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【動画】宇野昌磨選手 世界フィギュアスケート国別対抗戦 2019 SP

2019-04-11 22:01:25 | 【動画】ShomaUno

⛸【動画】宇野昌磨選手 世界フィギュアスケート国別対抗戦 2019 SP⛸

 

 

現在、マリンメッセ福岡で開催中の世界フィギュアスケート国別対抗戦2019での宇野昌磨選手のSP演技。大阪で開催されたStars On Iceの頃から高難度ジャンプを組み込んだ演技を披露しているとの情報が入ってきており、昨日の公式練習でも4F-3Tや試合で決まれば世界初となる3A-4Tも着氷するなど試合にかける意気込みが伝わって来たのだけど・・・

 

冒頭に組み込む予定だった4F-3Tは単発となった。やや着氷が乱れたように見えたのは3Tがつけられなかったためかな。とはいえ、GOE0.16点の加点が付いた。最後が3Aのため、続くジャンプをコンビネーションにしなければならないが、4Tの着氷で乱れ2Tをなんとかつけたという状況。-3.18点という大きな原点に😢

 

後半の3Aはキレイに着氷し、直後にイーグルをつけて3.09点の加点を得た。この3Aは幅がすごかったし空中姿勢もきれいだった! 3つのスピンは全てレベル4を獲得し、それぞれ0.91点、1.03点、1.50点の加点。ステップはレベル3で1.18点の加点。PCSはやや低く、最高が9.25点で下は8.50点が出る項目も😢 92.78点で3位。

 

うーん💦 やや気持ちが空回りしてしまっているのかな? いくら挑戦したいといってもチームで戦っている以上、大きく失敗しては他の選手の迷惑になる。その辺りのバランスが難しいのかも。

 

今シーズンのSPプログラムから昨季のSPに戻した。家族に勧められたからと語っていたそうだけれど、今季のプログラムはしっくりこなかったということなのかな? でも、昨季と同じプログラムで滑っただけに、スケーティングの滑らかさが際立った! 成長していないとインタビューで答えていたみたいだけど、成長してるよ昌磨!

 

土曜日のFSでは3A-4Tに挑むのかな? おそらく4T-2Tの失敗はセカンド4Tを練習している弊害でもあるような気がする。もともと4Tが回り過ぎてしまうと言っていたので😌 コンビネーションにするためにはファーストの4Tの回転を抑える必要があると思うので、そのコントロールが上手くいかないのかなと。

 

3A習得まで5年かかった昌磨。もちろん才能のある選手だけど、そんなに器用なタイプではないのかもしれない。ネイサン・チェン選手も3Aなどのジャンプに苦しんでいた時期はあったけれど、今はそれらを含め、自分のスケジュールや体調管理まで全てコントロールできているように思う。昌磨はその辺りに少し苦労しているのかなと。でも、努力で誰よりも飛距離のある3Aを手に入れた昌磨なら絶対出来る! 頑張れ昌磨!!

 

ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

【宇野昌磨ショート演技フル】世界初・3回転半-4回転が成功なるか!

フィギュアスケート国別対抗戦を3日間 全種目・全選手の演技 見どころすべてアベマTVで無料公開中

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【cinema】『スパイダーマン:スパイダーバース』

2019-04-06 00:16:29 | cinema

2019.03.16 『スパイダーマン:スパイダーバース』鑑賞@TOHOシネマズ六本木


試写会応募したけどハズレ😢 アカデミー賞長編アニメーション賞受賞したし、とっても評判が良かったので見たいと思ってた。以外に字幕版の時間が合わず。CHANDON Blossom Lounge(記事はコチラ)行く前に六本木で見てきた~



ネタバレありです! 結末にも触れています!


「ブルックリン在住のマイルス・モラレスは、警官の父親の方針で名門校に転校する。同級生たちに馴染めず、父親にも分かってもらえず、叔父のアーロンを訪ねる。叔父はマイルスを地下の秘密の場所に連れていく。そこでクモに刺されたマイルスはスパイダーパワーを身に着けるが・・・」というのは本当に導入部。今回の主役はアフリカ系アメリカ人で13歳のマイルス・モラレス。この辺りも画期的な感じなのかな。これは本当におもしろかった。そしてアニメーションがスゴイ!


毎度のWikipeidaから引用。『スパイダーマン: スパイダーバース』(原題:Spider-Man: Into the Spider-Verse)は、2018年に公開されたアメリカ合衆国のCGアニメ映画作品。マーベル・コミックの漫画を原作とする『スパイダーマン』の映画としては初となるアニメ作品であり、フィル・ロードとクリス・ミラーが製作として携わっている。第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作。 ピーター・パーカーを主人公としていたこれまでの実写作品とは異なり、本作ではブライアン・マイケル・ベンディスとサラ・ピシェリが創作したマイルス・モラレスを主人公にしており、複数のスパイダーマンが登場する世界を舞台に描いている。


本作の製作が発表される発端となったのは、2014年11月に起きたソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(以下SPE)へのハッキング事件である。ウォール・ストリート・ジャーナル誌の報じた内容によれば、この事件により同社の会長であるエイミー・パスカルが社長のダグ・ベルグラードと交わしていたやり取りが記録されたEメールが流出し、同社がフィル・ロードとクリス・ミラーと共に、スパイダーマンを主役にしたコメディアニメ映画の製作を計画していたことが判明した。


2015年12月にSPEは映画の公開日を、当初の予定より遅い2018年12月21日とすることを発表した。2016年6月までの間に、ロードは脚本を執筆する作業に入り、ボブ・ペルシケッティが監督に就任した。2017年1月に行われたアニメ映画のプレゼンテーションでのSPEの公式発表から、マイルス・モラレスを主人公とする作品であることが噂されており、ピーター・ラムジーはこの時点で共同監督として作品に参加していた。ロードとミラーは12月、ブラジル・サンパウロで開催されたコミコンでティーザー映像を公開。作品の題名をSpider-Man: Into the Spider-Verseとし、複数のスパイダーマンが本作に登場することを発表した。また、ロドニー・ロスマンが共同監督として本作に加わった。


