2019.01.31 『メリー・ポピンズ リターンズ』鑑賞@TOHOシネマズ日比谷
続編製作知ってから見たいと思ってた作品。試写会ってあったかな? 応募した覚えがない。とにかく、そもそも見たかった上に、大好きな浅田真央ちゃん登壇で「魔法のエキシビション」が上映されるってことで、チケット取って前夜祭ライブビューイングしてきた!ライブビューイングの記事は
コチラ。「魔法のエキシビション」は
コチラ。メイキングは
コチラ。前夜祭舞台挨拶のフル動画は
コチラ。
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ネタバレありです! 結末にも触れています!
「風が変わってメリー・ポピンズが去って20年。マイケルは今は亡き両親の家で、3人の子供たちを姉ジェーンの手を借りつつ育てていた。生活は楽ではないものの楽しく暮らしていたが、3年前に妻を病気で亡くした時の借金返済が滞り、家を差し押さえられてしまう。そんな時、東風に乗ってメリー・ポピンズが戻って来るが・・・」という感じで、これは1964年に公開された『メリー・ポピンズ』の55年ぶりの続編。前作もそうだったけれど、ストーリーとしては難しいことはなく、楽しい作品だった。特にミュージカルシーンが楽しい!
監督は『シカゴ』のロブ・マーシャル。作品は『シカゴ』『NINE』『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』『イントゥ・ザ・ウッズ』を鑑賞。『SAYURI』以外は全て見てるけど、特別ファンというわけではない。ただ、やたらと評判の悪かった『イントゥ・ザ・ウッズ』は自分は好きだった。
作品について毎度の
Wikipediaから引用しておく。『メリー・ポピンズ リターンズ』(原題:Mary Poppins Returns)は、2018年のアメリカ合衆国のミュージカル・ファンタジー映画で、1964年の映画『メリー・ポピンズ』の続編。監督をロブ・マーシャル、脚本をデヴィッド・マギー、主役のメリー・ポピンズをエミリー・ブラントが務める。アメリカでは2018年12月19日に公開され、日本では2019年2月1日に公開された。
2015年9月14日、ディズニーが『メリー・ポピンズ』の20年後を舞台にした新作を制作中と報じられ、原作の残りの7作を基にした物語が描かれるとされた。ロブ・マーシャルが監督を、マーシャル、ジョン・デルーカ、マーク・プラットが製作を務め、デヴィッド・マギーが脚本を担当。2016年2月18日にメリーポピンズ役にエミリー・ブラント、2016年2月24日にジャック(点灯夫で前作のバートの見習い)役にリン=マニュエル・ミランダへのキャスティングが報じられた。
2016年4月、ディズニーは映画の制作とブラントとミランダが主役であることを正式に発表し、5月にはタイトルを『Mary Poppins Returns』と発表。2016年7月までに、いとこのトプシー役としてメリル・ストリープへの交渉に入り、前作から大人になったマイケル・バンクス役としてベン・ウィショーと交渉中であることが明らかになった。9月には、ストリープのキャスティングが確定。翌月、大人になったジェーン・バンクス役にエミリー・モーティマーがキャスティングされ、さらにウィリアム・ウェザーオール・ウィルキンス(フィデリティ信託銀行の社長)役としてコリン・ファースが参加。2017年2月にはバルーン・レディ役にアンジェラ・ランズベリーのキャスティングが発表された。
オリジナル版でメリー・ポピンズを演じたジュリー・アンドリュースへのカメオ出演も交渉されていたが、彼女は「エミリーのショーになってほしい」とオファーを断った。また、オリジナル版でバート及びミスター・ドース・シニアを演じたディック・ヴァン・ダイクは、ドース・シニアの息子ドース・ジュニアとしてカメオ出演している。主要撮影は2017年2月10日にイングランドのサリー州のシェパートン・スタジオで行われ、同年7月に終了した。
『メリー・ポピンズ リターンズ』のさらなる続編の製作の可能性について、今作で監督を務めたロブ・マーシャルは計画自体はまだ初期段階にあるものの、P.L.トラバースの原作が8冊にも及ぶ大作であり、他にも映画化へ持ち込めるストーリーが監督自身の頭の中に浮かんでいることを明かし、『スター・ウォーズ』や『007』のようにシリーズとして続編の映画化もあり得ると語った。
