まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

merry sounds, happy colors

2007-12-14 | 中国・台湾・香港映画
 いよいよ明日、M子がインドへと旅立ってしまいます。
 年明けまで向こうに滞在するM子さん。長い不在に今からI miss her...
 今夜も夕食の席で思わず、またこうして一緒にご飯食べられたらいいね、なんて寂しそうにつぶやくと、不吉なことを言うな!と怒られてしまいました♪
 ナニハトモアレ、無事に戻ってきてほしいです。

 華流男前映画祭、トリはやはりこの人で...
 お松の第3回独り華流男前映画祭⑥
 「サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋」
 幼いころ視力を失った女性チョンは、結婚相談所を営むホーと知り合う。ある日突然、目が見えなくなってしまったホーを励まし、支えるチョン。そんなチョンを愛するようになるホー。一方、上海でも恋に落ちゆく男女がいて...
 とっても心あたたまるクリスマス映画でした。私は冷血人間なので、ホントはこういう系統の話にはシラけてしまうのですが、この映画は感動を押し売るお涙ちょうだいではなく、香港映画らしい明るいコメディ調だったので、とても楽しめました。
 これを観たのは、もちろんトニー・レオンが主演だから♪
 ホー役のトニさん、すっごく可愛かった~私、コメディのトニさん、好きなんですよね。シリアスなドラマや恋愛ものとは別人のように、セコセコ・チョコチョコした演技&キャラが、ほんと笑えてキュートトボけたりブーたれたりする時の、アヒルみたいにクァークァーしたトニさんの声と喋り方が大好き。結婚相談というより、何か怪しいデートクラブっぽい店を経営するホー、一見人はよさそうだけど、性格はかなり狡くてセコい(コメディでは、トニさんってこんな役が多い?)。そんなホーが、視力を失って初めて優しさや誠実さを学ぶといった内容が、ちょっとディケンズのスクルージ風で、クリスマスらしい教訓話っぽかったです。
  
 失明したからといって、急に悲劇の主人公になったりしないトニさん。あくまでコミカルな演技を貫いてます。ミョンに連れられて外を歩くシーンでの、目の見えない人の様子をデフォルメしたトニさんの演技が、いいのかなあ?ちょっとマズいのでは?と思いつつ、笑えました。
 トニさん、もうオヂさんなのに、すごく愛らしいですよね。シール貼られた顔とか、ラストの真っ赤なセーターも可愛かった別にヘンな若作りなんかしてないのに、青年っぽい魅力がいつまでも健在。小柄なのもキュート。男前やな~とウットリする瞬間も、やっぱ多いです。
 チョンの空想シーンが、メルヘン&ファンタジーな絵本みたいで可愛いです。
 チョン役のミリアム・ヨンは、地味になった麻生裕未みたいな顔?チョンの親父役のラム・シューと、不機嫌なトニさんに当たり散らされてオロオロしながらも、我慢強く陽気に彼を支える友達が、いい味だしてました。
 上海編は、何だか歌手のPV風で、あまり内容がなかったような?香港編とどこかで巧く繋がるのかな、と思ってたら、ぜんぜん別物だったし。
 チャン・チェンは、すごくクールにシャープにした渡辺いっけいに見えるのは、私だけ?男前です。
    
 トニさんとの「ブエノスアイレス」以来の再会は、残念ながらなかった。何かもったいないなあ。トニさんとチャン・チェンで、「ブエノスイアレス」後日談映画を観たいなあ。
 チャン・チェンと恋に落ちる女の子は、「天上の恋人」ではリィウたんと仲良しになったドン・ジエ。可愛いけど、地味ですねえ。
 香港と上海、2組の男女を引き合わせる天使が、定番の子供でも美少女でもおじいさんでもなく、イケメン青年ってのが新鮮でした。
 暖色系の色使いや、ポップでメロウな音楽も、クリスマスらしくメリーでハッピーです。
      
 トニさんは話題騒然の「ラスト、コーション」で、若い女とアンなことコンなこと!チャン・チェンは韓国の鬼才キム・キドク監督の新作「息」で、男とアンなことコンなこと!リスクを恐れず、ファンをハァハァいわせてくれる華流男前たち。日本の男優も見習えや!
 
 
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君が僕の終わらない夏

2007-12-13 | 中国・台湾・香港映画
 ダミアンと勉強中、彼の友達はどんな大学を受けるの?みたいな話が脱線して、こんな方向へ行ってしまいました...
私『Oくんって、礼儀正しくて賢そうな子ですよね。ちょっと池松壮亮に似てて可愛いし』
ダミアン『Oもあんたのこと、気にいっとるよ。面白い、可愛いよおったでえ』
私『え!?マ、マジっすか?!ひゃ~何か恥ずかし!Oくん、やっぱええ子じゃのお!今度来たら、小遣いあげんといけん♪』
 バカみたいですが、内心ルンルンになってしまった私。今度Oくんと会ったら、ドキっとしちゃいそうなのも怖い。Oくんの言葉に“年寄りにしては”が略されてるということは、重々承知してるんですが。ここは頑張って、高校生相手に犯罪者になってみるべき?
 
