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【cinema】『アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生』

2015-06-21 01:38:00 | cinema

'15.06.12 『アドバンスト・スタイル そのファッションが人生』鑑賞@TOHOシネマズシャンテ

 

予告編見た時から見たいと思ってた! 試写会応募したけどハズレ ムビチケ入手できたので見に行ってきたー

 

 

ネタバレあり

 

New Yorkの街頭で50代以上のオシャレな女性たちを撮影し、紹介するBlog「Advanced Style」を運営しているアリ・セス・コーエンが、リナ・ブライオブライトと共に作った映画。これはおもしろかった。何より登場する女性たちがパワフル! 今作はドキュメンタリー映画なので、いつものようなあらすじ紹介はなし。ネタバレと感じるポイントは人それぞれなので、一応「ネタバレあり」とことわり書きしたけど、いわゆるネタバレとも違うような気もする(o´ェ`o)ゞ

 

幼い頃から大好きな祖母に審美眼と、正しい会話術を教えられたアリ・セス・コーエン。祖母ブルマはいつも創造的なことがしたければNew Yorkへ行くべきだと話していたそうで、2008年にブルマが亡くなった後、その言葉通りNew Yorkへ出てきた。この祖母の影響もあり、エレガントな年配女性にたちに魅了されたアリは、ルームメイトに借りたカメラで女性たちを撮影し始めた。行きつけのコーヒーショップで店員をしていたリナ・ブライオブライトと意気投合し、撮影した女性たちを紹介するBlogを始める計画を語り合う。「Advenced Style」を開始するとBlogだけでなく、被写体である女性たちも大人気となる。同じ頃、ファッションムービーを撮影していたリナから、彼女たちを撮影したいと申し出があったことから、この企画が始まったのだそう。

 

メインで登場する女性は7人。彼女たち一人一人にスポットを当てて個別に紹介する部分もあるものの、New Yorkコレクションでの屋外ショー、テレビ出演、LANVINの広告モデルなど、様々なエピソードも盛り込んで描いている。でも、製作者がどう意図したかは別として、それら自体はただのエレメンツの1つに過ぎない印象。要するに自分が全編を通して感じたことは、多少の誇張や演出、本人たちの自己演出も感じる部分もあるけれど、とにかく女性たちが魅力的でパワフルだということ。自分が彼女たちのようになれるのか、なりたいのかは別として、やっぱり憧れたしパワーをもらえた。長々何が言いたいのかといえば、いつものようにシーン説明と感想という形ではなくて、7人の女性たちの印象深かったエピソードなどを紹介しつつ、自分が感じたこと影響を受けたことを書こうかなと思ったということ。まぁネタバレの件同様、わざわざことわりを入れる必要もないかもだけど、一応自分のこだわりとして入れておく(o´ェ`o)ゞ

 

 

公式サイトの紹介順にドゥゾ♪(っ'ω')っ)) 

(本来女性の年齢を書くのは失礼ですが、作品のテーマ上必要なので明記します!( ・Θ・)ゞピヨッ)

 

ジポラ・サラモン(62歳)

映画にもなったストリート・ファッション写真家(?)ビル・カニンガムの「Bill Cunnigham's On the Street」の常連。ピッタリのイヤリングが見つからず、コーディネートが完成するまで7年かかったこともあると語るジポラさんは、たくさんの人に見てもらいたいからとNew Yorkをチャリで疾走するパワフルな女性。未婚のようで夫を持たなかったことを後悔しているし、これからも出会いを期待している的な発言があったのが印象的。自分の世界を確立している女性でも、結婚はしたいと思うのね。それはそうか(笑) まぁ、結婚観は人それぞれだし、その辺りまでは話していなかったので、どういう相手を求めているのかは謎だけど。ただ、やっぱりNew Yorkの男性といえども、彼女に声を掛けるのはなかなかハードルが高いかも?

 

ジョイス・カルパティ(80歳)

三つ編みにした髪をアップにまとめた姿がトレードマーク。全体的にエレガントなファッションの女性。自宅もヨーロッパ調で、一番セレブっぽいというか、一番落ち着いている印象。枠から大きくはみ出していないというか・・・ 「若く見えるより、魅力的に見られたい」と語り、10代の孫にもアドバイス。CHANELのバッグを譲ると言うと、自分にはまだ高級過ぎるとう答える孫娘が謙虚。結局もらってたけど(笑) 7人の中で一番常識的(他の女性たちが非常識ということではなく)な気がしたけれど、テレビ出演時には自己紹介しながら急に歌い出す一面も 若くして夫を亡くし、40代で初めて働き出したそうだけれど、全編通じたテーマでもある"何かを始めるのに年齢は関係ない"ということを体現した人でもある。

