まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

極道の乙女たち

2006-12-19 | 中国・台湾・香港映画
 寒くなると、なぜかwanderlust!去年の韓国に続いて、またぞろ遠くへ行きたい病に。
 お正月明けに、一週間ほど休みが取れそうなので、思い切って旅に出ることに決めた!行き先は、そう、長年のmy 憧れの街、チェコのプラハだ!
 格安航空券、往復6万5千円!(つっても、ナンダカンダで10万円近くになるのだけど)で、中世の名残美しき東欧の古都へ、レッツラゴー♪真冬の厳寒さえ、さぞや風情があることでしょう。
 どなたか行かれたこと、ございますでしょうか。アドバイスや情報求ム♪
 早く正式に決定&準備できるよう、仕事以上に全力を尽くす所存です!
 あと、もうひとつの憧れの街、ニューヨークも捨てがたいんだよなあ。って、何だか柄にもなく、ぜいたくな悩みが嬉しい♪ボツったら、自害ものなショックだな。
 ついでに言うまでもなく、独り旅です...

 「姐御 ANEGO」
 夫を殺され、復讐を果たした女。彼女に両親を殺された幼い娘は、ヤクザの組長に引き取られ、組長や彼の弟分たちから溺愛され、優しく美しい娘に成長するが...
 血なまぐさい極道もの+乙女ちっく少女漫画?香港黒社会ものらなではのメチャクチャな抗争に、メルヘンなアニメが挿入されたり、かなり異色です。
 話そのものよりも、映像や構成に趣向を凝らせています。「ベルベット・レイン」の監督作と知って、納得。
 ストーリーの展開や登場人物に、???な点が多いけど、こまかいことを気にしてたら、香港極道ものは楽しめません。
 極道ものは、もうネタが出尽くしたので、よほどの斬新な設定&キャラがないかぎり、この系統はキャストの魅力で勝負するしかない。出演スターに関して言えば、この映画はかなり豪華です。
 もはや香港映画の顔とも言える、「インファナル・アフェア」シリーズのエリック・ツァン&アンソニー・ウォン。さらにサイモン・ヤムにアレックス・フォン。ヒロインを囲むコワモテおやぢ軍団が、それぞれ個性的でシブくて悲哀があって、チャーミング。ルックス的には、アレックス・フォンが一番好き。
 でも。この映画を観た最大の目的は、我が愛しの華流王子リィウ・イエなのさ
      
 ヒロインを守る用心棒役のリィウくん。↑こんな感じのイガグリ坊主が可愛い。やっぱ不幸のオーラびんびんで、たどる運命も予想通り。リィウくんは、こーならなきゃならない宿命なの!?ヤクザなんだからさあ、リィウくんにも拳銃もたせてやってよ!
 リィウくん、これが初の極道ものらしいです。「藍宇」DVDの特典インタビューでも、香港のマフィアもので暴れてみたい!と言ってたリィウくん。役の大小は関係なく、とにかくこーいう映画に出たかったんですね。新作の香港ノワール大作「天堂口」では、もっと出番も台詞も増えててほしいな。
 まさに不幸&悲運からは逃れられないリィウくんですが、ヒロインを見守るシャイで朴訥な様子は、いじらしく微笑ましい。リィウくんみたいなボディガードに、守られたいちょっと頼りないけど...
 カリーナ・ラムが、ヤクザの女親分役。意外なチャレンジですが、地味に可愛い顔の彼女は、「カルマ」や「カオマ」みたいな、き○がい女とかストーカー女役なら、ハマってて怖いんだけど。いくらスゴんでもドスを効かせても、迫力がないんだよなあ。姐御な役は、やっぱ志麻姐のような貫禄と、礼子姐のような色気がある女優じゃないと。同じカリーナでも、「インファナル・アフェアⅡ」のカリーナ・ラウなら、ピッタリかも。「恋の風景」で競演したリィウくんとは、今回は全く接点なしなカリーナちゃんでした。
 ヒロインの子が、常盤たか子似?純真無垢な乙女なのは分かるし、過酷な運命は可哀想だったけど、もうちょっとヒロインらしくカッコよくなれなかったの?メソメソ泣いて、おじさんたちケンカはヤメテ~!と懇願するだけだし。フツーの女の子がヤクザの親分にされてしまうという、同じような設定なら、「セーラー服と機関銃」の薬師丸ひろ子のほうが、はるかに魅力的です。
コメント (5)
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