしまった(笑) イヤ、前からこの作品自体好きだったし、原作の「怪人の愛の終わり」の章についても熱く語ったこともあった。でも、四季版や映画版で感動しつつも物足りなさを感じて、半ば諦めて映画版の四季吹き替えを永久保存版にすることで納得しようとしていた矢先! まさかのコレだったもので(笑) 自分の中で納得いかなかったり、物足りなかったことが全部解決して、今までの記憶が全てリセットされたというくらい衝撃を受けてしまったので・・・

何度も言うけど、この映画が「オペラ座の怪人」の決定版とは思わない。でも、自分史上最高の「オペラ座の怪人」です!

はぁ、また見たいなぁ・・・ BD & DVDが28日頃届く予定だけど、生はコレだけだからなぁ・・・ 出来が良くない部分も含めてこの公演が観れるのは、今だけだからねぇ・・・

『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』Official site


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【nephews】甥っ子2号お泊り♪

2011-11-24 00:00:00 | nephews
甥っ子2号今日はお泊り♪Wiiでラリーカー運転中! http://t.co/roVTV1aE #pikubo Posted at 06:51 PM



翌日(24日)が年長組の徒歩遠足で先生が全員付き添いで出てしまうので、年中組の甥っ子2号Kくんはお休み。1号Tくんの保護者会にお嫁ちゃんが出席するため、バーバラさん(ママン)があずかることに。というわけで、前日からお泊り♪ さんざん持参したWiiで遊んだ後、これも持参したベイブレードでバーバラさんと対決! 22時ごろご就寝

http://twitter.com/maru_a_gogo


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