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【art】「洛中洛外図屏風と岩佐又兵衛」鑑賞 @東京国立博物館 ミュージアムシアター

2015-03-08 18:08:17 | art
【art】「洛中洛外図屏風と岩佐又兵衛」鑑賞 @東京国立博物館 ミュージアムシアター 
 
 
 

さて、毎度のWikipediaによりますと、洛中洛外図とは京都の市街(洛中)と郊外(洛外)を描いた屏風絵で、1点が国宝、6点が重要文化財の指定を受けているとのこと。国宝が洛中洛外図といえばの狩野永徳(Wikipedia)筆で、今回上映の舟木本と呼ばれる「洛中洛外図屏風」は重要文化財。落款などがないためハッキリとした作者は分かっていないものの、その人物描写の緻密さから岩佐又兵衛によるものだと言われているらしい。

 

自身は2013年に国立東京博物館で開催された「京都展」(感想はコチラ 書きかけ・・・)で実物を鑑賞! よくもこれだけ人物を描いたなと思った覚えがある(笑) そして、その時話題になったのが、左隻の左端真ん中辺りに描かれた、一条戻橋(Wikipedia)に佇む家族と思われる人々。今回の上映ではボカしていたけれど、実はこの子供が岩佐又兵衛なのではないかと言われているらしい! この戻り橋は京都では様々な言い伝えがある場所なのだそう。そして、牛など動物避けの柵がしてあるのに、何故か橋の上に牛が描かれている。これは岩佐又兵衛による"まやかし"なのではないか?というような主旨のことを話していた。まぁ、要するにこの「洛中洛外図屏風」の世界への誘導ということかな?

 

実は左隻の左下、一条戻橋の外側に描かれているのは二条城(二条城 世界遺産・元離宮二条城)。そして、戻り橋から京都を横断して、右隻右上に描かれているのが、豊臣秀吉の発願により建てられた、方広寺(臨済宗方広寺派大本山 方広寺)大仏殿。この2つが対角をなすように描かれている。そして、徳川の世界と、豊臣の世界の対比が様々描かれている。豊臣の世界は芝居に興じ、大らかで楽しげであるけれど、物事を武力で解決しようとするところが描かれている。一方、徳川の世は規律を重んじ、罪は法律で裁かれている。これは当然意図的にされていることで、おそらく注文主の意向に従ったものだろうとのことだったけれど、注文主を誰であるという特定はしていなかったような・・・

 

舟木本「洛中洛外図屏風」左隻

 

舟木本「洛中洛外図屏風」右隻

 

所要時間40分と書かれていたけれど、実際の上映は30分くらいかな? 大人500円なのでビックリするほど高くはないけど、300円くらいだとウレシイかも(o´ェ`o)ゞ でも、説明されないと分からないことが多いし、展覧会などでも展示方法や、混雑具合によってはじっくり見ることが出来ない場合も多いので、これだけ詳細に見れるのはウレシイかも。また何か気になる企画があったら行って見よう

 

洛中洛外図屏風と岩佐又兵衛:2015年2月4日~4月26日@国立東京博物館 ミュージアムシアター

上映作品|TNM & TOPPAN ミュージアムシアター

 

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【Googleのロゴ】国際女性デー

2015-03-08 02:05:52 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

国際女性デー

去年も記事書いた気がするけど、旧blogだったね・・・

毎度のWikipediaによりますと、

国際女性デー(こくさいじょせいデー、IWD: 英語 International Women's Day)は、

念日の一つである。

3月8日。国際婦人デー、国際女性の日などとも呼ばれる。

1904年3月8日アメリカ合衆国ニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こした。

これを受けドイツ社会主義者・クララ・ツェトキンが、

1910年コペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議で

「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱したことから始まった。

とのこと、

更に詳しい情報はWikipediaで!


