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【cinema】『X-MEN:アポカリプス』

2016-08-28 00:27:47 | cinema

2016.08.13 『X-MEN:アポカリプス』@TOHOシネマズ日本橋

 

前作エンドロール後のおまけ映像を見てから、ずっと楽しみにしていた。ジャパンプレミア応募したけどハズレ 公開から2日後見に行ってきた~

 

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「1983年。マグニートーによるホワイトハウス襲撃事件により、英雄視されているミスティークは、東ドイツで不当に扱われているミュータントを救っていた。マグニートーはポーランドで家族と共に暮らしている。プロフェッサーXの「恵まれし子らの学園」には新たな仲間を迎える。そんな中、世界最初のミュータントと言われるアポカリプスが長い眠りから目覚めようとしていた・・・」という話で、これはおもしろかった。ちょっと前作のこととか忘れていたこともあり、前半はウトウトしかける部分もあったのだけど、後半の巻き返しがスゴイ! やっぱりこのシリーズはおもしろい

 

前作に続きブライアン・ジンガー監督が続投。毎度のWikipediaも、公式サイトも撮影秘話的な記述がほとんどないので、興行成績など詳細は書けないのだけど、そんな中でも少しだけ記載しておくと・・・ 「マーベル・コミック」の「X-MEN」の実写映画化作品。映画シリーズとしては通算で第6作品目。スピンオフ作品も含めると第9作品目となる。X-メン結成以前から始まった若い頃のプロフェッサーXやマグニートーを主軸に据えたシリーズとしては、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』、『X-MEN: フューチャー&パスト』に続く3作目で完結編とされる。前作『フューチャー&パスト』での戦いで歴史が変わり、新たな世界観を歩みだした1983年が物語の舞台となる。本作は第1作目『X-メン』の時代へと繋がる内容となっており、シリーズ全体の歴史がひとつとなると制作者は語っている。とのこと。

 

『X-MEN:フューチャー&パスト』のレビュー(コチラ)にも書いたのだけど、アメコミは著作権が版元にあり、作画者や作品全体のトーンを変えて、新たなシリーズを出版したりすることがある。この「X-MEN」シリーズ(Wikipedia)がどんな形で続いているものなのか調べていないので不明。そのくらい読み込めよという話ですが・・・ 前作には一応ベースとなる原作シリーズがあったようだけれど、今作についてもあるのかは、前述したとおりWikipediaにも公式サイトにも記載がないので分からない。今作のヴィランであるアポカリプスが、原作でもこのX-MENの成り立ちを描いた3部作の時代に登場するキャラなのかも不明。いちいち不明なら書くなよとも思いますが、要するに全く予備知識なく見たということと、あくまで映画を見た感想ですよということが言いたいわけです

 

もう一つ断り書き。前作鑑賞前はシリーズ未見で、ジャパンプレミアに当選して慌てて『X-MEN』と『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』を見た。その後、残り2作も見て一応スピンオフ作品以外は全部見た形。ただ、順番が変になったこともあり、ごちゃごちゃになってしまった(笑) ミュータントの数も多いし、前日譚3部作では違う俳優が演じているため、誰が誰やら という状況の中、復習なしで今作鑑賞しているので、ちょっとトンチンカンな部分があるかと思われます┏○ペコ

 

冒頭、古代エジプトが舞台。両サイドに高い城壁のような建造物。その上には兵士たちがビッシリ。大勢の人が沿道を埋め尽くす中、巨大な輿が進んでいく。兵士の数人が不審な動きをする。前作のおまけ映像で、アポカリプスが古代エジプト時代のミュータントであることは分かっていたので、この不審な動きをする兵士たちが、アポカリプスを裏切るのかな?というのは何となく分かる。輿の人物はアポカリプスことエン・サバー・ヌール(オスカー・アイザック)。後の説明によると、世界最古のミュータントで、魂を悦の体に移すことが出来る。体が老いると別のミュータントの体に乗り移る。その際、そのミュータントの能力も引き継ぐことが出来るため、どんどん能力が増えていく。最強のミュータント。外見は真っ黒で固そうな皮膚。その能力により古代エジプトに君臨していた。これから別のミュータントの体に移る儀式を行うらしい。献体(本人の意思によるものかは不明)と並んで横になり、意識を移行していく。その儀式を見守る黙示録の四騎士。どうやら、その時々で4人のミュータントを従えているらしい。1983年でも4人のミュータントを集めることになるけど、特別黙示録の四騎士について説明はなかったように思うので、見ている間は4人であることに意味があるとは思っていなくて残念