とのこと。なるほど。シリーズ化の話があるのか。個人的にはシリーズ化しなくてもいいような😅 ジュリー・アンドリュースがカメオ出演を断ったというのは知ってたけど、これは良い判断だったように思う。悪目立ちしてしまうし😌
ガス燈守のジャック(リン=マニュエル・ミランダ)の歌で始まるのは、前作の煙突掃除人の歌って踊って始まるのと同じ。自転車に乗ってまだ薄暗いロンドンの街を走りながら、ガス燈を掃除して消していく。静かな始まり。
一転ドタバタ。水道が壊れて、家政婦のエレン(ジュリー・ウォルターズ)の指示のもと、父親のマイケル・バンクス(ベン・ウィショー)、姉のジェーン(エミリー・モーティマー)、長女のアナベル(ピクシー・デイヴィーズ)、長男ジョン(ナサナエル・サレー)、次男ジョージー(ジョエル・ドーソン)が大慌て。意外に落ち着いた対応を見せるアナベルが、修理を呼ぶと電話したりする。ドアの外にはなにやら妖しい2人組。ドアに"差し押さえ物件"の張り紙を打ちつけている。ドアをノックする2人に、対応に出たエレンは業者と勘違いしてモップを渡してしまうというギャグあり。登場人物たちが入り乱れてドタバタした始まりは前作同様で楽しけれど、個人的にはちょっと長く感じた😅
2人はマイケルが会計士として勤めているフィデリティ信託銀行の弁護士。実はマイケルは3年前に妻が病気で亡くなった際、銀行に借金をしていたが、うっかり返済を忘れていたのだった。その事を指摘されると、直ぐに払うと言うけれど、弁護士は全額返済を迫る。借金の事情を聞き黒人弁護士は猶予を申し出るも、白人弁護士の方はこれを拒否。黒人が悪徳で白人が良い人という設定の方が多い気がするけれど、ここはあえての配慮だったりするのかしらと勘ぐってみたり。イヤ、別に黒人がいい人設定に文句があるわけじゃないのだけど、ステレオタイプ的に描かれることが多い気がしたので🤔
マイケルは父親がフィデリティ信託銀行の株券を持っていたことを思い出す。それならば話は変わって来ると黒人弁護士。ただし、今どこにあるのか分からない。ということで、5日後の返済期日までに全額返済するか、株券を発見しなければ家を差し押さえられてしまうことになる。ということで、支援活動の仕事を休んでジェーンも手伝って株券探しを始めるが、見つかるのはガラクタばかり。ガラクタをゴミ捨て場に持っていくようジョージーに言いつけると、ジョージーはその中からマイケルが描いた家族の絵を拾い、同じく屋根裏から見つけた破れた凧に張り付ける。見ている側はこれは伏線だなと気づくのだけど、マイケルもジョージーも気づかない。ちなみに、マイケルは会計士として働いているけれど、本職は画家。妻を亡くしてからは絵を描いていないらしい。ただ、この設定あまり生かされていないような?🤔
一方、子どもたちは公園の中を通ってお使いへ。芝生の中に入るなと言われると入りたくなるお年頃。監視員と攻防を繰り返すうち、突風が吹いてきて凧が飛ばされてしまう。ジョージーは凧を追って茂みの中へ。アナベルとジョンもそれを追う。舞い上がった凧の糸を必死で掴むも風で飛ばされてしまう。ガス燈守ジャックが駆けつけて助けてくれる。凧は跳んで行ってしまうが、なんとその凧を持って雲の中から女性が現れる。メリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)だった。この時点までで、主要登場人物がほぼ揃ったかたちで、それぞれのキャラの紹介も終わっているのは見事だと思う。
ジェーンもマイケルもメリー・ポピンズとの再会を喜ぶけれど、マイケルは乳母を雇う余裕はないと言う。しかし、乳母の仕事が減ってきているのだとジェーンに指摘され、渋々受け入れる。とはいえ、ジョージーは歓迎ムードながら、年上の2人特にアナベルは乳母など必要ないと強硬姿勢。全く気にせずどんどん荷を解き、子どもたちのお風呂の準備をすすめるメリー・ポピンズ。バスタブに液体を入れると、泡泡風呂から何故かイルカが顔を出す🐬 大喜びでバスタブに飛び込むジョージーが姿を消すと、ジョンとアナベルも訝りながらもバスタブへ。その様子を見てニヤリなメリー・ポピンズも後を追う。このバスタブに後ろ向きで入って行くのは予告編にもあったかな。いよいよメリー・ポピンズの魔法の世界へ!ってとこでワクワク。海の中をカラフルな水着で泳ぎ回る子どもたちとメリー・ポピンズのシーンは楽しい。この体験で子どもたちの心をつかむ。