検索画面のロゴも同じ

全ての女性が幸せでありますように

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【art】「みちのくの仏像展」

2015-03-08 00:44:07 | art

「みちのくの仏像展」@東京国立博物館 本館

見てきた!素晴らしかった (@ 東京国立博物館 本館 in 台東区, 東京都)


去年チラシを見つけてから行こうと決めてた展覧会。「ぶらぶら美術・博物館」(記事はコチラ) でも紹介されて、早く見たいと思っていた! 遅くなったけど、やっと行ってきたー


【みちのくの仏像展①】円空初期の仏像は彫り跡なし。でも見てると思わず微笑んでしまうお顔はそのまま勝常寺の薬師如来坐像のどっしり感がスゴイ!豊かな螺髪は五劫思惟阿弥陀のよう! 薬師如来が多かったのは、病気が多かったから?給分浜観音堂の十一面観音立像は大迫力!でも丁寧な仕事


釈迦如来立像(常楽寺)


こちらが円空作釈迦如来立像。円空といえば鑿の跡もそのままの荒々しいお姿と、その見ている者を自然と微笑ませてしまう、素朴な優しいお顔が特徴。円空は全国を旅して仏像を彫ったのだけど、どうやら東北の地で仏像を彫り始めたようで、これは初期に彫られた仏様。衣なども表現しつつも、素朴なお顔やパイナップルみたいな螺髪に円空らしさが出ているのが興味深かった。


 

薬師如来坐像および両脇侍立像(勝常寺)



脇侍の日光菩薩立像、月光菩薩立像の後姿の優美さに比べ、意外に男性らしいお顔も興味深かったのだけど、なにより薬師如来のどっしり感がスゴイ! 薬師如来は人々を苦しみから救うというお役目柄か、どっしりとした安心感のあるお姿で表されることが多いように思うけれど、その中でもかなりの重量感かも? この螺髪のボリューム感もスゴイ! 人々をどうやって救うか考え過ぎて、髪の毛がボサボサになってしまったという五劫思惟阿弥陀如来のよう(笑)


五劫思惟阿弥陀如来(今回の展覧会とは関係ありません!)



十一面観音立像(給分浜観音堂)


この方のボリューム感もすごかった! とにかくお顔が大きい! 多分四頭身くらいだと思う(笑) 全体的にも大きな仏像で3mくらいかな? 体のバランスはちょっと変ではあるのだけど、とにかく丁寧にきちんと彫られた仏様。本体のお顔も素晴らしいのだけど、頭上のお顔がどれも美しく、丁寧に愛情を持って彫られたことが分かる。名もなき仏師のこういう思いが本当に胸打つ。


【みちのくの仏像展②】素晴らしかったのは本山慈恩寺の十二神将立像!慶派の仏師によるものと言われているそうだけれど、納得の躍動感!ポーズをとって見栄を切る姿がカッコイイこれは素晴らしいそのわり頭上の干支のかわいらしさ4体だけなのが残念


 

左:丑神 中左:寅神 中右:卯神 右:酉神 十二神将(本山慈恩寺)


今回のお目当て! 仏師の名前は不明らしいけれど、鎌倉時代という年代と、この躍動感ある姿から、慶派の仏師によるものと言われているのだそう。うん!分かる!! これは絶対慶派の作品。ガラスケースに収まってしまうくらい小さいのだけど、その迫力がスゴイ! 中華風軍服の造形もスゴイし、何よりそのポージングと表情が豊か! 十二神将は干支とも結びついているので、それぞれ頭上に干支の動物を乗せているのだけど、それがまたかわいくて対比となっているのもいい これって4体しか残ってないのかな? 12体全部揃っているなら是非見に行きたい



おまけ

常設展は一部禁止だけど、基本撮影可能大好きな如意輪観音と、大日如来を撮らせて頂いた


如意輪観音座像


大日如来坐像


さすがに国立東京博物館だけあって、常設展の点数もハンパない! 毎回必ず寄るようにはしているけれど、全ての展示室を回れたためしがない まぁ、夜間に行くことが多いせいもあるのだけど(笑) 「みちのくの仏像」展は点数が少なかったので、常設展を見ようと思えば見れたのだけど、腰痛持ちの母親と同行だったので、エントランス脇の仏像展示室のみ見て終了


tweetにもあるとおり、「撮影禁止」と書かれていない展示物に関しては撮影OK 仏像を撮影するのは恐れ多い気もするけれど、OKなのであればやっぱり撮りたい!ってことで、仏像の中で一番好きな如意輪観音と、大日如来がいらっしゃったのでパチリ


 

【本日のお買物】みちのくの仏像展とは関係ない、柴田是真の木蓮のポストカードw 木蓮大好き



欲しかった十二神将のポストカードは、全身ではなくて残念 ということでメインの「みちのくの仏像」展関連のグッズは買わず、ミュージアムショップで見つけた柴田是真のポストカードを買ってしまった 会社のパーテーションに飾ろう


みちのくの仏像:2015年1月14日~4月5日@東京国立博物館 本館特別5室

特別展「みちのくの仏像」

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