 お松の第3回独り華流男前映画祭⑤
 「花蓮の夏」
 台湾の花蓮市。小学生の頃からの親友同士である高校生のジェンシンとショウヘン。ジェンシンは転校生の少女ホイジャと親しくなるが、彼が本当に好きなのは...
 ボーイズラブ大好きなYAOIの心を切なくキュン&萌えさせる、期待通りの作品でした。男同士の恋愛やセックスなんてオエッな人は、無理して観ないでね♪
 ジェンシンとショウヘン、ホイジャの複雑で屈折した感情と恋心が、とても繊細に緻密に、かつ清爽に描かれています。3人のキャラや言動、ルックスも個性的で魅力的です。
 
 ジェンシンは、優等生で内向的な文系の美少年(受)。ショウヘンは、劣等生だけど明るい体育会系のマッチョ男子(攻)。ボーイズラブの基本は守られてます。二人の想いと行動が、友情のエリアをはみ出しそうで、なかなかそうはならない。それがもどかしくて切ない!つっても、二人の仲の良さって誰が見ても、はじめっからラブラブのカップルなんだけどね。
  
 ↑どー見ても、単なる友達同士じゃねーよ↑
 ジェンシンが熱い恋心と欲望を必死に抑えてるのに、何も気づかないショウヘンは、無邪気にジェンシンの想いを煽り募らせることばかりする。ああ~残酷!身も心も悶々、ちょっと精神的なバランスも崩しかけるジェンシンが、痛ましい。好きで好きでどーしようもない!それを口に出したら、気づかれたらショウヘンを失ってしまう、でも...つい、または故意に、あふれる想いの一滴をショウヘンへ落とすジェンシンの心情と衝動が、印象的なシーンや台詞で表現されています。

 私が面白いと思ったのは、ジェンシンよりもショウヘン。彼って、謎なんだよなあ。わからない。見た目は完全にその気なんかないバリバリのノンケなんだけど、彼ってある意味、ジェンシン以上に危ない。いつでもどこでも、ジェンシンがそばにいないとダメで、べったり離れないし。どう考えても、それは明らかに嫉妬&独占欲だろ?な言動や表情をするし。見方によっては、ショウヘンの友情を逸脱したlove 密度のほうが、濃くて強い...

 んで、ワタシ個人のYAOI的考察(妄想?)。
 ジェンシンはショウヘンに、激しく恋をしていたんだけど、それはかなり肉体的な欲望が強い。ジェイシンが悩まされるのは、だいたいがショウヘンの裸を目の前にしたり、ショウヘンとスキンシップを交わしたりといったシーンばかりだったし。行きずりの男とエッチしちゃったり、ココロよりカラダの苦しみが深刻っぽい。

 ショウヘンはジェンシンを、精神的に深く強く愛してたんだろうなあ。それが肉体の欲望につながらないだけで。幼い頃、自分を孤独から救ってくれたジェンシンは、ショウヘンにとっては絶対的、唯一無二な安心と信頼。ベタベタとジェンシンについて回り、彼の苦悩を察知できず一喜一憂するショウヘンは、まるでママを慕う小さい純真な子供です。
 終盤になって、ついに友情の垣根を越えてしまう二人。そうしたのはショウヘンのほうだったのが、その時は何で?!と衝撃的&不可解だったけど...

 ゲイではないショウヘンがジェンシンを抱いたのは、そうしないとジェンシンが自分から離れてしまうと恐れたからでは。一心同体、魂の半分側みたいな存在のジェンシンを、自分につなぎとめるための咄嗟の、決死の行為だったのではなかろうか。ジェンシンは一線を越えないようにすることで、ショウヘンは一線を越えることで。いつまでもそばにいたいという想いは同じでも、そのために守ることと壊すことに考え方も手段も別れてしまった二人が、とても皮肉で悲しい。

 親友でも恋人でもなくなった二人が、激情をぶつけ合う海岸でのラストシーン。そこにもやはり、互いに望んでいるものとは違う、かみ合わない微妙なズレが感じられて、いろいろあったけどエッチして気持ちを確かめ合ってハッピーエンド♪な、お気楽ボーイズラブものとは違う余韻を残します。あの後、二人はどーなっちゃったのかなあ。親友に戻れたのか、それとも恋人になれたのか。私は、どっちでもない気がする...
 ボーイズラブ世界において女は普通、単なるアテ馬ぐらいしか存在意味がないのですが、ホイジャはちょっとユニークなキャラでした。彼女もまた、ジェンシンとショウエンのどっちを愛してるのか謎っぽかったから。またYAOIの妄想的推測ですが、たぶんホイジャは愛するジェンシンと二人で、ショウヘンを共有したかったのでは?

 主役の俳優二人が、ナチュラル&リアルで、すごく良かったです。
 ジェンシン役のブライアン・チェン。デリケートだけど、ぜんぜんオカマっぽくもゲイっぽくもないです。シャープでクールなイケメンです。その思いつめた表情、狂熱を帯びた目つきは、ホントに相手役に恋してるのではと錯覚させるほど、真に迫ってます。
 ショウヘン役のジョセフ・チャン。岡村隆史を精悍ワイルドにしたみたいな顔?美男でははいけど、めちゃくちゃ男らしいです。高校生役にしては、不自然なほど♂フェロモン放出してます。やたらと脱ぎます。常に汗でエロく濡れてるムッチムチの浅黒い肉体美は、ジェンシンよりもゲイの観客にアピってるみたいです。
 難を言えば、二人とも老けてるわけではないけど、大人っぽいというか、少年というより青年に近い感じなので、あまり蒼々しさはないです。
 いちばんの見所?である、ブライアンくんとジョセフくんが頑張った、スッポンポンのラブシーン。ドキっとするけど、そんなに扇情的ではないし、もう終わり?と拍子抜けするほど短いです。
 レスト・チェン監督は、何と81年生まれ。若っ!透明感と陰影ある映像センスは、なかなかのもの。次回作も期待できます。
 田園と海が静かに美しい花蓮市。花蓮って、きれいな名前の市ですよね。
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May 初夏の風花

