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【cinema】『64 ロクヨン 前編』

2016-07-24 01:12:00 | cinema

2016.06.08 『64 ロクヨン 前編』鑑賞@TOHOシネマズ日劇

 

完成披露試写会応募したけどハズレ 日本映画は自分がよく知っている風景だからか、スケール感がテレビでも変わらない気がして、DVDでもいいかなとも思ったのだけど、豪華キャストの競演に惹かれ是非劇場で見たいと思った。前後編続けて公開するということなので、後編公開直前のレディースデイに見に行ってきた~

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

横山秀夫原作の同名小説の映画化。どうやら出版までは紆余曲折あったようで・・・ 毎度のWikipediaによりますと、「別冊文藝春秋」にて断続的に連載されたものの、改稿作業を続けており、2009年頃には出版日も決定したのに納得できず、全面改稿して書き下ろしとして2012年10月に出版されたのだそう。"D県警シリーズ"の第4作目にしてシリーズ初の長編。2冊目の短編集『動機』(2000年刊行)を書き終えた後、長編を書こうと書き下ろしの予定で150枚ほど書き始めていたが、他の出版社から連載や短編のオファーが殺到、必死でこなしていた時に心筋梗塞で倒れてしまう。療養もそこそこに「別册文藝春秋」で連載を始めたが、思うようにストーリーが進まず、違和感があり、連載を途中でやめてしまった。2005年再び着手できるようになり、手直しを加えた上で2009年に出版されることが決定するが、ただ書き終えただけの作品でしかなく、このままでは読者からお金を貰える作品たりえないと思い、出版を中止するという苦渋の決断をした。担当編集者は絶句していたという。再び改稿作業に入ったが、今度は突然、記憶障害に襲われ、前日に書いた原稿の内容が思い出せなかったり、主人公の名前さえ思い出せなくなってしまった。廃業という文字を頭に浮かべながら、いいアイディアや文章が思い浮かぶと書斎に駆け戻り、1、2行書き、また庭へ戻るという繰り返しだった。次第に筆が進むようになり、小手先の手直しをやめて全面改稿を重ねた。と、なんだか大変なことになってしまったのね 現在、体調はどうなのでしょうか。心配。

 

原作は未読。横山秀夫作品は「半落ち」と「クライマーズ・ハイ」しか読んでないかな? 映画化された作品は『半落ち』、『クライマーズ・ハイ』(感想はコチラ)を見た。ドラマでは二渡シリーズ(っていうのかな?)を何本か見たし、「臨場」も見ていた。なので、なんとく作品の雰囲気は分かっていた。組織の中で抵抗する男たち、女性は出しゃばらず芯が強いという印象。とっても日本的なのかな。"D県警シリーズ"というのがあることすら知らなかったのだけど、初の長編ということで、2015年4月にNHKでドラマ化されている。ドラマは未見。映画は前後編の二部作で公開された。

 

ロクヨンというのは昭和64年に起きた誘拐事件のこと。昭和天皇崩御により、7日間しかなかった昭和64年。その7日間に少女が誘拐され遺体で発見された。少女の誘拐殺人ということで、本来ならば世間の関心を引く事件ながら、昭和天皇崩御の報道の陰に隠れてしまい、情報提供があまり得られず、14年後の平成14年現在でも未解決となっている。タイトルは「64 ロクヨン」だけど、メインの舞台は平成14年のD県警。

 

前後編として公開されているのだから、当然事件は前編では解決しない。むしろ、ロクヨン事件のこと自体は冒頭の部分のみという感じ。もちろんタイトルにもなっているし、事件捜査自体は継続しているので、時折出てはくるけれど、主人公が広報官であることもあり、むしろ警察内部の派閥争いや、記者たちとの対立の方がメインとなっている。

 

