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【cinema】『ヘレディタリー 継承』

2018-12-08 23:48:34 | cinema

2018.11.30 『ヘレディタリー 継承』鑑賞@TOHOシネマズ日本橋

 

ホラー好きの友人が絶賛してて気になってた。試写会当選したのだけど残業になり行けず😢 公開初日見に行ってきた!

 

 

サラリと書くので、ネタバレはないと思います😌

 

アリ・アスター監督作品。これが長編デビューとのことなので、当然ながら監督作品を見るのも初めて。一応、毎度のWikipediaから引用しておく。『ヘレディタリー/継承』(ヘレディタリー/けいしょう、Hereditary)は2018年アメリカ合衆国ホラー映画。監督はアリ・アスター英語版、主演はトニ・コレットが務めた。なお、本作はアスターの長編映画監督デビュー作である。本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された直後から絶賛されており、「直近50年のホラー映画の中の最高傑作」「21世紀最高のホラー映画」と評されている。

 

本作は『オーシャンズ8』及び『Hotel Artemis』と同じ週に封切られ、公開初週末に1200万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが、実際の数字はそれを上回るものであった。2018年6月8日、本作は全米2964館で封切られ、公開初週末に1357万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場4位となった。この数字はA24が配給を行った作品としては過去最高のものである。


本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには257件のレビューがあり、批評家支持率は89%、平均点は10点満点で8.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ヘレディタリー/継承』はその古めかしい舞台設定を凄惨なホラー映画のフレームワークとして活用している。凍てつくほどの恐怖はエンドクレジット終了後も消えてくれない。」となっている。また、Metacriticには42件のレビューがあり、加重平均値は87/100となっている。なお、本作のシネマスコア英語版はD+となっている。

 

とのことで、鑑賞時の記事(コチラ)にも書いたのだけど、こういう作品て自分がいつも書いているような、シーンごとに描写して都度感想を加えていくような形式だと書きにくい。現象というようなものとか、その場の恐怖のようなものって伝わらない気もするので。なので、最初は感想書くのやめようかと思ったのだけど、書き方変えて書けばいいかと思い直し、サラリと書くことにした。サラリと書いたからといってつまらなかったわけではなく、これスゴイおもしろかった! と、毎度どうでもいいと思うけれど、断り書きとして書いておく😌 

 

舞台となるのは人里離れた場所にあるグラハム家。大きいけれど丸太で造られたような家。ロッジみたいな。隣家が見当たらず完全に孤立している感じ。夜の描写が多いこともあるけど、とにかく暗い。それぞれの部屋も薄暗いし、廊下などはいつも電気がついていない。何故、そんなに怯えているなら電気をつけないのかと思うけど、それがホラーだからね😅

 

祖母の死から始まるので、5人家族だったようだけれど、家族構成としては両親と兄妹の4人。妹チャーリー(ミリー・シャピロ)の役割も重要だけど、最終的には兄ピーター(アレックス・ウルフ)がある存在になる。でも、やっぱり主人公は母親アニー(トニ・コレット)なんだろうな。ピーターもそうだけど、まともな人物は父親スティーヴン(ガブリエル・バーン)しかいない。とにかくチャーリーとアニーが怖い😱

 

アニーはドールハウス製作の仕事をしているようで、ギャラリーに展示する作品を作っているらしいのだけど、それが不気味。映画もこのドールハウスから始まる。ドールハウスの部屋にズームしていくと、それが現実の部屋になる。それはピーターの部屋。これは後の展開を考えると、とても意味がある。映画の前半である事故が起きるのだけど、この事故をミニチュアで再現しちゃう感じが個人的に怖かった。

 

祖母エレンは生きている姿では出てこないのだけど、アニーの人生に大きな影響を与えているらしい。アニーはアメリカ映画で良く見る、同じ悩みを抱える人々が集って円形になってそれぞれの体験を話すアレに出席している。その際の告白が実はかなり衝撃的。エレンは解離性同一性障害で、父親は精神分裂症で餓死。兄は母親が自分の中に何かを入れたと言い残して自殺していて、自身も夢遊病なのだった。こりゃよく結婚できたね😅 でも、実はこの設定がじんわり効いてくる。

 

実はアニーはこの会で、エレンがピーターに固執するので、エレンにチャーリーを差し出したが、それをとても後悔していると語っている。この意味は? チャーリーは無表情で、いつもノートに絵を描いている。授業中に窓ガラスに激突し死んだ鳩の首を切り取って持ち帰ったりと、異常な行動が目立つ。演じているミリー・シャピロの普段の顔は分からないけど、じんわりと怖い😱 なにより怖いのは、コッと舌?口?を鳴らす音! これ前半からずっと不快なのだけど、後半めちゃめちゃ怖くなる💦

 