2017年4月、シャメイク・ムーアが主人公マイルス・モラレスの役で本作に参加することが決定し、リーヴ・シュレイバーが不特定の悪役として共演することが発表された。6月にはマハーシャラ・アリとブライアン・タイリー・ヘンリーが、マイルスの親族であるアーロン・デイヴィスとジェファーソン・デイヴィスの役でそれぞれ参加することが発表された。12月にはオリジナルのスパイダーマンであるピーター・パーカーが、本作ではマイルスの助言者として登場することが明らかとなり、2018年4月にジェイク・ジョンソンが役を務めることが発表された。


6月にはキャスト陣が全て発表され、シュレイバーはキングピンの役を演じることが明らかとなった。また、ヘイリー・スタインフェルドがグウェン・ステイシー、ローレン・ヴェレスがマイルス・モラレスの母親リオ・モラレス、リリー・トムリンがピーター・パーカーの叔母メイ・パーカーを演じることが発表された。7月には追加キャストとしてニコラス・ケイジがスパイダーマン・ノワール、ジョン・ムレイニーがスパイダーハム、キミコ・グレンがペニー・パーカーの役で出演することが発表された。11月にはクリス・パインがマイルスの世界のスパイダーマン、オスカー・アイザックがスパイダーマン2099の役で出演することが発表された。


本作は手書き風のCGアニメーションで制作され、「線画、絵画、ドット、その他あらゆるコミックのテクニック」と組み合わさった「生きた絵」として表現されたという。コミックのようなルックを実現するため、映像はCGでレンダリングされたのち手書きで仕上げを施すという手法がとられ、最初の10秒間を仕上げるのに約1年の期間が費やされたという。ロードはこれを「全く革命的」なアニメーションと称し、ソニー独自のアニメーションスタイルをコミックアーティストの画風と組み合わせたものと説明している。本作で開発されたアニメーションのプロセスおよび技術は2018年12月、米国特許商標庁に特許申請されている。また、各キャラクターのデザインに関しては様々なコミックのスタイルが取り入れられている。


本作の公開日は、アメリカ合衆国では当初2018年7月20日とされ、のちに同年の12月21日に改められたものの、2018年1月現在では12月14日となっている。 Rotten Tomatoesでは、『スパイダーマン: スパイダーバース』は、344件のレビュー中97%で肯定的な評価を受け、平均値は8.7/10を記録している。 2019年3月8日に公開された日本では、ぴあ映画初日満足度ランキングで1位を獲得した。


『スパイダーマン: スパイダーバース』は第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞、第76回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞、第24回放送映画批評家協会賞アニメ映画賞を受賞し、それら以外にも多くの賞とノミネートを獲得した。アカデミー長編アニメ賞をウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ以外の配給映画が受賞したのは8年ぶりであり、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント配給映画が受賞したのは初であった。


と、長々と引用してしまった😅 なるほど、これはいわゆる『スパイダーマン』シリーズとは原作が別なのね? でも、グリーンゴブリンとか敵は共通しているし、主人公は違うけれどピーター・パーカーも出てくる。なかなか複雑。さて、今作結構展開が早く、さらに時空を超えたりとなかなか難解。なので、ちょっと理解しきれていない部分もある。ということで、シーンごとの記載は順番が間違っていたり、解釈が違っている可能性がある。毎度、どうでもいいと思うけれど断り書きとして書いておく😌


警察官の父と医師の母親と暮らすマイルス・モラレス(シャメイク・ムーア)は、以前の学校では人気者で友人も多かったようだけれど、現在は父親の方針で全寮制の学校に通っていて、他人に無関心の生徒たちと規律の厳しい学校に馴染めずにいた。わざとテストで悪い点を取って退学しようとして、先生に咎められたりする。そんな中、唯一関心を示してくれた女子生徒グウェン・ステイシー(ヘイリー・スタインフェルド)に興味を持つ。今作の主人公はこのマイルスで、シリーズ初のアフリカ系のスパイダーマンということになるのかな?


マイルスの心の拠り所は叔父のアーロン・デイヴィス(マハーシャラ・アリ)。寮を抜け出して叔父を訪ねる。叔父はマイルスを高架下に連れて行く。そこでグラフィティを楽しんでいる時、背中に数字が書かれたクモに噛まれてしまう。これたしか42と書かれていたと思うのだけど、これは何か意味があったのかな? 特に何も触れずに終わったのでよく分からない。マイルズがスパイダーマンになったことに意味があるのかなと思ったのだけど違ったらしい🤔


翌朝、マイルスの体に異変が起きる。手にいろんなものがくっついてしまうのだった。不便を感じながらも登校すると、グウェンに出会ったう。叔父にアドバイスされたとおり、グウェンの肩に手を置こうとすると、髪に手がくっついてしまう💦 慌てて髪を切ったためグウェンは片側を剃り上げたような髪型になってしまう😣 一部始終を見ていた生徒たちの間で騒動になってしまい、マイルスは学校を飛び出すも、警備員に追われてしまう。慌てて窓から飛び出すと、マイルスは壁に立っていた。クモに刺されてから手が粘着質になってしまう流れは同じだけど、結構派手なことになってしまったね😅


マイルスが生きているニューヨークは、スパイダーマンが活躍しているニューヨークで、マイルスは自分がスパイダーマンと同じ状況になっているのではないかと考える。そこで、噛まれたクモを探しに高架下へ向かう。すると地下で大きな音がして、音の方に向かうとスパイダーマンがグリーンゴブリンと戦っていた。グリーンゴブリンはキングピンことウィルソン・フィクス(リーヴ・シュレイバー)の命令に従っており、キングピンは異次元の地場?を開こうとしていて、スパイダーマンはそれを阻止しようとしているらしい。今回の悪役はこのキングピン。キングピンって名前は聞いたことあるけど、原作全然詳しくないのでよく分からない。すごい巨体でビックリするくら肩幅が広く、禿げ頭はその中に埋まってしまっているような形。この辺りがおもしろい。


