【tv】「海を越えたアメリカン・プリンセス」放送@BS1
「ダウントン・アビー」ファン必見!伯爵夫人コーラを演じるエリザベス・マクガヴァンが案内するドキュメンタリー「海を越えたアメリカン・プリンセス」がNHK BS1にて今夜から連続放送!
あのチャーチル首相の母やダイアナ妃の曾祖母もイギリス貴族と政略結婚したアメリカ人大富豪の娘たちでした。「ダウントン・アビー」でマギー・スミス演じるバイオレット様のモデルとなった女性の孫も登場!「海を越えたアメリカン・プリンセス」
先日シーズン3の放送が終了した「ダウントン・アビー」で、伯爵夫人を演じているエリザベス・マクガヴァンが案内人となって、19世紀から20世紀にアメリカからイギリスに嫁いだ女性たちを紹介するドキュメンタリー番組。BBC Japan公式がtweetしてるってことは、BBC製作の番組なのかな? エリザベス・マクガヴァンが案内人なのは伯爵夫人がアメリカから嫁いだ設定だからだよね。これは面白そうなので録画済み! 第1回はウィンストン・チャーチルの母となったジェニー・ジェロームも登場! 楽しみ
BS世界のドキュメンタリー:毎週火~金曜 00:00~@BS1
追記ッ!( ・∀・ )ゞ
見てみたので追記しておこうと思いつつ、どうやって書こうか考えている内に時間が経っちゃった 時代背景を説明しつつ、主に3人の女性を取り上げ、それぞれ説明していくという感じの内容だった。とりあえず、メモをとったので、そのまま箇条書きにしておく。
【時代背景】1870年代
New YORK:
社交界ではオランダ移民のニッカーボッカー家が権力を握る。一族のアスター夫人はその中心人物。現在のエンパイア・ステート・ビルの場所に大邸宅を構え、アスター夫人の400人と呼ばれるサロンを展開。離婚した人、ユダヤ人、成金は入ることが許されなかった。
Paris:
ナポレオンⅢ世とウジェニーの時代。財産があればOK。1870~71年普仏戦争の後、プロイセンに占領される。
England:
女王を頂点とした貴族社会。New Yorkより閉鎖的。長男のみ爵位と財産を相続。農業のグローバル化が進み、貴族は困窮していた。
London:
人口400万人。社交界は1,500人。ザ・シーズンと呼ばれる若い男女が社交界デビューする場。結婚相手を探す。数か月間続く。
生活に困窮したイギリス貴族が裕福なアメリカ人女性を探す。→アメリカ国内でも揶揄される
【ジェニー・ジェローム】ウィントン・チャーチルの母 オスカー・ワイルドに美しさを称えられる
父レナード:貧しい農夫、母クララ:富豪だが原住民の血を引いている? → 社交界には入れない
1870年
母クララ、ジェニーたち3姉妹を連れてパリへ。コンスエロ・イズナガと親交。
普仏戦争でロンドンへ移動。ザ・シーズンでスターになるべく乗り込む。
アルバート・エドワード皇太子と知り合い気に入られる(特にコンスエロ) 人々は皇太子の機嫌を取るためアメリカ娘をあてがった。
1873年8月12日 夏のザ・シーズン ワイト島
マールバラ公爵三男 ランドルフ・チャーチルと出会う。ランドフルの一目ボレ。出会って3日目でプロポーズ。両家の大反対にあう。三男であること、アメリカ人であること。思い通りにならなければ結婚しないと主導権はジェニーが握る。皇太子のサポートがあり婚約。
1874年(?)4月15日 パリのイギリス大使館で結婚
ジェニーはレディ・ランドルフ・チャーチルとなる。持参金約100万ドル。全て夫のものになってしまうことを父レナードが心配する。7か月後、ブレナム宮殿でウィンストン・チャーチルを出産。
ランドルフ・チャーチルは結婚前に貴族議員となる。ジェニーは夫のために奔走。夫の政治活動を裏で操る。ランドルフは時期首相候補となる。