 

アポカリプスはオスカー・アイザックが演じているけど、前述したとおりの容貌なので、全く誰だか分からない 意識移行する直前に、献体のミュータントとして横たわっていたのが唯一映る素顔。ただし寝てます もう1人素顔が全く写らないミュータントが後に登場する。さて、意識移行が進む中、先ほど不審な動きを見せていた兵士たちが反乱を起こす。この戦闘シーンはなかなか迫力があった。アポカリプスがいる所までたどり着き、あと一歩というところまで迫るけれど、ミュータントたちの必死の抵抗で阻まれる。ミュータントたちも命を落とす。しかし、建物が崩れアポカリプスが生き埋めとなり、長い眠りにつくことになる。これは何故長い間眠っていたのかな? とっさに意識を閉ざして自分を守ったってこと? なにしろ次に目覚めるのが1983年なので、確実に2000年は眠っていたことになるからね(笑)

 

1983年。教室で授業を受けていたスコット・サマーズ(タイ・シェリダン)は、目に激しい違和感を感じトイレに駆け込む。好きな女子生徒に色目を使ったと難癖をつけて同級生が追いかけてくるけど、個室の扉ごと吹き飛ばしてしまう。なんと目から光線が飛び出しているのだった。これがサイクロップスの覚醒。サイクロップスの兄でハボックことアレックス・サマーズ(ルーカス・ティル)も胸から光線が出るミュータント。ハボックは力を制御できないため目を開けることができないサイクロップスを「恵まれし子らの学園」に連れて来る。プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア(ジェームズ・マカヴォイ)や、ビーストことハンク・マッコイ(ニコラス・ホルト)たちの前で能力を披露したサイクロップスは、学園に迎えられる。その際、ジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)とお互い意識し合う。サイクロップスはX-MENの中でも重要な人物だし、ウルヴァリンとジーンをめぐって三角関係になったりするので、この辺りの流れはシリーズファンとしてはニヤリなのだけど、前述したとおり記憶がごちゃごちゃになっているので、あれ?サイクロップスってまだ登場してなかったけ?(o゚ェ゚o) みたいな状態だったりする(笑)

 

舞台変わって東ベルリンではミュータントたちが地下の檻つきリングで戦わされていた。翼をもつエンジェル(ベン・ハーディ)が連勝記録を更新したところで、連れてこられたのは全身が青く鱗のようなもので覆われ、トカゲのような尻尾をもつナイトクローラーことカート・ワグナー(コディ・スミット=マクフィー)だった。能力は瞬間移動。触れたものも同時に移動させることが出来る。彼は怯えてえおり、逃げ回るけれど、結果エンジェルに勝利してしまう。檻に流れる電流でエンジェルは翼を負傷。そこにミスティークことレイヴン・ダークホルム(ジェニファー・ローレンス)が現れ、ナイトクローラーを助け出す。原作ではナイトクローラーはミスティークの息子という設定らしい。映画ではそういう説明はなかったので、急にミスティークが現れて救出する理由が分かりにくいけど、そんなに気にはならない。2人は偽造パスポートを取得するのだけど、瞬間移動できるのであれば必要ないのでは? そこまで遠くは移動できないのか? あと、ナイトクローラーはミュータント姿のままで、人間の姿にはならない。なので、コディ・スミット=マクフィーが演じているの全然気づかなかった! で、そんなミュータント姿写真でパスポートはOKなのか? まぁ偽造だけど 2人は「恵まれし子らの学園」を目指す。

 

その頃エジプトでは、アポカリプスの復活を願う人々により、密かにある儀式が行われようとしていた。その動きを察知したCIAのモイラ・マクタガート(ローズ・バーン)は地下の部屋に潜入し、アポカリプス復活の一部始終を見届ける。その瞬間、全世界で地震のような揺れを感じる。復活したアポカリプスは街であるミュータントと遭遇する。天候を操ることができる少女で、その能力を使ってスリのようなことをしていた。カモにした相手に捕まりそうになったところをアポカリプスが助ける。その能力がおもしろい。相手の体を砂のようにできるらしく、壁と一体化させちゃったりする。助けた少女の家に行き、テレビから情報を得るアポカリプス。数千年の歴史を一気に取り込んだらしい。テレビを見ただけでとか思うけど、まぁ全然OK。そして、少女を仲間に誘う。その際、彼女に触れてパワーアップさせることができるようで、髪の色が銀色に変わる。そう!彼女はストームことオロロ・マンロー(アレクサンドラ・シップ)。アレクサンドラ・シップからハル・ベリーへのイメージはしやすかった。そうそう、サラリとCIAのモイラが出ているけれど、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の記憶が全くよみがえらず、全然気づいてなかった。その後、プロフェッサーXが彼女への思いを語る部分などがあるけど、全く思い出せなくてビックリしながら見ていた