で、SF的なことに疎いので、何が起きてるのかよく分からないのだけど、異次元空間を作り出す装置?にUSBキーを差し込んで阻止しようとしているらしい。しかし間に合わず大爆発が起き、ニューヨークのど真ん中に異次元空間が現れてしまった。ってことでいいのかな? この爆発でスパイダーマンは吹き飛ばされて瓦礫の下敷きになってしまう。駆け寄ったマイルスにUSBキーを託し、スパイダーマンはキングピンに殺されてしまう。えー!急すぎる😲 イヤ、マイルズが新スパイダーマンになるのであれば、新旧交代がなされるのだろうけれど、マイルズは自分の力も制御できていないし、一体何が起きてるのかも分からないのに😫


ニューヨークではスパイダーマンが亡くなったことがニュースとなっていた。スパイダーマンの正体はピーター・パーカー(クリス・パイン)という26歳の青年で、妻であるMJやメイ叔母さんがインタビューに答えている。ニューヨークは悲しみに包まれており、人々はスパイダーマンのコスプレをして彼の死を悼んでいた。マイルスもアメコミグッズ店?でスパイダースーツを購入する。この時の店主がスタン・リー! スタン・リー登場泣いた。セリフもあったよ😭 どうやらスタン・リーはこの他にもチラチラとカメオ出演しているらしい。とはいえ、セリフがあるのはここのみ。自身はここ以外見つけられず😣


マイルスは自身がスパイダーマンになる決意をし、屋上へ向かう。スパイダーマンといえば屋上よね。そして飛んでみようとするけれど失敗💦 これもお約束かな。しかし、なんとマイルズはUSBキーを壊してしまう。あら~😅


ピーター・パーカーの墓に向かい、USBキーを壊してしまったこと、自分が無力であることを謝るマイルス。すると彼の肩を叩く者が。それは異次元からやってきたピーター・B・パーカー(ジェイク・ジョンソン)だった。言い忘れていたけど、OPでもあったけど「説明しよう」から始まるナレーションで、その人物が誰でどういういきさつでスパイダーマンになったか、現在はどういう活躍をしているかなどが語られる。ピーター・BはMJと離婚、メイ叔母さんも亡くなっており、すっかり落ちぶれた36歳のスパイダーマンだった😣 なるほど。このピーター・Bがマイルズを導く役割ということか。


えーと。マイルスとピーター・Bの2人が、ビルの間を走る電車の周りをビュンビュン飛んでるシーンがあったように思ったのだけど違ったっけ? これはどのタイミングだったっけ?🤔 あと、パーティーに出席しているMJに会いに行こうとマイルスが、ピーター・Bを連れて行くシーンがあったと思うのだけど、これはどのタイミングだったっけ? そして何故会い行ったんだっけ? しかも、結局ピーター・BはMJと話せなかったように思うのだけどどうだったかな? 全く定かじゃないけど、記憶の隅にあるので書いておく😌


マイルスがUBSを壊してしまったため、キングピンの研究所に忍び込み、PCからデータをコピーしようということになる。えーと、これもどのタイミングで判明したのか忘れてしまったけれど、マイルスには体が透明になる能力があることが分かる。この能力を利用しようというわけなのだけど、相変わらず自分の力を制御できない。とにかく2人は研究所に入り込むことに成功するけれど、結局女性研究者に見つかってしまう。しかもこの女性研究者オクタヴィア・オクタヴィアス(キャスリン・ハーン)はドクター・オクトパスなのだった。なんとドクオクが女性に? そいういうシリーズもあるのかな? 今回独自? サム・ライミ版『スパイダーマン2』が大好きで劇場に6回見に行った身としては、ドクター・オクトパスは大好きなヴィラン。あの映画のアルフレッド・モリーナのイメージが強いので複雑😅


ドクター・オクトパスと戦っている中、白いスパイダーマンが現れる。足元にはバレエシューズ履いてる。白いスパイダーマンのおかげで2人は助けられる。この白いスパイダーマンは実はグウェン。彼女はピーター・Bとは別の異次元からやって来たスパイダー・グウェンだった。これはビックリ展開。そして、また別の次元があるんだ? ちょっと頭が混乱してきたのだけど、もう深く考えずにそのまま受け入れることにした😌


さて、スパイダーマンを殺したと思っていたのに、再び現れただけでなく3人増えていることに驚愕したキングピンは、彼らを殺害するよう命令を下す。ここでキングピンの過去が映し出される。キングピンはスパイダーマンと戦っている姿を妻子に見られてしまい、彼が悪い人間であることにショックを受けた妻は子供を連れて家を出てしまった。そして、直後に事故に遭い亡くなってしまったのだった。このことでスパイダーマンを逆恨みしており、また妻子を取り戻すため異次元への扉を開こうとしているのだった。なるほど、辛い過去があったのね。と、同情しにくい逆恨み感😅


3人はメイ叔母さんの家に向かう。叔母さんは全てを察したように彼らを庭の小屋に案内する。ピーター・パーカーが使用していた小屋で、中は機械で埋め尽くされており、複数のスパイダースーツがあった。そして、さらに3人のスパイダーマンたちが待っていた。モノクロ時代のスパイダーマン・ノワール(ニコラス・ケイジ)、アニメ世界のペニー・パーカー(キミコ・グレン)、動物キャラクター世界のスパイダー・ハム(ジョン・ムレイニー)で、ノワールはモノクロ、ペニーは日本の女子高生のいでたちでスパイダーマン型ロボットを操り、スパイダー・ハムは子豚🐖 うーん。何故子豚? これは今作のオリジナルキャラなの? それとも彼らが登場するシリーズがあるの?🤔


5人は作戦を練る。ちょっとよく分からなかったのだけど、おそらく再び異次元の扉を開いて、皆が帰った後に誰かが扉を閉める必要があるということかな? その役を誰がやるのかということになる。本来ならば現次元の住人であるマイルスが行うのが一番いいのだけど、マイルスは未だに自分の力を制御できずにいるため、それは無理だということになる。まぁ、彼らの言うことは当然だし、こういった挫折を経てマイルスが成長し、結果彼が時空を閉じるのだろうというのは想像がつくことではある。


