🌹【play】「レ・ミゼラブル」日本初演30周年記念公演 鑑賞@帝国劇場🌹
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— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2017年7月11日
ここ数年、「ミス・サイゴン」(感想はコチラ)と交互に上演している「レ・ミゼラブル」(前回感想はコチラ)。 自分の中では大好きなミュージカルツートップ。もう一つは「オペラ座の怪人」。どちらもホントに好きなので、順位はつけられない! そんなレミの30周年記念公演ということで、とっても楽しみにしていた。スペシャルカーテンコールが行われた、スペシャルウィークのチケット取りたかったのだけど玉砕。ぴあなどではチケットあったみたいだけど、既にこの日のチケット取ってたので諦め イヤ、資金難なので何度も繰り返しは行けないので ということで、行ってきた!
本日のキャスト #レミ #レミゼラブル #帝国劇場 pic.twitter.com/hKEJl8U6Qg
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ロングラン公演の楽しみといえばキャストの組み合わせ。資金難ゆえ1回しか見れないからこそキャストにこだわりたい! 今回見たかったキャストはコチラだった。東宝のサイトでは、プリンシパルキャストの出演日を検索できるシステムが導入されていて、このキャストで探したけど1日もなかった そこから選択肢を絞って行ったのだけど、なかなか思うようにいかず。譲れないポイントで選ぶしかないということで、マリウス:海宝直人、アンジョルラス:上原理生、コゼット:清水彩花の日で探したけど、こちらもほぼなかった で、結局これだけは譲れないということで、マリウス:海宝直人、アンジョルラス:上原理生でチケット探して取れたのがこの日。
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原作はいわずとしれたヴィクトル・ユゴーの文芸大作。翻訳版は文庫本で5冊になる長編。これを、作詞アラン・ブーブリルと作曲クロード=ミシェル・ショーンベルクのコンビがミュージカル化、1980年パリで初演。これ確か何かを記念しての特別公演だったように思う。フランス革命200年だったかな? この作品をプロデューサーのキャメロン・マッキントッシュが演出家のトレバー・ナンらと共に英語版に作り直したものが、現在世界各国で上演されているミュージカル「レ・ミゼラブル」となった。2010年のロンドン初演25周年を機にローレンス・コナーによる新演出版が作られ、現在日本を始め世界で上演されているのはこちらのバージョン。オリジナル演出版はロンドンで現在もロングラン公演されている。というのが、Wikikediaをベースに自分の記憶や知識を加味した簡単な説明。
内容については2012年の映画版(感想はコチラ)に詳しく書いたので割愛。この作品に初めて出会ったのは実はロンドンだった。もうかれこれ30年近く前。まだ学生で初めての海外がパリとロンドン。憧れだったパリは本当に素敵で、その余韻が残る中、最後の夜ロンドンで見た。小学生の頃「ああ、無情」を読んだけれどジャン・バルジャンがパンを盗んだことしか覚えていず、英語もほとんど分からず、ミュージカルも数作しか見たことない状態。なのに大感激して号泣してしまった。翌日の飛行機の中ではずっと「民衆の歌」が頭の中でリピートしてた。
と、熱く語ってしまった(o´ェ`o)ゞ まぁそれくらい思い入れがあるということで、その期待を裏切らない素晴らしい公演だったということ。一応感想Tweetしておいたのだけど、今回少な目だったかな? まぁ、いつものようにTweetに追記する形で感想を書こうと思う。
#レミゼラブル 幕間 素晴らしかった!熱い!! 子役含めてえ?って人がいない!!
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2017年7月11日
新演出版を見るのは3回目(1回目の感想はコチラ)。初見時から旧演出に比べてとても熱い演出になっていると思っていたけど、年々熱くなっている。とはいえ、具体的にどこがって説明するのは難しいのだけど 自分が気づいた変化は、前回鑑賞時レンブラントの「放蕩息子の帰還」のようだと感じた司教様がバルジャンを赦すシーン。前回は3列目の右寄りの席で、このシーン自体は舞台の左(下手)側で演じられていて、バルジャンの背中を見ていた。今回は14列目の左寄りの席で、舞台の右(上手)側で演じられており、バルジャンの表情がよく見えた。司教様が歌っている間バルジャンはずっと嗚咽していた。これは泣いた。・゚・(ノД`)・゚・。 人はいつ誰に出会うかってことが重要だと思っていて、バルジャンにとってこのタイミングで司教様に巡り会えたことが、人生を大きく変えたわけで、自分の価値観や人生観が一変した瞬間に冷静でいられるはずがない。この嗚咽が演出の変更なのか、吉原光夫の演技によるものなのか不明なのだけど、これはとっても良かったと思う。
旧演出を最後に見てから10年以上時間が経っているので、よく覚えていないこともあるのだけど、新演出版ではとにかくシーンが流れるように変わって行き途切れる所がなく、無駄なシーンがなく退屈する場面がない。特に個人的にここを見に行っていると言っても過言ではない学生たちのシーンが熱い! カフェでの盛り上がりから一幕ラストの"One Day More"まで一気に見てしまう。途中マリウスとコゼットのシーンもあるけど気持ちが切れてしまうことがない。個々の演技については後に触れるけど、とにかく熱かった! ホントに気持ちが最高に盛り上がって1幕終了。
レミは2幕から登場してくるキャストはなく、1幕で全員が出そろう。自分の中にこう演じて欲しいとか、こう歌って欲しいというのがあって、その通りに演じてくれるととってもうれしいけど、自分の思いもしないアプローチでそれがとってもハマる時もある。今回は後者のパターンはなく、どちらかというと前者パターンだった。ちょっとイメージと違うかなというキャストもいたけれど、全員演技も歌も上手くて、しばしば(´ェ`)ン-・・となることの多かった子役たちも頑張ってた! 特にリトル・コゼットの鈴木陽菜ちゃんは声もキレイで歌も上手く、子役独特の発声法もなくてとっても良かった。
#レミゼラブル なんども見てるのに毎回泣いてる💧何度か涙ぐんだけど、ラストバルジャンが銀の燭台に火を灯した時点で涙腺決壊😭そこから涙止まらず💧やっぱりこの作品はスゴイ!
