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【art】「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」@Bunkamura ザ・ミュージアム

2018-12-29 23:55:32 | art

🎨【art】「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」@Bunkamura ザ・ミュージアム🎨

 

 

 

 

2018年最後の金曜日。今年はこの日で仕事納め。月末金曜日だからTOHOシネマズのLINEクーポンあるかな?と期待したけどなし😢 いろいろ考えて、そういえば「ロマンティック・ロシア」が見たかったのだと思い出す。美術館に確認すると通常の金曜日と同じく21時まで開館しているとのこと。お昼休みに大黒屋でチケットゲットして行ってきた😃 

 

定時上がりして行ったので17:40頃に着いた。会場内はそんなに混んではいないけど、思ったよりも人がいた。でも、並ばないと見えないということはめったになく、自分のペースで見ることが出来た😌

 

Bunkamura30周年を記念しての企画展ということで、ロシア国立トレチャコフ美術館所蔵の作品を展示。国立トレチャコフ美術館について少し紹介しておく。毎度のWikipediaによりますと、パーヴェル・ミハイロヴィッチ・トレチャコフとセルゲイ。ミハイロヴィッチ・トレチャコフの兄弟が、自邸に開いたギャラリーから始まり、今では国内最大級の美術館となっているとのこと。

 

いつものように感想Tweetしておいたので、それに補足する形で記事にしておく。作品紹介は特に気に入った数点のみとなっております😌

 

 

ロシア絵画については全然詳しくない。以前、東京都庭園美術館でロシアの絵本を展示する企画展を見たことあるけど、この規模でロシア絵画を見るのは初めてかも。ロシアといえば元社会主義の国ということで、なんとなく堅苦しい絵画をイメージしていたのだけど、とにかく色彩が美しく写実的な画風で驚いた。特に風景画が美しく、他のどこにもない風景が印象的。

 

 

イワン・シーシキン「雨の樫林」

 

シーキンとTweetしちゃってるけど、正しくはイワン・シーシキン(Wikipedia)。シーシキンの「雨の樫林」はかなり大きな作品。当然最初は森の木々や、傘をさす2人に目が行くけど、惹きつけられたの手前に描かれている水たまり。この水に雨が落ちている表現がスゴイ! 

 

イワン・シーシキン「正午、モスクワ郊外」

 

こちらもイワン・シーシキンの作品。画面の3分の2が空という大胆な構図。そしてその雲の写実性と美しさにビックリ😲 本当にふわふわした雲。そして稲穂かな? この黄金色の稲穂と、中央に民族衣装を着た人たちがかわいらしい。

 

シーシキンは、画家は自然を熱心に学ぶべきで、写生をする際には空想を交えてはならないと語ったのだそう。ということは、シーシキンの作品は画家が見た風景そのままということなのかな。

 

セルゲイ・スヴェトスラーフスキー「モスクワ美術学校の窓から」

 

セルゲイ・スヴェトスラーフスキーのWikipediaはなし。モスクワ美術学校の生徒だった時に毎日見ていた風景なのだそう。 手前に見えているのは聖フロルス・聖ラウルス聖堂の丸屋根と鐘楼なのだそう。この雪景色と聖堂の丸屋根の美しさが気に入り、ポストカード購入してきた。

 

ニコライ・サモーキシュ「トロイカ」

 

ニコライ・サモーキシュもWikipediaはなし。彼は学生を競馬や騎兵隊学校へ引率したと自分メモに書いてあるのだけど、それはこの絵を描くためなだったのかな? 彼は絵を描くのに写真機だけでなく映画カメラも使用したのだそう。この躍動感? 飛び出し感がスゴイ!

 

 

イワン・クラムスコイ「月明りの夜」

 

イワン・クラムスコイ(Wikipedia)は美術評論家でもあり、トレチャコフのコレクションにも助言をしていたらしい。イリヤ・レーピンの師でもあり、2人は年齢差を超えて友情を育んだのだそう。今展でもレーピンによる「画家イワン・クラムスコイの肖像」が展示されている。

 

今作では幻想的で魔法のようなものを表現したかったそうで、元の名前も「魔法の夜」だったらしい。確かに月明りの中に浮かび上がる白いドレスの女性は幻想的で美しい。これは今展で一番大きな作品だったと思う。

 

イワン・クラムスコイ「忘れえぬ女」

 

今作の目玉であり、自身のお目当てでもあったクラムスコイの「忘れえぬ女」。「見知らぬ女」とも呼ばれているらしいけれど、こちらの名前の方が素敵かも。この作品が発表された時、この女性が誰なのか話題になったそうで、アンナ・カレーニナではないかと言われたこともあったのだそう。

 

最初に惹きつけられるのはやはりその目ヂカラ。馬車の上からぶしつけな視線を送る人間を軽蔑しているようでもある。その気品と気位の高さが印象的。この表情が許されるのは美女だけだからね。でも、よく見ると襟元からお腹にかけてと、袖のあたりにあしらわれた毛皮やリボンの質感など写実的で細かい。背景をあえてぼかして描くことで、女性の存在感が増している。これはやっぱりスゴイ!

 

 

で、この展覧会に行きたかった理由がこのツイート。#名画で学ぶ主婦業 というハッシュタグでつぶやかれた一連の作品の中で、ダントツにおもしろかったのがコレ! この勝ち誇り方!🤣

 

 

何故か45点の展示と思い込んでいた💦 だったらサクッと見れそうだなと思って行ったら72点あった。そんなに1点1点じっくり見たわけじゃないけど、メモ取りながら見てたら2時間くらいかかった。大きな絵もたくさんあり見応えがあった。

 

いつも展示リストを貰って感想などメモ取りながら見るのだけど、この展示リストが作品名より画家の名前が先に載っているのが見づらく、さらに展示の順番と違っているもの混乱した。展示スペースの構造上順番を変えざるを得ないようなのだけど、図録との一致を優先させないで、展示順と一致させて欲しかった😣

 

 

 

今展に行きたかったもう1つの理由が公式マスコットであるチェブラーシカとのコラボグッズ。「忘れえぬ女」の帽子被っちゃってるぬいぐるみは絶対欲しくて、同じくマントまで着ちゃってるチケットホルダーも買う予定。ところが! なんとマトリョーシカになっちゃってるキーホルダーを発見! これ980円だし・・・ イヤ、でも買わないと後悔する! と買ってしまった😅

 

とはいえ、自身の部屋は北欧インテリアにしているので、この忘れえぬチェブは真珠の耳飾ミッフィーや牛乳を注ぐミッフィーらと共に、別の部屋で本棚におさまっております😌

 

 

以前は美術展に行くと図録を購入していたのだけど、収納スペースの都合により断念💦 その代りに気に入った作品のポストカードを購入することにしている。たまに好きだった作品のポストカードがないこともあるのだけど😅 今回は3点ともあってよかった!

 

ということで、今年最後の美術展は大満足で終了😃

 

🎨国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア:2018年11月23日~2019年1月27日 Bunkamura ザ・ミュージアム

国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア|bunkamura

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