 

アポカリプスは東ベルリンでエンジェルと会う。翼を負傷してしまった彼は用済みになってしまったのか? アポカリプスはエンジェルをパワーアップさせて、翼を金属製に変えて四騎士に迎え入れる。そういえば腕が剣のようになるサイロック(オリヴィア・マン)というミュータントも、パワーアップさせてスカウトしていたけど、これはどの段階だったっけ? エンジェルよりは前だった気がするのだけど?(o゚ェ゚o) サイロック微妙な活躍具合だったので忘れてしまった

 

一方、マグニートーことエリック・レーンシャー(マイケル・ファスベンダー)は正体を隠しポーランドで家族と暮らしていた。妻はエリックがマグニートーであることを承知しているようで、2人の間には幼い娘がいる。能力は使わず鉄工所で働き、それなりに仲間に受け入れられている様子。森の中の家で幸せに暮らしていた。しかし、アポカリプスが目覚めた際の地震で、機械に潰されそうになった同僚をとっさに能力を使って助けてしまい、その様子を他の同僚に見られてしまう。慌てて家に戻って妻に事情を説明。姿を消そうと荷造りを始めるも娘の姿が見えない。探しに森に入ると、娘は警官たちに捕えられていた。娘と引き換えに投降するマグニートー。しかし、娘が興奮して能力を発揮してしまう。その力に怯えた警官たちは娘と妻を殺害してしまう。深い悲しみと怒りにかられたマグニートーは、妻のペンダントを使って警官たちを一瞬で殺してしまう。これは辛い 正直マグニートーに家族がいる設定に違和感があったりもしたのだけど、これは原作シリーズにもあることなのかな? 奥さんはともかく、子供がいるというのがピンとこなかったのだけど、後にもう1人子供がいることが判明して驚愕(´゚Д゚`)ンマッ!!

 

マグニートーは密告者に復讐するため鉄工所にやって来る。力を発揮しようとした瞬間にアポカプスが3人のミュータントと共に現れ、一瞬で鉄工所の人々を砂化してしまう。アポカリプスはマグニートーをアウシュビッツに連れて行く。少年エリックが能力で曲げたあの門。そこで人間に対する怒りを思い出させて仲間に加わるように言う。ハッキリと同意はしないものの、アウシュビッツを破壊することで、アポカリプスの側につくのであろうことは伝わる。これは仕方がないかなぁ・・・ エリックは能力を最大限に発揮する場合の原動力が怒りなので、辛いエピソードが多くて辛い なんとなく誰かの配下に入るのはキャラ的に違う気もするけど、やっぱりマグニートーのキャラとしては反人間の側でないとダメだと思うのでOK。アウシュビッツ破壊シーンの映像は迫力あるけど、インパクトとしては前作の球場持ち上げの方がすごかった気もする。

 

その頃、「恵まれし子らの学園」ではジーンが悪夢を見ていた。ジーンは自分の能力に怯えていて、力を解放できていない様子。度々悪夢をみてはうなされているため、他の生徒達には迷惑がられているっぽい。彼女が見ている悪夢は世界が破壊される場面で、どうやらそれは予知夢らしい。このことからプロフェッサーXはモイラ・マクタガードに協力を求める。前述したとおり前作までの記憶が曖昧になってしまったため、この再会に対して「おー」っとなることができなかったのだけど、かつて2人の間には恋愛感情があったのだっけ? ファスジェネのラストでプロフェッサーXが記憶を消してしまったので、モイラはチャールズのことを覚えていない。切ない 演じているのがマカヴォイなのでより切ない。

 

プロフェッサーXがセレブロでマグニートーを探していたと思うのだけど、これはなんでだったんだっけ? マグニートーに戻ってくるよう諭すけれど、逆にアポカリプスに見つかってしまうことになる。アポカリプスはプロフェッサーXと同調し能力を増大させて、世界中の核兵器を宇宙に向けて発射する。これは核兵器を廃棄したってことなのかな? それに関してはよいことをしたのではないかと個人的に思う。この辺りは核兵器廃絶のメッセージが込められているのかな? この映像もスピード感と迫力があった。

