最近また、夢見が悪くて...
シチュエーションは違うけど、たいてい内容は同じ。行かなければならない場所に、なかなか辿り着けず、重い足を引きずって焦燥の右往左往、結局目的地に到着できず、目が覚める。本当に彷徨い歩いた後のような疲労感に、しばらく起き上がれないほど...
これって、どういう精神状態を表してるのでしょうか。別に私、現実に何かを探し求めて焦ってるわけではない、と思うけど、実はそうではない深層心理?それとも、何か近い将来の予知夢?ほんと、こんな夢ばっか見てちゃ、眠るのが怖い。
昔は、通り魔に刺し殺されそうになる夢ばかり見て、心臓がバクバクしたまま目覚める朝が、本当に辛かったし...
たまには、覚めてほしくない幸せな夢の中に、たゆたいたい...


「ナイロビの蜂」
今年のアカデミー賞で、レイチェル・ワイズが助演女優賞を受賞した作品。
アフリカ・ケニアで、謎の死を遂げたイギリス女性。真相を探る彼女の夫に立ちふさがる、巨悪の黒い影...
ジョン・ル・カレ原作ですが、ちょっと松本清張っぽい内容?イギリスとアフリカを舞台にした、社会派2時間旅情サスペンスって感じで、面白かったです。
私たちが普段、当たり前みたいに飲んでいる薬は、こんな悲しい恐ろしい犠牲が払われて製られてるんだなあ、と怖気が。正直に言わせてもらうと、こんなの許せない!という義憤より、アフリカに生まれなくてよかった!という安堵のほうが、大きいです。
主人公役のレイフ・ファインズ、知的で誠実で優しそうで、素敵です。こんな紳士と付き合えたら、さぞ自慢になるだろうなあ。でもレイフ・ファインズって、ほんとカメレオン俳優です。「シンドラーのリスト」や「レッド・ドラゴン」の彼と、とても同一人物とは思えません。
レイフ・ファインズ扮する夫が、あまりにも優しく純粋なので、それをいいことに、正義の道を猪突猛進する妻レイチェル・ワイズが、ちょっと身勝手に思えて...
信念のため、まさに手段選ばずで行動する猛妻。夫のことを、本当に愛していたのかも疑わしくなるほど。70%は愛情、30%は利用でしょう。100%彼を愛してたとは、到底思えません。彼女、とても勇敢で立派だとは思うけど...尊敬はできても、好感と共感は抱けません。こーいう“私がやらねば!”系女との恋愛・結婚って、よほど忍耐&理解がある男でないと、無理だよなあ。
レイチェル・ワイズは、さすがオスカーを獲っただけあって、なかなかの熱演です。反権力の女闘士を、ガチガチの男勝りに演じるのではなく、激しい中にも女らしい柔らかさも感じさせて、それも武器に使うしたたかさが強烈。
オスカー女優になっても、「ハムナプトラ」シリーズは続投するらしいワイズさん。ハル・ベリー同様、お高くとまってないところに、好感。
アフリカの、美しい自然の風景と、残酷な現実のコントラストも、印象的な映画です。
シチュエーションは違うけど、たいてい内容は同じ。行かなければならない場所に、なかなか辿り着けず、重い足を引きずって焦燥の右往左往、結局目的地に到着できず、目が覚める。本当に彷徨い歩いた後のような疲労感に、しばらく起き上がれないほど...
これって、どういう精神状態を表してるのでしょうか。別に私、現実に何かを探し求めて焦ってるわけではない、と思うけど、実はそうではない深層心理?それとも、何か近い将来の予知夢?ほんと、こんな夢ばっか見てちゃ、眠るのが怖い。
昔は、通り魔に刺し殺されそうになる夢ばかり見て、心臓がバクバクしたまま目覚める朝が、本当に辛かったし...
たまには、覚めてほしくない幸せな夢の中に、たゆたいたい...



今年のアカデミー賞で、レイチェル・ワイズが助演女優賞を受賞した作品。
アフリカ・ケニアで、謎の死を遂げたイギリス女性。真相を探る彼女の夫に立ちふさがる、巨悪の黒い影...
ジョン・ル・カレ原作ですが、ちょっと松本清張っぽい内容?イギリスとアフリカを舞台にした、社会派2時間旅情サスペンスって感じで、面白かったです。
私たちが普段、当たり前みたいに飲んでいる薬は、こんな悲しい恐ろしい犠牲が払われて製られてるんだなあ、と怖気が。正直に言わせてもらうと、こんなの許せない!という義憤より、アフリカに生まれなくてよかった!という安堵のほうが、大きいです。
主人公役のレイフ・ファインズ、知的で誠実で優しそうで、素敵です。こんな紳士と付き合えたら、さぞ自慢になるだろうなあ。でもレイフ・ファインズって、ほんとカメレオン俳優です。「シンドラーのリスト」や「レッド・ドラゴン」の彼と、とても同一人物とは思えません。
レイフ・ファインズ扮する夫が、あまりにも優しく純粋なので、それをいいことに、正義の道を猪突猛進する妻レイチェル・ワイズが、ちょっと身勝手に思えて...
信念のため、まさに手段選ばずで行動する猛妻。夫のことを、本当に愛していたのかも疑わしくなるほど。70%は愛情、30%は利用でしょう。100%彼を愛してたとは、到底思えません。彼女、とても勇敢で立派だとは思うけど...尊敬はできても、好感と共感は抱けません。こーいう“私がやらねば!”系女との恋愛・結婚って、よほど忍耐&理解がある男でないと、無理だよなあ。
レイチェル・ワイズは、さすがオスカーを獲っただけあって、なかなかの熱演です。反権力の女闘士を、ガチガチの男勝りに演じるのではなく、激しい中にも女らしい柔らかさも感じさせて、それも武器に使うしたたかさが強烈。
オスカー女優になっても、「ハムナプトラ」シリーズは続投するらしいワイズさん。ハル・ベリー同様、お高くとまってないところに、好感。
アフリカの、美しい自然の風景と、残酷な現実のコントラストも、印象的な映画です。