「テッド2」
結婚したテッドは、妻との間に子どもを作ろうとするが、精子提供も養子縁組も“人間じゃない”という理由で拒まれてしまう。親友のジョンとともに、テッドは“人権”を求めて訴訟を起こすが…
見た目は可愛いテディベア、中身は下品なおっさん、というキャラが受けて大ヒットした「テッド」待望の続編、ようやく観ることができました~いや~今回も笑えました!日ごろ、笑いには麻痺してる私ですが、テッド系は大好き。オゲレツな下ネタと、それヤバいマズいんじゃないの?!なネタを笑いにしてるところが最高!上品な乙女淑女や、真面目な青少年にとっては唾棄すべき最低映画かもしれませんが、私のようなゲスな人間にとっては、オスカー受賞作品を凌駕する名作なのです。
今回もコーヒー吹いてまう、後からもジワっときて思い出し笑いしてまうシーンや台詞のテンコモリでした。特に傑作だったのは、テッドと妻の夫婦喧嘩とか(妻もテッドに負けず劣らず下品で笑える)。精子バンクでジョンがザーメンまみれになるところとか。アメフトのスター選手トム・ブレイディ(ご本人がカメオ出演)の精子を、彼が寝てる間にこっそり手コキで搾りとろうとするシーンとか。法廷でも、チ○ポねぇし!だの、てめえの屁で爆発して死ね!だの、ポンポン飛び出す下品な台詞とか。相変わらず鬼のような下ネタが炸裂してます。セス・マクファーレン監督の前作「荒野はつらいよ」とかも、下ネタが冴えまくってましたもんね。あの鬼な下ネタ、邦画じゃ絶対ムリだろうな~。下ネタ同様、禁断なネタが際どすぎてドン引き寸前。舞台からお題を客に要望する芸人に向かって、9.11!とかロビン・ウィリアムズ!とか、悪魔すぎるお題をふるテッドとジョン。こーいうの、笑えない人も多いだろうな~タブー知らずなハリウッドって、そのゲスの度合いも懐が深いな~と感嘆。
↑優良精子を求めて、スタースポーツ選手の寝込みを襲うテッド&ジョン、まばゆく輝く黄金の玉に見とれるシーンが笑えた
テッドとジョンの友情も、ますます強く深くなってて、どーしようもない奴らだな~と呆れつつ、親子や兄弟姉妹、夫婦だって不可能なほどの一心同体ぶりが羨ましくもなって。男同士の友情って、いいな~。私もテッドみたいな親友ほしいな~。それにしてもテッド&ジョン、中身は相変わらず中学生レベル。特にジョン、今回はテッド以上に子どもっぽかった。テッドはバカやっても、おっさんのフテブテしさがあるのだけど、ジョンは何だかピュアすぎるというか。普段のヘタレさ、お人よしさもそうですが、法廷で敵対する弁護士への悪態とか、ハッパでラリって怖いよ~歩けないよ~と泣きながら帰るところとか、とても40すぎの大人とは思えない幼稚さ。ジョンって、ちょっとオツムが???なのかなと、前回以上に心配になってしまいました。いくら愛し合ってても、お互いに依存しすぎるのは良くない、人間としての成長を妨げる危険な関係なのかもしれない、とテッド&ジョンを見ていて思いました。テッド&ジョンのイタズラは、幼稚を通り越して悪質で、ちょっと笑えなかった。屋上からジョギングしてる人にリンゴを投げたりとか、犯罪ですし…
ほんとにテディベアが喋って動いてるような、自然で滑らかなテッドに今回も驚嘆。すごい技術だな~。それに比べて、CMで観かける進撃の巨人とか、CGまみれって感じの稚拙さがイタすぎるわ。映画ファンの心をくすぐる演出も楽しい。テッドが歌って踊るミュージカル風のオープニングとか、すごく好き。スターウォーズやミュータントタートルなども出てきたり、オタクの聖地コミコンでの戦いなど、サブカルネタがセス・マクファーレン監督ならではでした。