ピーターはクラスメイトの女の子に興味があって、親に嘘をついて大麻?を吸ったりするような、普通?の高校生。ある日、友人にパーティーに招かれて出かけようとすると、何故かアニーは強引にチャーリーを連れて行くように言う。普通に考えて兄の友人のパーティーに連れて行かれてもも妹としてもおもしろくないと思うのだけど断れない状況。これが大変な事態を招く。チャーリーはナッツアレルギーがあるのに、ナッツ入りのケーキを食べてしまい、アナフィラキシー症状を起こしてしまう。慌てたピーターが病院に連れて行く途中😱😱😱どうやらこのシーンは有名なホラー映画のオマージュらしいのだけど、自身は全く詳しくないので分からない🧐 元ネタ探してみたのだけど見つからない💦 

 

この事故をきっかけに家族は一気に崩壊していく。前述したようにアニーは事故シーンをミニチュアで再現したりと常軌を逸していく。また、罪悪感に苛まれたピーターも精神的に追い込まれていく。ピーターをさらに追いつめる食卓シーンも薄暗くて不気味😱 

 

その後、アニーは例の会で一緒だったというジョアン(アン・ダウト)という初老の女性に話しかけられる。何度か会ううちに親しくなったジョアンにより、アニーは霊的な世界に足を踏み入れていく。アニーの行動に夫のスティーヴンは呆れてしまうけれど、見ている側にも藁をもつかむというような母親の心理というようには受け取れず、常軌を逸しているとしか思えない。それは多分そう演出されているし、それが狙いなんだと思う。

 

ここから先はあえて書かずにおくけれど、オカルト的な現象が続き、最終的にはピーターがある存在になる。この辺りについては詳しい人がいると思うので、そういう考察をしているブログ記事などがあるんじゃないかな? とにかく、この後半の20分くらいかな?が怒涛の展開。

 

一家に起きたことは、オカルト的な"継承"だとも考えられるし、エレンから始まる精神病的なものが"継承"されたとも考えられる。オカルト的な場合は見ていた通りのことが不思議な現象として起きていて、精神病的な場合は見ていたことはアニーもしくはピーターの妄想ということになる。どちらに考えてもOKなのかなと思う。そしてどちらに考えても怖い😱 

 

ただまぁジョアンの存在や、エレンとの関係を考えると、そういった組織があったことは間違いないと思うので、全てがアニーとピーターの妄想というわけでもないと思う。誰かが何かをしたことは間違いない。ラストのあの場にいた人々も妄想ではないと思う。ただ、彼らが信じていることは妄想かもしれないということ。それもまた怖い😱 

 

とにかく、ずっと嫌な感じが漂っていてじわじわと怖い。ホラー映画にありがちな急に何かが飛び出して来たりするようなビックリ演出などはあまりない。でも、ただただ主人公たちが暗い家の中を歩いてるだけで怖い😱 音楽は一切流れず、時々不快な音が流れる。それがまた効果抜群。

 

キャストは皆よかった。母親との関係に悩み追いつめられていくピーター役のアレックス・ウルフは頑張っていたと思うし、唯一まともな存在である父親役のガブリエル・バーンも良かった。一見いい人に見えて怪しすぎるジョアンのアン・ダウトがいい。

 

チャーリーのミリー・シャピロは今作がデビュー作だそうだけれど、とにかく不気味でよかった。ホメてます! そして、何より一番怖いのがアニー役のトニ・コレット。とにかくトニ・コレットの顔が怖い😱 追いつめられて常軌を逸していく感じを大熱演! 素晴らしい

 

これは極力ネタバレなしで劇場で鑑賞することをオススメする! ホラーとしても怖いし、人間が崩壊していく感じも怖い! オススメ!!

 

『ヘレディタリー 継承』公式サイト

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【動画】宇野昌磨選手 グランプリファイナル FS

2018-12-08 20:26:00 | 【動画】ShomaUno

⛸【動画】宇野昌磨選手 グランプリファイナル  FS⛸

 

 

現在、カナダのバンクーバーで開催中のグランプリファイナルでの宇野昌磨選手のFS演技。うーん💦 転倒こそなかったけれど、ジャンプで3つミスが出た。冒頭4Sは両足着氷。DG判定でGOEも-2.15点。続く大技4FはUR判定で-0.47点。これ厳しいな😣 4Tは着氷。1.76点の加点。4T-2Tはキレイに着氷して2.85点。後半3本最初はイーグルからの3A。キレイに着氷して2.86点の加点を得た。しかし、続く大技3A-1Eu-3Fの3つ目でバランスを崩し手をついた💦 -1.26点。最後の3S-3Tもセカンドでバランスを崩して-0.3点。うーん💦 これは体力が持たなかったのかな🤔

 

とはいえ、スピンは全てレベル4でそれぞれ0.87、1.05、1.45の加点がついた。そして!そして!!そして!!!ステップがレべル4! 加点も1.45点ついた 183.43点。合計275.10点で2位。

 

シルバーコレクターというありがたくない呼び方されてしまっているけど、これで21試合連続メダル獲得してるんですよ! すごいことだと思う。しかも絶不調という中でもキッチリ結果を残したことは評価したいと思う🤨

 

銀メダルを取ったと言われず、銀メダルに終わったと言われるのは強い選手だから! 頑張れ昌磨!!