冒頭、漬物工場。小学校低学年くらいの少女が1人で出かけようとしている。この子が誘拐され殺害されてしまうことは分かっているので、その無防備で愛らしい姿が切ない。両親は作業の手を止め、娘に気をつけるように声を掛けるけれど、彼女が1人で出かけることに抵抗はない様子。欧米では子供を1人きりにしてしまうことは厳禁で、学校もかならず保護者の送迎が必要と聞く。日本でもだいぶ浸透してきているけれど、この当時はまだまだおおらかな時代だったのでしょう。本来は子供が自由に遊べないことの方が問題なのだけど、どんな人間がいるか分からないので、やっぱりこれは危ないなと思いながら見ていた。

 

事件発生から、身代金受け渡しまでの流れは緊迫感があり、ぐいぐい引き込まれた。犯人はサトウと名乗り、丸越デパートで一番大きなスーツケースに現金2,000万円を入れ、指定の場所に持ってくるよう指示。ところが、指定された喫茶店に行くと、電話が鳴り被害者の父親である雨宮芳男(永瀬正敏)を呼び出す。雨宮が出ると別の場所が指定される。その繰り返しで旅館や、雀荘など次々指定され、振り回される雨宮と刑事たち。雨宮たちが店に着くと同時に電話が鳴り、店の人より先に雨宮が電話に出てしまうくらいになっちゃうので、これって犯人が雨宮たちの動向を把握してるってことだよね? 誰もそこを指摘してなかったけど、警察の無線とか傍受してたのかな? でも、このシークエンスはスピード感があっておもしろかった。被害者にとっては辛すぎるけど・・・

 

最終的には人気のない橋に車を止めて、川にスーツケースを投げ込めという指示。もちろん、言われたとおりにする。かなり大きな橋なのに車が一台も通らないのもちょっと不自然な気はしたけど、それは別にOK。翌日、川の下流でスーツケースを回収しようとしている男を取り押さえるけれど、これは全く関係ない人物というのは見ている側にも分かる。こんなに早く解決するわけないし(笑) ただ、この男が誰で、なぜスーツケースを回収しようとしていたのかなどは言及がなかったような? まぁ、単純にゴミだと思って拾っただけなのかも。被害者の三上翔子は数日後、廃車置き場に置かれた車のトランクから発見される。そして、有力な情報が得られないまま14年の歳月が経つ。これがロクヨン事件の顛末。この廃車置き場での絶望感が広がったところで場面が切り替わるのはよかった。タイトルもここで出る。

 

場面切り替わって雪景色。一軒の建物。殺風景な感じ。その中を歩く男女。黒っぽい服装をしていることや、なんとなく重々しい画面の印象から、人の死に関係することではないかと感じる。この2人は三上義信(佐藤浩市)と妻の美那子(夏川結衣)。40代くらい。2人はある建物に案内される。そこは霊安室。三上が恐る恐るシーツをめくると、若い女性の遺体。目を伏せていた妻に首を振る三上。この様子で2人には遺体の女性と同世代の娘がおり、現在行方不明なのだということが分かる。映画ではストーリーの展開と共に、回想シーンなどが盛り込まれているのだけど、あえて先に書いてしまうと、三上と娘のあゆみ(芳根京子)の間には確執がある。映画では特に触れてはいなかったけれど、原作では美那子は元ミス県警で美人で、三上は不細工という設定。あゆみは父親似の自分の顔を嫌っているということらしい。ドラマ版ではピエール瀧が演じたらしいので、そういう意味ではベストなキャスティングだったかも。って失礼だけど(o´ェ`o)ゞ 映画では佐藤浩市なので、さすがに不細工設定にはできなかったようだけれど、そっくりな顔が嫌だから整形すると泣き叫んでいるシーンがあるので、似ている設定は生かされている。まぁ、父親との確執は顔が似ているというだけではないし、確執があれば不細工かどうかに関わらず、自分が父親に似ているのは嫌かもしれない。思春期だし(笑)

 

