またオーバーホールの依頼が入って、
今日全バラして腰下まで組み立ててしまった。
暇だったしベアリングの在庫もあったから、
剥離とクランクの芯出しが終われば早いんだな。
ちなみに今回のエンジンは54ミリスクエアの124cc。
ヘッドはビックバルブでピストンピンは14ミリ。
ただ変なのはカムがショートタイプで、こんなヘッド見た事無い。
プラグも太いしなんだろうね?
ヘッド内部の右側の肉が厚いからカムは短いんだが、
今回はハイカムに交換して欲しいと言う依頼だから、
中華110ccのあの高いハイカムを入れる事になった。
腰下を組んでいたら何か足りなくて、
写真左下にあるはずのガイドローラーが無い!
バラしてる時は気が付かなかったが、
このエンジンはジェネレーターが交換されてたから、
何してあるか分からないね。
部品は武川の補修部品があるから大丈夫。
しかしオーナーさんはオーバーホールせず乗る気だったらしく、
無理矢理説得して良かった。
ケースの中からゴミや動物の毛がわんさか出て来るし、
放置エンジンだったみたいでケース内部が汚い…
使ってなかったエンジンは中に水が溜まり錆びてる場合が多いから必ずオーバーホールしよう。
まぁ錆びてたら終わりだが。
明日は部品の発注に走るから、
このエンジンの代わりに1P60の4バルブヘッドのシムでも見るかね。
その前にシム調整した状態で送って欲しかった
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