 

ということで動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

Shoma Uno. 2018 Grand Prix Final. FS

 

銀メダルおめでとう

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【cinema】『ボヘミアン・ラプソディ』

2018-12-08 01:45:42 | cinema

2018.11.10 『ボヘミアン・ラプソディ』鑑賞@TOHOシネマズ日本橋

 

これずいぶん前にチラシ貰ってから見たいと思ってた! 試写会応募したけどハズレ💦 6ポイント溜まってたので公開翌日見に行ってきた~

 

 

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「インド系移民のファルーク・バルサラは、ファンであるバンドのヴォーカルが抜けたことを知り、自ら売り込みメンバーに加わる。ライヴハウスで知り合ったメアリーに指南を受けた奇抜なファッションと、ステージパフォーマンスも相まって人気を得る。そんな彼らをEMIのジョン・リードがスカウト。彼らはスターへの階段を上って行くが・・・」というあらすじはほぼ前半部分。これはクイーンというバンドではなくて、フレディ・マーキュリーの物語。クイーンというバンドとの出会いがあったから、フレディ・マーキュリーになったのだから、もちろん重要な要素ではあるし、いわゆるバンドものとしても楽しめるけれど、フレディが主役の物語として作られている。これはとても良かった。自分は特別クイーンのファンではないけれど、それでもラスト21分のライヴシーンでは泣いてしまった😭

 

ブライアン・ジンガー監督作品。ブライアン・ジンガー監督作品は『ユージュアル・サスペクツ』、『ゴールデンボーイ』、『X-MEN』、『X-MEN2』、『X-MEM:ファースト・ジェネレーション』、『X-MEN:フューチャー&パスト』(感想はコチラ)、『X-MEN:アポカリプス』(感想はコチラ)を見た。要するに『X-MEN』シリーズをほぼ見たということ。とはいえ、実は紆余曲折あって途中で監督を降板しているらしい。その辺りも含めて毎度のWikipediaから抜粋しておく。

 

『ボヘミアン・ラプソディ』(Bohemian Rhapsody)は、2018年のイギリス・アメリカ合衆国の伝記映画。イギリスのロックバンド・クイーンのボーカルだったフレディ・マーキュリーに焦点を当て、バンドの結成から1985年に行われた「ライヴエイド」でのパフォーマンスまでを描いた伝記ミュージカル映画である。脚本はアンソニー・マクカーテンによる執筆で、ラミ・マレックがフレディ役を務めるほか、ルーシー・ボイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョゼフ・マゼロ、エイダン・ギレン、トム・ホランダー、アレン・リーチ、マイク・マイヤーズらが出演する。音楽プロデューサーはクイーンの存命メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーの2名による。

 

企画の初出は、2010年9月17日に英国放送協会 (BBC) のブライアンへのインタビュー内で発された「バンドの歴史に関する今後の映画プロジェクト」である。インタビューによると「サシャ・バロン・コーエンがフレディを演じ、モハメド・アリの伝記映画『ALI アリ』でも製作総指揮を務めたグレアム・キングがプロデューサーの1人を務める予定」とし、脚本は『クィーン』『フロスト×ニクソン』のピーター・モーガンの起用が予定されていた。2013年7月に「大人向けの映画を構想していたコーエンに対し、ファミリー層にアプローチしたいクイーン側との相違があった」としてコーエンが降板を発表。2013年12月にはベン・ウィショーのフレディ役が浮上。同時点ではフレッチャーが監督候補として挙がっていたものの、翌年にはキングとの方向性の違いからプロジェクトを離脱。ウィショーも脚本などにおいて製作上の問題が発生していることを明かしたのち、降板を発表している。

 

テンがプロジェクトに加わり、クイーンの同名の楽曲に因んだ『Bohemian Rhapsody』というワーキングタイトルで動いていることが明かされたほか。2016年には監督にブライアン・シンガー据えるための交渉に入り、フレディ役にラミ・マレックがキャスティングされ、20世紀フォックスとニュー・リージェンシーが取り仕切ることを発表。同年内にジョニー・フリンがロジャー役、ジェマ・アータートンがフレディの長年のガールフレンドのメアリー・オースティンを演じる予定であることも伝えられたが、後述のようにこの2名についてはキャスティングが変更されている。2016年11月4日にはラミ・マレックがフレディ役に決定し。2017年8月21日にはロジャー役のベン・ハーディ、ブライアン役のグウィリム・リー、ベーシストのジョン・ディーコン役のジョゼフ・マゼロなどの正式キャストも追加発表された。2017年8月30日、1977年から1986年までにフレディの個人マネージャーを務めたが英国の新聞に個人情報を売って裏切ったポール・プレンター役にアレン・リーチがキャスティングされたことが報じられた。

 

マレックはフレディ役のオファーを受けた際、クイーンについての知識はそれほど持っていなかったが。演じるために喋り方・特徴的な出っ歯を表現するための義歯の使用・ムーブメントコーチと協力した激しいセッションなどを行い、役を構築していった。劇中の歌唱シーンは一部をマレックが担当しているが、多くはフレディが実際に歌った音源を流用したほか、クイーンの公式コピーバンドである「クイーン・エクストラヴァガンザ」のボーカルオーディションで優勝し、同バンドでもボーカルを務めるマーク・マーテルが歌唱したものが使われた。

