まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

アラゴルンの秘密!荒ぶる本能

2006-10-12 | 北米映画 00~07
 不審な荷物が届いてるんだけど、と実家から連絡があったので、行ってみる。
 甥ダミアンに届いた、大きなダンボール箱。送り主は、講○社の少年マ※ジン編集部。はっとなる私。まさか、ちょっと前に、職場で拾った雑誌のアンケート葉書を、ダミアンの名を騙ってフザケ半分で出したのが、当たったのか!?興奮を抑えながら、箱を開けてみる。出来てきたのは、おしゃれなMDコンポ。
 ぎゃぼぼぼー(のだめ調)!!こんなビッグな懸賞当選、初めて!当たるもんなんですね。うれP~☆
 そりゃあ、宝くじ1億円!とか、海外旅行!とかに比べたら、ショボいかもしれない。それに、ホントはMDコンポよりも、PSPやノートパソコンが欲しかったのに!とも思わないでもない。でも、そんなコト言ったら、バチが当たります。
 何だか向こう10年分の運を使い果たしてしまったかのようで、当初の喜びは薄れ、返って憂鬱な気分に。MDコンポが、私にとっては最大級の幸運か... 
 否!もっと上物も、きっとGETできる!と、さもしくリベンジを誓う私です。
 
 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
 LOTRシリーズのアラゴルンこと、ヴィゴ・モーテンセン。ブレイクする前の彼は、E男すっぽんぽん研究会が常に注目している存在でした。
 「サイコ」では、冒頭からケツ丸出しでベッドから出てくる。「オーバー・ザ・ムーン」では、ダイアン・レインと生まれたままの姿で滝壺エッチ。「インディアン・ランナー」では、全身タトゥだらけ&秘部ぶ~らぶら激ヤバ全裸。痩せて見えるけど、脱いだらスゴいんですな、ムッチムチ(ムッキムキではないところが、エッチでセクシイ!)マッチョ。見事な脱ぎっぷりは、まさに大歓迎すべき露出魔。アラゴルンで人気スターになってからは、さすがにもう、そんなサービスはしないだろうな、と思ってたら、おやおや!やってくれるじゃんアラゴルン!
 妻子と、平穏で幸せな毎日を送っていた主人公。ある日、襲ってきた凶悪な強盗どもを、完膚なきまでに返り討ちにブチ殺してしまったことを機に、封印していた過去と本能が表面化してくる...
 変態デビット・クローネンバーグ監督らしい、異常な暴力と性の物語。過激なバイオレンスとセックスシーンに、眉をひそめてしまう。こーいうのが好きで興奮する人には、傑作なんでしょう。
 この映画のヴィゴは、まさに羊の皮を被った狼。キャラや環境が、ちょっとデビルマンを思い出させます。
 悪魔なのに、人間と生きることを選び、かつての仲間たちの襲撃に立ち向かうデビルマン。マフィア組織から抜けて、愛する家族との暮らしを脅かす元仲間たちに刃向かうヴィゴ。どちらも、静かに幸せに生きたいのに、生まれもった魔性が、それを許さない...
 こんなのアラゴルンじゃない!と、乙女なLOTRファンは嫌悪するかもしれません。眠らせていた狂暴性が覚醒して、自分や家族にちょっかい出してくる者どもを、鮮やかに残虐に血祭りに上げたり。奥さんを、階段でレイプまがいにファックしたり。出た!アラゴルンかつての得意技・ケツ出し!脱ぐシーンも多く、肉体は若い頃に比べると、さすがに緩んでますが、年にしては立派なカラダでしょう。ヴィゴの、人気スターになったからって、変に保守的にならない、リスキーな演技に挑戦する役者魂に敬服です。
 共演の名優二人が、さすがの存在感で、圧倒されます。
 エド・ハリスの崩壊顔面が、怖い。ウィリアム・ハート、かつての二枚目ぶりが嘘のような、キモすぎる怪演。二人ともチョイ役ですが、強烈です。
 もし自分の夫や恋人が、あんな過去と本性を隠してたら...受け入れることができるかなあ。難しいところです。愛があれば、何でもOK!ってわけにはいかないよなあ。
 
 
コメント (2)
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