2007-12-12 | 中国・台湾・香港映画
 アメリカで、清潔・不潔だと思うセレブは誰かというアンケートの結果が。
 清潔なセレブには、マット・デーモンなど。不潔なのは、パリス・ヒルトンとか。見たまんまだけど、まあ納得の人選ですよね。
 じゃあ、日本では?ワタシ的に、清潔感を感じるのは誰かと訊かれて真っ先に思い浮かべるのは...小泉コータロー?櫻井翔?あんまり思いつかない。不潔なのは枚挙にいとまなしだけど、断トツなのはSS(大物お笑いタレント)HM(同)NM(大物アイドル)K(アイドルグループ)IK(女タレント)かなあ。嫌い!というより、視聴者に悪影響を植えつける悪い電波の発信源のようで、怖い人たちです。

 お松の第3回独り華流男前映画祭④
 「五月の恋」
 台湾の人気バンド五月天(メイデイ)のギタリストを兄にもつ大学生アレンは、五月天のファンである中国のハルピンに住む女の子シュアンとネットで知り合う。台湾の三義に咲く花“五月の雪”を見たいというシュアンの願いを、アレンは叶えると約束してしまうが...
 アレン役のチェン・ボーリンが、めっちゃ可愛いぶっちゃけ、それが最大唯一の見所って感じの映画です。
    
 映画でチェン坊を見るのは、「藍色夏恋」以来すごく久しぶり。
 いやあ、やっぱ彼って、極上のイケメンですよ!ダイヤの原石を思わせた藍色夏恋の時より、さらに男前ぶりが磨かれてました。地味で薄い韓国の若手俳優と違って、華と適度の濃さがあります。まだ子供っぽさは残ってるけど、フェロモンがあります。どんなイケメン俳優でも大抵、角度やシーンによってはアレ?な瞬間があるけど、チェン坊は死角なし!むかしのキムタコを精悍に、今の坂口憲二を可愛らしくした顔?こんな子、絶対そのへんウロついてないよなあ。
 こいつのどこがイケメン?!なジャニタレ的不潔感・軽薄感がないところや、男らしくてワイルドな猿っぽい風貌が、最高に私の萌えツボを突いてくれるチェン坊ですが、長身だけどヒョロっと頼りない少年体系なので、非セクシイ。大人っぽくエロく成長するのが待たれます。あと5、6年後には、きっと私をハァハァいわせる男になってるはず! 
 頭も顔もいいのに努力が嫌い、ブラブラと怠惰で不満ばかり鬱積した日々を送っている、いかにもイマドキの若者が恋を知り、誰かのために真剣に一生懸命になる変貌と成長を、チェン坊がキュートに演じてます。スネた顔、笑顔、寂しげな顔、どの顔もホント可愛い!可愛いけど、小○てっぺ○みたいなキモい男ぶりっこ的な媚は、全然ないのがいい。パーマ頭もlovely♪
          
 話じたいは、あんまり面白くなかったのが残念。戦後、中国と台湾に生き別れたシュアンのお祖父さんとお父さんのエピソードも、描き方がサラリとしすぎてて、深い感銘には至らず。アレンとシュアンの恋もしかり。中国と台湾の関係という素材を、もうちょっと活かしてもよかったのでは。まあ、硬い政治がらみな映画は苦手だし、韓国映画や最近の邦画みたいに、ヘンに強引にお涙ちょうだいに持っていく内容じゃなかったのは好感。
 雪のように舞い降る桐の花や、清爽なノスタルジーを誘う廃線の線路など、三義の田舎風景が美しい印象を残します。あと、台湾人のアレンと中国人のシュアンが、お互いの中国語の違いに面白がるシーンも興味深かったです。
 シュアン役の女優は、中江有里似の美人。それにしても。コン・リーとかチャン・ツイイーとか中国女って、可愛い顔してキツいですよねえ。勝気なシュアンにオドオドするアレンが、ほんと可哀想で可愛かった。
 あと、五月天って実在の人気バンドらしいけど...みんなブサイク...でも、アレン兄のギタリスト(元ルナシーの太ったドラマー似。アレンと血がつながってるとは思えない容貌)、ぶっきら棒だけど弟思いのメチャクチャいい兄貴で、素敵でした。ライヴシーンや挿入歌ガンガンで、これって五月天ファンのための映画?とも。
   
    理想の男に、すくすく育てよチェン坊
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観世音に似た女

2007-12-11 | 中国・台湾・香港映画
 近づくクリスマスに華やぐ街が、my lonelynessを募らせます...
 孤独が好きな俺さ~♪(寺尾あきら)きっと君は来ない~♪(山下たつろう)ぬくもりが欲しくて~♪(ZARD)水割りをください~♪(堀江じゅん)と、白い吐息まじりに寂しい歌ばかり口ずさみながら、今夜も家路についた私です...今年こそは、恋人はサンタクロ~ス♪(ユーミン)嬉しい楽しい大好き~♪(ドリカム)おまえと二人酒~♪(川中みゆき)な聖夜を過ごしたい...

