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【art】「最澄と天台宗のすべて」鑑賞@東京国立博物館平成館

2021-11-21 01:04:25 | art

【art】「最澄と天台宗のすべて」鑑賞@東京国立博物館平成館

 

 

見たいと思っていた企画展。会社帰りに行こうと思っていたのだけど、まさかの夜間開館なし😢 ということで、文化の日である11月3日に見に行って来たー

 

今展も日時指定制。前日にチケット取ったため、午前中の回は既に売切れ💦 早めにお昼を食べて家を出て、13:00~の回で見ることに。13:30頃平成館に着いたけど、少しだけ並んで入場待ち。とはいえ、数分で入場。

 

いつものように感想をTweetしておいたので、それに追記する形で記事として残しておく😌

 

 

 

 

Tweetでは1300年とつぶやいちゃってるけど、伝教大師最澄1200年大遠忌を記念した企画展。最澄(Wikipedia)が日本に広めた天台宗(Wikipedia)を軸として、最澄が生きた平安時代から江戸時代までを見せる。比叡山延暦寺の根本中堂内陣の再現や、秘仏の公開、国宝だらけ! 見どころだらけ!!

 

メモ取りながら鑑賞したけど、全てを記載することは無理💦 順番などもバラバラだけれど、とりあえずTweetにそって書いていく。

 

 

「聖徳太子及び天台宗高僧像:最澄」

 

展示室入るといきなり「聖徳太子及び天台宗高僧像」の展示が! 聖徳太子と9人の僧侶の肖像画がずらり。聖徳太子(Wikipedia)・龍樹(Wikipedia)・善無畏(Wikipedia)・慧思(Wikipedia)・智顗(Wikipedia)・灌頂(Wikipedia)・湛然(Wikipedia)・最澄・円仁(Wikipedia)の10人の肖像画が並ぶのは圧巻! 

 

全部書くのは割愛するけれど、仏教がインドから中国に伝わり、そして日本につながる流れがこの肖像画で分かる。最澄に直接つながる部分だけ記載しておくと、最澄が学んだのは道邃(Wikipedia)・行満で、その師匠が湛然。そして、円仁は45歳で遣唐使として唐に渡り、最澄ができなかった天台密教を確立した人物。

 

円仁は最澄に出会う前に、色白で背の高いイケメンの姿を夢に見たそうで、実際に会ったらイメージどおりだったらしい。6尺くらいとのことだから180cmくらいあったってこと? 1200年以上前の人だから巨人だね😲

 

展示替えがあるので、この10人が揃って見れるのは④(11月2日~7日)のみ! この日しか行けなかったから11月3日にしたのだけどラッキーだった😃

 

「等活地獄幅」

 

Tweetでは「往生要集」とつぶやいてるけど、書きたかったのは「六道絵」のこと。恵心僧都(源信)(Wikipedia)が44歳の時に書いた「往生要集」(Wikipedia)をもとに「六道絵」(Wikipedia)が描かれるようになった。最も有名なのが聖衆来迎院のもの。

 

全15幅のうち7幅を前期と後期に分けて展示。ちょうど後期の地獄絵図の展示が始まったところだった。画像を検索したのだけどなかなかヒットしなくて、やっと見つかったのが小さい💦 

 

見たかった理由は、以前みうらじゅん氏といとうせいこう氏がTV見仏記で聖衆来迎院で見ていて、MJもとても見たかったらしく感動していたから。MJを尊敬している身としては是非見たかった!

 

これは本当に素晴らしかった! この想像力はスゴイよね。これでもかという地獄絵図なのだけど、どこかコミカルでもあって、それは狙いではないとは思うけれど、怖すぎてコミカルになっている感じ。

 

「両界曼荼羅図」についても画像を探したのだけど出てこない💦 そして今となってはどんな柄だったかも分からない💦💦 とにかく、真言宗(Wikipedia)の曼荼羅図とは違うということだった。"半分くらい"とメモがあるけど何のことかサッパリ😅

 

 

 

今展を見たかった理由は秘仏の仏像がたくさん見れるから! 定期的に公開されている仏様もいるかもだけど、基本的には秘仏といことで公開されていないので、総じて保存状態が良かった。

 

「千手観音菩薩及び両脇侍立像」

 

この「千手観音菩薩及び両脇侍立像」脇侍は不動明王と毘沙門天。仏像は中尊と左右に脇侍の3組セットで祀られることがあり、例えば薬師如来と日光菩薩・月光菩薩のように組み合わせが決まっている場が多い。仏像は好きだけど詳しいわけではないのだけど、千手観音の脇侍って決まっているのかな?🤔

 

この不動明王立像は下歯で上唇を噛んでいることと、辮髪の先が丸まっているのが特徴的で、修行中に感得した円仁が描いたものを表しているらしい。脇侍の毘沙門天がカッコよかった😍

 

この三尊は滋賀県の葛川息障明王院のご本尊。葛川息障明王院(明王院)の開祖は相応和尚(Wikipedia)で、千日回峰行(Wikipedia)を確立した人物。

 

「慈恵大師坐像」

 

慈恵大師(Wikipedia)は正月三日に亡くなったため元三大師とも呼ばれているけど、この方おみくじを作った人でもあって、角大師とか豆大師とかも呼ばれている人物。

 

「慈恵大師坐像」は深大寺の秘仏で、寺から出ての御開帳いわゆる出開帳は205年ぶり! 肖像彫刻としては日本最大。

 

これちょっと画像では大きさが伝わりにくいのだけど、かなりデカイ! ちょっと声が出ちゃったくらい大きくてビックリした😲 2m超だそうで大迫力! これは必見!

 

 

 

 

 

 

不滅の法灯(Wikipedia)で有名な根本中堂内陣を再現! そしてなんと撮影OK

 

延暦寺には行ったことがなく是非行きたいと思っていたので、これはウレシイ! 実はこれ梵天様や丑神様など仏様たちにもお出ましいただき、さらに塔燈は先代のものを展示! 要するに全て本物だった!

 

 

 

 

 

 

比叡山延暦寺根本中堂内陣にいらっしゃる仏様たちがお出ましに! 実際の内陣では撮影禁止だと思うので、これは貴重な機会! 頑張って望遠で撮ったのだけど、画質が悪くて絵みたいになってしまったのが残念😣💦 

 

 

全232点のほとんどが国宝もしくは重要文化財ということで、展示替えがあるのは致し方なし。見れなかった作品もあったけれど、日程的になかなか難しい💦 

 

前述したとおり日時指定制で人数制限があるため、それなりに混んではいるけれど、特にストレスを感じることなく自分のペースで見れた。平成館は広いので点数も多いこともあるけど、しっかりメモを取りながら見て2時間半くらい。

 

もちろん今展を見ただけで最澄や天台宗の全部が理解出来るわけではないけど、「最澄と天台宗のすべて」というタイトルに偽りなしというくらい、その流れが分かる企画展だった。とても良かった!

 

 

 

 

ミュージアムショップでは御朱印なども売られていたけれど、今回はポストカード3種のみ。手前のポストカードは本館でアンケートに答えてもらった🤗

 

最澄と天台宗のすべて:2021年10月12日~11月21日 @東京国立博物館平成館

最澄と天台宗のすべて

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