 

リン・デル(79歳)

セレクトショップOFF BROADWAYのオーナー兼デザイナー。40年も経営している人気店で、顧客の中には有名人も。とにかくパワフル! タイプは違えど全員パワフルだけど、多分一番パワフル。そんな彼女が病気になり入院してしまったのはビックリ。空元気というわけではないでしょうけれど、日頃のパワフルさは自分を鼓舞していた部分もあるのかも? それでもカメラが回っている時には、お化粧バッチリなのはさすが。 わりとズバズバと思ったことを言うけれどイヤミがない。こういう人好き アリのBlog「Advanced Style」で彼女を知り、アラスカらから来たという年配の女性が、リンに刺激を受けて服のスタイルを変えたというエピソードが素敵。この女性もまたイキイキしていて楽しそう。長年のパートナーであるダンナ様に料理を作るキッチンスペースの壁紙(?)がスゴイ! 真っ赤な地に黒の大きな柄とか! 自分のキッチンや部屋にはムリだけど、こういう悪趣味一歩手前みたいな大胆なセンスも素敵。

 

デブラ・ラポポート(67歳)

リサイクル素材などを使った手作りアクセサリーで、独自のファッションを楽しむ女性。彼女の作品はなんとメトロポリタン美術館に収蔵されているのだそう。7人の中では一番庶民的な感覚の方かな?と思った。ファッション的には一番前衛的かも? 一緒に暮らすパートナーの男性は、第一印象ではそのファッションにちょっと引き気味だったそう(笑) でも、今では彼女のファッションを認めているし、一緒に楽しんでいるのだそう。その感じは素敵だなと思った。約80分のドキュメンタリーで7人の登場人物って意外に多くて、デブラさんとジポラさんの年齢が近いことや、ショートカットで印象が似ていたこともあり、時々ごっちゃになってしまったのが残念

 

イロナ・ロイス・スミスキン(93歳)

2番目に高齢の女性。画家だそうで、現在も絵を教えている。淡い色合いのご自身の作品のように、カラフルで色のバランスが素晴らしい。黄緑色のパンツがオレンジに染めた髪と合う! 愛用していたつけまつげのメーカーが製造を止めてしまったので、自分の髪の毛で自作している。そのちょっとボリューム感あり過ぎなつけまつげも、オレンジ色ということもあってか、やり過ぎな感じは全くなく、それどころか彼女の個性と合っていて素敵 イロナさんには長年の親友がいるけれど、同じく高齢のこの女性は記憶があいまいな部分があり、しばしば会話がかみ合わない。でも、サラリと「時々訪ねて彼女の記憶をよみがえらせているのよ」と語る。 この感じが素敵。普通に考えて、その奇跡が起きることはないけれど、後ろ向きなことは絶対に言わない。リンさんと共にテレビ出演することになり、スタッフにそれぞれの人生観を語る時、「2人は全然考え方が違う。違うって素敵。」と言う。こういう言葉のチョイスが素敵 7人の中で一番なりたい女性だった。

 

 ジャッキー・タジャー・ムルドック(81歳)

2012年LANVINのキャンペーン・モデルに選ばれた。Radio City Music Hallにも出演していた元ダンサーで、今も54キロの体重をキープ。さすがのプロポーションで姿勢もよく、見られること見せることに慣れているから、立ち姿も美しい。だからなのか自信満々(笑) イヤ、7人ともそれぞれ確立した世界があるから、自信を持っているし、アメリカ人らしくハッキリとそういう発言をしているのだけど、ちょっと彼女だけ違う印象。やっぱり長年競争社会で自己アピールしてきた人だから、"私が一番"って主張が強くて、嫌ではないもののちょっと鼻白む感じも・・・ 素敵な女性でLANVINの広告は本当にカッコ良かったのだけど、自分たちこそLANVINのモデルの代表だと発言して、「代表の1人よ」と言われると、「いえ代表よ!」と言い返したり。もちろん、その場のノリというかシャレなのだと思うけれど、個人的にはうわ~と思ったりした。ただ、それはやっぱりプロ意識というか、プライドであったり、虚勢でっもあったりするのかなと・・・ 厳しいアメリカのショービジネスの世界で生きていくには、私は誰よりも出来る!、私は誰よりも素晴らしい!というアピールが出来なければならなかっただろうし。でも、威厳は作って出来るものではないからなぁ・・・ まぁ、あくまで個人的な印象で、好みの問題! 言葉の選び方だったり、言うべき場所だったり、言い方だったりで、相手に伝わる印象が変わってくることもあるし、意外に隠していることって伝わったりすることもあるのかなと、自戒を込めて思ったもので・・・ でも、やっぱりLANVINのジャッキーさんは、本当に素敵だった