 

アポカリプスは四騎士と共に瞬間移動してくる。狙いはプロフェッサーX。彼の能力を手に入れたいアポカリプスは、現行の体を捨て意識移行しようと考えているらしい。それを阻止しようとしたハボックは光線を発射するが、避けられて大爆発を起こしてしまう。あわや大惨事というところで、たまたま学園を訪ねて来たクイックシルバーことピーター・マキシモフ(エヴァン・ピーターズ)が大活躍! 残念ながら爆心にいたハボックを救うことはできなかったけれど、超高速移動で学園じゅうの生徒や教師たちを安全な場所に移動させる。この画が楽しい! クイックシルバー以外は止まってしまっているような映像。実際は超高速なのだけど、映像としては止まっている人を動かしている。時々遊び心もあったりして見ていて楽しい。やっぱりクイックシルバー゚゚*。最 (*゚д゚*) 高。*゚

 

学園の建物は崩壊。そこに追い打ちをかけるようにウィリアム・ストライカー大佐(ジョシュ・ヘンマン)の部隊がやって来る。ビースト、ミスティーク、クイックシルバー、そしてモイラが捕えられてしまう。ナイトクローラー、サイクロップス、ジーンは密かにヘリに乗り込み後を追う、到着したのは軍の施設? 原作好きの方や、シリーズファンの方ならピンとくる場所なのかもしれないけれど、記憶が曖昧な自分にはよく分からず。4人を探して施設内をさまようジーンたち3人。ある部屋に、窓のない檻のようなものを発見する。中にはミュータントが捕えられている様子。ジーンが解放すると、中から現れたのは鉄?の爪を持つミュータント! もちろん、ウルヴァリンことローガン(ヒュー・ジャックマン)だけど、この時点ではウェポンXと呼ばれているらしい。兵士たちをなぎ倒していくウェポンX。ひとしきり大暴れした後、ジーンに記憶を戻してもらうと、雪の中けっこうな薄着で飛び出して行ってしまう。ヒューすごいチョイ役 いくら親日家のヒューでも、さすがにこれでは来日しないね(笑)

 

ウェポンXが大暴れしたおかげで、兵士たちがいなくなった施設内。3人はミスティークたちが捕えられている部屋を見つける。ナイトクローラーの指示とカウントダウンで、サイクロップスが光線で扉を破壊するシーンはコミカルで笑った(笑)

 

そんな中、エリックは能力を最大限に発揮。なんと地軸も動かしちゃう。マグニートーの能力がイマヒトツ分かっていないのだけど、金属を自在に操れるってことではなかったっけ? 地軸を動かすことができるというのはどういうことなのか? その辺りの化学的?科学的?な知識が全くないので分からない 橋などの巨大建造物も次々破壊されていく。この映像はスゴイ! ただ能力がスゴ過ぎてボーっとしてしまう(笑)

 

アポカリプスは能力を使ってピラミッドを造る。ものすごく巨大だけど、これは一体何のために建てたのだろ? プロフェッサーXに意識移行するためには箱モノが必要ってことかな? それにしては巨大過ぎないか? 後に君臨するため? とか、いろいろ思うけど、映像がすごくて楽しいのでOK。プロフェッサーXの能力のこともイマヒトツ分からないのだけど、テレパス的な能力以外には、対外的に非力ってことなのか? 一応の抵抗を試みていたようには思うけれど、あっさりと意識移行が始まってしまう。今作でプロフェッサーX役のジェームズ・マカヴォイがスキンヘッドになったことは知っていたので、ここかと思うわけです。まぁ、もう時間も時間だしここしかないよねってことで、意思移行に際して髪が全て抜け落ちてしまう。マカヴォイがパトリック・スチュワートにはならないだろうと思っていたけど、ハゲてみたら意外になるかも?と思ったり。でもマイケル・ファスベンダーがイアン・マッケランにはならないね(笑)

 

