突然ですが、引っ越すことになりました。引っ越すっつっても、実家に戻るだけですが♪
婆さまを屋根裏部屋へ放り込み...じゃない、婆さまの部屋を改築するに当たり、部屋が一つ空くので、そこに私が入ることになりました。やった~!これで、今までの家賃が浮くし(もちろん、幾らか家に納めるけど)、さすがに深夜の帰宅は、怖くなってたし。
静かな自分だけの時間が失われるのが、ちょっと残念だけど、背に腹は変えられぬ。
といっても、日常に変化がきたすことを、何よりも嫌う私なので、引越し準備が億劫だなあ。要らないものは、バンバン棄てよう。あの手紙も写真も、ぜんぶ棄てよう。I'm determined to renew my life♪
お松の独りフランス映画祭①



「マドモアゼル 24時間の恋人」
ド派手なハリウッド映画や、現実味のない韓国ドラマを観慣れた目には、何とも小粋でオトナな内容のフランス映画でした。
人妻でキャリアウーマンのヒロインと、即興劇の俳優との、一日だけのロマンス。
うう~ん、すべてがオトナな映画!オトナといっても、アダルトなエロなどとは、ぜんぜん違う。ヒロインと俳優の、距離の縮まり方、恋の紡ぎ方&終わらせ方が、ちょっと甘くて、程よく辛い、コクのあるワインみたいな味わいなんです。さりげなくて、軽やかで、それでいて確実に点火された恋心が、なにげないシーンや仕草、表情で描写されていて、ほんと心憎いほど。オーバーな美しすぎる台詞や、劇的な展開など、いかにもラブストーリーを作っている!な人工的なところが、まったくない。まさに、フランス映画ならではの醍醐味です。
この映画を素晴らしくしているのは、やっぱヒロインのサンドリーヌ・ボネールでしょう。
彼女ほど、いかにも演技してます!感のない女優は、いないんじゃないかなあ。ほんと、さりげなくてナチュラル。かといって、所帯じみたオバサンっぽさは皆無で、颯爽としたフェミニンさが。いわゆる美人ではないけど、いい女に見える。彼女が演じるヒロインも、オトナの優しさと落ち着きがあって、ほんと素敵な女性。同じいい年をした熟女でも、妙に色気を強調したり、妙に可愛い子ブリッコな、不自然でキモいハリウッドや日本のオバハン女優は、見習うべき。
サンドリーヌのファッションも、シンプルかつシックで、何かすごくいい感じ!それ、どこで売ってたんですか!?と訊きたくなるほど。今、韓国のファッション業界を舞台にしたTVドラマを観てるんですが、ほんとダサくて悪趣味。サドリーヌとかシャルロットとかナタリー・バイとか、つくづくフランス女優ってオシャレだよなあ、と痛感(JBとか例外もいるけど)。
相手役のジャック・ガンブランも、いわゆる美男子ではないけど、いい男に見える。ちょっとくたびれた感じが、オトナの男の魅力。
映画の中の即興劇が、すごく面白い。パーティなどで、あんな小粋な余興をするフランス人って、やっぱ知的だよなあ。
いわゆる不倫の恋なんだろうけど、ここまで後味の悪くない不倫もの、初めてかも。ベタベタネチネチした愁嘆場ゼロなところが、観ていて気持ち良い。かといって、サバサバしすぎな開き直りって感じも、ない。そこのところのビミョーな機微を描いている脚本も、俳優の演技同様、絶妙です。クスっと笑える、ちょっと喜劇風味だったのが、良かったのかも。
即興劇グループのリーダー役、どっかで見たことあるなあと思ったら、あ!「猫が行方不明」の、あの大ボケ男じゃん!今回は、マトモなフツーの男だったけど。
同じ監督&サンドリーヌ・ボネール主演の「灯台守の恋」は、この映画のスピンオフ的な作品だったんですね。これまた粋なことするよなあ、と感嘆!
婆さまを屋根裏部屋へ放り込み...じゃない、婆さまの部屋を改築するに当たり、部屋が一つ空くので、そこに私が入ることになりました。やった~!これで、今までの家賃が浮くし(もちろん、幾らか家に納めるけど)、さすがに深夜の帰宅は、怖くなってたし。
静かな自分だけの時間が失われるのが、ちょっと残念だけど、背に腹は変えられぬ。
といっても、日常に変化がきたすことを、何よりも嫌う私なので、引越し準備が億劫だなあ。要らないものは、バンバン棄てよう。あの手紙も写真も、ぜんぶ棄てよう。I'm determined to renew my life♪
お松の独りフランス映画祭①




ド派手なハリウッド映画や、現実味のない韓国ドラマを観慣れた目には、何とも小粋でオトナな内容のフランス映画でした。
人妻でキャリアウーマンのヒロインと、即興劇の俳優との、一日だけのロマンス。
うう~ん、すべてがオトナな映画!オトナといっても、アダルトなエロなどとは、ぜんぜん違う。ヒロインと俳優の、距離の縮まり方、恋の紡ぎ方&終わらせ方が、ちょっと甘くて、程よく辛い、コクのあるワインみたいな味わいなんです。さりげなくて、軽やかで、それでいて確実に点火された恋心が、なにげないシーンや仕草、表情で描写されていて、ほんと心憎いほど。オーバーな美しすぎる台詞や、劇的な展開など、いかにもラブストーリーを作っている!な人工的なところが、まったくない。まさに、フランス映画ならではの醍醐味です。
この映画を素晴らしくしているのは、やっぱヒロインのサンドリーヌ・ボネールでしょう。
彼女ほど、いかにも演技してます!感のない女優は、いないんじゃないかなあ。ほんと、さりげなくてナチュラル。かといって、所帯じみたオバサンっぽさは皆無で、颯爽としたフェミニンさが。いわゆる美人ではないけど、いい女に見える。彼女が演じるヒロインも、オトナの優しさと落ち着きがあって、ほんと素敵な女性。同じいい年をした熟女でも、妙に色気を強調したり、妙に可愛い子ブリッコな、不自然でキモいハリウッドや日本のオバハン女優は、見習うべき。
サンドリーヌのファッションも、シンプルかつシックで、何かすごくいい感じ!それ、どこで売ってたんですか!?と訊きたくなるほど。今、韓国のファッション業界を舞台にしたTVドラマを観てるんですが、ほんとダサくて悪趣味。サドリーヌとかシャルロットとかナタリー・バイとか、つくづくフランス女優ってオシャレだよなあ、と痛感(JBとか例外もいるけど)。
相手役のジャック・ガンブランも、いわゆる美男子ではないけど、いい男に見える。ちょっとくたびれた感じが、オトナの男の魅力。
映画の中の即興劇が、すごく面白い。パーティなどで、あんな小粋な余興をするフランス人って、やっぱ知的だよなあ。
いわゆる不倫の恋なんだろうけど、ここまで後味の悪くない不倫もの、初めてかも。ベタベタネチネチした愁嘆場ゼロなところが、観ていて気持ち良い。かといって、サバサバしすぎな開き直りって感じも、ない。そこのところのビミョーな機微を描いている脚本も、俳優の演技同様、絶妙です。クスっと笑える、ちょっと喜劇風味だったのが、良かったのかも。
即興劇グループのリーダー役、どっかで見たことあるなあと思ったら、あ!「猫が行方不明」の、あの大ボケ男じゃん!今回は、マトモなフツーの男だったけど。
同じ監督&サンドリーヌ・ボネール主演の「灯台守の恋」は、この映画のスピンオフ的な作品だったんですね。これまた粋なことするよなあ、と感嘆!