 

2017年12月1日、『ハリウッド・リポーター』が「シンガーが感謝祭休暇後にも現場へ復帰せず、撮影監督のニュートン・トーマス・サイジェルが代行を続けていたため、20世紀フォックスが撮影を中断。監督交代を検討し始めている」ことを報じる。シンガーの不在理由は「本人及び家族の健康問題」とされたが、一方でマレックやスタッフたちとシンガーの間にある悶着も明かされた。2017年12月4日には撮影終了2週間前ながらシンガーが解雇され、20世紀フォックスはシンガーのバッド・ハット・ハリー・プロダクションズとも契約を解消した。12月6日にはシンガーの代理としてフレッチャーの再起用を発表し、12月15日からはフレッチャーの元で撮影が再開されている。全米監督協会(DGA)の規定において映画にクレジットされる監督は1人だけであり、DGAがそれを誰にすべきかを独占的に管理している。前述のように撮影完了前にシンガーからフレッチャーに監督交代していたが、2018年6月にシンガーが監督としてクレジットされることが決定したことがプロデューサーのキングにより発表された。

 

アメリカ合衆国では2018年11月2日、イギリスでは2018年10月24日に20世紀フォックス配給で封切られる。公開1週目の週批評家からの評価は割れており、映画批評集計サイトのRotten Tomatoesでは、304件のレビューに基づいて62%の支持率、平均評点6.1/10である。Metacriticには45件のレビューがあり、加重平均値は49/100となっている。は2015年公開の『ストレイト・アウタ・コンプトン』に次いで過去2番目となるスタートを切った。観客からの評価は非常に高く、Rotten Tomatoesのオーディエンス・スコアは93%となっている。

 

と、かなり長々引用してしまった😅 感想も長文になりそうだからかなりのボリュームの予感。一応、書こうと思ってる部分を箇条書きでメモしてみたけど、順番がちょっとあやふや。全部のシーンを書くのは無理だし、あえて書かない方がいかなという部分もあったりする。なので、とりあえず書きたい部分だけ書くけど、順番が入り繰りすることがございます。毎度どうでもいいと思うけれど、断り書きとして書いておく😌

 

冒頭、野外ステージの裏側。短くカットした髪型、口ひげ、白のタンクトップをインしてベルトをしたハイウエストのジーンズという、そんなに詳しくない自分でも一目でフレディ・マーキュリーだと分かる人物が、ステージに出るのを待っている。チラリと見える会場は熱狂する観客たち。その数がスゴイ! 詳しい人なら、この段階で何のライヴなのか分かるのだろうけれど、自分は全く分からなかった。しかし、こんなに大勢の人の前に出てパフォーマンスする気分はどんなものなのだろうと考える。この冒頭から持っていかれて一気に見てしまう。

 

シーン変わって空港で運び出された荷物を車に積み込み作業中。パキスタン人とからかわれると、パキスタン人ではないと反論する出っ歯の男。ファルーク・バルサラ(ラミ・マレック)でフレディと名乗っている。たびたびパキスタン人に間違えられる描写があるけど、この時期パキスタン移民が多かったのかしら? 実際はインド系移民。両親と妹と暮らしている。厳格な父親は音楽など西洋文化かぶれの息子の行動が気に入らない様子。一時期疎遠になってしまうけれど最終的には和解する。

 

フレディはライブハウスでメアリー・オースティン(ルーシー・ボイトン)に声を掛ける。メアリーにということではなく、知りたいことがあったから声を掛けたわけだけど、結果彼女のことが気に入る。分かりやすく駆け引きはしているけれど、結構グイグイ行く感じ。メアリーが働いてるブティックの名前をさりげなく友人が伝えるアシストもあったりして、このシーンは楽しい。

 

フレディはSimleというバンドのファンで、彼らの出待ちをしており、ヴォーカルが他のバンドに引き抜かれたので抜けるという話をしているのを聞いてしまう。そこで、フレディは残された2人に声を掛ける。初めは出っ歯のことをからかったりしていた2人だが、フレディの歌声を聞き彼をメンバーに加えることにする。これがギターのブライアン・メイ(グウィリム・リー)とドラムのロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)との出会いだった。実際こんな劇的だったのかは不明だけど、要するにブライアン・メイとロジャー・テイラーは既に2人でバンドをやっていたってことなのね。しかし、ブライアン・メイのそっくりぶりにビックリ😲

 

翌日、フレディはメアリーのブティックへ。メアリーに服を選んでほしいと言うけれど、ここは女性専用だと言われる。でも、メアリーはフレディにアドバイスをしてくれる。メアリーとはフレディが亡くなるまで友人関係が続くけど、彼女はどんどん普通の人になっちゃう。でも、この頃のメアリーの1960年代のサイケな感じの服装、髪型、メイクはホントかわいかった。フレディのあの奇抜なファッションにはメアリーの影響があったということなのかな? 重複するけど、フレディの過激化に反してメアリーはどんどん普通の人になっちゃうのだけど😌

