南信州のりもの倶楽部♪

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GPX125エンジンのオーバーホール その5

2015年11月06日 20時27分00秒 | 輸入横型エンジン編



昨日発症した蕁麻疹なんだが良い感じに広がってしまい、
胴回りは全滅で股間も痒くて仕方がない。
腹もケツも超絶痒いんだが、エンジンを弄ってると不思議と痒みが引くんだよね。
でもそれが終わればまた地獄が始まるんだが。

そんな訳で今日は暇だからエンジンを組んでいた。

先ずはヘッド。

カムの入る穴には写真のように凹みがあり、
このおかげでヘッド内部とカムチェーントンネルが繋がってるから、
内部空気圧力を分散させてるんだが、
この凹みが少し小さく、しかも塞がってしまってるからここを広げてやる。









少し分かりにくいけどこれだけ広げてやれば、
ヘッドにオイルがいくら送られてこようが、
空気が流れこみやすくなりクランクケースにオイルが戻りやすくなる。

こんな少しの事だけど気になると何とかしたいんだよね。









ヘッドは組み終わり次はピストン。

今回は右の超ハイコンプピストンを使い、
ノーマルのは補修用としてお返しする。

ちなみにノーマルのピストンは圧縮比が11くらいみたいだから、
レギュラーガソリンかハイオクかで悩むんだが、
これだけハイコンプなら完全にハイオクにしないとピストンブローするね。

でもピストン自体は鍛造ピストンじゃないから無理は禁物。
つまり回し過ぎるなって事だ。









ピストンのリセスなんだが切削のエッジが鋭すぎるから、
少しだけだが慣らしておいた。

尖った部分ってのは熱が溜まりやすいからヒートスポットとなり、
デトネーションの原因になったりするからねぇ。
もし異常燃焼状態になるとピストンが溶けたりするから怖いのだ。









このエンジンはヘッドガスケットがメタルだから、
保険としてデイトナのメタルガスケットフィットを吹いて密着性を高めてやる。
よくカッパースプレーと呼ばれる物で1本2000円もするんだけど、
このために買っておいた。

ちなみにこの色は銅の粉末みたいで、
銅は熱伝導率が優れているからなんだと。

このスプレーは塗装後1分程の半乾きの時に粘りが出るから、
それを見計らってヘッドを組む必要がある。
つまり乾かし過ぎは意味が無いって事だね。


そんな訳で今日はここまで書いたけど、
実はほとんど終わってるから、
最後まで書い書いたら終わりにまとめるようにする。

また見て下さいな。

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