えーと。見てからそんなに時間経ってないんだけど、細かい部分だけでなく、各シーンの繋がりとか順番が分からなくなってしまった😣 最近、記憶力の衰えが酷い💦 ということで、覚えている部分だけ書くことにして、順番が曖昧な部分は都度断り書きを入れておく😌
マイケルとジェーンは、フィデリティ信託銀行の社長であるウィリアム・ウィルキンズ(コリン・ファース)を訪ね、株主名簿に父親の記載があるはずだと言う。社長は丁寧に応対してくれて、株主名簿も探してくれるが見当たらないと言う。株券が見つかるよう祈っていると送り出した後、名簿のページを破り暖炉で燃やしてしまう。そのページにはバンクスの名前が! なるほどこの方悪役なのね。前作では特に悪役とかはなく、仕事や慈善活動に忙しい両親が、子どもたちをほったらかしにしていることが問題という描き方だったけど、今作では悪役がいるらしい。とはいえ8作もあるシリーズが原作なのだから、映画独自の設定というわけではないのでしょう。
ウィルキンズは前社長の甥で、叔父に認知症のような症状が出てきたので、自らが社長になったと語る。彼はこの世界大恐慌の時代に、債務超過となった物件を差し押さえることにより銀行の利益を上げていた。その取立てをさせられている2人の弁護士は複雑な表情。
子どもたちとしても少しでも父親の力になりたいと考える。ジョンは母親が大切にしていた花器がロイヤル・ドルトンで高価なものだということを思い出す。これを売れば家を売らなくて済むのではないかと考える。ロイヤル・ドルトンの花器では借金返済は無理だろうと思うけれど、子どもたちのいじらしさが感じられる。でも、アナベルは母親の想い出の品を売りたくないと言い、もみ合いとなって落とし、花器が少し欠けてしまう💦
ロイヤル・ドルトンを割ってしまった子どもたちは、メリー・ポピンズとともに花器の絵柄の中へ。ここからはディズニーお得意のアニメと実写の融合。もちろんお風呂で海に潜った時もそうだったのだけど、このシークエンスの方がアニメキャラと話したり歌って踊ったりする。この辺りは前作同様楽しい場面。ここジャックも一緒にいたっけ? 子どもたちと一緒に見に行ったショー的なところで、皆に請われてメリー・ポピンズと一緒に歌って踊ってた気がするのだけど、何故ジャックも一緒にいたのかは忘れてしまった💦 ジャックについて軽く触れておくと、現在は前述どおりガス燈守だけど、幼い頃は前作に登場した煙突掃除夫バートの弟子で、子どもだったマイケルとジェーンをいつも見ていたという設定。そして、ジェーンとの間に恋が生まれそうな気配。ちなみに前作には登場していない。話を戻すと、このメリー・ポピンズが歌って踊るシーン、かなり激しい。エミリー・ブラントはダンスの経験がなかったそうで、このシーンには苦労したとインタビューで語っている。ちなみに、浅田真央ちゃんによる「魔法のエキシビション」での衣装チェンジはここの衣装をイメージしたものだと思われる。
えーと、このショーを見ている間に、ジョージーがオオカミ(コリン・ファース)、アナグマ(ジェレミー・スウィフト)、イタチ(コブナ・ホルドブルック=スミス)にさらわれてしまう。白々しいほど歓迎してくれた3匹だけど、実は悪巧みをしているというのは現実でのあの3人を示唆しているのかな。詳細は忘れてしまったけれど、ジョージーが持っていた何かをオオカミたちに盗まれてしまい、ジョージーが追っていったら捕まったってことだった気がする。で、細かい部分は端折るけれど、絵柄に描かれていた馬車に乗り追いかけて無事ジョージーを奪還したものの、器の縁から出てしまい現実に戻ってしまう。確か、大騒ぎをしたのでマイケルに怒られた気がしたけど違ったかな? メリー・ポピンズはこの大冒険についてトボけているけど、器に描かれた馬車にメリー・ポピンズのスカーフが引っかかっていることから、現実に起きたことだと分かる。これはニヤリ😀