話が反れましたが、現場に到着したミュータントたちが、なとか意識移行を阻止しようと奮闘する。ここからはスピード感がすごくて、詳細は覚えていないし、きっと書いてもおもしろくないので要点だけ。プロフェッサーXのことは、瞬間移動能力を使ってナイトクローラーが救う。ミスティークがサイロックに擬態して救ったのは誰だっけ? そうそう!書き忘れていたけど、クイックシルバーはマグニートーの息子なのだそう マグニートーはその事実を知らない。クイックシルバーはそのことは告げないまま、ミスティークとともにマグニートーを説得する。予想通りマグニートーはこちら側に戻って来る。同じく寝返ったストームも加わって、ミュータントたちは必死に戦い、プロフェッサーXが能力で倒そうとするけれど、アポカリプスは手ごわく、プロフェッサーXもダメージが大きかった。そこで、プロフェッサーXはジーンに力を解放するように諭す。ジーンがその能力を発揮し、アポカリプスは滅びる。ジーンはある意味最強と聞いたことがあるけど、たしかにスゴイ! とにかく、この一連の戦いはスピード感と迫力があって、映像的にもスゴイので、見ていてとっても興奮した。

 

場面変わって「恵まれし子らの学園」 破壊された建物を能力で直すジーンとマグニートー。これはおもしろかった。ミスティークがクイックシルバーに親子の名乗りをしないのかと尋ねるけれど、今はこのままにしておくと答える。3部作はこれで終わりだそうだけれど、その後2人はどうなるのか? これは『X-MEN』シリーズで描かれていたっけ? そちらのシリーズにクイックシルバーって出てたっけ? プロフェッサーXはマグニートーに学園に残って欲しいと頼むけれど、マグニートーはこれを断り出て行ってしまう。まぁ、キャラ的にそうでしょう。ビーストらを中心にX-MENが形作られる。そもそものX-MENメンバーのことが分かっていないのだけど、これで一応揃ったってことなのかしら? あ、ウルヴァリンがいないってことか? 映画はここで終了。

 

キャストは相変わらず豪華で良かったと思うけれど、意外に演技の印象が薄かったかな。念力を使って橋を壊したり、全身真っ青な鱗に覆われていたりと、荒唐無稽な設定にリアリティーを持たせていたのは、間違いなくキャストの演技おかげだと思うけれど、なんとなくグッとくる見せ場がなかったというか・・・ 唯一、マイケル・ファスベンダーの妻子が殺害されるシーンくらいかなぁ。アポカリプスのオスカー・アイザックを楽しみにしていて、確かに好演していたと思うけれど、特殊メイクしたままだったので、誰だか全く分からなかった。それは、ナイトクローラーのコディ・スミット=マクフィーにも言える。それはまぁ設定上しょうがないのだけど ということで、いつも書いているキャスト評は、みんな好演していたということで割愛(o´ェ`o)ゞ 

 

原作というか、シリーズ通して考えると整合性がとれない部分もあるかもしれない。ただ、そういうの別にいいから!的な潔さを感じる。力技で持っていくというか・・・ それは別に悪いことじゃないし、こういう作品は楽しんだもの勝ちだと思うので、細かいことは気にせずに見ればいいのかなと思った。前述どおり、記憶もごちゃごちゃになっていることだし(笑) とはいえ、いろいろその後となる前3作につながるところはつながったのかなと思う。しっかりと読み込んで?(見込んで?)ミュータント関係や人間関係、その他もろもろ頭に入っている人は、きっと楽しめるんじゃないかと思う。個人的にはやっぱりプロフェッサーXの頭髪問題が興味深かった。ってそこ(笑) 原作でもプロフェッサーXはスキンヘッドなのかしら? だからパトリック・スチュワートがキャスティングされたの?とか(笑) いやいや、もちろんストームがX-MENに加わった経緯など、いろいろ楽しめた。

 

ただ、このシリーズの魅力として、キューバ危機など実際の出来事とリンクしていることや、人種差別などと絡めて描いていることがあると思うのだけど、今作はあまりそれがなかったような? 前日譚シリーズであるこの3部作は、1作目が1962年、2作目が1973年、そして今作が1983年を舞台としていて、前2作についてはその時代にする意味があったように思うけれど、今作に関しては特に1983年である理由もなかったような? 人種差別問題については、ミュータントが差別されることで描いていたのだと思うけれど、今作ではミスティークが英雄視されているなど、その辺りも薄かったし。差別されている人を見るのは辛いので、そちらの方は個人的にはいいのだけど、実際の事件と絡んでいるのは見たかったかなぁ・・・

 

でもまぁ、やっぱりドキドキしたし、映像がスゴイので是非劇場で見て欲しい! オススメ ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー好きな方是非!


ところで、スタン・リーはどこに出てたのだろ┏(゚ェ゚) アレ?

 

『X-MEN:アポカリプス』Official site

コメント (2)
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