とはいえ、自分がダメだと言われてしまえば傷つくわけで、マイルスは小屋を飛び出してしまい、叔父の部屋に向かう。あいにく叔父は留守だった。そこにプラウターが現れる。プラウターは電話でスパイダーマンを殺すとキングピンに話しマスクを外す。なんとプラウターは叔父だった。叔父はしばらく会えなくなるとマイルスに話していたりしたので、きっとキングピン側の人間なんだろうと思っていた。やっぱりそうだったね🤨


マイルスはショックを受け、メイ叔母さんの家に戻り皆に叔父がプラウターであったことを話す。そこにプラウターやドクター・オクトパスが現れ、彼らを襲う。メイ叔母さんの小さなリビングで死闘が繰り広げられるのはなかなか興味深い。マイルスが屋根に逃げると、プラウターが追って来る。マイルスは仮面を外し、自分がスパイダーマンであることを告げる。プラウターは驚き、マイルスを逃がそうとするけれど、キングピンに見つかり撃たれてしまう。


叔父を連れてなんとかビルの隙間に逃れると、叔父はマイルスは自分の誇りであると告げて亡くなってしまう。そこに父が現れマイルスは慌てて逃げるが、その姿を見られたため父は叔父がスパイダーマンに殺されたと思ってしまう。この辺りの流れは王道ではあるけれど、この父親がスパイダーマンが敵だと思うという誤解設定は特に生かされていなかった。


マイルスが寮に戻ると、スパイダーマンたちがやって来る。彼らは自分たちも大切な人を亡くしていることを話してマイルスを慰める。そして、キングピンの装置のある場所へ向かう。マイルスも一緒に行こうとするけれど、ピーター・Bが糸で椅子に縛り付けてしまう。装置は自分が止めるというピーター・Bに、マイルスは自分はスパイダーマンになれないのかと怒りをぶつける。ピーター・Bは信じて飛べと言い残して去っていく。なるほどマイルスが殻を破るには、さらなる荒療治が必要ということね😌


マイルスが呪縛を解こうと必死になっていると、父親がやって来る。鍵がかかっているため、父親はドア越しに話しかけて来る。叔父が亡くなったこと、マイルスに自分の考えを押し付けていたこと、そして自分のしたいようにしろという主旨のことを言う。その言葉に勇気をもらったマイルスは、自らの意志で呪縛を断ち、メイ叔母さんの家に向かい、スパイダーマンスーツを手に入れる。よし! マイルすが自らの使命と力に目覚める時が来たね🤨


マイルスがキングピンの施設に向かうと、スパイダーマンたちが戦っていた。ピーター・Bはドクター・オクトパスと戦っており苦戦中。マイルスは透明になってドクター・オクトパスを攻撃して倒す。それぞれが、それぞれの能力を使って戦う姿が楽しい。スパイダー・ノワールはダンディだし、ロボットを駆使しして戦うペニー・パーカーのシーンは完全に日本のアニメのような感じ。キャラの動きとか。日本語も出てきてた。


ロボットが壊れてしまったりもするけど、なんとか勝利を収める。スパイダーマンたちはそれぞれの次元に帰っていく。グウェンにちょっと恋しているマイルスは名残り惜しそうだけど、一番別れがたいのはピーター・B。ピーター・Bは自分も信じて飛ぶといい時空の穴へ飛び込んで行く。これはもちろんマイルスの成長ということもあるけど、1つの次元にスパイダーマンは1人ということなのかな?🤔


1人残ったマイルスはキングピンと戦うことになる。計画を壊されたキングピンは怒り狂っていたが、ゆがんだ時空の中で妻子を見つける。しかし、スパイダーマンと戦っている姿を見て、妻子はまた去ってしまう。さらに怒り狂うキングピン。そんな中、マイルスは叔父のアドバイスを思い出し、キングピンの肩に手を置き挨拶しつつ電流を流す。敵とはいえ2度も妻子に背を向けられるキングピンも憐れではあるけど、自業自得だからね😅


マイルスは装置を停止する。そして父に電話をかけて今の学校に通うと伝える。そして、そのままの姿で父親の前に現れる。え?正体ばらしちゃうのね😲 これから一緒に戦おう的なことを言い、マイルスは去ってしまう。するとビルの間にクモの巣が張られ、キングピンが引っ掛かっていた。なるほど、これからは父親と連携して戦うってことなのかな?


マイルスはスパイダーマンとして活躍を始めている。彼は自分は特別ではなく、誰でもマスクを被ることは出来る、自分は1人ではないという感じのことを言う。これは現実世界では家族がおり、父と連携してスパイダーマンとして活動することになったし、異次元ではそれぞれのスパイダーマンが戦っているということかなと思う。事実、それぞれの世界で活躍している。


ピーター・Bは花束を持ってMJを訪ねている。上手く行くといいけれど😌 そして、マイルズの元にはグウェンから連絡が。これはどういうことだったんだろう? 何らかの手段でグウェンとコンタクトが取れるということ? 映画はここで終わる。続編も期待できる終わり方でニヤリ😀


マーベルといえばのエンドロール後のおまけ映像。これ自分はサッパリ意味が分からかなかったのだけど、調べてみたところ登場していたのはスパイダーマン2099ことミゲル・オハラ。このスパイダーマン2099が初代スパイダーマンに会いに行く。これは原作ファンにはニヤリな映像らしい。スパイダーマン2099を全く知らなかったので全然意味が分からなかった😣 このミゲル・オハラはオスカー・アイザックが演じていたのだそう。こちらも気づかなかった💦


キャストについては皆良かったと思うけれど、今回はアニメ作品なので割愛。イヤ、もちろん声で演技しているわけだけど、やっぱり表情や全身を使っての表現が見れないので評価しにくいので😌


とにかく映像がスゴイ。2D字幕版で見たのだけど、街を歩いている人たちがボヤけていたりするのは、これは3Dとして作られているから? それとは関係なくあえてそうしている? それぞれのキャラデザインも良いし、手描きっぽい質感もとてもいい。時空を操るようなSF的なことが起きているのに、メイ叔母さんの家のリビングの普通の家庭の対比もいい。スピード感があって楽しい。