 お松の第3回独り華流男前映画祭③
 「デスパレート 愛されてた記憶」
 女たらしの楊端は、美しい清掃員の安心に恋をする。元麻薬捜査官である安心は、悲しい過去と過酷な現実を背負う女だった...
 去年の大阪アジアン映画祭で見逃して、悔しい思いをした作品。DVDリリースになったので、早速。
 ヒロイン・安心が、その名に反して全然安心できない女なんです。関わる男たちを不幸にし破滅に導く悲しい運命の女、なんだけど、そんなフランス映画の魅惑的なファムファタールには見えないんだよなあ。ただの身勝手で考えなしな嘘つき女、みたいな。彼女にもう少し思慮分別、正直さがあれば、あそこまでメチャクチャ悲惨なことにはならなかったはず。安心の無謀で無分別な行動に、イライラさせられます。
 安心のせいで身を滅ぼす男たちが、ほんと可哀想!これは不吉な女、と気づいてて破滅するならまだしも、彼らは安心のことを善良で誠実な女と信じきってるので、よけい哀れ。特に旦那さん。あんな良い人を、よくもまあ。ひどい!
 安心と恋に落ちる青年・毛杰も、可哀想!安心が既婚者であることも刑事であることも知らず、結果あんなことに。復讐の鬼になるのも当然。楊端も、なぜか不幸になりに彼女を追っかけてくし。やめたほうがいいよ~!と心の底から思った。
 でも、いちばん可哀想なのは子供だよ。あんな可愛い子が...
 この映画を観たのは、もちろんニコラス・ツェーに逢いたかったからさ♪

 毛杰役のニコ。初登場シーン、水も滴るイケメンぶりこんな男の子が突然目の前に現れたら、安心じゃなくても一目惚れするよなあ。相変わらずカッコかわいいニコですが、なかなか出てこないし出番も少ないです。悲しい役だし。
 収穫だったのが、楊端役のリウ・コンロン。
       
 男らしく優しそうで素敵たまに田中よしたけに見えてしまうのは、目の錯覚よ!ニコとコンロン、E男ふたりに愛され、そして不幸にする安心が憎い!
 サスペンスもラブストーリーも、ちょっと中途半端でメリハリがないというか、すごくカッタルいので、気をつけないと睡魔が...全体的に、人間の宿業とか因果とか、抹香くさい宗教的ムードが漂ってるのが印象的です。
             
    コンロン、他にはどんな作品に出てるのでしょうか。また会いたい♪
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空とリィウとの間には

2007-12-10 | 中国・台湾・香港映画
 来年は受験生のダミアン。そろそろ本気で進路を考える時期のようです。
 地元でもアホで有名な私立高校の、落ちこぼれクラスの中でも下から数えたほうが早い成績のダミアン。私が行った2流大学でさえ、絶対に合格は無理です。
 さすがのダミアンもちょっと危機感を覚えたのか、英語を教えてほしいと言ってきました。ダミアンが自主的に勉強する姿勢を見せるなんて、冬にひまわりでも咲きそう。な~んて言って、ただでさえないやる気を失くさせるようなこと、してはいけません。週2回、寝る前に2時間ほど家庭教師をすることにしました。もし大学に入れたら、それを恩に着せて老後の面倒をみてもらうつもりです♪

 お松の第3回独り華流男前映画祭②
 「天上の恋人」
 中国広西省チワン族自治区の山村。耳の聞こえない青年チャークァンは、銃の暴発で盲目となった父と二人暮らし。ある日、どこからともなく飛んできた赤いアドバルーンとともに、口がきけない可憐な少女ユイチェンが現れ、チャークァン父子の家に身を寄せるが...
 「山の郵便配達」「中国の小さなお針子」に続く、リィウ・イエ秘境山岳シリーズ第3弾!?話よりも、現代とは思えない原始的で素朴な中国の山村のライフスタイルや、美しく清らかで荘厳な自然に驚嘆、圧倒させられます。空も雲も水も緑も、都会のものとは全く違う。
 生活がシンプルだと、心身の悩みや障害もそれほど深刻なものではなくなる。便利なものや膨大な情報なんて、結局は人間を退化させ弱くしてる毒素に過ぎないのだ、と村人たちの屈託なさ、たくましさを見ていて思いました。
 チャークァンを演じるリィウ・イエ、やっぱ田舎者を演じさせたら世界一の俳優だ!
      
      ↑ 中盤、修行僧みたいな坊主頭に。可愛い
 いがぐり坊主、ランニングシャツ(タンクトップではない!)と短パン姿で、元気いっぱい山野を駆け回るリィウくん。初登場シーンも裸、以後も衣服を着てるより半裸姿のほうが多い彼、ほとんど原始人です。野良仕事が、これほど似合う俳優はない。ちょっとオツムが???と思ってしまうほど、無邪気で純朴で天真爛漫なチャークァン、めっちゃ可愛い!今まで見たリィウくんの中では、いちばん明るい役かも。あの汚れを知らない子供のようなピュアな笑顔、演技でできるものなのか。見ていて、こっちの心まで洗われる。まさに浄化効果のある笑顔です。とにかく、見た目も演技も怖いほどナチュラル&リアルな野生児リィウくんです。
 心は子供だけど、カラダは大人のチャークァン。いかにもジムで鍛えたって体ではなく、ホントにハードな野良仕事でそうなったみたいなリィウくんの、細身だけど筋肉質な肉体美が、これでもか!と拝めます。それに彼って、やっぱデカい!村人の中にいると、まさにガリバー状態だし。
  