高校生のあゆみが家出をしてしまっていることで、三上を良く思っていない赤間警務部長(滝藤賢一)からは、歯型のカルテなどを提出してはどうかと、あゆみが死亡している前提の提案をされたりと嫌がらせを受けていたりする。それでも、あゆみの生存を信じているのは、一度無言電話がかかってきたから。たまたま家にいた三上が、妻から電話を奪ってまで戻るように呼びかけたものの、無言のまま電話は切れた。電話の主が娘であった確証はないけれど、妻はそれ以来いつ電話がかかってきてもいいように、家に引きこもりがちの生活になっている。

 

三上は元刑事でロクヨン事件も捜査に加わっていた。現在は広報官。警察組織のことに全く詳しくないので、刑事以外の職種の人たちがどれくらいるのか不明だし、広報官というのが具体的に何をするのかも分からない。各県警毎に広報官がいるのかも分かっていないのだけど、きっといるのでしょう。広報室には諏訪係長(綾野剛)、蔵前主任(金井勇太)、美雲(榮倉奈々)の3名の部下がいる。現在、広報官として直面している問題は、ある交通事故について。妊娠中の主婦が、酒に酔った老人をはね、被害者が意識不明の重体となっている。どうやら、広報室の仕事の一つには、県警内にある記者クラブへの対応があるらしい。地元紙の記者たちは主婦の実名報道を求めているが、県警としては加害者が妊婦であることを理由に実名を公表しない方針。どうやら加害者は警察関係者と繋がりのある人物で、ようするに隠蔽したいということらしいのだけど、三上としては妊婦だから公表しないということは正当な理由だと考えている。記者たちは執拗に実名報道にこだわるのだけど、正直そんなのどうでもいいのにと思ってしまう。確かに、殺人事件の被害者については実名や年齢、家族構成や過去まで暴かれるのに、加害者についてはある程度守られたりして憤りを感じることはある。新聞やテレビの一視聴者としては、実名や年齢の報道により、人物としてイメージが肉付けされやすいという面はあるけれど、例えば無謀に飛び出してきた被害者をはねてしまったなど、加害者に同情すべき要素がある場合に実名報道されていた時には、読んでいて辛い気持ちになったりする。記者たちは県警本部長(椎名桔平)に抗議文を出してまで実名にこだわるのだけど、この感じは見ていて不愉快だった。記者たちも仕事として一生懸命なのは分かるのだけど・・・ 

 

事前に前編はあまりロクヨン事件自体のことは描かれないと聞いていたので、ある程度は覚悟していたけれど、正直この記者たちとのくだりを延々見せられるのはちょっと苦痛だった 記者たちは飲み会とかもしてるようで、諏訪ら3人も出席してたりする。そういう場所に女性である美雲が出席したことに対して、諏訪係長や美雲本人に意見する三上。確かに男性のみの飲み会に接待役のような形で出席させられているのであれば、それはセクハラだし問題だと思うけれど、記者の中には少ないながらも女性もいたのだし、なにより美雲本人が出席したいと思っているのだから、逆にこれはセクハラでありパワハラなのでは? そもそも、美雲が飲み会に出たいと思ったのも、自分が広報室の一員として認められていないと思っていたからで、それは彼らの上司である三上が、美雲をそう扱っていたから。この一連の描写については、あえて入れたのだと思うけれど、これは何故入れたんだろう? 映画の中で現代となっているのは平成14年で、今から14年前。世間的にはセクハラやパワハラについて、かなり認識されていたと思うけれど、小説などで見る限りかなりの男社会である警察内部はどうだったのかな? そういう意味で三上の正しくあろうとしつつも空回りしている感じは伝わって来たけど、それが目的なのかな? 特別ロクヨンとも記者クラブとの軋轢とも関係ないように感じたので、何故あえてこのエピソードを入れたんだろうと思ったので。イヤ、だってやっぱり前後編で約4時間て長いので、原作にあるエピソードであっても、映画ならば省いて1本にできるのでは?と思ったりしたので。

  