そして! エンドロールでは昨年亡くなったスティーヴ・ディッコ(Wikipedia)とスタン・リー(Wikipedia)へのメッセージが。"一人じゃないと教えてくれてありがとう"の言葉に泣いたー😭


見てから時間が経ってしまったけどまだTOHOシネマズ日比谷などで上映しているらしい。スパイダーマンシリーズ好きな方は既に見ていると思うけれど、興味があるけどと迷っているなら是非是非見て欲しい! これは絶対大画面で見た方がいいと思う! オススメ


『スパイダーマン:スパイダーバース』公式サイト

コメント (2)
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【cinema / DVD】2019年3月鑑賞まとめ

2019-04-05 00:37:35 | cinema / DVD

🎬【cinema / DVD】2019年3月鑑賞まとめ🎬

 

鑑賞レビューを書く時間がないDVDやTVで鑑賞した映画の記録を残しておきたいってことで、レビュー投稿している映画サイトcocoの投稿をもとに残しておく企画。

 

ということで感想をドゥゾ♪(っ'ω')っ))




#47.『希望のかなた』@WOWOW(2019年3月1日鑑賞)

coco投稿

『希望のかなた』カウリスマキ節。

不法移民や難民問題もこんな感じになるのね。

カーリドを雇うレストランのオーナーや、従業員たちもいつもの感じで良い😌

お寿司笑った。

余韻とも違う何かが残る。

しかし、よく日本人も知らない曲知ってるね😅

 


#48.『女王陛下のお気に入り』@TOHOシネマズ市川コルトン(2019年3月2日鑑賞)

感想はコチラ

coco投稿

 『女王陛下のお気に入り』面白かった!

愛憎渦巻く宮廷劇なのに、どこかユーモラスでクスッと笑ってしまう。

でも愛を求める女王の慟哭が感じられる。

主演3人の演技合戦がスゴイ!

魚眼レンズを多用した画も面白い。

全画面に溢れる美意識✨

 

 

 

#49.『ブリグズビー・ベア』@WOWOW(2019年3月2日鑑賞)

coco投稿

 『ブリグズビー・ベア』予備知識なしで見たらトンデモ設定でビックリ😲

でもコレ好き😍

犯罪者はいるけど悪人は出てこない。

主人公含め家族は変化に戸惑うけれど必死に受け止める。

誰も主人公を否定しない。

そしてこれまでの世界との決別。

良い👍



 

#50.『ナチスの愛したフェルメール』@WOWOW(2019年3月3日鑑賞)

Twitter投稿

『ナチスの愛したフェルメール』メーヘレンがしたことや裁判については知っていたので、

理由を知りたかった。なるほどと納得。

芸術家にとって作品を否定されるのは辛い。

果たしてメーヘレンに才能はあったのか?🤔

苦悩は伝わるが、映画としておもしろいかは別かも😅

 

 

 

#51.『ロング、ロングバケーション』@WOWOW(2019年3月6日鑑賞)

coco投稿

 『ロング,ロングバケーション』longはダブルミーニングかと思ったら原題違うのね😅

主人公の決断が正しいのかは判断が難しいけど、あの状況での選択は理解できる。

考えさせられた。

ヘレンミレンとドナルドサザーランドが素晴らしい👏



 

#52.『カメラを止めるな!』@日本テレビ(2019年3月8日鑑賞)

感想はコチラ

coco投稿(初見時)

 『カメラを止めるな!』面白かった!

前半これってそういうことでしょ?って思ってたけど、

"そういうこと"がめっちゃおもしろかった🤣

感じてた違和感がいちいちそういうことかーってなるのスゴイし笑った!

映画愛溢れるエンドロールも必見!!



 

#53.『犯罪都市』@WOWOW(2019年3月8日鑑賞)

coco投稿

 『犯罪都市』おもしろかった。

映画ではいつもダメダメな韓国警察だけど、今回は頑張った!

主人公が頑張っただけか?🤔

韓国映画特有のバイオレンスとドタバタがいいバランスで、苦手なドタバタも楽しめた。

腕が太過ぎるマドンソクが素晴らしい👏

 

 

 

#54.『ニュースの真相』@WOWOW(2019年3月9日鑑賞)

coco投稿

 『ニュースの真相』元ネタはんとなく覚えていたけど、こんな顛末だったのね😅

何時の間にか論点が変わっていくのが怖い😱

真偽は不明だし、主人公たちが手放しでいい人じゃないのもいい。

ダンラザーの言葉が全てか?

ケイトブランシェット素晴らしい

 

 

 

#55.『ディーン、君がいた瞬間』@WOWOW(2019年3月10日鑑賞)

coco投稿

 『ディーン、君がいた瞬間』原題はダブルミーニングなのだろうから、

こんなベタな邦題いらないのに😢

デインデハーンは良かったけど、ジェームズディーンってこんなモゴモゴ話す人だったの?

有名な写真の撮影シーンは旅は良かったけど乗り切れず💦

 

 

 

#56.『ナイトクローラー』@WOWOW(2019年3月11日鑑賞)

coco投稿

 『ナイトクローラー』おもしろかった。

主人公はサイコパスだと思うので、仕事でモンスター化したわけじゃないけど、

こんな仕事そうじゃないと出来ないかも😅

犯罪や倫理を犯すかは別として。

でも需要があるからね🤔

ジェイクギレンホールがスゴイ!