メリー・ポピンズは子どもたちを連れて花器の修理をしに行く。送っていくというジャックの自転車の荷台に板を渡して、バランスを取って4人を乗せて走って行く。向かった先はロンドンの路地裏。街を知り尽くしたジャックですら知らなかった路地。その先にあったのはメリー・ポピンズの従姉妹の家。どうやら何でも修理できてしまうらしい。しかし、ドアをノックするとこの日は第2(だったかな?)水曜日だから無理だと取りつく島もない。それでも無理やり入ってしまうと、家の中が全て逆さまになってしまう。どうやら毎月この日はこうなってしまうらしい。この従姉妹のトプシーを演じているのはメリル・ストリープ。魔女のようなメイクで歌って踊る。楽しいシーンで、さすがの存在感だけど出番はここだけ。今回、カメオ出演的にベテラン俳優が出ているの楽しい😃
えーと。どういう経緯でだったか忘れてしまったけど、メリー・ポピンズと子どもたちはウィルキンズ社長を訪ねる。そこで子どもたちは社長の真の姿を知ることになる。そのきっかけがオオカミと声が一緒だというのはおもしろい😀 でも、父親のマイケルは子どもたちの言うことを信じず、上手い言い訳をする社長を信じ、逆に子どもたちを責めてしまう。ありがちな設定ではあるけど、父親としては確たる証拠もなしに社長を疑うことはできないでしょうし、それじゃないと話が進まないし。とはいえ、やっぱり子どもを疑うのは悲しい😢
結局、返済の目処が立たないバンクス家は、ひとまずジェーンのアパートに居候することになり、近所の人たちに見送られながら馬車に荷物を詰め込んでいる。見送る人の中には時刻を告げるため、毎時間少し早めに大砲を撃ってしまう元大佐も含まれている。この大砲でバンクス家が揺れて、いろんな物が落ちそうになるというのは前作からの引き継ぎ事項。さて、話を戻すと荷造りをしていると、破れた凧を直した時、ジョージーが使った絵が探していた株券だということが分かる。 まぁ、前述どおりジョージーが凧直した時点で見ている側は分かっているわけなんだけど。慌てて車で銀行に向か疑うマイケルとジェーン。返済期日はビッグベンが12時の時刻を告げるまで。あと5分しかないが間に合うか?
マイケルとジェーンの手助けをしようと、メリー・ポピンズと子どもたちは、ジャックとガス燈守たちとビッグベンに向かう。この時のガス燈守たちのダンスがとてもカッコよかった! ガス燈守たちの顔はほとんど映さず、シルエット的な感じで見せる。それがとても幻想的で楽しい。彼らはビッグベンの時計を少し遅らせようと考える。ハシゴをつないでいってジャックがよじ登って行く。何度か落ちそうになってハラハラ。時計の下の機械室のようなところに入ることに成功するけど、ここで針を戻せる訳ではなかったらしい。ここは文字盤をロウソクで照らしている場所なのかな? さらにジャックは文字盤に登る。途中、メリー・ポピンズが魔法で手助けしたようにも思うけれどどうだったかな? とにかくジャックは時計の針を戻すことに成功する。
マイケルとジェーンはフィデリティ信託銀行に到着。社長に会おうとするも、社長は2人の弁護士に命じて入り口を塞いでしまう。マイケルとジェーンは凧を飛ばしてみたりする。結局これは成功しなかったのよね? 黒人弁護士が中に入れてくれて、自分たちで持っていったような? 記憶が曖昧💦 とにかく、ビッグベンが12時を告げるまでには間に合う。でも、株券に肝心の署名がないということで、これは無効だということになってしまう。残念ながらジョージーは他の部分は捨ててしまっていた。どうなる?
万事休すと思ったその時、社長室の奥の部屋から現れたのは、ミスター・ドース.Jr! 彼は不当に自分を追い出したことを怒り、社長を追い出してしまう。そして、マイケルとジェーンに朗報をもたらす。前作で初めて父親の銀行に来た時、2ポンドを銀行に預けた。本当は小鳥を買いたかったあの2ポンド。ミスター・ドース.Jrはそれを運用しており、それが借金返済に十分な金額になっているというのだった。まぁ、借金返済できることは分かっていたものの、まさかの人物登場と意外な展開にビックリ。ご都合主義とも言えますが😅 しかし、このミスター・ドース.Jrを演じているのが、前作で煙突掃除夫のバートと、特殊メイクでミスター・ドースを演じたディック・ヴァン・ダイク! なんと社長のデスクの上で踊っちゃう! 御年93歳😲 これ吹き替えなしで踊ったのかな? イヤすごいわ!!