県警としては、どうしても記者たちに取り上げて欲しい案件があった。時効間近のロクヨン事件の視察のため警察庁長官が県警を訪れるのだった。交通事故の加害者の実名を公表しないことから、秋川(瑛太)ら記者たちは、この長官視察の主宰をボイコットすると言い出す。自分は記者とかマスコミに対してあまりいいイメージを持っていないので、前述したとおり実名報道に関する執拗なこだわりは不愉快だったけど、自分たちの要求は通さないのに、取材して欲しいことに関しては都合よく利用しようとされたら腹が立つ気持ちは分かる。話が前後してしまうけれど、顛末を先に書く。最初は、三上は次回から実名報道をすることを約束するけど、納得してもらえず、結果交通事故の加害者の実名報道をする。その際、加害者が警察関係者であったことも公表したため、非難を浴びる。そこで、一度は適当にあしらってしまった蔵前の被害者調査報告書をもとに、被害者のこれまでの人生を読み上げる。酔っぱらって道路を横断して事故死した名もなき老人の、わびしい人生。何故、お酒を飲んでいたのか。それらを、涙ながらに読み上げる三上。佐藤浩市熱演。事故死者は数ではなく、それぞれかけがえのない人生であるということだと思うけれど、泣かせようという演出が過剰で泣くまでには至らず。でも、一応これで記者たちも納得。長官視察の取材をすることを了承する。

 

一方、三上は本来の仕事ではないけれど、長官視察の際に被害者宅を訪れることを、雨宮に了解を得るようにと赤間から言われてしまう。この赤間がイヤミな人物で、いかにもなキャラクター。滝藤賢一がいやらしく演じていて憎たらしい。さすが 早速、雨宮宅を訪れる。事件当時の雨宮も永瀬正敏が演じているので、当時何歳で今何歳になっているのか不明。小学校低学年の娘の父親だったのだから、20代後半から30代前半だったのか? 雨宮翔子が生きていれば、20歳前後と思われるので、三上と同世代という設定かと思われる。しかし、白髪の髪の毛は伸び放題でボサボサ。経営していた工場は閉じ、現在はどうやって生活しているのか不明。生気をなくしたうつろな目。仏壇には翔子の写真とともに妻の写真が並ぶ。数年前に病気で亡くなっていたのだった。見ている側も三上とともに、雨宮の14年を思いショックを受ける。視察の件を切り出すも、断られてしまう。これには訳があった。

 

ロクヨン事件は継続捜査されているけれど、現在は人数も大幅に減少し、実際は捜査していないような状況。その辺りの対応に対する不信感は当然だけど、実はある重大な問題が起きていた。雨宮を訪ねた後、元刑事の望月(赤井英和)を訪ねる。これ何故訪ねたんだっけ? そして、彼から県警本部の二渡(仲村トオル)が訪ねてきたこと、そして2人とも幸田メモのことを聞きに来たのではないかと言われる。幸田メモのことを知らなかった三上は、それが何なのか尋ねるが、答えは得られない。

 

幸田メモのことが気になった三上は、同じくもと刑事だった村串みずき(鶴田真由)を呼び出す。すると彼女から意外な話を聞くことになる。あの日、逆探知を担当していた日吉浩一郎(窪田正孝)が号泣していたというのだった。不審に思い日吉家を訪ねると、母親の日吉雅恵(烏丸せつこ)から、ロクヨン事件直後に辞表を提出した日吉は、14年間引きこもり生活を続けていることを聞く。日吉に何があったのか?

 

幸田メモの幸田とは、日吉と共に逆探知を担当していた、幸田一樹(吉岡秀隆)のこと。幸田もロクヨンからしばらくして警察を辞め、その後仕事を転々とし、現在は量販店の駐車場の交通整理をしている。そんな幸田を元同僚である柿沼(筒井道隆)が監視していることが判明。県警は14年間幸田を監視しているのだった。一体何があったのか? すると驚愕の事実が分かる。なんと犯人の声を録音し損ねてしまったのだった。人の役に立ちたいと転職してきたばかりの日吉は、緊張からか機械操作を誤り、モタついている間に耐え切れなくなった雨宮が電話に出てしまったのだった。結果、録音に失敗。犯人の声は雨宮しか聞いていないのだった。これはかなり致命的なミス。班長はこの事実を隠ぺいすることにする。幸田メモというのは、良心の呵責に耐えかねた幸田が書いた報告書のこと。この報告書は握りつぶされ、幸田は警察を辞めた。現在も極秘扱いとなっている。当時の班長は現在では地方の署長になっており、パレードなどしてニヤけている。そこに三上が現れて問い詰めるシーンがあるけど、ホント殴ってやりたい