 

 

#57.『オリーブの樹は呼んでいる』@WOWOW(2019年3月12日鑑賞)

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『オリーブの樹は呼んでいる』環境問題を盛り込んでいることは分かるし、

樹にとってあの環境がいいとは思えないけど、不当に奪われたわけじゃないし。

辛い過去の影響かもしれないけど、

無計画で衝動的で嘘で人を巻き込む主人公に着いて行けず💦 

 

 

 

#58.『ヒトラーに屈しなかった国王』@WOWOW(2019年3月13日鑑賞)

coco投稿

 『ヒトラーに屈しなかった国王』ホーコン7世の出自を考えると、

ノルウェーのために尽くす姿は感動的😢

意外に人間臭いドイツ大使にビックリ。

こんな歴史もあったのね🤔

イェスパークリステンセン良かった。

 

 

 

#59.『スパイダーマン:スパイダーバース』@TOHOシネマズ六本木(2019年3月16日鑑賞)

coco投稿

 『スパイダーマン:スパイダーバース』面白かった!

主人公の成長物語、家族愛、仲間の絆など王道ストーリーを複雑なSF?で見せるのスゴイ!

アニメならでわのスピード感と遊び心。

映像ががスゴイ!

2D字幕版見たけどたちの声の演技も良かった✨

 

『スパイダーマン:スパイダーバース』スタンリー登場うれしかった🥰

そしてラストのメッセージに泣いた😭

 

 

 

#60.『100歳の少年と12通の手紙』@DVD(2019年3月17日鑑賞)

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 『100歳の少年と12通の手紙』難病ものだがユーモアとファンタジーを交えて描かれるので、

重くなり過ぎない。でも号泣😭

プロレスシーンが良い。

12日間には意味あり?

ミシェルラロック素敵だった✨

マックスフォンシドー出ててビックリ。

 

 

 

#61.『グッバイ・クリストファー・ロビン』@WOWOW(2019年3月18日鑑賞)

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 『グッバイ・クリストファー・ロビン』「クマのプーさん」誕生にはそんな背景があったとは😲

作品が独り歩きして家族にとって重荷になっていく過程を美しい映像で見せる。

ドーナルグリーソンが素晴らしい演技。

子役も良かった👍

 

 

#62.『グリーンブック』@TOHOシネマズ日本橋(2019年3月20日鑑賞)

coco投稿

『グリーンブック』良かった!笑って泣いた😭

人種問題はいろいろ見たので、描かれた差別はさんざん見た。

でも、最後の警官の普通の行動が嬉しくて気づいたら泣いてた😭

自分も2人と一緒に我慢してたんだと気づき、そこで問題の根深さを知る。 

 

『グリーンブック』天才が故の孤独、友情を知ってしまった故の孤独。

抱きしめてあげたくなったところで、トニーが抱きしめるラストがうれしい✨

マハーシャラアリが上手い!

ピアノも自分で弾いてるのね?

ヴィゴモーテンセン素晴らしい👏🏻


『グリーンブック』そしてみんな言ってるようにケンタッキーフライドチキン食べたくなった🍗

 

 

 

#63.『モリのいる場所』@WOWOW(2019年3月21日鑑賞)

coco投稿

 『モリのいる場所』30年以上ほとんど庭から出ない熊谷守一。

遠くから来たからと妻の取りなしで看板を書くも、まさかの座右の銘。

ほぼ仙人の域。

山崎務はじめ役者達が良い。

立退き問題の樹木希林の演技は笑った😂

庭の映像も美しい✨

ホッコリ。

 

 

#64.『THE GUILTY / ギルティ』@ヒューマントラストシネマ渋谷(2019年3月22日鑑賞)

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『THE GUILTY/ギルティ』おもしろかった!

声と音だけなのに、頭の中に映像が浮かんでくる。

オチも騙された。

ギルティはそういう意味でもあるのね。

余韻を残したラストも良かった。

ヤコブセーダーグレンが良かった👍🏻 

 

 

 

#65.『5パーセントの奇跡 ~嘘から始まる素敵な人生』@WOWOW(2019年3月25日鑑賞)

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 『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』とっても映画らしい成功譚だけど、

まさかの実話でビックリ。

本人の努力もすごいけれど、周りの理解と支援も素晴らしい。

とはいえ個人的にあまり乗り切れず。

映画としては普通かな🤔

 

 

 

#66.『デッドプール2』@WOWOW(2019年3月26日鑑賞)

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『デッドプール2』やや話が複雑だけどおもしろかった。

映画ネタが毎回楽しい。

『グリーン・ランタン』の自虐ネタは笑った😀

カメオ出演も楽しい。

スタンリー見つけられなかったと思ったら今回なしなのね😢

続編あるのかな? 

 

 

 

#67.『教誨師』@WOWOW(2019年3月30日鑑賞)

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『教誨師』ほぼ教誨師と死刑囚達の2人芝居。

罪状の明不明に関わらず緊張感がスゴイ。

大杉漣はじめとした役者達の演技がスゴイ!

特に良かったのは玉置玲央、烏丸せつこ、五頭岳夫。

無邪気に見えた人物のたどたどしい文字で書かれた一言が重い🤔 

 

 

 

#68.『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』@WOWOW(2019年3月31日鑑賞)

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 『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』あえての邦題ならば良いと思うけれど、

思っていたのと違ってて、原題見るとなるほどと🤔

暗く重い現実でもがくオスカーアイザックが魅力的✨

ジェシカチャステインが相変わらず素晴らしい👏🏻

 

 

ということで、3月は22本鑑賞。うち劇場鑑賞が4本。自分にしては劇場鑑賞多めだったけれど、残念ながら今月も試写会当選はなし😢 試写会当たらないと出費が厳しいな~💦 しかしもう3月も終わってしまった! 早過ぎる~😣 4月は何本見れるかな?