 

フレディを加えた初ライヴ。奇抜なファッションと独特のパフォーマンスに戸惑い気味のメンバーと観客。しかし、フレディが歌いだすと驚きが広がり、そしてノリノリに。フレディ加入は大成功。こんなにとんとん拍子だったのかは謎だけど、こういう上り調子の時期は楽しい。

 

フレディはバンド名をクイーンに変更。そして自らもフレディ・マーキュリーと名乗ることを宣言。理由は忘れてしまったけど、フレディ宅でバンドのメンバーやメアリー、そしてフレディの家族が集まっている場での発表だった。このフレディの家に集まるというのは数回出てきた。メアリーの両親と一緒に食事をするシーンなども出てきた。本当にそうだったのかは謎。

 

ライヴを見てEMIのジョン・リード(エイダン・ギレン)が彼らを呼び出す。アルバムを作って日本ツアーだと言うのだった。"ボヘミアン・ラプソディー"ができるアルバム制作はこの後だったように思うけど違ったかな? たしか、この話がトントン拍子で決まり、日本と思われるライヴシーンがワンカットくらい入る感じで、彼らはスターになったという描写だったような? 実際はクイーンって最初は全然売れなくて、日本で人気が出たことにより世界的なスターになったんじゃなかったっけ? だからフレディはとても親日家で、日本語で歌っている曲も作ったんだよね? ガウン代わりに着物着たりしてたし。

 

で、郊外の一軒家でアルバムを作ることになる。この時にはポール・プレンター(アレン・リーチ)がマネージャーになっている。このポールが明らかにフレディをひいきしている。それぞれの部屋を割り当てるのもフレディが一番いい部屋。一番狭い地下の部屋をあてがわれたのはドラムのジョン・ディーコン(ジョゼフ・マゼロ)なのだけど、この人いつバンドに加わってたっけ? いつの間にかいた印象。

 

時にはぶつかったり、ふざけあったりしながら進むレコーディングシーンは楽しい。上り調子の時のバンドの姿を見るのは、こういうバンドなどを題材とした映画を見ている時に一番楽しい場面。そんな中、フレディはポールと2人きりになる。ポールはフレディを誘う。これちょっと忘れてしまったのだけど、このシーンの前にフレディが男性を気にしているシーンが差し込まれていたと思う。ポールはフレディが同性愛者だということは分かっていると言う。フレディは否定し去る。見ている側は、フレディが同性愛者であることは知っているので、なるほどこの人物がきっかけで、同性愛に目覚めるのかと思うわけです。

 

そんなモヤモヤもあってか、ある日フレディの中にある歌が湧き出す。鼻歌から始まり、ピアノを弾きながら歌い、最後はバンドの曲になっていく。それが今作のタイトルにもなっている"ボヘミアン・ラプソディ"。ホントにこんな感じで出来上がったのかは分からないけど、見ていてわくわくする。

 

メンバーとしてはこの曲を大いに気に入り、ヒットする自信もあった。でも、レイ・フォスター(マイク・マイヤーズ)には反対されてしまう。歌詞が難解で、オペラなど度々変調する曲、そして何より6分超という長さが問題だった。どこのラジオでもかけてもらえないとうのだった。それでもフレディをはじめとするメンバーは譲らない。この時、スタッフに弁護士のジム・ビーチ(トム・ホランダー)も加わる。彼やジョン・リードらもメンバーと一緒に"ボヘミアン・ラプソディー"を押すが、レイ・フォスターは納得しない。結局、この曲はB面という形で出たんたっけ? ちょっと忘れてしまったけど、とにかく批評家からは上記の理由で酷評されてしまう。まぁ、こちらは後にクイーンを代表する曲となっていることを知ってるから、レイ・フォスターは何を言ってるんだかと思うけれど、大冒険であることは間違いない。フレディは知り合いのDJのもとを訪れ、ラジオで"ボヘミアン・ラプソディー"を掛けてもらう。すると大きな反響を呼ぶ。こうして、この曲は伝説となった。ちなみにレイ・フォスターは何人かをモデルにした映画オリジナルの人物らしい。

 

一方で、メアリーとの仲は順調。フレディはメアリーにプロポーズし、彼女もこれを受けている。結局、結婚はしなかったと思うけれど、フレディが女性と結婚しようとしていたとは知らなかった。後にメアリーがフレディにあなたはバイセクシャルだと言うシーンがあるので、フレディはゲイではなくてバイなのかもしれない。少なくともメアリーと付き合っていた時、彼女を女性として愛していたと思う。その後もずっとフレディはメアリーがそばにいてくれることを求めるけれど、その気持ちに嘘はないと思うし、そこには確かに愛情があったと思う。ただ、最終的には男女の愛ではなかったと思うけれど。両親以外で素の自分を認めてくれる存在、いつまでも見捨てずにいてくれる存在を求めたのかなと。先に書いてしまうとメアリーは結局、別の男性との道を選ぶけれど、それでも最後までフレディを見捨てることはなかった。自分の愛する人が男性を求めていることを認めるのは、とても辛かったと思うし、その後のフレディの荒れっぷりを支えるのは大変なことだったと思うけれど。

