噛み合わない若い子との会話...
Sくん『ガッキー可愛いっすよね!』
私『ガッキー?おお、ぶち可愛いのお!まさにピッチピチ!脱いだらスゴいしのお!』
Sくん『!?そ、それってどこで見たんすか?!』
私『ドラマでじゃけど』
Sくん『何言ってんすか!ガッキーがドラマで脱いでるわけない!』
私『何ようるんな。脱ぎまくっとるわ。めっちゃええカラダしとるでえ。抱いて~って感じじゃわいや』
Sくん『あの~いったい誰のことですか、それ』
私『ほいじゃけ、ガッキーのことじゃろ?ウォーターボーイズとかイケメンパラダイスとか、ふくまる旅館に出とった子』
Sくん『誰じゃそれ!ガッキーってのは、新垣結衣のことじゃ!』
私『ああ?それこそ誰じゃそれじゃ!』
Sくん『いま超人気の子でしょ!マイボスマイヒーローとか、恋空って映画の』
私『そんなションベンくさい小娘、どうでもええわ!わしのガッキーってのは、石垣佑磨くんだっちゅーの♪』
この後、ガッキー(新垣結衣)そのものな男と、マッキー(槙原敬之)そのものな女なら、どっちを抱ける?という私が出題した究極の選択に、Sくんはマジで悩んだのでした。年末なのにヒマな連中だな!と、嗤ってやってください...
お松の独りイギリス&アイルランド映画祭③
「プルートで朝食を」
心は女の子なパトリック、自称キトゥンは、愛と自由、そして瞼の母を求めて、ダブリンからロンドンへ旅立つが...
とってもポップでキュート、かつ硬派なところもある映画でした。アイルランドと英国の、人間の価値観を狭めているような宗教のありようと、激化するIRAのテロの深刻さが、キトゥンの目と経験を通して描かれています。主役を明るく可愛いオカマに据えたことで、テーマの重さが巧くオブラートされた感じ。
とにかく、キトゥンのキャラ&見た目がユニークでチャーミングです。
小さい頃から、自分のセクシャリティに暗く思い悩んだりする様子がなく、むしろ誇らしげに堂々と女の子になりきってるところが、痛快爽快。空想好きなノーテンキ不思議ちゃんだけど、涙を笑顔で隠し、嫌なことは絶対やらない、理不尽なことには絶対従わない、どんな状況でも我が道を貫く強さが男前!でもあるオネエマンです。
いろんな出来事、いろんな男と出会うキトゥンの波乱万丈な人生は、ちょっと「嫌われ松子の一生」に似てます。でも、恋愛依存症っぽくて気持ち悪い松子と違って、キトゥンは賢いというか、フワフワして見えても、男たちに溺れたりしません。いちばん大切なのは、あくまで自分の自由。女みたいに、ヘンに男に期待しない、できない。そんなオネエマンの悲哀が、切ないキトゥンでもあります。でも、スゴいモテモテなキトゥンちゃんです。どこへ行っても、男が寄って来るし。
キトゥンちゃんってスゴいなあと感心させられたのは、誰にも文句を言わせたり、迫害させたりしない鎧のようなオーラと気骨。他人の悪意をはねつけるその強さが遺憾なく発揮されたのが、テロと疑われてブチこまれた拘置所。はじめは拷問のような取調べをしてた暴力刑事たちも、藤谷美和子も真っ青なキトゥンの壮絶不思議っぷりにドン引き、しまいには敬服さえしてたし。
キトゥン役のキリアン・マーフィに脱帽!その堂の入ったオカマ演技、圧巻です。
可愛いけど、明らかに女ではない。ちょっとキモカワイイ系なのが良かった。まるっきり女に見えたら、キトゥンの強烈な個性と魅力は出なかったと思うので。でも、女よりキレイで可愛いと思えるシーンも多々あった。特に後半になってから。実母の家を訪ねる時なんか、ヘタな女優より美人!体つきなどは、胸がないだけでほとんど女!その細さ色白さは、モノホンの女も羨むほど。
神父さま役のリーアム・ニースンも好演。キトゥンの空想の中での、エロ色魔ぶりが笑えた。マジシャン役のスティーブン・レアもいい味。ニースンは「マイケル・コリンズ」、レアは「クライング・ゲーム」。ニール・ジョーダン監督の傑作の忘れがたい主役二人、アイルランドものには欠かせない俳優ですよね。
小鳥さんたちのお喋りなどファンタジックなテイストや、カラフルな衣装、ノリノリな60年代の音楽なども、観て聞いて楽しいです。
同じニール・ジョーダン監督の作品では、やはり魅力的なオネエマンが出てくる「クライング・ゲーム」が、いちばん好きです。
Sくん『ガッキー可愛いっすよね!』
私『ガッキー?おお、ぶち可愛いのお!まさにピッチピチ!脱いだらスゴいしのお!』
Sくん『!?そ、それってどこで見たんすか?!』
私『ドラマでじゃけど』
Sくん『何言ってんすか!ガッキーがドラマで脱いでるわけない!』
私『何ようるんな。脱ぎまくっとるわ。めっちゃええカラダしとるでえ。抱いて~って感じじゃわいや』
Sくん『あの~いったい誰のことですか、それ』
私『ほいじゃけ、ガッキーのことじゃろ?ウォーターボーイズとかイケメンパラダイスとか、ふくまる旅館に出とった子』
Sくん『誰じゃそれ!ガッキーってのは、新垣結衣のことじゃ!』
私『ああ?それこそ誰じゃそれじゃ!』
Sくん『いま超人気の子でしょ!マイボスマイヒーローとか、恋空って映画の』
私『そんなションベンくさい小娘、どうでもええわ!わしのガッキーってのは、石垣佑磨くんだっちゅーの♪』
この後、ガッキー(新垣結衣)そのものな男と、マッキー(槙原敬之)そのものな女なら、どっちを抱ける?という私が出題した究極の選択に、Sくんはマジで悩んだのでした。年末なのにヒマな連中だな!と、嗤ってやってください...