ジェニーは義母と折り合いが悪く、イギリスでは賢さを見せると嫌われると語る。後、ランドルフと別居。愛人200人、皇太子とも関係が?など男性関係の噂が立つ。
ランドルフ突然の辞任。原因は梅毒。息子に悪い噂が立つのを恐れてのこと。ジェニー、ランドルフを世界旅行へ連れ出す。体調悪化のため棺も用意。梅毒の症状でランドルフ暴れる。ロンドンに戻り1か月後死去。
ジェニー、ウィンストンに愛情を注ぐ。「あなたは人を率いる運命にある」と語る → 後に英国首相となる。
夫の死後、息子と同じ年齢の男性と結婚した。
【コンスエロ・イズナガ】
父:キューバ人 → ニッカーボッカー家から閉め出し
1875年 アメリカ
マンチェスター公爵の息子マンデヴィル子爵、お金がないのでアメリカ娘を探す。New Yorkでコンスエロ・イズナガと出会う。マンデヴィル子爵は財力がなく娼婦と噂がある人物。
1876年5月22日 マンハッタンで結婚
ニッカーボッカー家も出席。3人の子供に恵まれる。
マンデヴィルが家出。いかがわしい場所に出入り。コンスエロは戻って欲しいと手紙を書くが、関心を示されない。マンデヴィル子爵ミュージックホールの歌手と同棲。
10年後
マンデヴィルの同棲相手ベッシー・ベルウッドがタクシー運転手に暴行。マンデヴィル子爵破産。
1890年
コンスエロ、マンチェスター公爵死去により、公爵夫人となる。
1892年
マンチェスター公爵死去。
双子の娘メアリーが19歳で熱病、ネリーは22歳で結核で死去。2人の娘に先立たれた悲しみから、教会にティファニーのステンドグラスを寄付する。
【フランセス・ワーク】ダイアナ妃祖母
父:フランク・ワーク オハイオ州の貧しい家庭出身。5ドル持って家出。→遺産1,500万ドル(現在価値3億7,900万ドル)の大富豪となる。
1876年
アイルランド貴族ジェームズ・バーク・ローチに恋する。ジェームズは資産目当て? イギリス貴族嫌いの父フランクは大反対。ジェームズの浪費癖も心配。
1880年9月 結婚
ジェームズ浪費家。一年で250万ドルをギャンブルに使う。
7年後、父フランクは援助打ち切る。 → 借金肩代わり、息子たちは引き取る条件。ジェームズは了承。
父フランク遺言:グレートブリテンおよびアイルランド連合および、その周辺に居住・訪問禁止。ローチ姓禁止。アメリカ国籍を。
息子モーリスはバーモイ男爵となり娘がスペンサー伯爵と結婚。ダイアナ妃の母となる。ダイアナがチャールズ皇太子と結婚し、ウィリアム王子を出産したことから、将来の英国王に繋がることとなった。
というのが、メモに残っていた内容。なんだか、分かったような分からないような・・・(笑)
追記ッ!( ・∀・ )ゞ
録画していた2夜目をやっと見たので追記! ちなみに3夜目は録画失敗していたので見れず ってことで、追記はこれが最後です( ・Θ・)ゞ
【コンスエロ・ヴァンダービルト】1877年生まれ
海運業・鉄道業で財を成した鉄道王ヴァンダービルト家の長女。夏の別邸マーブルハウスの建築費用は現在価値で3億円以上。
母アルヴァは南部出身。南北戦争で財産を失い貧しい暮らし アメリカの王族を目指す。
アルヴァは過干渉な母親。コンスエロを大富豪の娘として教育。家庭教師にヨーロッパの言語と、レディとしての振舞を学ぶ。背筋を伸ばすために矯正器具をつけたことも・・・ 贅沢だけれど自由のない暮らし。
ケンブリッジ大学とオックスフォード大学の入試試験を取り寄せ、楽に合格できるレベルの学力であった。
アルヴァには、娘をイギリス貴族と結婚させ、公爵夫人にするという野望があった。公爵以下の爵位は認めない!