 ↑少林寺ではありません 一家そろって正装?して座り込み求婚ソングを絶唱↑
 それと。リィウくんって美男だ!と、あらためて思った。一見フツーっぽいけど、他の村男と一緒だとフツーじゃないことが分かる。横顔なんか、惚れ惚れするほど端正!あんな男の子と仲良くなれる村に、ウルルン滞在したい~!
 ユイチャン役のドン・ジエも、素朴で清純で可愛いです(適当)。
 美人で奔放な村娘に恋し、結婚したいチャークァン。彼とお父さんとユイチャンが、村娘の家の前に陣取って求婚の歌を披露するシーンが壮絶!インテリ男に捨てられて傷心、家から出てこない村娘に、まるで天の岩戸に篭ったアマテラスを呼び出そうとするかのように、延々と執拗に歌い続ける3人が、悲壮なんだけど笑えます。
 あと、村の子供が“○○(インテリ男)は山の猿 桃をかじって捨てた~♪チャークァンはおバカさん 腐り桃を拾って宝にした~♪”なんて歌を、可愛らしい声で歌うのが笑えました。それにしても腐り桃って...ひどいなあ。
 息子が耳、父が目、居候の娘が口と、ありえない~!な三重苦トリオ。でもあまり障害があるって感じはなく、ちょっとチグハグだけど支障なく取れているコミュニケーションが、微笑ましく描かれています。3人を見てると、日ごろ私たちの見るものも聞くものも話すものが、どれほど不必要で夾雑なものだらけなのか、痛感させられます。
 この映画、目がテンになる驚愕のラストが待ってます。意味ありげに存在してたアドバルーンが、ほのぼのした話をブチ壊し、え~!?うそ!?何それ~?!おいおい!と観る者を呆然とさせます。私は、むかし世間を騒がせた、あの風船おぢさんを思い出しました。おぢさん、結局のところどーなちゃったのかな...いずれにせよ、映画史に残るトンデモなラストシーンです。

 大女優メリル・ストリープとの“Dark Matter”ジェイ・チョウとの「王妃の紋章」彦との「天堂口」etc.おいしそうな新作いっぱいのリィウたん
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プリンスDaniel ひこ、あなたと飛びたい

2007-12-09 | 中国・台湾・香港映画
 7日の死刑執行。法務省が初めて氏名などを公表したことや、国会会期中だったことにも驚かされましたが、執行された3人の中に、藤間静波死刑囚が含まれていたことに、私は衝撃を受けました。
 当時二十歳そこそこだった青年が、好きな女の子につきまとい、彼女とその家族から冷たくされたと逆恨みし、仲間と共謀して家に押し入り、女の子とその母親、妹をメッタ刺しにして殺害。さらに、口封じに仲間も殺し、逮捕後は違う友人も殺していたことが判明。護送中にTVカメラに向かってVサインしたり、法廷で奇行に走ったり、戦後犯罪史上、最凶最狂な殺人鬼の一人として、私を戦慄せしめた藤間死刑囚も、ついに刑場の露と消えました。
 こんなことを考えてしまった...my sister M子がストーカーにつきまとわれ、家族全員がストーカーに惨殺されて私だけ生き残るのと、ダミアンがストーカーになって、よその一家を皆殺しにしてしまうのと、どっちが地獄かなあ...そんなの絶対ありえねー!と、果たしてホントに言い切れるでしょうか...

 お松の第3回独り華流男前映画祭①
 「プリンセス D」
 コンピューターグラフィックデザイナーのジョーカーは、クラブで出会ったバーデンのリンをモデルに、ゲームのキャラクター“プリンセスD”を作ろうとする。やがて二人は惹かれ合う仲になるが、刑務所にいる父親、家には痴呆症の母親と不良の弟、そして借金を抱えて苦労しているリンは...
 うう~ん?これといって、感動とか感激とか驚きとかはない、フツーの人情話。コンピューターグラフィックでキャラをデザインしたりゲームに仕立てる方法や過程が、巧く本筋に絡むよう使われてたら、もっと面白くなっただろうに。
 家族に苦労を背負わされるリンが可哀想。弟のため、死刑覚悟で中国にドラッグを持ち込もうとするラスト近くのシーンは、なかなかハラハラさせられました。お母ちゃん、ぐっじょぶ!困ったボケ母だと思ってた彼女が、最後に家族を救うことになる役割を果たしたのが、とても救いになりました。
 ジョーカー役は、彦ことダニエル・ウー

 きゃ彦、やっぱ美男子彦こそ、ゲームの王子キャラにピッタリよ!美男だけど、すごく誠実で優しそうな今回の彦。クラブで誤ってクスリ入りの酒を飲んでしまいトリップしちゃう様子や、リンの家のトイレにしゃがんで用を足してるとリンのママが入ってきて困惑する顔が可愛かった。
 別に気取ってるわけじゃないのに、ちょっとした仕草やポーズが、彦ってスゴくカッコいいんですよねえ。東洋人っぽくないというか。やっぱアメリカ育ちだから?リンへのキスも、激しくてアメリカンな感じ!
 ジョーカーの弟キッド役は、エディソン・チャン。日本版DVDは、エヂが主役みたいな扱いだけど、違います!彦が主役です!やっぱ無間道と頭文字Dのおかげで、日本では彦よりエヂのほうがネームバリューがあるみたい?香港では、どうなんでしょう?
 エヂは、イケメンなんだけど、何でだろ~何でだろ~♪ビビビとこないんですよねえ。エロくないから?顔も、誰か似たような悪役俳優がいたような?お調子者なキッドのキャラは、可愛かったです。
 それにしても。彦とエヂ、身長差かなりある?!彦がデカいのか、エヂがチビなのか。そーいやこの二人、確か女がらみで険悪の仲って噂ですが、今でも?E男二人を仲たがいさせるほどの女に、一度なってみたいものです。エヂって実は、ショーンとも仲が悪いらしいってホント?エヂって性格がアレなのかな?
 ヒロイン・リン役のアンジェリカ・リー、貧相になった吉本タカミみたい。ジョーカー&キッド兄弟の親父役、アンソニー・ウォンが、またまたE味。Shall we dance~♪なアンソニーおぢさんが、なかなか素敵です。
 彦が架空世界にたどり着いたようなラストは、メルヘンチックで良かったです。
  
