南信州のりもの倶楽部♪

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ゾンシェン155ccコンプリートエンジンのオーバーホール その1

2015年11月09日 22時46分28秒 | 輸入横型エンジン編


仕事が終わった後ゾンシェンのエンジンをバラしてみた。

このエンジンは150ccらしく、さらにエンジン形式が1P60何とかって言うエンジンで、
ヘッドはモンキーのマフラーは使えない方向に向いてるけど、
確かKSR110のが使えたんだっけ?

オーバーホールの内容はいつもとあまり変わらないけど、
1P60をいじるような感じで確認していく。









まずヘッドを外すが普通の1P60と同じ要領。
ただ普通のエンジンと違ってオイルリターンはカムチェーントンネルで、
カムスプロケットは厚いしサイレントチェーンだしと、
今まで感じた事がないような気分にさせられる。









エンジンの左側はたったこれだけ。
国産のエンジンを模倣する気が全く無いエンジンだから、
スライダーを外せば終わりだ。









これがクラッチ側でクラッチ板は6枚になっててオイルポンプはブ厚く、
でもプライマリキックなんだねぇ。
昔からWIN120系のエンジンばかりやってきたから簡単なもんだ。









ちなみにクラッチカバーなんだが、
右側はこのエンジンので、左側はGPX125、まぁモダンさんで売ってる2次側クラッチのもので、
ゾンシェンのはオイルフィルター室が少し小さいから、
オイルポンプと干渉せず、この部分の容量も多い。

つまりだ、モダンさんのクラッチキットのカバーも、
ロンシン125ccで加工有りだが使える。
今年の冬にそのエンジンを何とか作りたいなぁ。
でも自分のエンジンは後回しかなぁ…









夢中になってたら全バラしていた。

ちなみにミッションは最初からクロスで、パターンはKSR110と同じニュートラルが1番下に来るタイプ。

そんな訳で全バラは終わったけどだ、
このエンジンは非常にもったいない。
排気量の割にバルブは小さいが燃焼室は広く、シリンダーも全然広げられるキャパがある。

俺もこのエンジン欲しくなったけど、
オーバーホールついでに4バルブにしちゃうと思うくらい、
余裕があり余るエンジンだ。

どうしよう、またモダンワークスさんにお金落とす事になるかも(笑)
コメント (4)
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