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サミュエル・フラー監督『殺人地帯USA』その4

2018-05-16 05:59:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 “警察署長、取り調べを拒み自殺”の記事。
 “国家プロジェクト社”の看板。トリーがガスとともに入っていく。ガイ、帳簿係に「デブリンだ」帳簿係「いいか、集金し次第ここへ」「1件ごとにか?」「そうだ。集金人は大金を運ぶ。強盗に狙われやすい」「ガスがいるから心配ない」ガス「今日は君を紹介するために一緒に回ったが、今後は一人だ」帳簿係「明日のルートだ」ガス「ジーラさんが探してた。ボスたちの仕事場に案内しよう」。
 トリー「屋上にプールか」ガス「ここには週1回恵まれない子に解放されている」ジーラ「やあ、トリー」トリー「ジーラさん」「しばらくだな。順調か?」「仕事に追われてます」「いいスーツじゃないか」「ガスの紹介で」ガスに「姿を消した帳簿係のメンキンを探せ」。ジーラ去る。ガス「青少年支援で送られた記念の碑もある。子供の救護係をやったが、楽しかった」。
 ジーラ、コナーズに記事渡され「メンキンの仕業だ。あいつが署長に払っていたから」コナーズ「奴の家族は?」「ガスに探すように命じた」「2人を呼べ。スミスとガンサーを。この1時間で9都市と話した」「ドリスコルの件で?」「そうじゃない。売上に不満でな。全国にはっぱをかけてる。早く結果を出せ。10歳から15歳のガキは全国で1300万人以上だ。良心なんか忘れろ。学校周辺の売人を増やせ」。ガンサー、やって来る、「何か問題が?」「深刻な問題だ。港湾労働者の件が進展していない」「力ずくじゃ状況は動かない。各地の組合が運動員を締め出している」「スミス、トリスコルは売春の情報を握ってるのか?」「我我が知っているのは先月の損失額です」「セントルイスもシカゴも売上が落ちてる。(中略)力を失えばお終いだ。いつの時代も正義漢が現われ、それでも我々は生き残る。証拠を残さなければな。国家プロジェクト社を経営し、合法的な事業を行ない、しかるべき納税もし、福祉事業への寄附を続ける限り、この戦いにも勝てる。今まで通りに」。
 ガス、少女に「やあ、ジェニー。僕を覚えてる? いい自転車だ。ジェニー・メンキンだろ?」「ええ、なんで知ってるの?」「君のパパの友達だから。今日パパを見かけた?」「いいえ。大切な仕事に出かけるって」「行く先は知ってる?」「いいえ」「ガム欲しい? 遠慮しないで。パパの友達だから」「ありがとう、バイバイ」。すぐコナーズに電話。ガス「いとこのところに妻と子供たちがいます」「その娘を殺せ」。サングラスをするガス。窓から母が「ジェニー!」。ガスの車に轢き殺されるジェニー。
 トリー「これはサンディー」と七面鳥を渡す。「カドルスの分もある」「彼女は出て行った。止めたけど無理なこともあるわ。さっき電話があってかけ直すって」「なぜ出て行った?」「孤独だからよ。悩んでるから酔っぱらう」「悩みは皆にある」「どんな悩み?」。電話が鳴る。カドルス「やっぱり公園よね。恋人たちなら公園。同じ服に飽きたから取りに帰った」「今どこに?」「エース・バー。でも公園に」「バカな女だ!」。カドルス、電話を切る。
 夜の公園で酔っぱらってトリーを迎えるカドルス。「どうかしてる。家に戻るなんて」「氷でもなめて頭を冷やしてよ。(トリーが押さえつけようとすると)やめて。大声出すわよ。私は酔ってる。でも頭は冴えてる。氷のように。誰にも見られてないわ。心配しないで。サンディーから復讐のこと聞いたわ。組織を抜けようと思っても、墓石の下にしか道はない。私もそうだったから知ってる。運ぶのを拒んだら消されかけたと? 違うわ。知り過ぎていたから。名前や事情なんかも。例えば私はスミスが女を殺したのを見たわ。娼婦よ」「女の名前は?」「見すぎたわ。私、ガスに殺されてた、あなたがいなかったら。お父さんの話をサンディーから聞いたわ。本当にひどい人だったって。でもあなたには神様だった。あなたは愛情豊かな人よ」。
 「ある男の話を知ってる? たった一人で何年も砂漠を歩いて海を見つけた。あなたのキスって素敵」「例の女の名は?」「私しゃべりすぎたわ」「ドリスコルに話せばスミスを始末してくれる」「スミスはお父さんを殺した一人?」「そう」「復讐するために命を懸けろと?」「ドリスコルが守ってくれる」「どうせ殺されるなら、あなたの役に立ちたい。この体は何年も借り物のようだった。本気で感じてなかったの」「女の名前は?」。(また明日へ続きます……)

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P.S 昔、東京都江東区にあった進学塾「早友」の東陽町教室で私と同僚だった伊藤さんと黒山さん、連絡をください。首を長くして福長さんと待っています。(m-goto@ceres.dti.ne.jp)