無事家を取り戻したバンクス一家は、そろってお祭り?に出かける。そこには風船売りのおばあさんが。おばあさんはちゃんと選べば風船で空が飛べると言う。子どもたちはもちろん、マイケルやジェーンも次々正しい風船を選んで空に舞い上がる。そこに通りかかったのはウィルキンズ。自分も空を飛べるだろうかと言うと、おばあさんは正しい風船を選べば飛べる。ウィルキンズは思い切って選ぶが、残念ながら飛ぶことは出来なかった。個人的には彼も飛ばしてあげて、良い人になりましたとしてもよかったような気がする。そして!この風船売りを演じているのは、1991年のディズニーアニメ版『美女と野獣』でポット夫人の声を担当したアンジェラ・ランズベリー。個人的には「ジェシカおばさんの事件簿」が好きだった。
子どもたちやマイケルたちが空を飛んでいる姿を見守りつつ、メリー・ポピンズはまたどこかへと風に乗って去って行く。この場面のポップな色使いと、夢にあふれた感じはとても良かった。この終わりも好き😍
キャストはみな良かった。子どもたちもみなかわいくて上手かったと思う。ジェーンのエミリー・モーティマーはしっかり者で優しい姉を出しゃばらずに演じていたと思う。マイケルのベン・ウィショーは子どもたちより社長を信じてしまうなど、やや損な役回りながら、相変わらず繊細さを感じさせて良かったと思う。歌も良かったと思う。
ジャック役のリン=マニュエル・ミランダは、2015年にトニー賞主要11部門を受賞したミュージカル「ハミルトン」で脚本・作曲・作詞・主演を務めたそうで、肩書としては作曲家・劇作家・作詞家・俳優・ラッパーということになるらしい。映画初出演というわけではないようだけれど、大きな役は初めてなのかな? 全く存じ上げなかったので、最初に登場した時には誰?という感じだったのだけど、さすが実力派ということで歌って踊って大活躍。ただ、個人的には前作のディック・ヴァン・ダイクのような魅力はなかったかも。
新メリー・ポピンズのエミリー・ブラント。実は今作を見たいと思ったのは主演がエミリー・ブラントだったから。好きな女優さんの1人。前作も好きだけどそこまで思い入れはなく、今作を見るために再度見てみたという感じ。なので正直、メリー・ポピンズ像にも思い入れはないのだけど、あれだけ確立されたジェーン・アンドリュースのメリー・ポピンズとは違い、新たなメリー・ポピンズとなっていたと思う。続編を作るにあたり、前作を引き継ぐのか、新たな像を作り上げるのかになると思うけれど、メリー・ポピンズ像としては後者の方かな。それは、カメオ出演を断ったジュリー・アンドリュースの思いにもこ応える形になっていると思う😌
今更だけど、これはミュージカル作品なので、ミュージカルが苦手な方には合わないと思う。ミュージカル苦手なのにミュージカル作品と知りつつ見て、やっぱりミュージカルは合わないとか、ミュージカルにする必要はなかったと評価を下げられるのは理不尽な気がしてしまう。なので、ミュージカル苦手な方にはオススメしない。だってミュージカル大好きなので、ミュージカルだからという理由だけで評価下げられるの悲しいので😢
前述したとおりストーリーとしてはありがちで王道。ミュージカル部分は楽しく、ダンス経験のなかったエミリー・ブラントも歌って踊って頑張っていたけど、曲としては前作ほどの代表曲があるわけではない。そういう意味ではややインパクトに欠ける部分はあるかも。ただ、CG技術が格段にアップしているため、魔法部分はとても楽しかった。とはいえ、前作にあった良い意味での作り物感は引き継がれていて、あえてのセット感も良かったと思う。とにかくポップでカワイイ😍
前作に思い入れのある方が見るとどうなのかな? これじゃないと感じる人もいるかも? 自分は楽しめた。続編どころかシリーズ化も考えているとのことだけど、その辺りも楽しみではある。とはいえ、エミリー・ブラントじゃなかったら劇場に見に行くか分からないかも😅
自分は字幕版で見たけど、吹替版は舞台版「メリー・ポピンズ」でメリー・ポピンズを演じた平原綾香が担当しているし、ジェーンは堀内敬子、トプシーは島田歌穂などミュージカル俳優も配役されているので、こちらも気になる🤗
明るく楽しいミュージカル作品好きな方オススメ。大人も子供も楽しめるので親子で是非。エミリー・ブラント好きな方必見です。
『メリー・ポピンズ リターンズ』公式サイト