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2017年7月11日
上にも書いたけど最初に泣いたのは司教様に赦されたバルジャン号泣シーン。次がファンティーヌの死。エポニーヌの死、ガブローシュの死、そして学生たちの死でもチラリと涙。マリウスの歌でもちょっぴり泣いた。でもやっぱり一番泣いたのはバルジャンの死からラスト。コゼットのために自ら身を隠したバルジャンは、死を意識する。司教様に赦されて生まれ変わったバルジャンは、ほんの少しの判断ミスでファンティーヌの人生を狂わせてしまい、正しい人になったためにまた追われる身となる。バルジャンの晩年10年間はコゼットを守り育てるために捧げられてきた。コゼットの存在はファンティーヌへの償いであり、バルジャンの生きる理由だったのだと思う。そして伴侶を得たコゼットをマリウスに託した今、自らの使命は終わったのだと考える。その終わりの時に司教様から頂いた銀の燭台に火をともす。これは泣くでしょう。・゚・(ノД`)・゚・。
前回鑑賞時は清水彩花コゼットに釘付けだったけど、今回はバルジャンに引き付けられた。学生のシーン目当てだし、海宝マリウス中心にチケット取ったけれど、やっぱりこれはジャン・バルジャンの物語なんだなと改めて思う。バルジャンの人生の終わり、そして神に召されて苦しみから解き放たれる瞬間が崇高で美しい。そして全員そろっての大合唱。これは本当に感動して涙が止まらない。゚(PД`q。)゚。
#レミゼラブル 自分的ベストキャストではなかったけど、かなりベストに近いと思う!光夫バル、和音ファンテ、理生アンジョ、そして海宝マリが良かった👍🏻イヤ、ホントにみんな良かった👏🏻
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2017年7月11日
自分が見たかったのは上にリンク貼ったとおり、バルジャン:ヤン・ジュンモ、ジャベール:吉原光夫、エポニーヌ:昆夏美、マリウス:海宝直人、コゼット:清水彩花、アンジョルラス:上原理生だったけど、残念ながらこの組み合わせの日はなし😢 でも、この日のキャストも良かった。光夫バルは以前見ているけれど、今回の方が良かったと思う。より熱く、よりお父さんバルだった。そして、最終的には聖者になっていたと思う。次回はジャベールを見てみたい。でも川口竜也ジャベールがとても良かったので全然OK。
アンジョルラスの上原理生は相変わらず歌が上手くて声量がスゴイ。でも、ちょっと調子が悪かった印象。本来はもっとスゴイ気がする。とはいえカリスマ性が感じられたし、これを聴きに行っている「群れとなりてーーーーーーー!」が自分の歌って欲しいとおりに歌ってくれて大満足 声量豊かに響き渡った。
一番のお目当てだった海宝マリウス。前回とっても評判が良くて気になっていた海宝直人。「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー 2017」(感想はコチラ) で初めて見て、とっても期待してた。結論からいうと期待を裏切らなかった! 歌の上手さと声量については既に知っていたわけだけど、演技も良かった。背が高くてスタイルが良く、容姿がよくて品があるのでマリウスにピッタリ。恋に落ちたキラキラ感というよりもフワフワ感という感じだけど、それがキャラに合っていると思う。映画の感想などにも書いたけれど、マリウスは革命のさなか恋に落ちて、自分に恋するエポニーヌにキューピッド役をさせてしまう空気の読めない青年だけど、海宝マリウスはそうはなっていず、イライラするどころか、しかたないなぁ感もない。多分それだけ自然で品がいいってことだと思う。このマリウスは好き
#レミゼラブル 学生のシーンを見に行ってるから、ABCカフェからODMまでホント最高だった👍🏻
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2017年7月11日
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これは上の方に書いたとおり。以前の記事にも書いたけれど、主人公であるバルジャンは追われる身であることから、どうしても受け身にあならざるを得ず、物語の大きなうねりは学生たちが起こす革命ということになる。ここがどれだけ熱く、カッコよく、そして切ないかがとても重要。この場面は本当に見るたびに熱くなって行っている。特に「アー・ベー・セー・カフェ」から「民衆の歌」、そして「ワン・デイ・モア」までは何度でもリピしたい!
幸せなことよりも辛いエピソードが多く、たくさんの人が死に、主人公の死で終わる作品なのに、大きな感動に包まれて最後には勇気や希望のが貰える。やっぱり自分の中ではこの作品は特別。これからもずっと見続けたい。来年はまた「ミス・サイゴン」なのかな? 再来年までおあずけなの辛い これはホントに奇跡のミュージカルだと思う! また見る!!