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【tv】100分de名著「夏目漱石SP 明暗」

2019-04-04 00:53:12 | tv

【tv】100分de名著「夏目漱石SP 明暗」

「明暗」の「奥」にあるもの

 

 

1回25分×4回で1つの作品を読み解く番組。3月は夏目漱石(Wikipedia)スペシャルということで、1回につき1冊を読み解く変則的な構成。第4回目は「明暗」(Wikipedia)で、講師は東京大学教授で英文学者の阿部公彦氏。第1回はコチラ、第2回はコチラ、第3回はコチラ


伊集院光氏:教科書に載っている作品や偉人というイメージだったが、サービス精神や時代性が入って来てワクワクが止まらない。


「明暗」は未完であるにも関わらず一番長い作品。「明暗」=対決小説。登場人物がバチバチと火花を散らすのがおもしろい。他者とは何だろう? コミュニケーションとは何だろう? と考えるきっかけを与えられる。


主人公の津田由雄(30歳)は医者のすすめにより手術をすることを決める。津田は半年前にお延(23歳)と結婚したばかりで、2人は一見ラブラブに見えるが、津田はあの女は何故あの男と結婚してしまったのか、自分は何故この女と結婚したのかと考えている。


対決1:津田 VS お延

津田とお延は日曜日に誰から芝居に誘われるあてがあるらしい。お延は芝居を見に行きたい。なので津田に手術を先延ばしにして欲しいがそういうわけにもいかない。津田は芝居にお延だけで行けばよいと言うが、お延としてはそうもいかない。お延は芝居など行かなくてもいい、ただ甘えたかっただけだと言う。


伊集院光氏:いきなり手術から始まるが? 死に至る病気ではなさそうだが?


安部みちこアナウンサー:病名は痔だがハッキリとは書かれていない。


番組では女性のナレーションでの説明のみの場合と、俳優による朗読のみの場合と、両方が入る場合がある。今回は両方入るバージョン。こうして記事を書くためには録画してメモ取りながら再生しているのだけど、朗読部分って文字起こしにくい。朗読部分は画面に文字が出ているのだけど、それを全て書くのは大変過ぎる💦 ってことで、朗読部分は適当にあらすじ的に描いている。今回丸ごと端折った医者とのやり取りは結構生々しい。でも、何の病気かよく分からなかった。なので、手術しなくてもいいじゃない的なお延にビックリしたのだけど、痔だったのね😅 ならば納得。


わざと隙間が空いている。ツッコんでいい。気になるところや変な部分をほじくってツッコむとより楽しめる。行間に書き込んでみるのもいい。落書き式。おとなしく与えられた物を読んだり正解を受け入れるのではなく、文句を言ったり疑問点を立てて読むと集中力が高まる。

 

実際に阿部先生が書き込みをした画像が表示されていた。確かにそうやって読むのも楽しいし、理解が深まるかもしれない。でも自分は本がを汚すの嫌いだからな~😣

 

冒頭の医師との会話の中で医師が"まだ奥があるんです"と言うが、この奥に疑問点がある。「明暗」のキーワードは「奥」 痔も生きて来る。恋愛にも痔のようなところがある。奥が深い。

  

会社を休む報告のため上司の吉川を訪ねる。応対したのは吉川の妻。吉川夫人は夫の部下に対してもズケズケ物を言うタイプ。

 

対決2:津田 VS 吉川夫人

夫人は津田の夫婦仲について聞いてくる。楽しい時はもう過ぎたのかとの問いに、初めから楽しい時などないと答える津田。あなたは研究熱心だからダメなのだと言う夫人は、津田にもう一人の女性があることをにおわせる。

 

吉川家を辞した津田は夫人の言葉が気になっている。ひょっとすると夫人はあの事件について話したいのかもしれない。それを聞きたくないし、聞きたいと考える。

 

津田は手術のため入院。悩みごとがある。津田は毎月父親から金銭援助を受けていた。お延と結婚する際に実家は資産家だと嘘をついてしまったため。しかし父親は2人が贅沢し過ぎだと援助を打ち切り、津田はお金に困っていた。津田の妹のお秀はその話を聞いていた。資産家に嫁ぎお金のあるお秀は意地悪く見まいに来る。

 

対決3:津田 VS お秀

お秀は自分はお金を持って来たからあげようかとほのめかす。津田も直接ではないが欲しいという感じをにおわす。お秀は津田が結婚して変わってしまったと言う。自分たち家族よりもお延を大切にしているではないか。津田がそれは当然だと答えると、お秀は津田には他にも大切にしている人がいると言う。

 

安部みちこアナウンサー:女性が多弁。漱石に変化があったのか?

 

個性とか存在性がしゃべり方に出る。言葉の形に出るという考え。どの女性も多弁だが必ずしも直ぐに意図が分かるわけではない。いろいろ意図も策略もあるだろうがとにかく多弁で、そのおかげで血の通った存在になる。

 

伊集院光氏:すると女性の気持ちがむき出しになり、むき出しになったためよりドラマチックになる。

 

そこから対決の構図が生まれて来る。

 

伊集院光氏:ああ言えばこう言うではないが、言われればこちらも言う。だからリズムがとても良い。

 

相関図を見てみると・・・

 

 

津田は登場する女性全員と対決している。お延と吉川夫人、お延とお秀も対決している。

 

この津田という人物はハッキリしないわりに、絶対に自分を曲げない人物。これでは女性をイライラさせてしまうばかりだと思う。女性はどんどん考えや視点が動いてしまう部分があるから、それに対して真っ向勝負してしまうと、いつまでたっても並行線な気がするのだけど🤔 しかし、思っている人がいるのにお延と結婚して、楽しい時など初めからないのに、妹に自分たちよりも嫁を大切にしてと言われる津田って何なの?😅 

 

対決と言うとそれぞれ主張があって、それをぶつけ合うと考えがちだがそういうのとも違う。対決の中で自分でも自分の思っていたことに気づく。売り言葉に買い言葉でその人の本性や性格や戦略が引き出されてくる。なので読み手にも発見があるし、漱石も発見しながら書いたのではないか?

 

伊集院光氏:お秀が"ここに(お金を)持っていますよ"と言っていた時には遊び心があったが、途中から不満が爆発している。素直に頭を下げてくれたらすんなり帰ったのでは?

