前から観たくて観たくて仕方がなかった英国のドラマ「ロンドン・スパイ」を、ようやく観ることができました~(^^♪全5話。
ロンドンで暮らすゲイの青年ダニーは、アレクッスという若い男と出会い、恋に落ちる。ダニーは寡黙で謎めいたアレックスを本気で愛するようになるが、突然アレックスは失踪してしまう。アレックスの変死体を彼の部屋で発見したダニーは、すでに恐るべき陰謀に巻き込まれていた…
イギリスといえば、スパイとBLですが。このドラマ、その二つが合体した美味しすぎる内容なんですよ。スパイもBLも私には無縁な世界なので、まさにファンタジー感覚で楽しむことができました。
まず、スパイの部分…
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ほとんど姿や実態を現さず、邪魔者や不要な者たちを抹殺したり、証拠隠滅したり、罠にハメたり、警察や郵便など公的機関も操作するのが、不気味で怖かったです。特に、ダニーをHIVに感染させるとか、ひ、非道い!アレックスの死も、非道すぎる。なぜアレックスがあんな非業の死を遂げなければならなかったのか、ラストに判明するのですが。いくら何でも、末路が無残すぎ。もっと他に方法なかったのかな~。アレックスの死は、彼らにとってもすごい損失だったでしょうに。現実にもあんな風に、国家権力って非力な市民を虫けら同然に踏み潰すのでしょうか。いきなり事故で死んだあの人も、政府の陰謀だー!と騒いでイタい人扱いされてるあの人も、ひょっとしたら…?
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007でおなじみのMI6が、非情で気味の悪い組織として描かれてました。ほんとにあんなことやってるのなら、恐るべき犯罪集団ですよ。ジェームズ・ボンドを見る目も変わるわ~。
そして、BLの部分は…
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男同士の愛は、やっぱ切ない悲劇が似合います。ダニーとアレックス、悲しい運命の恋でした。出会ってしまったせいで、お互いに不幸になってしまったけど、短くも激しく深い愛に生きることができた二人が、すごく羨ましかったです。二人が共有する、痛みをともなった幸福。彼らの傷つきやすくも静かで優しい時間が、胸にしみました。
主人公のダニー役は、今やゲイ役を演じたら世界一のベン・ウィショー。
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ベン子さん、今回もリアルでナイーブなゲイゲイしさでした。少女のようなガラス細工の繊細さだけど、不屈で毅然とした強い男でもあって。男でも女でもない、男と女どっちの強さ弱さを持ってる複雑さや多面性は、他の俳優にはないベン子の魅力です。小柄で華奢な彼、ほとんど少年の風貌と雰囲気。裸もBL漫画の男の子みたい。美しく力のある瞳も、彼の武器ですよね~。役者は瞳が大事。
ラブシーンは、これをTVで!?お茶の間レベルをかなり超えてます。「怒り」のブッキーには、これぐらい頑張ってほしかったかも
男ふたりが、ケツ丸だしの全裸になってガッツリネットリ絡んでます。そういうのが苦手な方には、かなりキツいかも。
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濡れ場は第1話に1回あるだけですが、かなり濃密でインパクトあり。私が衝撃を受けたのは、ベン子が上になってたこと!ベン子がタチ!ってのが意外でした
LGBTに対する差別や偏見が、今もかなり厳しいイギリスの現実も興味深かったです。
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007でMI6職員のQ役を演じてるベンがダニー役、というのがなかなか小粋なキャスティグです。ベンのファッションが、フツーっぽく庶民的ながらもトラッドなところが、さすが英国。
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アレックス役は、「キングスマン」ではスパイ候補生役だったエドワード・ホルクロフト。マティアス・スーナールツを優しくした感じの顔?天才は孤独で不幸、他人とうまく付き合えないコミュ障さを、静かに悲痛に演じてました。スーツが似合う彼も、さすが英国人です。
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ダニーの親友で元スパイのスコッティ役は、「アイリス」でオスカーを受賞した名優、ジム・ブロードベント。スコッティの、年の離れたダニーへの父親のような愛とせめぎあう、ダニーへの男としての恋心が切なかった。老いたゲイの悲哀をにじませながら、開ききった丸い大きな眼球が何だか狂気じみていて怖かったです。
アレックスの母役は、「さざなみ」での名演も記憶に新しい大女優シャーロット・ランプリング。
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冷徹で謎めいた上流階級のマダムを、いぶし銀のシブさでクールに演じてるランプリングおばさま。出演シーンは多くはないのですが、さすがの存在感です。彼女のエレガントにマニッシュなファッションも、やはりハリウッドの女優とは違うハイセンスさで素敵でした。
あと、ダニーの前に現れる謎の男役で、イタリアの人気スターであるリッカルド・スカマルチョも出演してます。久々に見たリッカルド、めっちゃ濃ゆくなった巨人の高橋由伸監督に見えた…ダニーとかつて爛れた関係だったらしいゲイの男役、シャーロックの兄マイクロフト役で有名なマーク・ゲイティスが、危ないキモい怪演。
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ロンドンの街並み、テムズ川や公園、郊外にある貴族の屋敷など、イギリスだ~と感嘆。ロンドン、また行きたいな~。いや、ちょっとだけ住んでみたいな~…