テッドの声も担当してるセス・マクファーレン監督、ほんと多才な男なんですね~。ゲスい台詞を吐きまくるセスのシブい声も素敵。日本語吹き替え版では有吉…違うんだよな~。テッドはもっとこう、大人のエロい男の色気ある声じゃないと。ジョン役は、マーくんことマーク・ウォールバーグ。私にとってマーくんとは、田中マーではなくマーク・ウォールバーグのことなのです。マーくん、相変わらずアホみたいな猿顔で、ジョン役にドンピシャです。極悪マーキーマークも遠い昔、すっかり丸くなって映画でも私生活でも善い人になったマーくん。理想的なワルの卒業後です。男くさいアクションやドラマが多いマーくん、コメディ出演が少ないのが意外。丸太みたいな太い腕が、とてもヘタレ男には見えない。顔がシワクチャになってて老けたな~。なので、ジョンの子どもっぽさが異様にも思えました。やたらと女性にモテるジョン、ヘタレだけど一応イケメン、という設定なんですね(笑)。美意識が高すぎる日本の女子の目には、ゴツいエテ公にしか見えないかもしれないマーくん(とか、マット・デーモンとか)ですが、アメリカではモテモテの男前なんですよね。日本で人気のオカマみたいなイケメンより、私もマーくんのほうが好きですマーくんの顔に似合わぬ優しい声も好き。図書館で楽しそうに踊るシーンは、若かりし頃アイドルグループのメンバーだったセルフオマージュ、セルフパロディだったのでしょうか。
前作のミラ・ニクスに代わって、今回のヒロインは「荒野はつらいよ」にも出てたアマンダ・セイフライド。目がデカくて顔が怖い。エマ・ストーンと区別がつかない私常識人だったミラ・ニクスと違って、テッド&ジョンと一緒になってふざけたことするアマンダ、弁護士のくせに非常識すぎ。大御所モーガン・フリーマンも出演。モーガン爺さんも、相変わらず働き者ですね~。「荒野はつらいよ」で悪役だったリーアム・ニーソンが、ちらっとゲスト出演。危ないおっさん役で(あれ、いいのかな~。ヤバいでしょでも、あんな人いますよね~)キモ笑えます。パート1でキモいストーカーを怪演、「荒野はつらいよ」でも変態してたジョヴァンニ・リビシも再登場。ちょっとキモさがトーンダウンしてたのが残念。パート1で彼の共犯者だったデブ息子は、どーなったんだろ?確か彼、後にあの人気スターになったんですよね?
↑数年前のオスカー授賞式で、司会を務めたマクファーレン監督。その可愛いイケメンぶりと芸達者ぶりで、すっかり彼の大ファンになってしまった私。マーくんとは、いつか役者としても共演してほしいな~
結婚したテッドは、妻との間に子どもを作ろうとするが、精子提供も養子縁組も“人間じゃない”という理由で拒まれてしまう。親友のジョンとともに、テッドは“人権”を求めて訴訟を起こすが…
見た目は可愛いテディベア、中身は下品なおっさん、というキャラが受けて大ヒットした「テッド」待望の続編、ようやく観ることができました~いや~今回も笑えました!日ごろ、笑いには麻痺してる私ですが、テッド系は大好き。オゲレツな下ネタと、それヤバいマズいんじゃないの?!なネタを笑いにしてるところが最高!上品な乙女淑女や、真面目な青少年にとっては唾棄すべき最低映画かもしれませんが、私のようなゲスな人間にとっては、オスカー受賞作品を凌駕する名作なのです。
今回もコーヒー吹いてまう、後からもジワっときて思い出し笑いしてまうシーンや台詞のテンコモリでした。特に傑作だったのは、テッドと妻の夫婦喧嘩とか(妻もテッドに負けず劣らず下品で笑える)。精子バンクでジョンがザーメンまみれになるところとか。アメフトのスター選手トム・ブレイディ(ご本人がカメオ出演)の精子を、彼が寝てる間にこっそり手コキで搾りとろうとするシーンとか。法廷でも、チ○ポねぇし!だの、てめえの屁で爆発して死ね!だの、ポンポン飛び出す下品な台詞とか。相変わらず鬼のような下ネタが炸裂してます。セス・マクファーレン監督の前作「荒野はつらいよ」とかも、下ネタが冴えまくってましたもんね。あの鬼な下ネタ、邦画じゃ絶対ムリだろうな~。下ネタ同様、禁断なネタが際どすぎてドン引き寸前。舞台からお題を客に要望する芸人に向かって、9.11!とかロビン・ウィリアムズ!とか、悪魔すぎるお題をふるテッドとジョン。こーいうの、笑えない人も多いだろうな~タブー知らずなハリウッドって、そのゲスの度合いも懐が深いな~と感嘆。
↑優良精子を求めて、スタースポーツ選手の寝込みを襲うテッド&ジョン、まばゆく輝く黄金の玉に見とれるシーンが笑えた
テッドとジョンの友情も、ますます強く深くなってて、どーしようもない奴らだな~と呆れつつ、親子や兄弟姉妹、夫婦だって不可能なほどの一心同体ぶりが羨ましくもなって。男同士の友情って、いいな~。私もテッドみたいな親友ほしいな~。それにしてもテッド&ジョン、中身は相変わらず中学生レベル。特にジョン、今回はテッド以上に子どもっぽかった。テッドはバカやっても、おっさんのフテブテしさがあるのだけど、ジョンは何だかピュアすぎるというか。普段のヘタレさ、お人よしさもそうですが、法廷で敵対する弁護士への悪態とか、ハッパでラリって怖いよ~歩けないよ~と泣きながら帰るところとか、とても40すぎの大人とは思えない幼稚さ。ジョンって、ちょっとオツムが???なのかなと、前回以上に心配になってしまいました。いくら愛し合ってても、お互いに依存しすぎるのは良くない、人間としての成長を妨げる危険な関係なのかもしれない、とテッド&ジョンを見ていて思いました。テッド&ジョンのイタズラは、幼稚を通り越して悪質で、ちょっと笑えなかった。屋上からジョギングしてる人にリンゴを投げたりとか、犯罪ですし…
ほんとにテディベアが喋って動いてるような、自然で滑らかなテッドに今回も驚嘆。すごい技術だな~。それに比べて、CMで観かける進撃の巨人とか、CGまみれって感じの稚拙さがイタすぎるわ。映画ファンの心をくすぐる演出も楽しい。テッドが歌って踊るミュージカル風のオープニングとか、すごく好き。スターウォーズやミュータントタートルなども出てきたり、オタクの聖地コミコンでの戦いなど、サブカルネタがセス・マクファーレン監督ならではでした。
テッドの声も担当してるセス・マクファーレン監督、ほんと多才な男なんですね~。ゲスい台詞を吐きまくるセスのシブい声も素敵。日本語吹き替え版では有吉…違うんだよな~。テッドはもっとこう、大人のエロい男の色気ある声じゃないと。ジョン役は、マーくんことマーク・ウォールバーグ。私にとってマーくんとは、田中マーではなくマーク・ウォールバーグのことなのです。マーくん、相変わらずアホみたいな猿顔で、ジョン役にドンピシャです。極悪マーキーマークも遠い昔、すっかり丸くなって映画でも私生活でも善い人になったマーくん。理想的なワルの卒業後です。男くさいアクションやドラマが多いマーくん、コメディ出演が少ないのが意外。丸太みたいな太い腕が、とてもヘタレ男には見えない。顔がシワクチャになってて老けたな~。なので、ジョンの子どもっぽさが異様にも思えました。やたらと女性にモテるジョン、ヘタレだけど一応イケメン、という設定なんですね(笑)。美意識が高すぎる日本の女子の目には、ゴツいエテ公にしか見えないかもしれないマーくん(とか、マット・デーモンとか)ですが、アメリカではモテモテの男前なんですよね。日本で人気のオカマみたいなイケメンより、私もマーくんのほうが好きですマーくんの顔に似合わぬ優しい声も好き。図書館で楽しそうに踊るシーンは、若かりし頃アイドルグループのメンバーだったセルフオマージュ、セルフパロディだったのでしょうか。
前作のミラ・ニクスに代わって、今回のヒロインは「荒野はつらいよ」にも出てたアマンダ・セイフライド。目がデカくて顔が怖い。エマ・ストーンと区別がつかない私常識人だったミラ・ニクスと違って、テッド&ジョンと一緒になってふざけたことするアマンダ、弁護士のくせに非常識すぎ。大御所モーガン・フリーマンも出演。モーガン爺さんも、相変わらず働き者ですね~。「荒野はつらいよ」で悪役だったリーアム・ニーソンが、ちらっとゲスト出演。危ないおっさん役で(あれ、いいのかな~。ヤバいでしょでも、あんな人いますよね~)キモ笑えます。パート1でキモいストーカーを怪演、「荒野はつらいよ」でも変態してたジョヴァンニ・リビシも再登場。ちょっとキモさがトーンダウンしてたのが残念。パート1で彼の共犯者だったデブ息子は、どーなったんだろ?確か彼、後にあの人気スターになったんですよね?
↑数年前のオスカー授賞式で、司会を務めたマクファーレン監督。その可愛いイケメンぶりと芸達者ぶりで、すっかり彼の大ファンになってしまった私。マーくんとは、いつか役者としても共演してほしいな~