 

初の全米ツアーは熱狂的に迎えられる。どの会場も満員で最高に盛り上がる。メンバーたちも熱狂する。そんな中、フレディは初めて男性と関係を持つ。実際どうだったのかは不明だけど、こういう熱狂の中でそうなってしまうというのは分からなくもない。誰かは忘れたけど日本のバンドのメンバーが、ツアーなどで地方に行った際、ライヴで盛り上がった後ホテルの部屋で1人になるとものすごく寂しいと語っていた。だから、女性問題やドラッグ問題を起こしたりしちゃうのかも? その寂しさっていうのは、孤独感というより、昂揚感との落差から出てくるものなので、普通の人ではなかなか味わえないものなのでしょう。とはいえ、問題を起こしちゃダメだし、ドラッグもダメだけど。でも、案の定フレディも男性を部屋に連れ込み、ドラッグに手を出してしまう。そして、この辺りをフレディに斡旋していたのが、どうやらポールだったらしい。

 

フレディのこういった行状は、少なくともマスコミの間では話題になっていたらしい。これって全米ツアー中だったと思うのだけど、どうやら新作アルバムについての記者会見の席で、記者の質問はフレディに集中。特に、フレディの性的な問題についての質問が浴びせられ、フレディは平静ではいられなくなってしまう。ブライアン・メイがいくら穏やかに、アルバムについての質問をしてくれと軌道修正しようとしても、記者は攻撃の手を緩めない。これはヒドイ😡 現在はLGBTの問題に対してとてもセンシティブだし、性的マイノリティーに対してもずいぶん理解が進んでいると思う。なので、今ならこの記者らの行動は問題になったと思うけれど、当時は同性愛は否定的にとらえられていたということなのでしょう。フレディに同情的な人は少なかった。酷い話だけれど。

 

この頃からフレディはレコーディングに遅れたり、メンバーに絡んだりと不安定になる。豪邸を購入したのはこの頃だっけ? もう少し前だったかな? とにかく豪邸を購入する。向かいのアパートにはメアリーが暮らしている。でも、この頃には2人は恋人関係を解消している。少なくともメアリーの中では。でも、フレディが彼女がそばにいてくれることを望んでいる感じ。フレディはメアリーとの時間を共有しくて、電話をかけ、お互いの部屋でそれぞれ一緒にお酒を飲もうと言う。フレディはちゃんとお酒をグラスに注ぐけれど、メアリーは飲んでいるフリをする。これ見ていてものすごく切なかった😢 たとえフリでもつき合ってくれただけ優しいのか、逆に残酷なのか。やや後者な気もするけれど。

 

フレディが自宅でパーティーを開いたのはこの頃だっけ? ソロの話が出てメンバーとの関係がこじれてからだっけ? 後者だった気もするけど、ここで書いておく。皆が自分から離れて行くことを感じる寂しさからか、フレディは自宅でパーティーを催す。メンバーも家族を連れて参加するが、ポールは明らかに彼らを無視。フレディを独占している感じで、フレディも相変わらずな状態。気分を害したロジャー・テイラーは早々に帰ってしまう。パーティーは享楽的に盛り上がるけれど、本当の仲間はどこにもいない。そして祭りの後の空しさ。1人リビングで呆然とするフレディ。後片付けをする人々。人数からしてもともと使用人を置いているというよりも、この日のために雇ったということなんだと思う。中の1人のお尻を触る。すると、その人物は激怒。使用人だからといってなにをしてもいいというわけではないと言われる。この頃はメンバー以外でハッキリと本音を言ってくれる人がいなかったのかもしれない。フレディは彼に惹かれる。失礼を詫び、2人で話をする。それからキスをしたような? ジム・ハットン(アーロン・マカスカー)と名乗ったこの人物は、後にフレディの恋人となるけど、この時点では名前だけ告げて去ってしまう。

 

えーと。フレディにソロの話が出たのはアメリカでだったように思うけど違ったかな? 結構展開が早くてどこがどこだか分からない。そして見てから1ヶ月くらい経ってしまったので、順番などが曖昧💦 とにかく、フレディにソロの話が持ち込まれていて、それを密かに進めていたのがポール。ポールは言葉巧みにジョン・リードを巻き込み、彼からフレディに話させる。リムジンの中でそれを聞いたフレディは激怒。ジョン・リードをその場でクビにし、車からも追い出してしまう。こんなに劇的だったのかは謎だけど、この辺りは事実なのかな?

