まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

雛菊エレジー

2006-11-10 | 韓国映画
 ひ~夜になって、突然の豪雨と雷鳴!怖い...ピカっと閃光が走るたびに、おへそをチェックしてる私です。
 このgooブログ、スムーズに開かないし更新もできないし、イライラ!なぜ、ストレスは増えるばかりで減らないのだろう...
  
 お松の独り韓国映画祭③
 「デイジー」
 「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソンと、「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン。日本で主演作を大ヒットさせてる、韓流人気スター二人の競演作。
 舞台は、オランダ。画家のヒロイン、殺し屋と刑事の、不思議で哀しい三角関係...
 まず、オランダで敢行されたオールロケが、素晴らしい。
 まさに、美しい異郷って感じで、あまり現実味のないラブストーリーには、適しています。街並みも田舎の風景も、素朴で清潔感があって。行ってみたい、いや、ちょっと住んでみたいなあ。
 韓国から遠く離れたおかげか、韓国映画やドラマといえばの貧乏臭さや、悪趣味な成金テイストがない、全体的に優雅な雰囲気だったのも、良い意味で韓国映画らしくない。
 外国でも貧困生活に追われながら、一生懸命頑張ってるってのが、従来の韓国ヒロイン。でも、この映画のチョン・ジヒョンは、そんな辛気臭さ&ガツガツ感ゼロ。素敵なアトリエや、美しい田舎で、悠々と、ちょっとアンニュイに絵を描いている姿は、羨望を覚えるほど。かといって、ブルジョアお嬢様の道楽生活でもない。俗っぽさのなさが、見ていて美しい。
 それは、殺し屋も刑事も同じ。殺し屋は、おしゃれなクルーザーの上で暮らしてるし。刑事も、モダンなマンション。みんな、生活感がなくて垢抜けてます。って、話よりも、3人の素敵な異郷生活に魅了されてしまいました...
 チョン・ジヒョンは、韓国女優の中では唯一、おしゃれだなと思える女優。今回も、ファッションセンスが良かった。
 ジヒョンちゃん、可愛いけど、他の韓国女優ほど、けなげや薄幸で媚てないところが好き。ちょっと情念を感じさせる暗さも良い。相変わらず、きれいな長い髪。チャン・ツイイーより、世界が嫉妬しそうです。手入れが大変だろうなあ。ジヒョンちゃんみたいな東洋の女の子、西洋のどこ行っても、モテモテだろうなあ。
 チョン・ウソンは、なかなか出てこないので、ヤキモキ。
 スゴ腕の殺し屋だけど、シャイでオクテで優しい青年。何でこんな優しい男が、殺し屋なんかになったんだろう。
 ウソンは、ほんと小顔でスラっとスタイルが良く、西洋人に見劣りしない立派な体つき。ワイルドな男前ですが、顔は美男というより、可愛い。
 なかなかジヒョンちゃんに近づけず、遠くから彼女を見守る(ていうか、観察&のぞき?)様子や、こっそり橋を作ったり花を贈ったり。かなりロマンチックなストーカーでもあります。これが臭いネギ、じゃない、草ナギみたいな男だったら、キモい&怖いキャラかも。ルックスで、かなり得してます。なので、こんなにイケてる男に愛されても、なかなか心を開かないジヒョンちゃんに、イライラ!こーいうところは、韓国ヒロインって感じです。
 武士といい消しゴムといい、ウソンは女難つづきです。最近は、女を泣かす色男より、女に泣かされる色男がトレンド?個人的には、前者のほうが好きなんだけどなあ。
 刑事役のイ・ソンジェも、決して悪くはないんだけど、恋敵がウソンだしなあ。ただフツーに見えて可哀想。
 韓国映画らしくなかったのは、やっぱ監督が「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウだから?時折、香港ちっくな味わいも出てます。
 オランダで、香港の監督が、韓国のスターで映画を撮る。それらが混じって生じた化学変化でしょうか。ちょっと不思議な無国籍ムードを醸しているのは...
 これ、日本でリメイクしたら...理想は、こうだ!
 「デイジー」→「パンジー」
 オランダ→スウェーデン
 ジヒョン→谷亮子
 ウソン→福山雅治
 ソンジェ→筒井道隆
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする