宮崎シェフから教わった、豚ロースのグレモラータ風味を、私流に応用して、豚ヒレ肉で作りました。
作り方はチキンの時と同じです。
https://blog.goo.ne.jp/mholy/e/862ada9f2a24b54f2092c1986c4e291e
豚のヒレ肉は柔らかくて、筒状なので、輪切りにすると一口で食べることができます。これは子供やお年寄り、お箸を使う食事の時は助かります。私は昨日はそれを考慮して作ってみました。
昨日のおかずが残っていたこともあり、キャベツたっぷりの野菜のコンソメスープを作りました、あとは作り置きの野菜のマリネです。
昨年友人がシチリア島に家族で旅行したので様子聞くと、料理はどれも素晴らしく、日本で口にしたことのないソースや味で、一体どんなスパイスやハーブを使っているのかわからなかったと話してくれました。新鮮で甘いトマトや、良質のレモン、魚介類が豊富なところなので、もちろんどう料理しても美味しいのですが、未知の味付けというのに興味を持ちました。
おそらく今回のグレモラータのような味もあるのではと想像しました。初めての食感と味です。
やはり宮崎シェフはすごい方です。
そうした、偉大なプロの技を参考にして、主婦は毎日予算と戦って料理を作るわけです。
前から感じることなのですが、料理に興味がなくやる気もない人の中には、健康に配慮した美味しい料理を作ろうと頑張る人間を見下す人がいます。また厨房に入らない男性は、主婦の苦労がわかっていない人が多いです。
19世紀までは、中流家庭の女性は、メイドや料理人に家事を任せることが当たり前でした。未だに台所でウロウロする女性は、下流の人間と思っている人もいるかもしれませんね。奥さんに荒れた手をさせている夫は、甲斐性がないと言われていた時代もありました。
それほど家事は重労働なのです。でもそれを理解した上で頑張るのが今の主婦です。
私は家庭料理はできるだけお手軽だけど、メリハリがあり栄養と美味しさに配慮したものを作ることが大切だと思っております。時間をかけて料理をすることも大事だけれそ、毎日作るわけですから、八割か九割は、頑張らなくても美味しく食べることができるメニューを作る方が、息切れせず、楽しく台所に立つことができると思います。
平野レミさんもそうですが、肩の力を抜いて、適当で大丈夫、と話されるのは、主婦の苦労がわかっているからなのです。どうせ作るなら楽しむことが大切と思っております。
私が面白おかしく料理をするのも、レミさんと同じ考えだからです。
実は、私の料理は、科学の実験のように考えているという言い方をされて、さすがにカチンときました。そう思えるのなら仕方がないこと。確かに情報に残すために、計量して作ってはいます。それはみなさんに情報提供するため。長い経験を経てやっと時間をかけずに作ることができるようになりましたが、新米の頃はなかなか厳しいものがありました。今の私はできるだけ主婦の負担を軽くしてあげたいと頭をひねっております。
最近はコンビニでなんでもおかずが買える環境なら、主婦は、キッチンに長く立つことなく、外に出て働く方が家族のためと考えている男性は多いのかもしれません。
一杯の味噌汁にも、心を込めて作ることなどはどうでも良いのかな?本当にそうなら寂しくなります。それも各々の家庭のあり方なので、何も言えません。
人それぞれ考え方は違っているのが当然だから、わかってもらえなくても仕方ないことです。
今日からは気にせず、継続してコロナ対策のための免疫力アップのメニューの情報を集めて蓄積しておくつもりです。