お松の独りイギリス&アイルランド映画祭③
「プルートで朝食を」
心は女の子なパトリック、自称キトゥンは、愛と自由、そして瞼の母を求めて、ダブリンからロンドンへ旅立つが...
とってもポップでキュート、かつ硬派なところもある映画でした。アイルランドと英国の、人間の価値観を狭めているような宗教のありようと、激化するIRAのテロの深刻さが、キトゥンの目と経験を通して描かれています。主役を明るく可愛いオカマに据えたことで、テーマの重さが巧くオブラートされた感じ。
とにかく、キトゥンのキャラ&見た目がユニークでチャーミングです。
小さい頃から、自分のセクシャリティに暗く思い悩んだりする様子がなく、むしろ誇らしげに堂々と女の子になりきってるところが、痛快爽快。空想好きなノーテンキ不思議ちゃんだけど、涙を笑顔で隠し、嫌なことは絶対やらない、理不尽なことには絶対従わない、どんな状況でも我が道を貫く強さが男前!でもあるオネエマンです。
いろんな出来事、いろんな男と出会うキトゥンの波乱万丈な人生は、ちょっと「嫌われ松子の一生」に似てます。でも、恋愛依存症っぽくて気持ち悪い松子と違って、キトゥンは賢いというか、フワフワして見えても、男たちに溺れたりしません。いちばん大切なのは、あくまで自分の自由。女みたいに、ヘンに男に期待しない、できない。そんなオネエマンの悲哀が、切ないキトゥンでもあります。でも、スゴいモテモテなキトゥンちゃんです。どこへ行っても、男が寄って来るし。
キトゥンちゃんってスゴいなあと感心させられたのは、誰にも文句を言わせたり、迫害させたりしない鎧のようなオーラと気骨。他人の悪意をはねつけるその強さが遺憾なく発揮されたのが、テロと疑われてブチこまれた拘置所。はじめは拷問のような取調べをしてた暴力刑事たちも、藤谷美和子も真っ青なキトゥンの壮絶不思議っぷりにドン引き、しまいには敬服さえしてたし。
キトゥン役のキリアン・マーフィに脱帽!その堂の入ったオカマ演技、圧巻です。
可愛いけど、明らかに女ではない。ちょっとキモカワイイ系なのが良かった。まるっきり女に見えたら、キトゥンの強烈な個性と魅力は出なかったと思うので。でも、女よりキレイで可愛いと思えるシーンも多々あった。特に後半になってから。実母の家を訪ねる時なんか、ヘタな女優より美人!体つきなどは、胸がないだけでほとんど女!その細さ色白さは、モノホンの女も羨むほど。
神父さま役のリーアム・ニースンも好演。キトゥンの空想の中での、エロ色魔ぶりが笑えた。マジシャン役のスティーブン・レアもいい味。ニースンは「マイケル・コリンズ」、レアは「クライング・ゲーム」。ニール・ジョーダン監督の傑作の忘れがたい主役二人、アイルランドものには欠かせない俳優ですよね。
小鳥さんたちのお喋りなどファンタジックなテイストや、カラフルな衣装、ノリノリな60年代の音楽なども、観て聞いて楽しいです。
同じニール・ジョーダン監督の作品では、やはり魅力的なオネエマンが出てくる「クライング・ゲーム」が、いちばん好きです。