 

あと、どの場面でどんな内容だったか忘れてしまったけど、デヴィッド・ボウイが何かに関わっていたような? バンドというかフレディに対して酷いことをしたように思うのだけど思い出せない💦 画面に登場しなかったかもしれない。

 

フレディは相変わらずレコーディングに遅れて来る。そんな中、ブライアン・メイが足を踏み鳴らしだす。そして手を打つ。何事かと訝るメンバー。全米ツアーで感じた一体感を再現したいと言うのだった。こうして2人が加わり、遅れてきたフレディも加わり"We Will Rock You"が誕生する。だんだんレコーディングに参加する人が増えて、そのままライヴシーンに突入するの最高

 

きっかけは忘れてしまったけれど、フレディがソロ契約を結んだことが明らかになる。当然メンバーは激怒。相談もなくソロ契約してしまったのだかから仕方がない。フレディとしては数年の契約なのでバンドを抜ける気はなく、行き詰まりを感じているバンドに息抜きをというような説明だった気がするけど、納得できるはずもない。もう、こういうバンドのドキュメンタリーなどを見るたび起こる現象。メンバーが揃わなければバンドにはならないけれど、全員に等しくスポットが当たるわけじゃない。フレディ1人でこの地位を得たわけじゃないけど、フレディが突出して人気があるのも事実。

 

フレディはベルリンに家を借りソロ活動のための曲作りをする。ポールも一緒で、大勢の男女が入り乱れ享楽的な雰囲気。フレディは大勢の中にいて孤独そう。ポールにいいようにやられいる感じ。実際はどうだったのか不明だけど、少なくとも今作ではポールによりフレディの人生は大きく狂わされたように描かれている。

 

そんな中、メアリーが訪ねて来る。メアリーはフレディの状況に驚きたしなめる。ここにいる人たちは誰もあなたのことを真剣に思っていない。そして、クイーンにライヴエイド出演の話が来ているが、フレディが断ったことになっていることも話す。驚愕するフレディ。直ぐにポールを問いただすと、勝手に断っていたことが判明。即座にポールをクビにする。ポールは謝るけれど受け付けない。こんなに劇的だったのかは不明だけど、解雇されたポールはテレビの取材にあることないこと暴露したのは事実らしい。実際は雑誌か新聞の取材だったかも? 最低。例え実際の関係が映画のようではなく、ポールはポールなりにフレディのことを考えてのことだったとしても、性的なことも含め本人の私的な部分を暴露するのは最低だと思う😠

 

フレディは今ではバンドのマネージャーになっているジム・ビーチに連絡をし、もし叶うならばクイーンとしてライヴ・エイドに出演したいと申し出る。最初はもう遅いと断るジム・ビーチだけれど、フレディが心から反省していることを知り、主催のボブ・ゲルドフ(ダーモット・マーフィ)はクイーンの返事を待っていると答える。ちょっと感動😢

 

フレディはメンバーに詫び、どんな条件でも受け入れるからバンドに戻らせてほしいと言う。クイーンは解散したわけではないけれど、実質フレディがソロ活動をしている間休業状態だったようで、2年も演奏していないとライヴ・エイド出演に難色を示す。するとブライアン・メイがジム・ビーチに4人だけにして欲しいと告げる。ジム・ビーチが出て行くと、ロジャー・テイラーだったかが、何故ジム・ビーチを外に出したのかと聞くと、なんとなくと答えて笑いを誘う。そう、ここまでツラツラ書いて来て、後半は辛いこと多いけど、メンバーのシーンはどこかコミカルで笑える感じになっている。

 

話し合いの結果、今後はメンバーの誰が作った曲であってもクイーン名義とすること、ギャラは均等割りすることが決定する。実際もこんな感じだったのか、条件はこれ以外にもあったのかは謎。でも、このテンポは良かったと思う。バンドはライヴエイドへの出演を決め、ジム・ビーチを通してボブ・ゲルドフに伝えられ快諾される。出演したのだから当然なんだけど😌

 

ライヴエイドについてWikipediaから少し引用しておく。ライヴエイド(LIVE AID)は「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を目的として、1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティーコンサート。「1980年代のウッドストック」とも一部でいわれていたが、その規模をはるかに超越したものとなった。2004年にDVDとして発売された。「バンド・エイド」を提唱した、「ブームタウン・ラッツ」のリーダー「ボブ・ゲルドフ」が、中心となって開催されることとなり、その呼びかけに賛同した、多くのミュージシャンが、国とジャンルを越えて参加した。メイン開催場所:イギリス、ロンドン郊外ウェンブリー・スタジアム、アメリカ合衆国、フィラデルフィア、JFKスタジアム。開催総時間:計12時間に及ぶ。計84か国に衛星同時生中継。録画放映分を含めて、140~150か国ともいわれている。

 

とのことで、参加アーティストを数えてみたけど途中で止めた😅 そのくらい多い。ライヴエイドはもちろん知ってて、リアルタイムでも見てたけど、当時そんなに音楽に興味があったわけではないので、どのくらいすごいことなのか全然理解してなかった💦 今見るとスゴイ出演者! 伝説のバンドから今での活躍しているアーティストまでそうそうたるメンバー。"We Are The World"くらいしか印象に残ってなかったよ😅

 