 彦、リィウたん、チャン・チェンの男前激突「天堂口」いつ日本では一般公開されるのかなあ
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グアムでサマバケ① 英語不完全攻略

2007-12-07 | 旅行、トレッキング
 両親とmy sister M子、甥のダミアンと一緒に、南の島グアムでヴァカンスを過ごすことに(兄と婆さんは留守番)。家族と旅行するのはホント久しぶり、そして海外は初!
 今回の旅行は、ぜんぶ人任せ!アレコレ頭を悩ませたり、独りぼっちの孤独感・不安感もないし(独り旅の、自由に計画を立てるという楽しさや、気まま感・スリルという醍醐味も捨てがたいのだけど)、何より金の心配をしなくていい!イタレリツクセリ、というのが最高!
 と、行く前からユルユルに気が緩んでいたせいか、出発当日の朝、目覚ましを6時にセットしてたはずなのに、my motherが『もう6時半よっ何しょうるんね!』と起こしに来るまで、爆睡!あっちょんぶりけー!?WHY!?普段は、ヒンシュクを買うほど神経質で時間に正確な私としたことが!?余裕で起きて、庭に水でもまいてコーヒーを飲み、みんなを叩き起こそうと思ってたのに。
 とにかく、おおわらわで身支度。家族の待つ車に、肩身の狭い思いで乗りこんだのだった。
 広島空港は、駐車場もロビーも、夏休みだけあって結構混んでました。
 行動を仕切りたがる親父と、じじいに任せられっか!と全然信頼しないmy sister M子が、何かと衝突。さらに、ベッタリ離れないM子を、ダミアンがウザがって不機嫌。my motherは余計なものをアレコレ買って、もう無駄使い・無駄荷物。イライラしてもウンザリしても、小心者ゆえ不平不満は言えず、角が立たぬよう相手に合わることに努める私。ああ~日本を出る前から、ストレス&疲れが...
 11時発の飛行機に搭乗。機内はほぼ満席。
 広島からグアムまでは、たったの3時間。なので、最新映画の機内放送などなく、ちょっと残念。
 飛行機の楽しみのひとつ、機内食。今回のコンチネンタル航空のそれは、あったかいサンドイッチ&海鮮サラダ、そしてデザートのチョコレートケーキ。不味くはなけど、美味くもない。ま、こんなもんかな。
 トイレがずっと混んでて、頻尿のM子&親父は辛そうでした。
 ついにグアムに到着!外に出ると、雨。ちょうどグアムは雨季で、降ったり止んだりの気まぐれな天候の毎日だとか。日本より涼しい!
 空港で送迎バスに乗り込み、約10分でホテルに到着。今回泊まったグアム・プラザホテルは、高級感ゼロだけど庶民には十分な宿でした。
 ホテル内にある旅行会社のオフィスで、滞在期間中のスケジュール確認をしてもらう。応対してくれたチャモロ(先住民)系おばさんは、日本語ペラペラ。明らかに日本人じゃないのに、何言ってんのか解かんない日本のバカな中高生より、日本語が上手いかもと感嘆。難しい語彙を使うだけでなく、広島弁で喋っても理解してくれるし!あらかじめ予定していたレストランの予約も、彼女がしてくれる。自分で電話して英語のレッスン!と張り切ってたM子にとって、これが最初の沈没。この先、生きた英語を学ぶ!というM子の望みは、ことごとく打ち砕かれるのだった...
 初日の夕食は、【ローンスター・ステーキハウス】で。店が無料で送迎してくれます。
 いかにもアメリカンなムードの店内。ウェイターさんたちも、明るくフレンドリー。彼らを勝手にスーさん、ブレンダンなどと名づける私たち。
 ここも、ほぼ日本語でOK!ここだけでなく、グアムの店やホテルはどこでも、下手な英語で話しかけると必ず上手な日本語が返ってきて、安心するやら寂しいやら。とにかく、生きた英語の勉強には、まったくならない。
 セットメニューを注文。先に、ドリンクが来る。乾いた喉と疲れた体に、ココナッツカクテルが美味いんだな、これが!焼きたてのパンが、あったかくて、ほのかに甘みがあって、ほんと絶品。メインのステーキは...でか!そして味は、イマイチ...ミディアム焼きの私の肉でさえ、噛んで喉に通すまで、時間と労力がかかった。M子のウェルダン焼きは、まるで固い灰の塊!こんなん食えねぇ~!と、M子は半泣き。ダミアンが頼んだナチョスも、半端じゃなく大量!五人でも食いきれませんでした。
             
 8時ちょうどになると、突然大音量のダンスミュージックがかかり、ウェイターたちが通路で踊り始める!ちょっとしたミニミニショーに、ブラボーと拍手。
 やっぱ日本の肉が一番じゃのお、という感想を交し合いながら、店をあとにする。
 グアムといえば【DFS ギャラリア】。
             
 世界の名だたる高級ブランド店が軒を連ねる免税店に入る(宿泊ホテルのすぐそば)。
 ブランド好きには楽しい場所なんだろうけど...日本より安いとはいえ、やっぱ易々とは手がでません。
 ダミアンと、ディオールへ入る。彼女への土産を買いたいだって。女子高生の分際で、ディオールだぁ!?ふざけんな!対応してくれた店員さんも、日本語が上手。彼女いわく、すごくトレーニングしたとか。日本語ができないと、ここでは商売にならないようだ。結局、150$!の可愛いハートのネックレスをご購入。別れたら、返せ!と要求しに彼女のところに行ってやろうぜ!と、後でM子&私は小姑な談合。M子はフォリフォリの、my motherはレ・スポートサックのバッグ、親父はD&Gのキーホルダーを買ってました。私?ブランドに浪費する金など、ない!ユニクロ、グローバルワークで上等!
 ホテルに戻り、TVでNHKのニュースを観てると、ここはホントに外国?な心地に。
 疲れたので、その夜は早めに床に就いたのだった。
 続く。
 
 
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キツネちゃん⑤~⑩  恋が発熱ノンストップ

2007-12-06 | 韓国のドラマ
 「キツネちゃん、何しているの?」第5話から10話まで観ました...