 

犯人の声が残っていれば逮捕できたとは限らない。でも、ミスがなければ警察内部での扱いも違っていたかもしれない。そして、雨宮が三上の要請を断ったのも警察に不信感があるから。これは当然のこと。この14年前のミスが発覚していく過程はとってもおもしろかった。謎が謎を呼んでつながっていく感じ。赤井英和とか鶴田真由とか有名俳優の顔見世的な部分も感じたりするけれど。そういう意味では、特別必要とも思わない県警本部長への直談判シーンも、椎名桔平を出すため?とか思ってしまったり いろいろ事務所問題を感じてしまうのは穿った見方かな(笑) もちろん原作にあるエピソードなのでしょうし、企画段階から前後編設定だったのかもしれないけれど、カットしたら1本に収まったのではと思ってしまったり。 

 

でもまぁ、県警本部長室へ乗り込んでいったのは、長官視察の本当の理由について抗議しに行ったので必要ではあるか。実は長官視察の本当の理由は、上層部に東京から幹部を迎え、東京主導の県警にしようという計画があったから。それに気づいた荒木田(奥田瑛二)らがこれに反発しているのだった。三上は刑事たちの士気が下がってしまうと本部長に直談判するも、軽くあしらわれてしまったのだった。警察内部のことなんて全く詳しくないので、東京から幹部がやって来て、東京主導の県警になってしまうと何が問題なのかサッパリ分からないのだけど、特に刑事たちが反発しているということは、捜査方法に支障があるということなのかも。その辺り説明不足というよりも、もしかしたらセリフの中に含まれていたのかもしれないけれど、割と会話がどなり合いとまではいかないまでも、詰め寄り口調だったりするので聞き取れていない部分があった。

 

つらつら書いているうちに映画を見てから1ヶ月以上経ってしまい(現在:2016年7月23日)記憶がかなり曖昧。しかも、その間後編を見ているため、前編と後編とどちらに登場したのか分からなくなっているシーンもある。なので、明らかに前編のシーンだと確信が持てる部分だけ書いておく。ということで・・・

 

ある日、電話番の1人を除いて刑事たちが全員姿を消すという事態が起きる。三上たち広報室メンバーが必死で探すと、講堂(?)にデスクや電話、書類などが運び込まれており、刑事たちが集結していた。彼らの抗議行動だと考えた三上が詰め寄ると、御倉(小澤征悦)から衝撃的な事実を聞く。誘拐事件が発生したというのだった。たしか前編はここで終わりだったと思う。この事件とロクヨンの関係は後編だったよね? この終わり方はとても良かったと思う。盛り上がったところでスパッと切られたので、後編が見たくてたまらなくなった。

 

キャストについては後編の感想でまとめて書こうと思う。前編しか登場しないキャストもいるのだけど、前述したとおり無理に枠を増やしたかのようなチョイ役だったりするので、あえて感想を書くほどではないかも。ただまぁ、さすがに一部を除いて演技上手いので、チョイ役感は薄かったりするし、豪華キャストを堪能できる感じにはなっていた。

 

ロクヨン当時の映像がいつもどんよりしていたのが印象的。たぶんあえてだと思うけれど、全体的にあまり快晴だった日はなかったような・・・ 雪国というわけではないけれど、冬は寒さが厳しい雰囲気。どこか寒々とした感じも良かった。

 

もうとっくに上映終了してしまっているので、今更オススメもないのだけど 横山秀夫作品ファンの方も楽しめる内容になっているのでは? 佐藤浩市ファンの方は必見! 

 

『64 ロクヨン』Official site

  

コメント
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