一方その頃、エイズが猛威を振るい世界に脅威を与えていた。当時はエイズに対する知識も少なく、同性愛者に患者が多かったことから、同性愛者=エイズキャリアというような偏見もあった。テレビで伝えられる症状に思い当るところがあったフレディは診察を受け、エイズを発症しているとの告知を受ける。メンバーを呼び出して告白したのはもう少し後だったっけ? とにかくライヴエイド前にメンバーに告白しており、メンバーもそれを静かに受け入れる。とはいえ、実際にフレディがエイズを告知されたのはライヴエイドの後だそうなので、メンバーに告白したこの場面も実際とは違うかもしれない。

 

そして、フレディはある家を訪ねる。あのパーティーの夜に出会ったジム・ハットンを探し出したのだった。見つけるのが大変だったというフレディに、簡単に見つかったらつまらないというハットン。実際の出会いは違うようだけれど、2人が恋人関係であったことは間違いないらしい。2人はリムジンに乗り込む。

 

ライヴエイド当日。楽屋代わりのリムジンバスをメアリーと恋人が訪ねて来る。メンバーと一緒にいたジム・ハットンにライヴを見たいなら彼女たちと一緒に行くように言うフレディ。3人は結局袖で見てた。うらやましい!

 

いよいよクイーンの出番直前。冒頭のバックステージはライヴエイドの会場であったことが分かる。観客はスゴイ人数! こんな中に出ていくのはどんな気持ちなんだろうと改めて思う。ボリュームが最大にならないように触るなの貼り紙があったけれど、ジム・ビーチはそれを剥がしボリュームを最大にしてしまう。これ実際にやったらしい。

 

ここからは時々、寄付受付のテレフォンセンターの電話が鳴りやまない様子や、寄付金額カウンターがどんどん上がっていく様子が差し込まれるけれど、基本的にライヴエイドでのクイーンのライヴが再現されている。実際の音源を使っているのかな? とにかく圧巻のパフォーマンスで、これは感動して泣いてしまった😭 最高! 後からYouTubeで実際の映像を見たけどホント再現度がスゴイ。観客とか本物の映像使ってるのかな? とにかく圧巻! これは是非大画面で見るべき。

 

キャストは皆良かった。フレディのラミ・マレック以外のメンバー役は全員そっくり。特にブライアン・メイはちょっと笑ってしまうくらい似てる。ジョン・ディーコンのジョゼフ・マゼロはあまり見せ場がなかったけれど、ロジャー・テイラーのベン・ハーディとブライアン・メイのグウィリム・リーは良かった。脇も皆良かったけど、ポール・プレンターのアレン・リーチが良かった。フレディを堕落させた悪役のように描かれているけど、見ていて本当にイライラしたので、それって演技が上手いということだと思う。

 

ラミ・マレックは『幸せの教室』(感想はコチラ)、『セインツ -約束の果て-』、『ショート・ターム』(感想はコチラ)、『オールド・ボーイ』(感想はコチラ)で見ているみたいだけど、全く覚えてない💦 なので、とっても自然に見てしまった。出っ歯の入れ歯を入れての熱演はやっぱりすごかったと思う。他のメンバー役ほどフレディに似てないけれど、だんだんフレディに見えて来る。最初はサシャ・バロン・コーエンで話が進んでいたようだけれど、ラミ・マレックで正解だと思う。人の動きを完コピするのって大変なことだと思うので、ライヴシーンはホントにスゴイ。素晴らしかった

 

クイーンやフレディ・マーキュリーのファンの方なら知ってて当然のエピソードばかりかもしれないし、映画化にあたり事実と変えている部分もあるらしいけれど、全然詳しくない自分としてはとても楽しめた。バンド本体よりもフレディに圧倒的に比重が置かれているので、バンドのドキュメンタリーのようなものを想像すると違っているかも。ただ、バンドをテーマにすると、どうしても同じような軌道を辿りがちなので、そいういう面ではこのアプローチは良いのかなと思った。そしてやっぱりクィーン=フレディ・マーキュリーなのかもしれない🤔

 

フレディの衣装の再現度などもスゴイけど、メアリーの服装や髪型での時代の移り変わりを見せるのも上手いと思った。といっても前述したとおり普通の人になっちゃうのだけど。でもそれもリアル。そうそう! 特にクイーンファンでもない自分がこの映画を見たいと思った最大の理由は、予告編でピアノの上を猫が歩くシーンを見たから! フレディは猫好きで有名だったのかな? インスタでフレディと猫たちの画像が流れて来て、それぞれの猫の名前をコメントしてる人多かったので、きっと有名なんだよね。猫たちかわいかった😍

 

ライヴシーンはどれも素晴らしく、やっぱりラスト21分のライヴエイドのシーンは圧巻なので、これは是非大画面で音響のいい映画館で見るべき。数百円をケチってドルビーアトモスで見なかったことを激しく後悔した😣

 

今更自分がオススメしなくても十分大ヒットしているし、ファンの方は既に見ていると思うけど、とにかく見て損はないと思う! オススメ!

 

『ボヘミアン・ラプソディ』公式サイト

コメント (2)
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