当時のイギリスでは貴族は1,500あったが、公爵は30。貴族の中の貴族で、1,000年続く家も。神のような存在。ただし、当時は破産寸前の公爵家がほとんどだった。名誉のために生活レベルを落とせない貴族にとって、現金が必要! → アメリカのお金持ちが地位を買うという図式。
例)カナーヴォン伯爵 ハイクレア城(ダウントンアビー舞台)に、アルバート・エドワード皇太子が3日間滞在
- 料理と飲み物:2万4,000ドル
- トータル:72万3,000ドル
【コンスエロ ロンドンに渡る】
大西洋を越えた結婚の仲介者ミニー・パジェットを頼る。
- 肌を露出するようなドレスを着用
- 自分を気に入りそうな相手にターゲットを絞る マールバラ公爵=背が低く人物的には魅力がないが、ブレナム宮殿に住んでいる←金食い虫
持参金250万ドルのヴァンダービルト鉄道株式で話をつける。現在価値6,300万ドル。
しかし、コンスエロには思いを寄せる男性がいた ウィンスロップ・ラザフォード。既にプロポーズも受けている。アルヴァに訴えるが拒絶されてしまう
アルヴァはマールバラ公爵との挙式の日取りなどを、どんどん決めてしまう。 アメリカ版ロイヤル・ウェディングとして大ニュースになる。
【結婚式】
1895年11月16日 New York 聖トマス教会 第9代マールバラ公爵 チャールズ・スペンサー・チャーチル(サニー)と結婚。18歳。
コンスエロは挙式前の数日部屋に閉じ込められていた。当日、ほとんど知らない相手との望まない結婚が嫌で涙に暮れる。泣き顔を見せられないと20分式に遅刻。望まない結婚であることはサニーも同様。挙式中花嫁を一度も見ない。 世紀の政略結婚であることが知れる。風刺画も出回る。
【コンスエロ19歳】
ブレナム宮殿で、役割分担にこだわりお高くとまる使用人に手を焼き、夫との間に愛のない結婚生活を送る。「君は鎖の輪の一部だ」と夫に言われショックを受けるが、それはサニー自身のことでもあったのかも?
1702年から続く家系。ブレナム宮殿はフランスに大勝利した褒美。代々受け継いだものを、次代に引き継ぐことのプレッシャー。 息子2人(ジャン & アイヴァー)
ブレナム宮殿(現世界遺産)の配管や暖房施設、ヴェルサイユ宮殿のような装飾、庭園はコンスエロの持参金で修復。
【福祉活動】
コンスエロは恵まれない人々を助けたいという思いにかられ、福祉活動を開始する。
1906年には貴族社会の中心となり、地位と権力を得る。
【スキャンダル】
サニーの従兄弟、ウィンストン・チャーチルと親交を深める。母親のジェニー・ジェロームも相談相手になったのではないか?
サニーの従兄弟、チャールズ・ヴェイン・テンペスト・スチュアートと恋に落ち、駆け落ち
スキャンダルになってしまうと、当時の女性の立場として、爵位・財産・子どもを失ってしまう。 チャーチルが仲裁に入り、父親もサニーを説得。
別居することになり、子供とも会える。 かなり優遇。コンスエロとサニーの力関係が分かる。持参金の力。
【地位を確立】30代
独身、未婚の母のための施設を作る。
1917年 地元の議員となる。 貧しい人々の救済、女性選挙権のために活動。母アルヴァも同じ活動をしており、久しぶりに和解
1921年 離婚。爵位を放棄。フランス人パイロット ジャック・バルサンと再建。35年間幸せに暮らす。
【メアリー・ライター】
1890年代 ロンドンは貴族との結婚を夢見るアメリカ人女性で溢れていた。紹介がないと舞踏会には出られない。
メアリー・ライターはアメリカ人女性のつてを頼り、皇太子も同席する舞踏会に出席、皇太子のお墨付きをもらう。
ジョージ・カーゾンに一目ボレ。ライヴァル多数だけど負けない! 財産がものを言う。
1895年 結婚。持参金で家を立て直す。ダウントン・アビーのコーラのモデルの1人。
ジョージも結婚後、メアリーを愛するようになる。メアリーは夫の政治活動に私財を投入。
1898年 夫がインド総督に就任。3億人を統治する立場となる。ここで才能発揮! 6年間を過ごす。
しかし、36歳の時熱帯の気候で体調を崩し、回復しないまま死去。
夫のジョージは大変に悲しみ、墓地に2人が並んで眠る像を彫刻させた。
というのが、メモとれた内容