ゼルダ・カプラン(95歳)

かつてNew York社交界のファッション・アイコンだったゼルダさんは、7人の中で最高齢の95歳 旅をすることが大好きで、その土地で購入した布を使った帽子やドレスでオシャレを楽しんでいる。この方こそものすごい威厳を感じた。でも別にエバっているわけでも、近寄りがたいわけでもない。でも、自分の英語力とは別としても、ゼルダさんに声を掛けるのは、かなり勇気がいると思う(笑) カフェでアリと話している時、声を掛けてきた(誰かと間違えたんだっけ?)青年に気さくに応対していて、帽子をホメられたら、アフリカの布で作ったのよ~と、楽しそうに説明している姿は、やっぱり社交的というか、そういうことに慣れているんだなと感じた。今作の主旨としては、年配の素敵な女性たちを紹介することだけど、彼女たちの年齢を考えれば、老いの問題は避けて通れない。あえて入れたのか、たまたまなのかという描写っもあったりするけど、ハッキリと老いと向き合っているエピソードは3つ。1つがリンさんの入院、2つ目はイロナさんと親友のエピソード、そして3つ目がゼルダさんの死。New Yorkコレクションのショーを最前列で見ている時に倒れて亡くなってしまう。女性たちのうちの誰かが、「最高にオシャレをして、New Yorkコレクションの最前列で亡くなったのよ。最高の死に方だわ。」と語っていたのが印象に残った。ゼルダさんが本当に望んでいた最期だったのかは分からない。でも、残された人々に「幸せな最期だった」と思われて逝くのは、自分にとっても理想的な最期だなと思った。人は1人では生きていけないから、誰かに迷惑をかけたり、かけられたり、人に影響を与えたり、与えられたりして生き、そして死んでいくのだなと、ゼルダさんの死を通して改めて思った。ゼルダさんのご冥福をお祈りします。

 

 

とにかく、女性たちがパワフル! 老いともきちんと向き合い、時々弱音を吐くことがあっても常に前向き。60代の方々はまだしも、80歳を超えてもなお新しいことにチャレンジする。もともとそういう人だからというのもあると思うけれど、複数の女性が言っていたように、迷っている時間はないっていうこともあるのかも。そんな時間はもったいないから、やれる時にやっちゃえ! せっかくのチャンスなのにもったいない!と、新しいことに挑戦していく気持ちが、生き生きとさせているんだなと思った。まぁ、若い頃のような大冒険はムリでも、何歳になっても新しいことに挑戦できるし、その機会を楽しむべきだおということを改めて教えてもらえた。

 

金曜夜の回だったからか客席のほとんどが女性だったけれど、年配の男性もチラホラ。ファッションがメインではあるけれど、見せたいのはそれだけではないので、男性が見ても楽しめるし、パワーをもらえると思う。パワー不足の方是非!!

 

『アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生』Official site

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【Googleのロゴ】父の日おめでとう!

2015-06-21 00:09:41 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



父の日 おめでとう!


父の日もおめでとうって言うんだね? イヤ、ちょっとビックリしたので(o´ェ`o)ゞ

もちろん知ってるけど、一応毎度のWikipediaで調べてみた!


父の日(ちちのひ)は、に感謝を表す


1909年アメリカワシントン州スポケーンのソノラ・スマート・ドッド(Sonora Smart Dodd)が、

手1つで自分を育ててくれた父を讃えて、

教会牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われている。


最初の父の日の祝典は、その翌年の1910年6月19日にスポケーンで行われた。

当時すでに母の日が始まっていたため、彼女は父の日もあるべきだと考え、

「母の日のように父に感謝する日を」と牧師協会へ嘆願して始まった。


1916年、アメリカ合衆国第28代大統領ウッドロー・ウィルソンは、

スポケーンを訪れて父の日の演説を行い、これにより父の日が認知されるようになる。


母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花はバラ


とのこと! 


これ、GIFになっていて、

ペンギン、キツネ(?)、ネコ、人間の親子が登場する。



ペンギンパパが卵を温めて・・・

キツネ(?)パパが子ギツネに鳴き方を教えて・・・


ネコのパパが子ネコを背中に乗せて・・・


人間のパパが子供を抱っこして・・・


またペンギンパパに戻ってループ


パパたち頑張ってるね


検索画面のロゴはペンギンパパ


お父さん、ありがとう!┏O)) アザ━━━━━━━ス!




コメント (4)
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