 

いろんなところにスイッチが入り燃え広がっている。

 

伊集院光氏:人間ぽい。漱石が女性のおしゃべりの特性を掴んだのではないか。

 

いろんなところにスイッチがあり、燃え広がっているというのはとってもよく分かる。自分は女性だから男性の思考とかおしゃべりの特性がよく分からないけど、自分はこう思うという筋があって、でもその筋とは違う方向に流れてしまって、新たなスイッチが入ってみたいなことはよくある気がする。

 

謎の女の正体は清子。かつての津田の恋人。手術を終えた津田は温泉に療養に行くが、本当の目的は温泉にいる清子に会いに行くこと。清子は突然津田を捨てて他の男と結婚してしまった。清子を忘れることが出来ない。当人の口から真相を聞き出そうと決意したのだった。しかし心の準備ができていないまま廊下で清子と出くわし彼女を驚かせてしまう。

 

対決4:津田 VS 清子

津田、昨日廊下で会ったことは偶然であって驚ろかせて申し訳ないと言いつつも、清子が偶然とは思っていないであろうことに苛立ち突っかかってしまう。清子としても津田の態度に苛立つ。

 

伊集院光氏:すごく面白い。過不足なくギクシャクしている。

 

最後の対決だけに一番力を込めて描いた。とっておきの女性で一番手強い。

 

 

伊集院光氏:全ての津田の手を出させておいて相手にしない。すごく計算されているのは"僕が何のために貴女を廊下の隅で待ち伏せしていたんです"というセリフ。津田は理屈の人。自分には待ち伏せする動機がないという理屈。ゆっくり会えばいいじゃないかという理屈。津田は理屈が合わないから、この時点で清子をやりこめたと思っている。清子の謝りますは政治家がよく使う"気分を害された方がいたら謝ります"と同じで謝らない宣言。私が疑るのは当然で悪いことではないので謝らない。堂々巡りなので謝らないまま終わりますと言っている。

 

2人とも同じところを指さしている感じはする。お互い相手が何を目指しているかは分かっているが、喋るモードが違う。津田は男の理屈、もしくは西洋のロジックで話している。清子は感情で話している。その場しのぎとも言えるが、非常に柔軟。その場に応じて自分に正直な対応が出来る。どちらも嘘はついていないが、モードが違うので相手が嘘をついているように感じてしまう。

 

うーん。伊集院光氏の言っていることはよく分かるし、阿部先生のおっしゃるようにモードが違うのが苛立ちの原因なのだというのも分かる。でも、2人が目指しているところとは一体何なのか? 自分にはよく分からない。そもそも津田は何がしたいのか? 清子が何故他の男性と結婚してしまったのかはこの時点では分からないけれど、今更津田に現れられても困るというのがまずあるわけだから、待ち伏せされていようがいまいが感情としては同じだとは思う。津田は自分が待ち伏せするというような卑怯なことをする人間だとは思って欲しくないから、延々とそこにこだわってしまっているということかな🤔

 

伊集院光氏:このコミュニケーションは成立している?

 

コミュニケーションはこの形を取るのが普通。情報を与え合うと考えがちだが、感情のすり合わせが起きている。お互いに感情的にある種の落着点を見つけることが大切。会話をすることで共有感。同意したことについて同意したことを同意したい。

 

伊集院光氏:漱石はそこに行きついたということ?

 

"同意したことについて同意したことを同意したい"というのは、さっきこれで同意したよね?という問いに同意したということを皆で同意したいということだそう。そういう感情の落としどころを全員がつけることが大切ということで、漱石はそこに気づいたということかな?

 

清子と温泉で会った辺りで小説は未完で終わっているが、その後どうなるのか?

 

清子とお延の対決が見たい。

 

伊集院光氏:それはないとおかしい。それは見ないと収まらない。

 

たしかにそれは見たい! そしておそらくその対決は構想にあったと思う。

 

1990年刊行水村美苗作「続 明暗」にはお延が温泉にやって来て3人で会う場面がある。

 

伊集院光氏:阿部先生は清子とお延の対決がどうなって欲しいか?

 

津田の症状が悪化し床に臥せっている状況で、襖越しに清子とお延の対決が漏れ聞こえて来る。それぞれの持ち味を生かしかみ合っているか分からない会話を繰り返しつつ、一瞬お延が清子の何かを見た瞬間があったらいい。清子の奥をとらえた瞬間があればいい。

 

伊集院光氏:おそらく落書きだらけになる予感。のびのび読んでみたい。

 

うーん。夏目漱石最後の作品ということだし、伊集院光氏の言うように漱石は女性の話し方の特徴的なことをつかんだのだろうし、男女の違いも分かった。さらに、コミュニケーションとはということもつかめたのだと思われるので、まさに漱石文学の集大成という作品なのだろうけれど、長い上に未完というのは読む気が萎えるな😅   

 

100分de名著:毎週月曜日 午後10:25~10:50 Eテレ

100分de名著


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【動画】新元号「令和」に決定

2019-04-01 23:51:52 | news

【動画】新元号「令和」に決定

 

 

本日、2019年4月1日に大化から数えて248番目となる新元号が発表になった。新元号は令和(Wikipedia)自分の部署では昨年度から元号ではなく西暦を使っていたので、仕事等で新元号対応することはあまりなかったのだけど、やはり気になるところではあった。とはいえ、わざわざニュース検索する感じでもなかったし、まして記事にするつもりもなかった。

 

なぜ記事にしたかというと、247個が中国由来の元号だったけれど、今回初めて国書である「万葉集」(Wikipedia)由来の元号だったから。その由来を書き留めておきたいと思ったのと、改めて「万葉集」に興味を持ったので。

 

出典は「万葉集」巻五「梅花謌卅二首并序」の一文"時に、初春の月にして、気淑く風ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす"からとのことで、これは序文ということになるのだそう。


浅田真央ちゃんがゲスト出演していたので録画していたNHKのシブ5時で解説されていた、明治大学の山﨑健司教授によりますと、天平二年の正月に大伴旅人(Wikipedia)の屋敷で梅の花を詠む宴が開かれ、九州各地から32名が大宰府に集い和歌を詠んだ。その情景を漢詩で述べているものだそう。なんだかとっても優雅😳


令和って書いてみるとなかなかバランス取るの難しい💦 でも音の響きはいいんじゃないかな? なにより由来が美しいのでいいんじゃないかな。和という文字が含まれているとおり、平和で災害の少ない時代になりますように😌

 

新元号は「令和」(れいわ)…菅官房長官が発表

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