☆アジュンマ殴りこみ!
 風紀委員のオバサンが、ビョンヒの職場に怒鳴り込んできて、ブチギレ大暴れ!よくTVのニュースで目にする、怒りに燃え悲しみに暮れる半狂乱の韓国アジュンマって、壮絶ですよねえ。悪い霊に憑依されてるみたいというか、文字通り我を忘れてるって感じだもんね。
☆オモニ、回春!?
 新しく雇い入れたオさんに、ときめいてるビョンヒ母。月のものが戻ってきそうな恋の予感!?
 このオさん、男前じゃないんだけど、いい味だしてます。優しいところも好感ですが、いいひとだけど少しズレてるというか、浮世離れした不思議さんキャラが面白いですよね。
☆ヒミョンさん、デカい!
 チョルスもかなり長身だけど、彼より頭ひとつデカい泌尿器科医ヒミョンさんって、すごいノッポさんですよね。2mぐらいある?!
☆チョルスのガールフレンド
 別名・巨乳ちゃん。すげーセクシイバディなんだけど、顔は男。ほんとはニューハーフなのでは!?ちょっとKYだけど、いい奴って感じです。
☆甘栗坊や
 チョルスを見て、あの栗みたいに顔のちっこい奴、誰だ?と成金社長。ぷぷっ確かに!小さくて美味しい甘栗みたいなチョルスの顔です。食べたい♪
               
 ↑イザベル・アジャーニも真っ青な“チョルスの恋の物語”が、コワカワイい!隣のチョルス姉(元スケバン)も毎回いい味だしてます
☆ヒミョンさんがホントに好きなのは
 ジェラシーで子供っぽい敵対心を燃やしてくるチョルスに、いつも笑顔のヒミョンさん。チョルスと居酒屋で飲んでる彼、何だかビョンヒと一緒にいる時より、嬉しそう楽しそう。やたらチョルスのこと、可愛いね!なんて言うし。ひょっとして?!チョルス、前の次はすぐに後ろの童貞も失いそう!?
☆スゴいファッションセンス
 巨乳ちゃんは、エコ?な全身グリーンのボディコン!ヒミョンさんは、燃えるように真っ赤なベスト&ネクタイ!ビョンヒ妹は、水商売風なケバい豹柄のファーコート!みんな悪趣味だ~!本人たちは、おしゃれと思ってるところが怖い。地味なビョンヒの服装が、いちばんオシャレに見えます。
☆チョルス、暴走開始!
 この子って...可愛いけど、かなりアブない子ですよねえ。ヒミョンさんの車を壊したのを皮切りに、酔っ払ってビョンヒの家の前で大暴れ、朝も夜もビョンヒを待ち伏せ・尾行、デートの妨害・邪魔、挙句はヒミョンさんがビョンヒの家族へ挨拶に来た席にまで乱入!立派なストーカーです。ジョンミョンが演じてるから可愛い!けど、もしこれがキモブサ男だったら、笑止な怖い犯罪者です。
 報われない恋心と知りつつ諦められない、のならまだ理解できるけど、ビョンヒ姉ちゃんも俺と同じ気持ちに決まってる!それに気づいてないだけ!と信じて疑わないところが、一途とか純真を通り越してる。独りよがりな思い込みの激しさがヤバすぎます。ちょっとコワレちゃってる暴走ぶり執拗ぶりが、「アデルの恋の物語」のイザベル・アジャーニみたいな病的ドン引き系ではないのが、可愛くて面白いけど。あんな子に猪突猛進されたら、ほだされちゃうよなあ。ビョンヒも、そーなるんだろうけど。
 はっきり拒絶し、ヘンに思わせぶりなことはせずチョルスを気遣うビョンヒの大人の優しさも、チョルスには通じないのが怖くて笑えます。
★総括
 チョルス暴走、ビョンヒあわわ、なシーン&展開が面白いです。
 宣伝の、過激で生々しい性描写、なんてのは誇大広告もいいところですよね。エッチなシーンなんか皆無だし。ジョンミョンも、ぜんぜん脱がなくなったし。
     
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魔王①~④ タロットカードは死の予告!

2007-12-05 | 韓国のドラマ
 「復活」の製作チームが再結集したという「魔王」、第1話から4話まで観ました...

☆ヒロイン・ヘイン
 美日々のミンジことシン・ミナが、トップクレジットなんですね。彼女のほうが、オム・テウンより格上なのか。太ったcocoみたいだったミンジの時より、きれいになってますね。でもやっぱ、cocoに似てる。
 物や人に触れると、起こったことの残像が見えるサイコメトラーなヘイン。ヤなことばっか見える超能力って、しんどいなあ。
☆刑事オス
 その名の通り、押忍!な体育会系デカ。オム・テウン、「復活」のハウンとほとんど同じキャラですね。ふと気づいたけど、オム・テウンって「藍宇」のハントンこと中国の人気俳優フー・ジュンにも似てる?
☆弁護士スンハ
 「宮」で人気を博したチュ・ジフンの演技、初めて見る。野村万斎に似てる?お公家顔だ。あんまし萌えないけど、背が高くてスマートですね。
☆イ・ジョンジェの弟!?
 オス友の一人で、オス兄の秘書。イ・ジョンジェに似てる!オス兄の嫁と不倫してるし、「情事」のジョンジェみたいなシーンを期待♪
☆「復活」組、登場!
 「復活」のドンチャン社長、パク・サンチョル、アン秘書が、前作と打って変わった役で登場!特にアンちゃん、あわわ!役作りで太ったのかな?見た目も言動も、何だか宮○勤っぽくてキモ怖い!幼女に近づくシーンなど、ドキッとしました。役者ですねえ。
             