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ベン子さんの出演作は、日本では早春に「未来を花束にして」が公開されます。主演のキャリー・マリガンの夫役みたいです。ゲイ役じゃないのか~。ちょっとガッカリ
ロンドンで暮らすゲイの青年ダニーは、アレクッスという若い男と出会い、恋に落ちる。ダニーは寡黙で謎めいたアレックスを本気で愛するようになるが、突然アレックスは失踪してしまう。アレックスの変死体を彼の部屋で発見したダニーは、すでに恐るべき陰謀に巻き込まれていた…
イギリスといえば、スパイとBLですが。このドラマ、その二つが合体した美味しすぎる内容なんですよ。スパイもBLも私には無縁な世界なので、まさにファンタジー感覚で楽しむことができました。
まず、スパイの部分…
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ほとんど姿や実態を現さず、邪魔者や不要な者たちを抹殺したり、証拠隠滅したり、罠にハメたり、警察や郵便など公的機関も操作するのが、不気味で怖かったです。特に、ダニーをHIVに感染させるとか、ひ、非道い!アレックスの死も、非道すぎる。なぜアレックスがあんな非業の死を遂げなければならなかったのか、ラストに判明するのですが。いくら何でも、末路が無残すぎ。もっと他に方法なかったのかな~。アレックスの死は、彼らにとってもすごい損失だったでしょうに。現実にもあんな風に、国家権力って非力な市民を虫けら同然に踏み潰すのでしょうか。いきなり事故で死んだあの人も、政府の陰謀だー!と騒いでイタい人扱いされてるあの人も、ひょっとしたら…?
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007でおなじみのMI6が、非情で気味の悪い組織として描かれてました。ほんとにあんなことやってるのなら、恐るべき犯罪集団ですよ。ジェームズ・ボンドを見る目も変わるわ~。
そして、BLの部分は…
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男同士の愛は、やっぱ切ない悲劇が似合います。ダニーとアレックス、悲しい運命の恋でした。出会ってしまったせいで、お互いに不幸になってしまったけど、短くも激しく深い愛に生きることができた二人が、すごく羨ましかったです。二人が共有する、痛みをともなった幸福。彼らの傷つきやすくも静かで優しい時間が、胸にしみました。
主人公のダニー役は、今やゲイ役を演じたら世界一のベン・ウィショー。
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ベン子さん、今回もリアルでナイーブなゲイゲイしさでした。少女のようなガラス細工の繊細さだけど、不屈で毅然とした強い男でもあって。男でも女でもない、男と女どっちの強さ弱さを持ってる複雑さや多面性は、他の俳優にはないベン子の魅力です。小柄で華奢な彼、ほとんど少年の風貌と雰囲気。裸もBL漫画の男の子みたい。美しく力のある瞳も、彼の武器ですよね~。役者は瞳が大事。
ラブシーンは、これをTVで!?お茶の間レベルをかなり超えてます。「怒り」のブッキーには、これぐらい頑張ってほしかったかも
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濡れ場は第1話に1回あるだけですが、かなり濃密でインパクトあり。私が衝撃を受けたのは、ベン子が上になってたこと!ベン子がタチ!ってのが意外でした
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アレックス役は、「キングスマン」ではスパイ候補生役だったエドワード・ホルクロフト。マティアス・スーナールツを優しくした感じの顔?天才は孤独で不幸、他人とうまく付き合えないコミュ障さを、静かに悲痛に演じてました。スーツが似合う彼も、さすが英国人です。
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ダニーの親友で元スパイのスコッティ役は、「アイリス」でオスカーを受賞した名優、ジム・ブロードベント。スコッティの、年の離れたダニーへの父親のような愛とせめぎあう、ダニーへの男としての恋心が切なかった。老いたゲイの悲哀をにじませながら、開ききった丸い大きな眼球が何だか狂気じみていて怖かったです。
アレックスの母役は、「さざなみ」での名演も記憶に新しい大女優シャーロット・ランプリング。
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冷徹で謎めいた上流階級のマダムを、いぶし銀のシブさでクールに演じてるランプリングおばさま。出演シーンは多くはないのですが、さすがの存在感です。彼女のエレガントにマニッシュなファッションも、やはりハリウッドの女優とは違うハイセンスさで素敵でした。
あと、ダニーの前に現れる謎の男役で、イタリアの人気スターであるリッカルド・スカマルチョも出演してます。久々に見たリッカルド、めっちゃ濃ゆくなった巨人の高橋由伸監督に見えた…ダニーとかつて爛れた関係だったらしいゲイの男役、シャーロックの兄マイクロフト役で有名なマーク・ゲイティスが、危ないキモい怪演。
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ロンドンの街並み、テムズ川や公園、郊外にある貴族の屋敷など、イギリスだ~と感嘆。ロンドン、また行きたいな~。いや、ちょっとだけ住んでみたいな~…
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ベン子さんの出演作は、日本では早春に「未来を花束にして」が公開されます。主演のキャリー・マリガンの夫役みたいです。ゲイ役じゃないのか~。ちょっとガッカリ
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