☆ヘインの母
 チャン・ツイイーの30年後みたいで、美人ですね。娘のヘインよりイケてます。
☆お坊ちゃまオスの実家
 ゴージャスだけど、どっかの国の宮殿風カラオケ店みたい。悪趣味な豪邸が、いかにも韓国の金持ちって感じです。
☆オム・テウン脱ぐ
 部屋で着替えるオス。裸のままベッドに寝転がる。筋肉質のナイスバディです。
☆チュ・ジフンも脱ぐ
 プールで。うう~ん、色白で非モムちゃんな裸。今後は脱がなくていいよ...
☆トニー・レオン
 明るく楽天的なオスの憧れは、翳りある哀愁のトニー・レオン。トニさん、韓国でも人気あるんですね。
☆苦しい時のヘイン頼り
 超能力に頼る警察って...いくら何でも、部外者のヘインに捜査の秘密を明かすのは、いかがなものか...細奇クズ子女史や江腹氏も、警察に協力してるのかしらん?
★総括
 謎めく展開が面白いですね!「復活」に勝るとも劣らない。サイコメトラーってのが何か非現実的すぎるけど、複雑に絡まり合う人間関係や罪業が、どう結びつくのか楽しみ。
 チュ・ジフンの冷たい薄ら笑いが、怖い...
 アンちゃんが、今後どんだけ挙動不審になっていくかも、楽しみのひとつ。
          
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ヤー公の教室

2007-12-04 | 韓国映画
 紅白歌合戦の出演者が発表になりましたね。
 今年も、例年以上に“誰!?”や“何で今さら?”なメンツぞろい。そんなに売れてないと思うけど、どうして選ばれるのかな?何か大きな力が後ろで働いているのかな?出演者よりも、そんなオトナの事情のほうが興味深いです。
 寺尾アキラ&あみん、ベストテン世代にとっては楽しみかも。でも紅白より、大晦日の格闘技のほうが気にになる。トコロンは出るのかしらん?

 お松の第2回独り韓流映画祭⑤
 「マイ・ボス マイ・ヒーロー」
 長瀬智也主演で、日本のTVドラマにリメイクされたことも記憶に新しい作品。
 腕は立つが無教養な暴力団の若頭が、親分の命令で高校に入って勉強し直すことに...
 刑事が女子高生になる「恋の潜伏捜査」同様、ヤクザが男子高生になるってのも、ありえない&くだらない内容。かなりオコチャマ向けの映画です。子供が観るにしては、ヴァイオレンス描写が過激すぎるけど。韓国のヤクザって、ほんと怖いですよねえ。チャカとかドスじゃなくて、まずバットが武器なのがヤバすぎる感じ。
 でも。いちばん怖いのは、学校。棒を持ち歩いて、ことあるごとに生徒をそれで脅したり殴ったりする教師って、韓国の映画やドラマでは今でもお馴染みですが、「不良少女と呼ばれて」「スクールウォーズ」の時代ならともかく、もう日本では見られない存在ですよねえ。
 財団が、学校同様に経営してる病院の収益を上げるため、男子生徒全員に包茎手術を強制したり。素行の悪い女子生徒を殴った女教師に怒った母親が、教室に怒鳴り込んできて女教師に掴みかかって髪の毛引きずり回したり。学校の悪口をネットに流したと怒った校長が、女子生徒を教室でボコボコにしたり。ラスト近くでは、悪校長が堂々とヤクザをボディガードにして登校してきたり。こ、こんな高校、絶対イヤ~!笑うに笑えない非道なハイスクールです。
 それにしても。韓国人って激情的というか、血の気が多いですよねえ。あと、ダウンタウンの浜田とかもそうだけど、韓国人ってやたらと他人の頭をバシバシ殴るのが...何か相手をバカにしていて屈辱的で、見ていて下品だしイヤだなあ。まだビンタのほうがいい。
 主人公の高校生ヤクザ役のチョン・ジュノって、安部元総理+ホリケンみたいな顔?あんましカッコよくないですねえ。ヤクザの凄味もないし。彼の手下二人が、見た目もキャラもアホで、いい味だしてたけど。
 ヒロインの女の子も、可愛くなかったなあ。クラスメートのオカマのほうが、顔は可愛かったぞ。女教師は、ちょっと黒木香(黒木瞳じゃないよ)似?
 悪奉行みたいな校長は、「オールイン」や「復活」などドラマでもお馴染みのおじさん。韓国では悪役として売れっ子なのかな?
 あと、学校内を盗撮したりする下半身露出魔の変態男、あれって「復活」のスチョル?
 この映画、私が小さい頃にやってたドラマ「セーラー服反逆同盟」を思い出させます。少女時代の中山美穂や仙道敦子が、悪の巣窟である高校で悪者を懲らしめるってところが、ちょっと似てた。悪校長の藤岡重慶、変態教師の竹中直人、暴力教師の安岡力也が、ナイスな味だしてたよなあ。

次は華流男前映画祭、UK映画祭、そして今さら!なグアム旅行記ぢゃ~!
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